御殿場市民会館にて
「サハリン島」
梯久美子「サガレン」を読み終えた。「サガレン」とは「サハリン」(樺太)の別称で、角川書店の取材旅行で3度サハリン島を訪れた著者の島への愛が十分感じられるエッセイで読みごたえがあった。今はロシアのビザが取れれば成田空港や札幌千歳空港から数時間で飛べる近さだ。19世紀末ロシアの文豪チェホフはシベリア鉄道で訪れて「サハリン島」を著したが、20世紀始め樺太がまだ日本領のころに、宮沢賢治は北海道・稚内から「稚泊連絡船」に乗って大泊に渡り、島を訪れて詩集「春と修羅」の中の「オホーツク挽歌」や「樺太鉄道」を書いた。代表作の童話「銀河鉄道の夜」に描かれる情景は「サハリン」の景色に重なると著者は言う。
大学の同窓SU君は卒業後、島の北端にあるオハ市の油田「サハリン1」(天然ガス)の研究と開発に人生を捧げた。私にとってもサハリンは懐かしい島だ。大学3年の夏休み、ロシア語通訳のアルバイトでサハリンの対岸にある「ラザレフ岬」に行ったのだ。富山県の「伏木港」から出航した貨物船は日本海を北上し、利尻島・礼文島の間を通過して遠く「間宮海峡」まで3泊4日の船旅だった。船のタラップを降りてシベリアの大地に足を踏み入れた感激は今も忘れない。商社の「安宅産業」がシベリアの材木を輸入する仕事に22才で携わることができた・・・(つづく)
2年生のMUさんは前回「句と節」の文法を勉強した。「彼が到着するまで」till he arrivesは接続詞+S+Vだから「節」、「彼の到着まで」till his arrivalは前置詞+名詞だから「句」。Because of his poor healthは「句」、Because he was in poor healthは「節」という。今日は「付帯状況」の「with+名詞+分詞」の構文を勉強した。「主文」の後半に追加するので「〜という状況で」とか「〜しながら」に相当する。A Japanese businessman on his way to work sits on the train with his nose buried in a children’s comic book. 「出勤途中の日本人の会社員が子供向けのマンガ本に鼻をうずめて電車に乗っている」。with以下が「鼻が本に埋められた状況」を追加しているね。恥ずかしいから隣の乗客に見られないようにマンガを隠し読みしているんだね。今では平気で堂々と開いて読む。というより本を読まなくなっている。電車内ではスマホばかり。
3年生のWAさんは語句並べ替え問題で「あなたにその研究に専念して頂きたいのです」は、I would like you to apply yourself to the study. でyou の位置が大切。I want to sing.とI want you to sing.(あなたに歌ってほしい) の違いだね。今日は「動名詞」を使う英作文で、「近頃はタバコが健康に悪いというのでやめる人が多くなった。」は、More and more people have stopped smoking because it is bad for health recently. と書けば簡単そうだけど、日本語で「〜する人が多い」は英語では「多くの人が〜する」のように書くようにしよう。「多い、少ない」のような「数量詞」は強調して文末に来ることが多いが、英語では「主語」の修飾語の位置に置くのが普通。「〜が増えた、減った」も英語では「動詞」ではなくmoreやlessのような「修飾語」+名詞で表現するよ。
ご父兄の皆様・・・「予定表」では7月31日(日)の「裾野教室」は「お休み」となっておりましたが、「御殿場市民会館」の方で実施しますので送迎をよろしくお願いいたします。 尾上









