御殿場市民会館にて
「富士講の中ノ茶屋」
昨日は「富士山科学研究所」で2回目の「ガイド養成講座」があるというので、「篭坂峠」を越えて富士吉田市に行った。ここは富士登山の「スバルライン」の入口にあって標高1000mなのだけれど30℃近い暑さだった。始めは20人もいた講座も3年目になっていよいよ7人が残った。富士山が好きで仕方がない人たちだ。この研究所が夏休みに主催する「ガイドウォーク」で、所内の「自然観察路」を一周40分で訪問客や子供たちに富士山の成り立ち、動植物などの生態系、エコロジーの重要性を説明する仕事で、自然に親しみ自然を大切にする心の教育だからやりがいがありそうだ。
帰りがけに、近くを通る「吉田登山道」の入口にある「中ノ茶屋」に行ってみた。名物「キャラメル饅頭」を注文している間に店内の壁に目が行った。大きな木札が20枚ほど並んで、「江戸本所石井」とか「升の家」とか彫りこんだ黒々した文字が読める。江戸から来た「富士講」の人たちが「浅間神社」で禊をしてスタートしてまず最初に立ち寄る茶店がこの「中ノ茶屋」だったそうでその馴染みの客のために掲げてあるらしい。御殿場口五合目の「太郎坊」で茶店を営んでいた初代店主が「宝永噴火」(1707年)で被災した後ここに移転してきた、という貴重な話を女将に聞いた。ここは300年の歴史を刻んでいる老舗だった・・・
3年生のICさんとWAさんが「期末試験」のためにお休みしたので今日は2年生のMUさん一人だった。
まずは前回のプリントの添削と解説から始めた。2枚目の「比較」では書き換えをやった。I am not your equal in strength. (力では君にはかなわない)を「原級」でいえばI am not so strong as you are. このequalは名詞で「対等の人」の意味だ。
今日の文法は「否定」の項目だった。Theory and practice do not always go together. (理論と実践はいつも一致するというわけではない)で、副詞notはなにを否定しているのか考えてほしい。「いつも一致しない」では全否定になっておかしいね。基本的にnotは動詞の否定ではなくて、「理論と実践は必ず一致する」という肯定文の全体を否定しているのだ。だから後に「〜というわけではない」という訳を加えないといけない。もう一つ大事な例を出すと、You should not despise a man because he is poor. (人を貧乏だから軽蔑する、ということはすべきではない)も同様に「肯定文」全体に対して否定しているわけだ。
ご父兄の皆様・・・御殿場教室は次回7月3日(日)ではなく、7日の木曜日になります。「UG会予定表」の7〜8月改訂版をさらに書き直した再改訂版を次回配布しますのでご覧ください。期末試験の期間になりました。日頃の努力がよい成績になってでるように祈っております。 尾上









