高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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Itはthat以下を指す「形式主語」
Itはthat以下を指す「形式主語」
2021年6月17日(木)裾野市民文化センターにて
「ターシャテューダーの庭」
 関東・甲信越でも梅雨入りしたらしい。異例ともいえる4週間も前に梅雨入り宣言した東海地方はその後晴れの日が多かったけど、山梨や神奈川に接する御殿場市もいよいよ本格的に梅雨入りかな。雨の日でも風がなければ私はアウトドア活動だ。ブーツをはいて傘をさせば山道でも歩けるよ。近所の「東山湖」や「歩きたくなる道100選」も好きだけど、一番近くは1キロ先の「秩父宮記念公園」だ。
 登山家の亡き宮様が大事にされた高山の花たちは「ロックガーデン」で、今も愛情込めて園芸家の老婦人YAさんが手入れしてくれるし、妃殿下が丹精込めた庭の草花は園芸種よりも原種のものが多く今もしっかり管理されている。真っ赤なポピーに寄りそう青色の矢車草、淡いピンクのアスチルベやデルフィニウムなど、この日の庭園はターシャテューダーの美しい世界が広がっていた・・・

 2年生のKA君とICさんが試験対策のためお休みしたので今日は一人だけ。YAさんは前回英作文で「この冬はハワイに行こうと思っていますが、こんど行けば5回行ったことになります」は「進行形」で、I’m thinking of going to Hawaii this winter.とかI’m planning to go〜と言えばいい。この「が」は、「しかし」butではなくて単なる前置きの働きで不要。一度文を切って「そうすれば」として、Then I will have been there five times.のように「未来完了形」がいい。今日は「名詞構文」(1)で、名詞を含むイディオムをたくさん勉強した。
 decide(決定する)はmake a decisionと言い換える。make a promise(約束する)、make a plan(計画する)など「〜する」はmakeが多い。一方do fishing(釣りをやる)do homework(宿題をやる)など日常の活動を「〜やる」はdoがいい。「青山学院大」の英文は学生の就職推薦状のようで、登場人物がどのような人かを想像しながら和訳するとよかった。It is my opinion that you will make no mistake by employing Mr. Sasaki. 「貴社が佐々木君を採用しても間違いはない、というのが私の意見です。」 Itはthat以下を指す「形式主語」(仮主語)だね。 尾上

(追記)家内は横浜や東京にいる姪たちとLINEグループを作って写真や情報を送りあっている。コロナ渦ではなかなか互いに訪問もできないので貴重なツールだ。先日はこの美しいお花畑の写真を送ったところ、姪たちから大きな反響があった。「こういう自然な感じの庭いいですね。母も大好きで生前、ターシャテューダーの写真集を何冊ももってたなあ。」家内も姉から贈られた写真集を見ては自分の庭づくりに励んでいた。
 アメリカの絵本作家ターシャテューダーは92歳で亡くなるまでの後半生を自然のままの花園を作り愛しながら作家活動をつづけた。北東部のはずれ「バーモント州」の森の中に木造小屋を長男に建ててもらい、自給自足の一人きりの生活を愛したそうだ。没後13年たった今も日本にファンが多く、岐阜県可児市の「花フェスタ記念公園」には「ターシャの庭」がそっくりに作られ昨年まで開園していたのに。
2021/06/17 (Thu) 22:53


「進行形」と「完了形」と「基本形」という「相」(アスペクト)
「進行形」と「完了形」と「基本形」という「相」(アスペクト)
2021年6月13日(日)御殿場市民会館にて
「富士山科学カレッジ大学院」
 今年も「富士山」の知識を深める勉強会に出席することにした。富士吉田市の「富士山スバルライン」入口にある「山梨県富士山科学研究所」が、ボランティアガイドの養成の意図も込めて一般希望者に講座を開いている。昨年、私のような県外からの参加を特別に認めてくれ、月に一回の講座に出席したら「カレッジ」の卒業認定証がもらえた。2年目はその延長で「大学院」として「地震」や「地質」「植物」など10回の講座が予定されている。
 昨日12日(土)がその「開講式」で続けて講座も2つ計画されていた。その直前のこと、研究所からメールが届いて「明日の開講式と講座を中止します。所に来ないでください」と。山梨県ではコロナ感染者のクラスターが発生したそうで、今まで検査で陽性になった人が山梨県全体でも一ケタだったのに突然増加に転じ、10日になって急に県知事から「臨時特別協力要請」が発令されたから、とのことだった・・・

 3年生のSI君は「受動態」の文法と語句整序をやった。「誰だってからかわれることはいやだ」は、Nobody likes to be made fun of. でmake fun of 人、を受動態に変えただけ。「喫煙が許された」は、They were allowed to smoke. でallow人to〜を受動態に変えたもの。 英文和訳では「ペリー提督」で、He required that she open trade with the United States of America. 「日本(she)が合衆国との通商を開くよう要求した」と上手く訳せた。主語がshe(日本)なのに動詞openが原形のままなのはrequired(要求する)の内容だから「仮定法現在」の働きだったね。
 TU君は前回「原始人の調理と進化」を和訳した。This new way of eating must also have destroyed some of the parasites in his meat and thus made him healthier. 「さらに、こういう新しい食事の仕方(火の使用)によって食べる肉のなかにいる寄生虫が死に、そのことでより健康になったにちがいない。」で、やはり難しいのは接続詞andだね。後のmadeが前のどれと並列かを確かめると、過去分詞形のdestroyedだとわかる。ともにmust haveに続く動詞なんだね。さらに「物が人に〜させる」は「無生物主語の文」だった。「人」を主語に立てて和訳する方がいい。
 1年生MUさんは「助動詞」(2)を勉強した。前回のcan may mustのほかに、shouldやought toやhad betterを加え、need(〜する必要がある)も助動詞として使われる。特に「推量」の助動詞must(〜にちがいない)などにhave -ed「完了形」が続く場合は「昔」のことに対する推量だから難しい。同様にmay have -edなら「〜だったかも知れない」、can't have -edなら「〜だったはずがない」となる。今日は動詞の「時制」についても勉強した。どの文法書も「時制」の説明がうまく整理できていなくて高校生泣かせだ。英語は「過去・現在・未来」の時制(テンス)しかないのだ。それを縦軸にして「進行形」と「完了形」と「基本形」という「相」(アスペクト)を横軸に並べてみれば3x3、つまり9通りの動詞の語形が実に整然と頭に入るはずなのにね。 尾上

(追記)この研究所は、平成9年に発足した「山梨県環境科学研究所」が母体になって、「富士山の過去と現在を探求し、自然と暮らしを未来につなぐ」をスローガンにしている。3つの分野に分かれて、博士号を持つ専門研究者の集まりでレベルが高い。「自然環境」に6人、「環境共生」に6人、「火山防災」に9人など。研究所の周辺は「青木ヶ原の樹海」と似たような溶岩台地で、うっそうとした森になっているから所の周辺を観察して回る「森のガイドウォーク」も講座に組み込まれている。
 似たような施設でわれらが静岡県にも富士宮市に4年前オープンした「富士山世界遺産センター」があるね。しかし教授を含め「火山学」の専門家は一人で、他の4人は歴史や文化で月一回の公開講座を担当しているだけだ。博物館としては画期的で、逆円錐形のユニークな木造建築が評判だ。「坂茂」という有名な建築家による設計で、らせん状にスロープを作って登山口から3776mの山頂までを、壁面の動画映像を交えながらバーチャル登山が体験できるような展示はとても面白かったよ。
2021/06/13 (Sun) 23:24


He is anything but a hero.(彼は決して英雄なんかではない)
He is anything but a hero.(彼は決して英雄なんかではない)
2021年6月10日(木)裾野市民文化センターにて
「三つ峠に登る」
 花を探してまた山に登ったよ。6月は大好きなラン科の花が次々と咲いてくれる時期なのですごく忙しい。今回は絶滅危惧種の「アツモリソウ」が咲くので有名な「三つ峠」。峠ではなく3つの峰の総称だから「三つ峠山」ともいう。「開運山」1785mが最高峰で、「御巣鷹山」「木無山」と続く。毎年2〜3回は登るのでもう20回ぐらい登ったかな。河口湖から笛吹市に向かって、甘い芳香の白いニセアカシアが咲く「旧御坂みち」を行くと登山口がある。
 8時なのにもう20台も来ているよ。大きな声でおしゃべりに興ずる女性4人組を追い越して、車道から外れて登って行くと真っ先に見つけたのはギンラン。今日は体調がとてもよくグイグイと休みもなく登れる。山頂近くまで来たなと思われる頃、林の中で金網に囲われた一画に小さな小さなカモメランが20株も30株も咲いていた。中央の白い花弁にピンクの水玉模様が点々と散らばってとてもかわいい。真っ白のカモメランもあって緑の葉に囲まれて一緒に群れ咲いていたよ・・・

 2年生のKA君は前回、長文で「父子家庭」を読んで内容をほぼ理解できていた。Not only did I have just one parent but I grew up virtually as an only child since ・・・「私には片親しかいなかっただけでなく、…のために実質的には一人っ子としても成長したのだった。」はnot only〜but(also)の構文だね。ここでは「否定語句」のNot onlyが強調されて文頭に出たためにdid I haveのように「倒置」の語順になっているよ。今日は名詞を含むイディオムをたくさん覚えた。動詞のtalkをhave a talkと言ってもよいようにend〜(終える)をput an end to〜、decideをmake a decisionと言い換えできるんだ。
 ICさんは前回、動詞want ask think などの後に 人 (物)+ to〜が続く(第5)文型を勉強した。I did not expect the restaurant to be open yet. 「そのレストランはまだ開いていないと思った。」で、notは直後の動詞ではなく文全部を否定するのが原則だから「思わなかった」ではおかしい。今日は「無生物主語構文」の(2)で、The result of the exam disappointed me.は「その試験の結果に私はがっかりした。」のように、「人」を主語に置き換えて和訳した方がいい。「受動態」ならI was disappointed at the result〜となるね。
 YAさんは前回、英文「Noと言わない日本人」を和訳した。This is one of the reasons that Japan has not been really esteemed by the rest of the world. 「このことは、日本が世界のほかの国々から本当には尊敬されてこなかった理由の一つです。」This は前文の内容を指すから「このこと」と訳す。thatはreasonsが先行詞だから関係副詞whyと同じ働き。the restは「残りのもの」の意味。今日は「否定語を含まない否定表現」の(2)で、He is anything but a hero.(彼は決して英雄なんかではない)、That festival was far from a success.(その祭りは決して成功ではなかった)のように直訳よりも「否定」の意味で和訳したほうがよい例だ。 
 御殿場教室の3年生TU君がこちらに出席した。「動名詞」の文法や語句整序はどれも正解が出せた。英訳では「私たちは世間の出来事を知るには新聞やテレビに頼らざるを得ません」が難しかった。We can’t help depending on newspapers or television in order to learn what is happening in the world.と書きたかった。簡単にwe must dependで始めてもOKだ。「出来事」もincidentsだと意味が限定されるので、一般的に「起こっていること」とSVで言い換えたほうが英語らしい。「と」なら2つだからandでいいけど、「や」はまだほかにも想定されるからorを使うといい。 尾上

(追記)忍野のGOさんが昨年ここで紹介してくれた「ヒメムヨウラン」(姫無葉蘭)は地味な土色の花でとうとう自分では見つからなかった。しかし「御巣鷹山」に向かったら、もう一つの豪華なピンクの「アツモリソウ」の広大な育成地に来て展望がパッと開けた。鹿の食害や花泥棒の盗掘から何とか守られて今年もたくさんの豪華な美しい花に成長した。横に8輪も並んだアツモリソウにカメラを向けるとその向こうに雲の切れた富士山の全景がすっぽりと収まったよ。めったに撮れないシャッターチャンスだ。
 さあ、すぐそこに見える最高峰「開運山」に登っておこうか。その途中も花の名所で、オオバイケイソウが蕾をつけているし、美しい白と紫のレンゲショウマも8月には咲くはず。フウリンツツジやサラサドウダンが満開の山道を登っていくと、右も左も土手にカモメランがいっぱい。本当にここは「花の山」だなあ。山頂に着くと正面に富士山の全景が現れた。真っ赤に燃え立つようなヤマツツジの群落の向こうに山裾を山中湖から西の本栖湖の方まで広げてそびえているよ。
2021/06/10 (Thu) 23:19


No matter what〜やWhatever〜で始まる譲歩構文
No matter what〜やWhatever〜で始まる譲歩構文
2021年6月6日(日)
御殿場市民会館にて
「オノエランは尾根の上の蘭」
 「金時山」の山頂で小屋を営む秀峰さんが「オノエラン」の写真を撮ってラインで送ってくれた。まだ6月にならないというのに早すぎだよ。例年は17〜20日頃だった。昨年は10日頃には咲いて驚いたのに今年はさらに異常な早さだ。さっそく翌日会いに行った。秀峰さんじゃなくてもちろんオノエランに。尾根とか山の上の意味だけど「尾上」がつくとなんだか特別に自分だけの花のような気がしてね。
 「足柄峠」の方から登り始めてしばらくすると、クサボケの小さな実にデジカメを向けている男性に追いついた。「花探し」の仲間かな、と直感が働いて一緒に登ることになった。希少な花を秘密にしておく仁義があるので、互いに腹の探り合いをするうちにお目当ては同じ「オノエラン」だとわかった。オレンジ色の「ヤマツツジ」が右も左も緑の灌木の中にまるで燃え立つように咲く華やかな山道を二人でゆっくりと登って行った・・・

 3年生のSI君は前回「譲歩構文」を使う入試問題を和訳した。「早稲田大」の「母親の社会進出」では、No matter what motivation causes a woman to combine motherhood with a full-time career, one common, inherent difficulty is the gnawing guilt one feels at mealtime. 「どんな動機で女性が母親の仕事とフルタイムの勤務を両立させることになっても、ひとつの共通した固有の難点は食事の時間に感じる苦しい罪の意識だ。」が難しかった。No matter whatはWhateverと言い換えてもいい。前のoneは「一つの」後のoneは「人」。
 1年生MUさんは「5文型」がよく理解できていてほとんどの問題に正解が出せた。和訳ではHaving someone to talk with will make your trip more interesting.が難しかった。動詞will makeの前までが主語だから、「だれか話し相手がいるほうが旅をもっと面白くさせてくれるよ」と訳せるとよかった。これはSVOCの文型だね。「助動詞」の(1)では基本のcan may mustやwill wouldを勉強した。「水をもう少しもらえますか」は、Can I have some more water? で、比較級の語の前にa liitleやsome、much、noなどをつけ「差」を表すことができるんだ。後半は「英検」対策のために英作文をやって添削してあげた。英作文が一番いい英語の勉強法だから。 尾上

(追記)私が10年も前に人から教えてもらった秘密の崖の先にやっぱりオノエラン咲いていた!でも1株、2株とずいぶん減ったなあ。すると「アッ、ここにも咲いてますよ」と、すごく目がきく人だ。今年設けられた臨時の岩登りのコース上に3株以上も真っ白な花を3輪も4輪もつけて。この純白の小さな花がなんとも美しいのだ。唇弁の奥に薄いオレンジ色のWのマークがついて、ラン科だから下向きに咲くのがいい。
 今日偶然の道連れになったOHさんは鎌倉の稲村ケ崎に住んでいるそうで、金時山には何回か来ているらしい。若いころは「沢登り」もやったという登山家で、「谷川岳」にはあの魔の「一ノ倉沢」から登ったというすごい人だ。最近は山の花に興味が移ってきたそうだ。私が赤白2色の「箱根ツリガネツツジ」を紹介したらお返しに、直立したガケの先の緑の中に「あれ、遠くてよく見えないけど、紫ツリガネツツジですよ」と。
2021/06/06 (Sun) 23:14


〜 was anything but natural. 「自然な姿とは決していえなかった」
〜 was anything but natural. 「自然な姿とは決していえなかった」
2021年6月3日(木)
裾野市民文化センターにて
「紅花ヤマシャク」
 梅雨の晴れ間、真夏のような太陽が照りつける日、箱根の山仲間KAさんも誘って家内と「山中湖」へドライブに行った。「篭坂峠」を越えると、「ミズキ」「ヤマボウシ」「ヤブデマリ」などの高木が白い花を一斉に咲かせて美しい。「北富士演習場」の近くに駐車して歩きだした。この周辺はミズナラなどの原生林で山野草の多い所だ。忍野の友人GOさんがインスタに投稿した「紅花ヤマシャクヤク」の写真に魅了されて翌日すぐに飛んできてしまった。
 終わりかけのオレンジ色のレンゲツツジ、白い花がいっぱいのモリイバラを見つけては写真に収めて林の中をしばらく進む。頭上は小鳥たちの大合唱で「あれはキビタキ、今のはイカルかな?」と箱根ビジターセンターの元職員のKAさん、望遠レンズを空に向けている。ウグイスのさえずりだけは私でも分かる。広い窪地に来ると先方の緑の草むらの中に赤い点がちらほら。昨年GOさんに案内されてきたから、私には見えるけどKAさんにはなかなか見つからない。だいぶ近づいて行って「ヤマシャク、あった!・・・

 2年生のKA君は「否定」の意味を持つイディオムをいくつか勉強した。In the zoos of earlier days, the environment was anything but natural. 「初期の動物園では、その環境が自然な姿とは決していえなかった。」ではanything but〜(〜以外のすべて)が強い否定のneverと同じ意味になっているね。The heat was more than I could bear.「その暑さは私には耐えられるものではなかった。」でも、more than〜は「〜以上」ではなくて「〜を超えている」の意味だから「否定」で和訳するとピッタリだ。ちなみに英語では「100以上」は100 or more、「100以下」は100 or lessというしかない。
 ICさんは前回「不定詞」の副詞的用法を勉強した。「結果」用法とはShe grew up to be a beautiful lady. の不定詞をand she became a beautiful ladyのように言い換えできる場合のこと。He went to China as a soldier, never to come back. も同様にand he never came backと同じ意味なんだ。今日は「無生物主語構文」を勉強した。His income enables his family to live comfortably.は「収入が〜を可能にする」でも理解できるけど、「彼の収入のおかげで、彼の家族は楽な暮らしができる。」のように、目的語の「人」を主語「〜は」に据えて言い換えたほうがいい日本語だ。
 YAさんは前回、長文で「情報とは」を読んだ。第1パラグラフに「正しい情報は安心のタネ、間違った情報は失望を生む」 may lead to disappointmentと書いてある。英文は出だしの文を一番難しく書く傾向があるんだ。だから次の第2文、3文を先に読んで具体的に理解してから、もう一度前の文に戻ってみればわかりやすくなるよ。今日は「否定表現」の英文で、It was not long before another war broke out.「もう一度戦争が始まるまでさほど時間はかからなかった」が難しかった。anotherはan+otherだからたくさんある内の「もう一つ」。the otherは2つしかないうちの「残りの一つ」。
 ご父兄の皆様・・・6〜7月の「UG会計画表」発行が遅れて申し訳ありません。夏休みに入った7月末の裾野教室が変更になって、本日生徒たちの要望で29日(木)を27日(火)に入れ替えましたので次回配布いたします。毎年この時期に中学校の「吹奏楽コンクール」が3日間実施され全館貸し切りになります。 尾上

(追記)濃い緑色の葉に囲まれて一株に一輪、大きな球形のシャクヤクの花が割れて、中の黄色い雄蕊と赤い雌蕊が覗いている。和菓子のようでなんとも美しい。林の向こうから「カッコウ!カッコウ!Cuckoo!Cuckoo!」と懐かしい声が何度も続けて響きわたる。スマホをビデオカメラに切り替えて、ヤマシャクヤクの紅花を横から上からじっくり写しながらカッコウの声も一緒に録音できるようにしてみたらうまくいったよ。
 最近わが御殿場市内ではカッコウの声が聞こえてこない。ここ北富士演習場のような1000mくらいの高いところに移動してしまったのか、林の近くで明るく開けた場所が好きらしい。実物を見たことがないけど35センチもある大きな鳥だそうだ。ほかの鳥の巣に卵を見つけて蹴落として、そこに自分の卵を産み育ててもらうズルイ習性をもつそうだからホトトギスに似ているね。
2021/06/03 (Thu) 23:32


To make matters worse(さらに悪いことには)
To make matters worse(さらに悪いことには)
2021年5月30日(日)御殿場市民会館にて
「エルミタージュ美術館のサスキア」
 大学でロシア語を専攻していながら首都モスクワには行ったことがない。ただしトルコ旅行の帰途に飛行機の遅れで、トランジット(乗り継ぎ)として市内のホテルに缶詰めになったことはあるけど街中は歩けなかった。もっと若いころ1970年夏には新婚旅行でシベリアに行き、イルクーツクやハバロフスクの町を観光して回った。しかし大学時代の山仲間が駐在やビジネスで皆行ったことがあるという古都サンクトペテルブルク(旧レニングラード)には、いつか行って見たいと旅行計画書も作ってあった。
 テレビで知ったのだけど、このコロナ渦で海外旅行ができない状況がつづく中、HISという旅行会社が「オンラインツアー」を始めたという。ZOOMの画面で自宅にいながらにして海外に旅行している気分が味わえるならそれは素晴らしいと思って、真っ先にサンクトペテルブルクにある「エルミタージュ美術館」を選んで申し込んだ。NYの「メトロポリタン美術館」、パリの「ルーブル美術館」と並んで世界の3大美術館の一つでここだけは私も未体験だったから・・・

 3年生のSI君は前回「助動詞+完了形」を使った英文を和訳した。I am always past the first pillar-box before I remember that I ought to have posted it. 「その手紙をポストに入れなきゃいけなかったと思い出さないうちに、いつも最初のポストを通り越している。」 ought toやshouldの後に完了形の動詞が来ると「〜すべきだったのに」という後悔の意味を表すんだったね。今日は「分詞構文」の復習。Standing as it does on a hill, the restaurant commands a fine view. 「丘の上に立っているのでそのレストランは眺めがいい。」は、「副詞節」でAs it stands on a hillというのと「分詞構文」でStanding on a hillというのがミックスされていると思えばいい。
 TU君は「不定詞」(2)の復習で、いくつかのイディオムが難しかった。To make matters worse(さらに悪いことには)、To do him justice(彼を公平に判断すれば)など、文頭や文中にはさむ慣用語法は重要だ。作文では「一橋大」の「身の回りの自然現象の中に、思いがけない美しさを発見して、驚くことがある。」が難しかった。「発見して驚く」はandでつなぐよりは「驚きの感情」+「その原因」の語順で書く。We are sometimes surprised to find〜のように。「思いがけない美しさ」はunexpected beauty 「身の回りの自然現象の中に」はin the natural phenomena around usだけど、「単数」ならphenomenonとなる。
 1年生MUさんは、今日の「英検」受検と定期試験の対策でお休みした。 尾上

(追記)予定の夜9時にバーチャルツアーが始まった。美術館の静止画像の横にロシア人ガイドの男性が出てきて聞きにくい日本語で解説しはじめた。カメラは「古典絵画」中心の本館2階から始まり、ナマの実況かと思いきや事前に撮っておいたビデオだった。私の好きなイタリアの巨匠ティツィアーノや有名なミケランジェロ、ダヴィンチ、ラファエロなどはやはり素晴らしい。スペイン絵画のベラスケス、ゴヤ、エルグレコも最高の作品。すべて女帝エカテリーナ二世が買い集めたすばらしいコレクションだ。
 最後にオランダ絵画の部屋に移りレンブラントの名画「サスキア」と「ダナエ」に加えて、館内一押しの「放蕩息子の帰還」を解説して1時間半のツアーが終わった。ここで初めて「マイク」をオンにして質問が許された。ほかに誰も質問者がいないようなので、私が「革命後、ソビエト時代に購入したものはあるの?」と聞いたらすぐさま詳しく教えてくれた。結局、「オンラインツアー」と言えるのはこの最後の5分間だけだった。市販のビデオとかYoutubeで見るのと大して変わらない、という残念な感想だった。
2021/05/30 (Sun) 23:16


Government of the people, by the people, for the people shall not perish from the earth.「人民のために、人民が人民を統治する形体は地上から滅びさせてはいけない」
Government of the people, by the people, for the people shall not perish from the earth.「人民のために、人民が人民を統治する形体は地上から滅びさせてはいけない」
2021年5月27日(木)裾野市民文化センターにて
「金時山のがけ崩れ」
 東京や神奈川だけでなく外国人にも大人気の「金時山」に登るには、4つのコースがある。そのうち地元の人だけが知っている一番短時間で楽に登れるのは「矢倉沢峠」にある駐車場からのコースでわずか45分だ。頂上の金時茶屋の主人「秀ちゃん」はこれを「ずるコース!」と呼ぶ。登山が250回を超えたばかりの私もそうだけど、小屋の天井に「名札」をぶら下げてもらうのが楽しみ。ずらっと並んだ中には3千回とか4千回の強者たちの名札もある。金時神社の頂上奥宮に「お百度参り」の意味もあるそうだ。
 毎年1回元日だけは未明に我が家から4時間かけて山頂まで歩きとおしご来光を仰ぐことにしているが、日ごろは週1でほかのもっと短いコースだ。「ずるコース」もよく使う。私は富士山の展望よりは「花探し」が楽しみなので、南側の「仙石原」の別荘地からと北側の「足柄峠」からのコースをほぼ交互に登ると花の種類が異なって面白い。先日はまた「足柄峠」に回って、「立ち入り禁止」の看板を横目に登って行った。昨年秋の大雨で、中腹の急斜面が崩壊しアルミの階段が3本流されてしまったのだ・・・

 2年生のICさんは「名詞構文」(2)を勉強した。In spite of her great poverty, she was happy.は「彼女の大きな貧困にも関わらず」でも通じるけど、名詞のpovertyを形容詞のpoorに置き換え「文」に直すといい日本語になる。「彼女はとても貧しいけれど(幸せだった)。」のように。ちなみに、みんなが知っている「人民の人民による・・」が「誤訳」であることを社会科や英語の先生たちさえも知らないし教科書も間違っているんだよ。「人民の政治」と「人民による政治」はどう違うの?同じこと言ってない?と先生に聞いてみるといい。
 リンカーン大統領が「南北戦争」の戦場「ゲティスバーグ」で述べた有名な演説・・・government of the people, by the people, for the people shall not perish from the earth.がちょうど「名詞構文」の例で、「名詞」のgovernmentを「動詞」のgovern(統治する)に置き換えてこの冒頭の長い主語を「文」に直すとThe people govern the people for the people「人民のために、人民が人民を統治する(形体は地上から滅びさせてはいけない)」となる。ofは「の」ではなくて目的語の「を」なんだ。
 YAさんは前回、英作文で「この仕事は私の手に負えないかもしれませんが、できるだけやってみるつもりです」は、「私がやるには難しすぎる」と言い換えて、This job may be too difficult for me to do.と書けるといいね。be able to〜は「能力がある」だから「人」が主語の時でここでは使えない。後半は「できるだけ一所懸命に」と補って I will try as hard as I can. がいい。今日は「否定構文」で、そのまま直訳してもいいけれど、「肯定」で言い換えたほうが日本語らしい場合がある。It was not until I came to Japan that I saw snow.はIt was 〜 that・・の「強調構文」で、「雪を見たのは日本に来る以前ではなかった」という直訳より、「日本に来て初めて雪を見た」と「肯定」で和訳したほうが優れているでしょ。 尾上

(追記)そこには代わりにロープや梯子をつかって岩場をよじ登るコースが臨時に作られて、地元の皆さんは自己責任でどんどん登っているんだ。前回はその岩場に咲きだしたピンクの「イワカガミ」が楽しめたし、気品あふれるツツジの「シロヤシオ」が満開だった。この日はオレンジ色に燃えるようなヤマツツジが右に左に現れて目を楽しませてくれた。白いウツギ(卯の花)やピンク色のツクバネウツギも真っ盛りだ。山頂に着いたらたくさんの若い人たち、とくに女性が多かった。コロナ渦では登山が息抜きなんだね。
 「ずるコース」の出発点「矢倉沢峠」は、仙石原の「金時神社」から南足柄市の矢倉沢地区までの狭い林道の最高地点で、舗装はしてあるけど一般車両は一応通行禁止だった。しばしば利用していたのに拡張工事が始まって2年間使えなかった。先月やっと完成して県道731号に生まれ変わって新名称「はこね金太郎ライン」となったら、すぐにサイクリストたちの新たな注目のコースになっているよ。最高地点の「矢倉沢隧道」脇の駐車スペースは広々した「金時見晴パーキング」に生まれ変わった。
2021/05/27 (Thu) 23:19


動詞の「時制」と「相」
動詞の「時制」と「相」
2021年5月23日(日)御殿場市民会館にて
「お胎内公園のギンラン」
 先週すでに「梅雨入り」したそうだ。サクラの開花から始まってすべての花が昨年より2週間も早いよ。昨年も早い早いと思っていたけど、地球の温暖化がこんなに急激に花だけでなく気象にも影響するものかなあ。「花追いかけ人」を自認する私も、昨年のカレンダーの記録を見ては半月前倒しで計画を練らないと。
 雨の日でも強風でなければ山道を歩くことを私は健康の秘訣にしている。先日も傘をさして市内の印野地区にある「お胎内公園」に行って見た。ここは富士山溶岩の「風穴」が地下道になっていてローソクを照らして一周できる。母親の胎内になぞらえて安産祈願の神社が古来祀られてきた。その大きな赤い鳥居の下にキンランが毎年数10本咲いていたのに、今年はわずか4,5本。がっかりしてお社の裏手に回ってみると、あった!純白のギンランが2本だけ・・・

 3年生のTU君は「不定詞」の文法・語句整序をやって、ほぼすべて正解だった。作文では、「私は意味の分からない言葉に出あったら、辞書を引くことにしている」は、When I come across a word whose meaning I don't know, I make it a rule to look it up in a dictionary. 代名詞itはlook up itじゃなくてlook it upのように間に挟むんだったね。後半は試験対策に専念した。
 1年生MUさんは「時制」(2)として、「完了形」を勉強した。動作が終わっている意味だから本当はタイトルを「相」(すがた)にすれば理解しやすい。まだ続いている意味なら「進行形」にすればいい。4つの時制、未来・現在・過去・大過去についてそれぞれ「完了」と「進行」と「基本」という「相」が考えられる。だから、たくさんある英語の動詞の形を「時制」を横軸、「相」を縦軸にして、4X3のチャートに整理しなおすと実にわかりやすいよ。後半は「英検」対策のために、今日も120語の英作文をやってみた。
 3年生のSI君は中間試験の対策勉強のために欠席した。 尾上

(追記)今年は全国的に「ナラ枯れ」の被害がひどくて、この「お胎内公園」でもミズナラなどの大きな木が次々と切り倒されて、うっそうとした森林だったのがすっかり明るい草原になってしまった。最近の暖冬で害虫がナラの木に侵入して菌を増殖して枯れ木にしてしまったという。その神社の周辺も伐採工事の車が入ったり職人が知らずに踏み荒らしてしまったのだ。それでいつものキンランが激減してしまったようだ。
 広大なツツジの花園でも人気のこの公園には、青少年を対象にした木造の合宿所が今も残っていて思い出深い。40年前、御殿場南高校に勤めていた頃、吹奏楽部の顧問として毎年夏のコンクールのために40名くらいの男女生徒とここで合宿練習したよ。昼間は全員で屋外に出て、神社の前に椅子を並べて森の中の野外コンサートになった。夕食後は思い出のイベント「きもだめし」。男女一組になって暗闇の「ツツジ園」を一回りする。一年男子がオバケ役で、茂みに隠れていてびっくりさせるのだった。
2021/05/23 (Sun) 23:42


「二重否定構文」I never see his photos without being moved.
「二重否定構文」I never see his photos without being moved.
2021年5月20日(木)裾野市民文化センターにて
「戸隠のトガクシショウマ」
 「飯縄山」の山頂に大勢いた登山者は皆ピストンで下ってしまうらしい。反対側の急傾斜を下りだすと前方に一組の夫婦をみつけた。挨拶したらとても詳しそうなので彼らの後についていくことにした。正面にギザギザの「戸隠山」と百名山「高妻山」、その右手遠方にも真っ白な峰々が連なって美しい。「新潟焼岳」と「火打山」だそうだ。展望の良い登山道を「瑪瑙(メノウ)山」に登り返したらそこは「戸隠スキー場」の最高地点で大きなリフトの乗り場だった。
 その朝「戸隠神社」のバス停でもらった観光案内図だけが頼りで登山ルートはあいまいだった。歩き慣れた人はスマホに山岳地図を読み込んで歩いているらしい。スキーゲレンデの下からは、赤いテープが木の枝に結んであるだけで標識もない道に迷いながらもなんとか車の停めてある「西登山口」に戻ってくることができた。さてと、少し時間の余裕ができたので、本日第二の目的地「戸隠森林植物園」へ幻の花「トガクシショウマ」を探しに行こうか・・・

 2年生のICさんは「名詞構文」(1)で、名詞を含むイディオム動詞をたくさん勉強した。例えばdecideはmake a decisionともいえる。「学生の推薦状」で、It is my opinion that you will make no mistake by employing Mr. Sasaki. もイディオムmake a mistakeを使っているね。「佐々木さんを採用しても間違いない、というのが私の意見です。」
 2年生のKA君は来週の中間テストの対策勉強に専念した。
 昨日19日(水)、御殿場教室を臨時に追加して実施した。16日(日)に3年生が2人とも学校祭のために欠席し、中間テストの前でもあり補講が必要だと思ったことと、新加入のMUさんが10日後の「英検」に意欲をもやしているから。
 3年生SI君は「動名詞」の文法・語句整序・作文の問題に取り組んだ。「彼の写真を眺めるときはいつでも、私は感動を覚えずにはいられません」は、Whenever I see his photos, I can’t help being moved.のように直訳してもいいが、「二重否定構文」を思い出してI never see his photos without being moved. と書ける。
 入会して2回目の1年生MUさんは「英検準1級」の過去問に取り組んだ。第4問「テーマ作文」で「会社は女性社員の待遇改善に取り組むべきだ」に対し、賛成か反対の意見を120語で述べる問題だ。I agree. 又はI disagree.を冒頭で明確にし、その根拠を具体的に説明していくといい。「子育て」「給与」「昇進」などの与えられたキーワードを用いて、男性社員の待遇と比較しながら意見をまとめるわけだ。 尾上

(追記)「戸隠神社中社」の大きな鳥居を横目に数キロ登っていくと「奥社」の手前で「植物園」を発見。渓流沿いのカラマツ林の中に真っ白なミズバショウの広大な群落が。そのふちに紫色のカタクリが一面に咲いている不思議な風景。雪解けとともに早春と初夏の花が同居しているよ。「みどりが池」をめぐって芝生の美しい広い園内から見上げる「戸隠山」のゴツゴツした岩稜に圧倒される。木造の学習館「森のまなびや」に直行して入口の植え込みに、うつむいて咲く薄紫色の「トガクシショウマ」に感動のご対面!
 館長さんとの楽しい立ち話。・・・「トガクシ」を冠する植物の中でもトガクシショウマ(別名トガクシソウ)は、「戸隠山」の麓に自生していたのが絶滅してしまい、今はこうしてここで実生から育てています。秋に白い小さなタネを採取して蒔くと翌年雪解けとともに芽をだして、花を咲かせてそれから茎が伸びて大きくなり葉が育つのです。・・・植栽とはいえ一年中ここで生育させ開花させているご努力に感謝です!自然のまま咲く姿は、今では南会津の「燧ケ岳」の山奥に行かないと見られないらしいから。
2021/05/20 (Thu) 22:44


「〜は」は話題を指す助詞で主語とは限らない。
「〜は」は話題を指す助詞で主語とは限らない。
2021年5月16日(日)御殿場市民会館にて
「信州戸隠の山へ」
 81万本も咲いて日本一の「ミズバショウ」群生地といわれる信州「戸隠山」のふもと「奥裾花自然園」に行って見たい、と念じて以来数年たつ。「戸隠神社」の近くの「森林公園」にもミズバショウが自然のまま咲いているという。「アルカディア」という山裾の瀟洒なホテルもネットで見つけたので、山梨の弟夫妻と4人でそこに一泊旅行しようと提案していた。しかしこのコロナ騒ぎになって今年もお預けになった。それで一人日帰りで車移動なら安全だろうと、昨日の明け方家を飛び出した。
 せっかく行くなら花の名山「飯縄山」にも登ってみたいと、高速を4時間かけて長野市戸隠高原の西登山口に着いた。誰もいない広いカラマツ林の中を「熊よけスズ」をカラカラ鳴らして緩やかに登っていく。おっと、木の根元に白い花が?ツバメオモトだよ!ここで会えるとは予想しなかった。「八ヶ岳」の美濃戸で見て以来だ。次第に急傾斜になって狭い山道に赤い花が右に左に現れた。ええ?今ショウジョウバカマが?そうだ、いつもより半月も早い雪解けで早春の花が一気に咲きだしたのだ・・・

 3年生のSI君とTU君は同じ高校の同級生。私もここに11年間奉職していた。今日は学校祭の最終日「後夜祭」になって夜8時過ぎまでダンスや花火で生徒たちは盛り上がる。いつもならたくさんの父兄が出迎えがてら真っ暗なグラウンドに詰めかけるのだけど今年はコロナ対策で生徒のみだそうだ。それで今夜は二人とも欠席となった。
 先週UG会を見学に訪れた1年生のMUさんが出席して加入してくれた。口コミじゃなくて実はそのお父様と最近馴染みの「床屋」で隣同士に座ったのだ。床屋の主人とゴルフ仲間だそうで、英語教師の私を紹介してくれたというわけ。「うちの娘が・・・」と世間話になって「じゃあ是非とも・・」となった。私も御殿場に来てから40年、この同じ床屋で髪を切ってもらって50歳の時からはずっと私の白髪をきれいに染めてくれるのはここの奥さんなんだ。
 MUさんの第一回目に、「英作文」「英文和訳」「英語構文」のプリント3枚を用意した。「彼が訪ねて来た時、私はちょうど外出しようとしていた」は、be about to〜がbe going to〜よりさらに「近い未来」を表すからI was just about to go out. でいい。その後visitは他動詞で目的語を取るからwhen he visited me. と続けるよ。
 英文読解は得意のようでしっかり正解が出せた。構文では「感嘆文」が難しかったかな。「今日はなんて寒い日だったんだ」は、What a cold day it was today! で「平叙文」のIt was a very cold day todayを言い換えする。「とても」veryを「なんと」whatに変えて文頭に「移動」するだけだ。ただ、「今日は」を主語にしないこと。「時」をさす「副詞」だから文の最後に置くよ。日本語の「〜は」は話題、テーマを指す助詞で主語とは限らないでしょ。そもそも英語の語順は日本語とは逆の流れで大事なものを先に、枝葉末節の「場所」「時」は最後に置けばいい。こういうのを日英の「鏡像関係」Mirror Relationとよびます。
 解答作業が早いので、残った60分で「英検」対策をやることにした。今月末に受検するそうだ。特に第4問の「英作文」をやることにして15分間考えて書いてみた。120語の英文を書くのは予想以上に難しく、これは過去問の「模範解答」の検討から始めたほうが近道だ、というアドバイスをしてあげた。 尾上

(追記)私は市販の「ガイドブック」には載らないコースを選んだ。地元だという若い女性に追い越された以外は、山頂の手前まで2時間ほとんど人に会わないで登ってきたら、南登山口からのにぎやかな人声に合流してしまった。なんと一列になってアリの行列のようだ。これじゃアルプス銀座だ。ソーシャルディスタンス守ってないよ!山頂征服だけの目的の人が多くて、ほとんどが同じコースを下っていく。これをピストン登山というよ。私のような遠回りの「花探し」コースで来る人は珍しいんだ。
 ハアハア言いながら最後の急斜面を登りきると大きな岩がごろごろした山頂に着いた。「飯縄山」山頂1917mの標識と並んで記念撮影だ。有名な「戸隠山」や「黒姫山」と共に「北信五岳」の一つだそうだ。30人くらいがお弁当を広げているのを横目に、私は一人で反対側の急斜面を下って「縦走コース」をとることにした。「メノウ山」に登り返して「戸隠高原スキー場」のゲレンデを下って行くんだ。そこには白や紫のキクザキイチゲ、山裾の渓流沿いではリュウキンカやニリンソウに出会えるはず。(つづく)
2021/05/16 (Sun) 23:43


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