「新東名高速・松田事業PR館」
新東名高速道路は全線開通まであと3年かかるそうだ。当初の計画では2024年春の開業だったが、予期せぬ難工事のため新秦野ー新御殿場間25キロがいまだ建設中なのだ。それで先週6日(木)鉄橋建設現場の一つ松田町高松山の「中津川橋」に行ってみた。「高松トンネル」を出てすぐに「萱沼トンネル」に入るまで300mの長さの鉄橋で、谷底から60mの高さに巨大な赤いクレーンが何本も稼働して重そうな機材を持ち上げていた。ここに「NEXCO中日本」が建設工事の進捗状況を開示してくれる「PR館」があることを知ったのは偶然だった。NHKテレビの「ウルトラ重機」とかいう番組で、「山北」の河内川にかける鉄橋の建設現場が放送されて、先月「夕日の滝」見物の後その現場に立ち寄って車から見上げて驚いていたのだ。
事前にネットで予約しないと参加できないのだけれど、この朝電話してみたら幸運にもキャンセルがあって11時の回に5人の1人になることができた。中年女性の野中さんの解説が丁寧で質問にもわかりやすく答えてくれて1時間たっぷりと聞き入ってしまった。後半はVR(Virtual Reality)のゴーグルを顔に装着して、鉄橋を上空から左右からドローンが飛ぶ鳥のように観察し内部にまで進入して行くのだから少々めまいを起こしてしまう、人生はじめての体験に興奮した。次回は「山北」の現場にもPR館があるというので是非行ってみよう。。。この日は中津川の上流、松田町「寄(やどろぎ)地区」で開催されている「ロウバイ祭」に行く計画でその途中であった。3日の立春をすぎて「祭」は観光客で大賑わい。集落の急斜面に地元の中学生が植えた最初のロウバイが20年で3000本にも増えていい香り・・・
「大阪万博」Osaka Expo 2025がテレビでもあまり話題にならないが、4日のJapan Timesの記事を「英字新聞の会」に転送した。Excitement for the Osaka Expo is low. Can organizers build hype?(大阪万博人気上がらず。回復できるのか?)という見出しで、あと2か月後の4月13日大阪「夢洲」で開幕予定の万博会場の準備状況をリポートしている。Whether it was the display of a rock from the moon, the unusual Tower of the Sun or early showcases for cell phones and maglev trains, the 1970 Osaka Expo was met with much fanfare and enthusiasm as nearly 65 million people passed through the gates over a six-month span.(月の石であれ、太陽の塔、携帯電話、リニアであれ、1970年の前回「大阪万博」はファンファーレと熱気にあふれ、会期6か月で約6千5百万人の入場者だった。) 冒頭のwhether 〜or〜は「譲歩構文」で「〜であろうと〜であろうと」。
しかし、人気は今一つでチケットの前売りが遅れていて心配するむきもあるようだが会場のシンボルとなるGrand Ringを写真で見た。高さ20m周囲2キロの巨大な木製のリング状の構造物が完成している。「夢洲」の会場まで鉄道も延長され稼働しているし各国のパビリオンも最後の仕上げにかかっている。 Similar to the lead-up to the opening of the Osaka Expo this year, the Milan Expo in 2015 was met with protests over costs and concerns about the potential for poor attendance. In the end, over 20 million people visited as criticism turned to curiosity, with ticket sales peaking in the final weeks of its six-month run.(今年の大阪万博までの準備と同様に、2015年の「ミラノ万博」も建設コスト反対と入場者の見込み薄の心配があった。しかし最後には批判が好奇心に変わって2千万人を越える来場者があった。会期最後の数週間で売り上げがピークに達したのだ。) 尾上
