「村山古道を歩く」
御殿場市立図書館で例の「富士山・村山古道を歩く」を見つけた。昨日は天気もよさそうなのでその本を持参して富士宮市の「村山浅間神社」に行った。この標高500m地点から「中宮八幡堂」のある1300mまでを登る計画だ。いざ出発してみると、100年前からほとんど歩く人のいなかったこの登山道は草が生い茂り倒木が道をふさいでなかなか前進できない。村山集落から1キロ歩いた先で藪と暗い植林の中に突入し、すぐに道を見失ってしまった。
本の記述に従ってコース沿いの枝に結わえた長めの新しいピンクのリボンを頼りに進んで行った。最近10年くらいの間に保存会の人たちが整備してくれたらしいけど、昔の青や緑や白などのテープも残っていて実に紛らわしい。もうすでに本の記述とは違ったコースを歩いている。登るにつれて「富士裾野林道」やら「飯盛林道」などいくつかの林道と交差した。しかしその先の道が見つからず、あきらめて安全なアスファルトの林道を遠回りしてやっと最初の目的地「天照教社」1000mにたどり着いた・・・
3年生のSI君は前回「不定詞」の助動詞的用法を勉強して英文を和訳した。「明治学院大」のIf an author is to defend himself against those who criticize his ideas, he will do so more effectively by justifying the ideas than by saying he did not intend to teach them. 「ある作家が自分の考え方を批判するような人たちから自己防衛したければ、そんな考えを言うつもりなかったと言うよりは、その考えをちゃんと正当化する方がもっと効果的に防衛できるだろう。」で、if節の中のbe toは助動詞的に「〜するつもり」の意味になるよ。今日は「分詞」の書き換え問題ではHe looks very old for his age. (年の割には老けて見える)は、「年を考えると」に言い換えてConsidering his age, he looks・・・と書けるとよかった。
TU君は前回、「立命館大」の英文和訳に苦労した。The Americans have never had a President who has not been freely discussed in newspapers from one end of the United States to the other. 「アメリカ人は、国の東岸から西岸まで(全国)の新聞で自由に追求されなかった大統領は今まで一人も経験していない」。今日は「時制」の書き換え問題で、He didn’t appear until the meeting was over. をIt で始めるには「強調構文」を思い出してIt was not until the game was over that he appeared. 「彼が現れたのは試合が終わってからのことだった」。和訳ではI was glad my mother had suggested that the Hiltons be invited. 「私は母が、ヒルトン夫妻をご招待しましょうよ、と言ってくれたことが嬉しかった」。suggestは「提案する」だから、セリフに直せばここはLet’s invite the Hiltons. だね。
2年生のWAさんは前回「動名詞」を使う英文を和訳した。Americans enjoy telling stories about men who began humbly as poor factory workers and later, through their own hard work, became owners of the factories. 「はじめは貧しい工場労働者だったのに、後に自分自身の努力でその工場の経営者になったような人についての話をするのがアメリカ人は大好きだ」。andの後で次の動詞を言う前にカンマで区切って挿入語句が入ってるね。今日は「比較」の英作文で、「発明と発見のこの世紀に、もっとも偉大な業績を上げたのは誰だと思いますか」は、Who do you think made the greatest achievement in this century of invention and discovery. 以前に学んだようにDo you know who made・・という「間接疑問文」に対して、Do you thinkの時には疑問詞のwhoが文頭に「移動」するんだったね。Yes-Noを求めないから。
1年生のMUさんは前回「関係詞」を使う英文を和訳した。Children in families where one or two of the parents are smokers are twice as likely to develop lung cancer from the damaging effects of secondhand smoke as children of nonsmoking parents. 「両親の内一人か両方が喫煙するような家庭の子供は、吸わない両親の子供と比べると2倍も間接喫煙の悪影響で肺がんになる可能性が高くなる」。be likely to(〜する可能性がある、〜しそうだ)がas〜as・・の比較構文に使われているから難しかったね。このwhereはfamiliesをうける「関係副詞」だ。今日は「比較」を勉強した。英訳で「近頃親は子供と過ごす時間がますます少なくなって、子供に寂し思いをさせている」が難しかった。As parents spend less time with their children recently, they make them feel lonelier. 「少なくなるにつれてますます寂しく・・」でasを使うよ。 尾上
(追記)十里木の「サファリ」横から始まる「富士山麓線」(愛称:夢ロード)に位置する「天照教社」は桜の名所だそうだ。清水次郎長や西郷隆盛ともゆかりのあるお社だ。このすぐ上に「富士山麓山の村」があって、県内中高生の合宿訓練用のキャンプ地になっている。時間の節約のためにどちらにも立ち寄ることなく、ひたすら涸れ沢に沿って登っていくことにした。ここからは一本道で迷うことなく進んで行った。秋も深まり木々の落ち葉もずいぶん散って見ごろの紅葉も少なくなった。
「中宮八幡堂」の手前で左折。先週そこのコースはすでに歩いたので省略しよう。ゴールの「西臼塚駐車場」に着くころ想定外の雨になって危うく「あずまや」に駆け込んだ。11時に村山神社を出てもう4時間半も、ここまで良く歩いたもんだ。万歩計を見ると2万歩だよ。さあ、雨もやんで西の空に陽が差してきたから下山するとしよう。実は午前中ここに私の自転車をデポ(仏depot)しておいたんだ。富士宮に向かってスカイライン12キロの急坂を風を切って下って行こう。寒いぞ!









