高校英語UG会 三島・裾野・御殿場


Google翻訳の時代
Google翻訳の時代
2024年4月28日(日)
「大雲院のカヤラン」
 御殿場市の東端、深沢の地に美しい花々に囲まれた古刹が立っている。本県で唯一ミズバショウが一面に咲いている「あまだ里山」に近い。曹洞宗・大雲院といって戦国時代の創建だから400年以上の歴史がある。その山門は当時の「深沢城」の大手門がそのまま移築され堂々としたものだ。富士山の湧水があふれる清らかな池泉とツツジの海の間を進みやがて鐘楼の下をくぐって本堂に向かう。正面の扁額には「瑠璃光院」と青い文字の筆致が美しい。桜の古木が前景となって幽玄の世界に入っていく。
 前庭にカヤランが今年も咲いていた。柘植の木の枝に黄色の球形をした小さな花を無数に密集させて。6枚の花弁のうち一枚に紅色の模様がついて実にかわいい。着生蘭といわれ空中に突き出した気根から水分を吸収する。葉がカヤ(榧)の葉に似ていたからその名が着いたという。梅とか桜とか凹凸のある樹皮ならどこにでも着生するようだ。近くの柘植の木の下を見るとヨウラクランのつぼみがびっしりと。仏教寺院の本堂装飾に用いる「ようらく」(瓔珞)に似た小さな花の鎖だ・・・

 昨日27日は生涯学習の教室「英字新聞を読もう!」の第1回だった。御殿場駅前のサロン「けやきかん」に夕刻7時4人の受講生が集まった。全員が70才代後半の女性で元気はつらつでなんとも素晴らしい!こちらは珍しく風邪で3日寝込んだから体がフラフラ、でもボケた頭で授業開始。今回のテキストは4月5日付けの「ジャパンタイムズ紙」からの記事で見出しはFear of a full stop? それだけ見てはわからないね。「完全な停止が怖い?」とはどういう意味だろう。続くYoung Japanese say drop the period in your texts.(文の最後にピリオドをつけるな、と日本の若者が言う)で少し話が見えてきた。
 昨年から継続のTAさんとSUさん、そして新人のHIさんとENさん。「皆さん、私の妹のような年代の方々でとてもうれしい。私もさらに頑張らなくては!」と、講師の自己紹介を終えていよいよ本文に入った。「私も目が悪くなって辞書の小さな字が読めなくて失望してたが、Google翻訳のおかげで紙の辞書を引く必要がなくなりました。デジタル版の新聞なら実に簡単になりました。スマホの画面上でその単語や熟語を長押しするだけで意味も翻訳も一瞬で出るんですよ。英語ー日本語は完ぺきではないし、適切な語義を選ぶ力が必要ですが。」と、LINEグループのトークで伝えてあったので大いに活用できたらしい。みなさんかなり上手に和訳できていた。 尾上
2024/04/28 (Sun) 0:15


英字新聞を読もう!
英字新聞を読もう!
2024年4月21日(日)
「マティス展と母校の演奏会」
 昨日20日(土)は小田急高速バスで東京に出た。地下鉄の乗り継ぎがうまくいって2時間で六本木の「国立新美術館」についた。マティスは大好きな画家で、昨年も上野の都立美術館で大きな「マティス展」があり見に行ったよ。今回はフランス南部のニースにある「マティス美術館」の所蔵品150点で、晩年の「切り絵」作品や教会の内装壁画がユニークで面白かったが、初期の有名な油絵や彫刻も多数展示されていて予想を超えて実に見ごたえがあった。この日は昔、島田商業高校で私と同じ英語科の同僚だった高島先生が趣味の油絵が公募展に入選し、「新美術館」に展示されているという知らせでそれを見るのも目的の一つだった。
 午後は京王線で調布に行った。駅前の演奏会場「グリーンホール」で予定の母校オーケストラの第106回定期演奏会を聞きたい、というのが最初の目的だった。ワーグナー「マイスタージンガー」、グリーグの「ペールギュント組曲」とロシアの作曲家カリンニコフの交響曲1番だった。大学生のパワーはやっぱりすごい!弦楽器も管楽器も力いっぱいの演奏で交響曲の音響がホール内をとどろかす。アンコールの「くるみ割り人形」も楽しい演奏を聞かせてくれた。ハープも入って80人くらいの大編成だったから、60年前第1回の定演を40人くらいで開催した私たちには想像もつかない。上手になったものだ・・・

 19日(金)は御殿場市民会館で「ひろがり学習塾」の開講式だった。「生涯学習」を主催する御殿場市教育長の来席のもと、「着物の着付け」「太極拳」「将棋」「フラワーアレンジメント」「陶器の絵付け」「写真教室」など27もの教室が出そろい、それぞれ講師の紹介が行われた。私も「英字新聞を読もう!」という教室を昨年に引き続き開催したいと案内したら、5人の女性が応募してくれた。学校を出てから何十年もたつのに、また新たに英語を学ぼうという意欲には敬意を表します。
 昔、島田商業高校にいたころ同僚の先生が、外部で週刊誌TIME(タイム)を読む会を主宰していた。しかしレベルが高すぎて政治も経済も世界のニュースでは興味が沸かない。そこで始めるに当たってどの英字新聞でどんな記事を読もうか、と思案した。朝日新聞「天声人語」の英語版とか、「ニューヨークタイムズ」とかでは知的な好奇心だけでは長続きしない。しかし「ジャパンタイムズ」(略JT)は150年前明治の初期に在留外国人のために編纂された新聞が起源で、今もその趣旨が生かされている。風習・祭・食文化など外国人の好奇な目から見た日本の姿に気づかされて我々が驚くことが多い。それでJTの記事が中心になってきた。 尾上
2024/04/21 (Sun) 0:10


タイパ?time performanceのこと
タイパ?time performanceのこと
2024年4月14日(日)
「筑波山のニリンソウ群落」
 「筑波山」は877mの低山ながら「日本百名山」の一つに数えられる。ケーブルカーでも簡単に登れるから多くの観光客に好まれている。私は10数年前に大学同窓の山仲間と登った思い出がある。登山口は「ガマの油売り」でよく知られているね。幕末に始まり今も毎日筑波神社の前でやっているのを見ることができた。「タラーリタラリ」の口上を述べながら刀で腕に傷をちょっとつけて軟膏を塗る大道芸なんだ。。。先日はニリンソウとカタクリが一面に咲いているよ、という嬉しい情報で「筑波山」の裏の顔を見に行った。「常磐自動車道」を土浦北ICで降りて北側の登山道に向かった。「筑波高原キャンプ場」に着いたらそこはもう一面の花園だった!
 「女の川」という渓流を登る秘密のコースを登って行った。ここは神社の社叢だから登る人がめったにいない。歩き始めると足元にはニリンソウの小さな白い花がいっぱい坂道をずっと先まで埋め尽くしている。時折紫色のカタクリが花弁を反り返らせて羽を広げた蝶々のようだ。渓流の岩場にはブラシの形の白いハナトラノオ、黄色いネコノメソウ、ヒトリシズカの白い花と緑の葉が美しい。さて2時間ほど歩いて下山道との出会いに来た。頂上まではあとわずかだけど登ったことあるし観光客の喧騒がいやなのでそのまま下ろうか。下り道もカタクリの花畑がいつまでも続く。ゴールのキャンプ場に着いたらキクザキイチゲの上品な紫色が待っていた・・・

 英字新聞ジャパンタイムズは毎週金曜日にBilingual(二か国語)の欄が最後にある。「日本語の表現を学ぼう」という外人読者向けの特集だが、日本人が読んでも「なるほどね」と再認識するのに丁度良いんだ。先週はFear of full stop? Japanese say drop the period in your texts.(句点が怖いの?日本人は「文にピリオドを使うな」と言う。)だった。4月は新年度のはじまりで、「新社会人」や「新入生」などの「新」をよく見かけるし、「社風」「校風」など「風」の使い方も外人から見ると面白いらしい。「セクハラ」「パワハラ」など「〜ハラ」(harassment嫌がらせ)という和風英語の造語のおもしろさにも触れている。
 なかでも珍しいのは「マルハラ」だ。これは日本語のeメールで文尾につける句点(マル)full stopを若者が嫌がるという風潮だ。威圧的な冷たい言い方になるのでマルを省略した方が好まれるという。日本だけでなく海外でもそういう傾向が見られるそうだ。「絵文字」、「スタンプ」、「感嘆符」を多用する若者が多くなったね。私も含めて年長者でもLINEやeメールではそういう傾向だ。「タイパ」はtime performanceの略語で、若者は「時間の節約」を大事にする。そういう風潮がコミュニケーションにも現れている、ということかな。27日(土)の「英字新聞を読もう!」の第1回にちょうどいい記事だ。 尾上
2024/04/14 (Sun) 0:52


ジャパンタイムズは面白い
ジャパンタイムズは面白い
2024年4月7日(日)
「フェイスブックの若き創業者」
 前回は今年のアカデミー賞の7部門でオスカー像を獲得した映画「オッペンハイマー」の話でした。今日は2011年のアカデミー賞で3部門を制した映画「ソーシャルネットワーク」について書きます。私が中古のスマホやライトニングケーブルを買ったりする御殿場市内の販売店「ゲオ」はレンタルビデオも人気で、最近続けて借り出しては見ている。既に紹介した「エベレスト」や「ようこそセバスチャンへ」「コンパートメントNo.6」などどれも受賞した高い評価の作品を選んだ。そこで見つけたこのビデオが「ファイスブック」の考案者をモデルにした実話小説の映画化であると知って興味が沸いたのです。
 ハーバード大学の男子学生マーク・ザッカーバーグが在学中に起業家になり、今は最年少の億万長者に昇りつめた経緯が面白い。恋人にふられた腹いせに、いたずら心で学内の女子学生全員の身分証明書写真をハッキングで盗み出し、「美女コンテスト」をネット上で展開した。すると大学のほぼ全員が会員になったという。気をよくして東部の他大学の名門イエール、コロンビアにも拡大し、西部のスタンフォードなど米国の主要な大学だけでなくイギリスにもネットワークを広げたのが「フェイスブック」の始まりなんだなあ。今や世界の数億の人たちが・・・

 御殿場市生涯学習「ひろがり学習塾」は今年度も24の教室を開設した。「英字新聞を読もう!」の教室も今月末から又再開される。申し込みは継続2人、新規3人の計5人の女性たちで、70才代が3人60代と50代が一人ずつ。申し込んだ人にはまずLINEのグループ「英字新聞を読む会」に入ってもらうことにした。同じ内容で一斉に連絡できるから電話よりずっと能率がよい。これは現役の大学生YAさんMUさんのように、私が主宰する「UG会」の卒業生で入会しないけれど、個人で読みたい人には教材や写真を送って自習してもらおうというものだ。
 4月になっていくつかの記事をLINEで送った。ジャパンタイムズのデジタル版から「お花見の経済効果」、「文化人類学会がアイヌ民族に謝罪」や「サッポロビールが創業地の恵比寿へ」「業務スーパーを称えて」を選んだ。他の新聞も同じだが第1面や2面にある政治経済の記事は、だれでもテレビや日本の新聞で知っているからあえて英語で読む必要はないので扱わない。それよりも外国人の目から日本の伝統や文化がどう見えるのかに特化して私は選んでいる。このようなデジタル版の記事はたいてい読み上げの音声がついているのがいい。リスニングの練習にもなり一石二鳥だ。 尾上
2024/04/07 (Sun) 0:28


英字新聞デジタル版
英字新聞デジタル版
2024年3月31日(日)
「オッペンハイマー」
 公開を待ちかねていた映画「オッペンハイマー」を初日に三島の映画館で見てきた。昨年7月に世界で公開され史上最高の観客数を記録した映画、先日アカデミー賞を7部門で獲得した作品だ。日本での公開が遅れたわけは、きっと原子爆弾を考案し製造した科学者オッペンハイマーを英雄視する映画ではないかという疑念が、甚大な被害を被った唯一の被爆国のわが国民に多かったからだ。ところが実際見てみると1945年、広島・長崎への原爆投下やその被害の様子は直接描写することなく、主人公が被爆した日本の悲惨な状況を知って苦悩し、新たな武器で戦争に協力したことを悔やむ姿が描かれていた。人間性を追及するドラマなので皆さんも是非見てほしい・・・

 昨日は生涯学習「英字新聞を読もう!」の今年度最終回だった。「107才の床屋さん」の3回目で読み合わせした。現役で働く富山のおばあさんを訪れて元気の秘訣を科学者が調査するお話だ。新聞を読む4人の会員のうち70才代の会員が3人で、「長寿の秘訣」には大きな関心があるから授業は熱を帯びた。「ジャパンタイムズ」の記事は面白いよ。日本の他の新聞も「ジ・アサヒ」とか「ザ・ヨミウリ」のように英語版を発行しているけどそれは日本語を翻訳したものだ。「ジャパンタイムズ」は明治時代中期の創刊で、在住の外国人にとって興味深い日本文化や風習を取り上げている点がユニークなんだ。
 それは御殿場駅のキオスクで売っている唯一の英字新聞で、The New York Timesとセットで300円で買える。高価なサブスク(定期購読)をしなくても御殿場図書館なら毎日無料で読める。しかし現代はPCやスマホでデジタル版を読む時代だ。サブスクしないと全文が読めず冒頭だけのものが多いけれど、英語の勉強なら「見出し」を流し読みするだけでもいい。最近では「お花見の経済効果」や「愛子様ご卒業」、「大谷翔平の通訳」、「第3の歯」などを選んで読んでもらったがどれもデジタル版で、会員にはスマホのLINEで「ともだち」になってもらいデータを転送したよ。「英字新聞を読もう!」教室は新年度も第4土曜に、御殿場駅前のサロン「けやきかん」で開催します。 尾上
2024/03/31 (Sun) 0:39


「英字新聞を読もう!」
「英字新聞を読もう!」
2024年3月24日(日)
「御殿場のミズバショウ」
 雨の土曜日、御殿場南高校の吹奏楽部が定期演奏会「雪どけコンサート」をやるよ、と昔の教え子から聞いて市民会館に行ってみた。開演前に「尾上先生!」と声をかけてくれたのは30数年前にクラリネットを吹いていたWAさん。長女がUG会で学び埼玉医大に進学した。その座席周辺を見渡すと顔なじみが9〜10人も。1988年、東京の巨大ホール「普門館」のバンドフェスティバルに招待されてガーシュインの曲を演奏した生徒たちだ。あの時は、現役生徒50名に卒業生が20人も参加して、「パリのアメリカ人」と「歌劇ポギーとベス」を2000人の大観衆のまえで演奏したね。
 しかし今日第45回のステージを見ると寂しいね。1.2年生で15人だけなの?OBやOGをたくさんエキストラに迎えてやっと演奏できているよ。生徒も先生ももっと頑張ってほしいな。1979年、私が「第1回雪どけコンサート」の直後に南高に赴任した頃、御殿場地区は中高ともに吹奏楽がとても盛んだった。私は第2回から第16回まで15年間顧問と指揮をやったが毎年40〜50人の部員がいて、ほぼ毎年の吹奏楽コンクールでは県大会の代表に選ばれていた・・・

 少子化やパンデミックの影響もあって大学受験の様相が変化し、都市部では受験予備校の統廃合が進んでいますね。2007年から細々と17年続けたわが「UG会」もいよいよ入会希望者が続かなくなりました。最後の3年生MUさんとOK君が卒業したのを機会に、しばらく新規募集をやめて「休会」にします。1943年生まれの私も「傘寿」80才になり、まだまだ知力体力は負けないつもりですが、そのまま「閉会」になるかもしれません。それで、前回のブログでは「UG会ファイナル」を投稿しました。これはタイトルが「三島・裾野・御殿場 高校英語UG会」のブログですが、今日からは対象を大人に変えて新たに「英字新聞の会」でのお話を書きたいと思います。
 これは私がボランティアとして昨年10月から始めた英語教室で、御殿場市生涯学習「ひろがり学習塾」の約30の教室の一つ「英字新聞を読もう!」です。今や「人生100年時代」といわれ、100才以上の人口が日本では9万人を越えているそうです。全国各県で「生涯学習運動」が推奨されて御殿場市でも盛んになりつつあります。私も講師に採用されてさっそく生徒募集してみたら、40代のお母さんに加えてなんと70才代の女性が3人も参加してくれました。「ジャパンタイムズ」などの記事を会員と一緒に読んでみて気づいたことなどをブログ日記風に書いていこうと思います。たぶん毎週一回日曜日に投稿しますので引き続きお読みいただければ幸甚です。 尾上
2024/03/24 (Sun) 22:55


UG会ファイナル
UG会ファイナル
2024年3月21日(木)
「高尾山のハナネコノメ」
 一昨日19日「高校英語UG会」17年の幕を閉じた。ということは、最後の卒業生・向井優友さんが生れた年に始めたからずいぶん長く続いたということになるね。私が高校教師を定年退職した年、友人の依頼で三島市日の出町の「三島進学ゼミナール」で1年教えた。しかし、採算の合わない高校部廃止のために、残った生徒の受け入れ先に「三島ゆうゆうホール」をお借りして独自に始めたのがきっかけだった。UGの名はUniversal Grammar(普遍文法)の頭文字で、「世界に6000あると言われる言語はすべて共通の文法で構成されている」という仮説に基づいた言語理論だ。
 その言語理論をほぼ40年間研究し続けて来たので英語塾の名称を「UG会」としたのだ。私が東京外国語大学の4年生の時、たまたま「新たな言語学を学びませんか」という新聞広告を見て、応募し試験に合格して夜間東京渋谷の「言語研究所・TEC」に通ったのが始まりだった。慶応大、早稲田大の教授の講義も面白かったが、東大の大学院の講座は私に大きな衝撃となった。米国MITでUG理論を学んできた藤村靖教授の「変形文法」という講座で学び、その理論の生みの親N・チョムスキー博士の来日講演に参加して、科学としての言語学に強い魅力と将来性を信じてきた・・・

 最後の授業に出席した向井さんは、TOEIC検定の大問10題に挑戦した。来月入学する国学院大学でも、入学前に英語検定を実施して英語の授業のクラス分けに利用するらしい。リスニング100問、読解100問の合計200問。家庭で受検できるように各学生にはインターネットで試験問題が配信されるとのこと。彼女の実力があればきっと上位のクラスに入ることができるでしょう。
 向井さんと一緒に記念撮影してLINEの「UG会グループ」にポストしたよ。さらに、私が昨秋から講師をしている「英字新聞の会」でもLINEグループを作って生徒4人と交信しているので、向井さんを誘ったら即そのグループに入りたいとのこと。「生涯学習」の月一回の教室に出られなくても、LINEで私のポストする英語教材を読むことができるからいい勉強になるね。大学でも英語を大切に頑張ってください。 尾上
2024/03/21 (Thu) 0:34


PCを駆使してネット通信、Eメール
PCを駆使してネット通信、Eメール
2024年3月17日(日)
「エベレスト登頂」
 2015年、米英合作の映画「エベレスト3D]をレンタルビデオで観た。8848mの世界の最高峰エベレスト。ここに登頂した最初の日本女性は有名な「田部井淳子」さんで1975年のことだったが、2番目の女性が「難波康子」さんであるとこの映画で初めて知った。1996年、ニュージーランドの商業登山ツアーに参加して山頂を目指した。職場に身を置くアマチュア登山家ですべて自費で計画し、ヨーロッパ大陸のモンブランから始めていよいよ「7大陸最高峰制覇」の最後の難関だった。まずネパールに入って1か月以上の訓練を経て5月10日とうとう山頂に立ったのだ。彼女が小さな日の丸の旗を山頂のケルンにさす瞬間は胸を熱くした。
 しかし商業ツアーの難点は、参加者の実力がまちまちで隊長の指令に従わない者が出る。各自6百万〜1千万円近くの参加費を払ってくるから、天候にかかわらずあえて山頂をめざして無理をすることだ。1996年のこの日は午後から悪天候になり下山が遅れ日も暮れて、結果隊長も含めて多くの登山者が遭難し亡くなるという大事故になった。難波さんもキャンプまであと数百メートル手前で倒れ、翌日凍死しているのが発見された。47才の若さだった。「なぜ山に登る?」に登山家G・マロリーは答えた。Because it’s there. (そこに山があるから)・・・

 今日もMUさん一人の授業になった。先週に続いてTOEICの模擬問題を30題ほどやってみた。ビジネスの世界で、企業や消費者が利用しているeメールやネット情報を読み取る力を試す問題だ。合格した国学院大学では、英語授業のクラス分けテストをTOEICをネット通信して実施するそうだ。辞書を使ったり先生に教わったりする学生も出そうな気がするが、時代が変わったね。パンデミックのせいで大学では2〜3年対面授業ができなかったからますますあらゆるプロセスがデジタル化したのだ。
 たとえば衣料メーカーの広告では、商品の種類やブランド名などの一覧表だけでなく、小さな備考欄にも注意してなにかヒントを見つけて設問に答えないといけないから疲れる。大問を5題も解いていると目が疲れ頭もボーッとしてくる。コンピューター用語もclickやsite、submitなど日頃からPCやスマホの英語に慣れていないと読み取れない。EメールもFrom、To、Subjectなどの項目にすぐ目が行くようにしないといけない。将来企業や公的機関に就職するにも必ず求められる能力だ。 尾上
2024/03/17 (Sun) 23:34


英語力を磨こう!
英語力を磨こう!
2024年3月14日(木)
「トンボ池」
 箱根の「湿生花園」が今週末やっとオープンする。真っ先に駆けつけて咲きだした「ミズバショウ」を見たいと思う。昔、大学の仲間と7月に群馬県の尾瀬に行って見たミズバショウはすでに巨大な葉の中に緑の茎が残っているだけだった。あの白い花は花弁じゃなくて苞だけど実に美しいよね。それが家から車で20分の仙石原「湿生花園」で見られのは実にうれしい。以前もっと近くでもミズバショウが見られる場所がないか、と全国ネットで探したことがある。すると山梨県のほかに静岡県にも1ケ所だけあった!それも御殿場市の「トンボ池」だって!
 そろそろミズバショウが咲きだしたかな、と期待して昨日富士霊園の帰り道「あまだ里山」に立ち寄ってみた。御殿場線と東名高速がクロスする鮎沢川の渓谷に「トンボ池」がある。断崖から細い滝の水が池に注いで花々や昆虫たちの桃源郷だ。ムーミン谷かな?滝の上に階段で上がると長細い湿地帯があってここは昔田んぼだった所らしい。6面の田に1100本のミズバショウが青い葉を一面に突き出して、よく見るともう白い苞が2,3見つかった。この深沢地区の有志の人たちが、群馬県片品村の尾瀬が原から移植して丹精込めて育てたもの、と立札には書いてある・・・
 
 MUさんは先日の後期試験で大学入試がすべて終わったので、入学後まず実施されるというTOEIC検定の対策をやってみた。今日はヒアリング100問は割愛して、そのあとの語彙・文法・読解問題70問をやってみた。すべて解答は4択だがかなりの英語力が求められて難問だ。しかしMUさん、語彙力に自信ありほとんどに正解が出せた。
 大学に入学するとどの学部であろうと語学が必須で、英語のほかにもう一か国語を選択させる大学も多い。もし更に大学院に進学したい時は外国語の試験を2つ受けないといけない。卒業前の採用試験でも外国語能力を試験する会社が多いんだよ。TOEFL(トーフル)が米国留学の条件になるのに対してTOEIC(トーイック)は社会人やビジネス世界での英語力を証明するもので大学の英語授業のクラス分けなどに利用されている。UG会卒業まであと2回、TOEICで英語力を磨いておこう。 尾上
2024/03/14 (Thu) 23:49


大学入学までも英語力を維持しよう
大学入学までも英語力を維持しよう
2024年3月10日(日)
「ミモザと国際婦人デー」
 私が昨年10月からボランティアで講師を始めた御殿場市の「生涯学習教室」は月1回土曜日の開催だが、参加者4人(高齢の女性たち)はLINEグループでいつでも連絡しあうことができとても役立っている。「英字新聞を読もう!」という教室で、主に「ジャパンタイムズ」やアメリカで一番購読者の多いタブロイド紙「USA TODAY」を扱っている。前者は御殿場駅の売店で買えるし(NY Timesとセットで300円)、御殿場市立図書館でも毎日唯一閲覧できる英字新聞だ。先日はまた図書館の新聞でRecognizing the vocabulary surrounding International Women’s Dayという記事を見つけたのでコピーを皆さんにLINEで送って読んでもらった。
 「国際婦人デーにまつわる語彙をおぼえよう」という見出しで、「性差別、夫婦別姓や賃金格差で日本は世界146カ国中で125番目、、、」という。「国際婦人デー」は、半世紀前に女性の差別撤廃や地位向上を訴える世界の国々のアピールを踏まえて、1975年「国連」が3月8日をその日と定めた。各国で男性が女性に花を贈る習慣がうまれ、イタリアでは早春の華やかな黄色いミモザが好まれている。日本ではまだまだ認知度が低くその代わり、14日が「ホワイトデー」の名で始まったビジネス仕掛けのお祭りで、「バレンタインデー」のお返しに男性が女性にお菓子などをお返しする風習が定着しつつある。私の大好きな花ミモザが御殿場「時の栖」のキャンプ広場に咲き始めたよ・・・  

 3年生でもう卒業式の終わったMUさんは、国立大学前期に失敗したので後期試験を12日に控えて最後の追い込みにかかっている。今日はその過去問をすこしやってみた。和訳の力は十分あるから心配ないが、要約がなかなか難しいね。大阪大の英文「自然保護と経済のバランス」もやってみた。MUさんは1年生の時に英検で準1級に合格している。その英語力はこれから大学や就職試験などでどこでもおおいに発揮できるし高く評価されるはずだ。法律学の学士、修士を目指して頑張ってください。
 合格してから大学の授業が始まるまでの1か月で、油断すると英語の力はみるみる落ちていく。せっかくのレベルを維持するため「UG会」は例年TOEICの英語検定を目標に授業を続けている。次回は14日(木)に変更。しばらくその後も入学や転居で忙しくなるので17日(日)、19日(火)に変更しました。あと3回頑張りましょう。 尾上
2024/03/11 (Mon) 0:02


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