裾野市民文化センター
「熱海海岸のジャカランダ」
今年のジャカランダはどうだろう、と少し心配な気持ちで熱海海岸の「お宮緑地」に向かった。今年の初夏はとつぜん猛暑日になったと思うとまた1・2か月気候が逆戻りしてしまうから。「お宮の松」のある公園に着くと、我が家の屋根をおおうように咲く桐の花に似て、ラッパ型の大きな花が鈴なりに咲く様子は素晴らしく美しい。花の色は桐よりもずっと濃い紫で美しいシダのような葉に包まれている。触れると閉じるネムの木の葉のようだな。ジャカランダ・フェステイバルもあと4日となって咲き終わりの木もあるのにまだつぼみのままの木もあった。
家内の歩行リハビリにと、サンビーチやスカイデッキの方まで歩いて行った。予報に反して空が澄み切ってきて青空になり汗ばむほどの日差しだ。白いヨットやクルーザーが浮かぶ港の遥か向こうに「初島」が浮かぶ。ここにも港を背景にジャカランダが一本花を一杯に咲かせていた。熱海市はポルトガルの海辺の姉妹都市カスカイス市から、30年前に贈られたジャカランダ2本を100本にふやしたそうだ。世界の三大高木の一つ、と言われているけどまだ熱海のはせいぜい5〜6mだ・・・
KA君は前回英文Watching television is no more passive than observing a landscape, listening to music, or reading a book. の和訳が難しかった。not more passiveとは書いてない。notは「文否定」だけどnoは次のmoreだけを否定して「差がない、同じこと」の意味になる。直訳すれば「テレビを見ることが消極的ということは、観光や音楽鑑賞や読書が消極的というのと同じになってしまう」。だから「〜と同様に消極的ではない。」と結論として和訳するように学校や教科書では教わる。いわゆる「クジラの公式」だったね。
今日は「譲歩構文」のWhatever he does, he will succeed.はNo matter what he does,というのと同じで、whatが「疑問詞」だから「何をやっても彼は成功するだろう」と訳す。似たような文だけどHe will succeed in whatever he does.(彼がやるどんなことにも成功するだろう)の方は、anything that he doesと言い換えできるからこちらは「複合関係代名詞」というわけだ。文の一部だからカンマで切れていないことも大きな相違点だよ。
WAさんは前回、語句の並べ替えで「この時計は5年前に買ったが、まだ一度も修理させたことがない」はI have never had this watch mended since I bought it five years ago.で、「〜させる、〜してもらう」はhave物 -edの構文を思い出そう。ここは経験を表す「現在完了形」にしたかった。今日は英文和訳で「メイフラワー号The Mayflower」の話が初めてで難しかった。アメリカ建国の物語で、17世紀イギリスの清教徒(ピューリタンPuritan)たち100人が英国のプリマス港から大西洋を横断して新大陸アメリカに向かって出航した船のこと。予定した目的地からずれて漂着し大変な苦労をしたという港は、米国北東部ニューイングランド地方の中心ボストン市の南東部で、その入植地をニュープリマスと名付けたという歴史のお話です。 尾上









