裾野市民文化センター
「浅草からお台場へ」
いよいよ6月。梅雨の季節に入る前に東京ではすでに猛暑日が始まり、テレビのニュースでは水遊びをする子供たちの姿も見かけるね。私も友人たちと船に乗って東京「隅田川」の川下りをやったことを書いておこう。10日前、大学トレック仲間との同窓会で浅草の「三社祭」を見学したお話の続きです。われわれ4人のほかに30人くらいの乗客をのせて、宇宙船のような斬新なスタイルの「ヒミコ号」は2:40に出航した。まず赤い「吾妻橋」、緑の「厩橋」、黄色の「蔵前橋」をくぐって船は静かに進む。移り行く両岸を見ながら2〜300年前の江戸の街並みを想像するのも面白い。
半月前に渡った「両国橋」を下から見上げるのも興奮する。武蔵と下総の2国にかけられた橋だからその名が付いたのだね。大学に入った頃この近所「東日本橋」に下宿していて、アルバイトでよく渡った大きな橋に来た。それは「清洲橋」で青い色の美しい吊り橋だった。さらに、巨大な船体を通すために真ん中が「跳ね橋」になった白い「勝どき橋」も懐かしい。最後に真っ白な巨大な吊り橋「レインボーブリッジ」をくぐって、1時間の船旅のゴールは「お台場海浜公園」だ。ここにはフジテレビのユニークな社屋を背景にNY湾の入口の像と同じ「自由の女神」が立っていた・・・
KA君は「譲歩文」でUseful as it is, a computer is neither more nor less than a machine that faithfully follows our instructions.の訳が難しかった。前半はThough it is usefulと同じ意味「役に立つけれど」で、補語を強調して文頭にだす。その時接続詞のthoughがasに変わることがあるのだ。主語のitは後述のcomputerで「譲歩文」や「条件文」では先に言うことがよくある。neither〜nor〜(〜でもないし〜でもない)に注意すれば、「コンピューターというのは役に立つけれど、我々の指示に忠実に従う一つの機械以上でもないし以下でもない(機械にすぎない)」と訳せる。
YAさんは「仮定法未来」を勉強した。If it were to lose its Japanese identity, this would be a great loss not only for it but for the whole world.で、将来もありえない仮定をする場合に「助動詞」のwere toを使うから、「仮に日本がその日本的な独自性を失うとしたら、日本にとってだけでなく全世界にとっても大きな損失になるだろう」。ここではit やitsがJapanを指すことを明示する方がいい。wouldがあることで「仮定法」の文だと判断できる。
WAさんは前回、下線部訳でThe less attention we paid to his lecture, the more irritable he became.が難しかった。lessとmoreの比較級の形容詞に着目すれば、慣用語法のThe sooner, the better.(早ければ早いほどいい)とそっくりだね。元の文前半はWe paid less attention to his lectureだから、「その授業に私たちが注意を向けなければ向けないほど、先生はますますいらだった」。今日は「名詞節」が文の主語、目的語、補語の働きをする、と勉強した。Whether or not he or she reaches those limits will depend on his or her environment. はor notが先に出ているけど「〜かどうか」の意味で長い主語になっている。「人がそのような限度に達するかどうかはその人の環境次第になるだろう」。he or sheはa personのこと。 尾上
