「定期演奏会」
母校東京外語大のオーケストラが103回目の定期演奏会をやるというので、家内と一緒に東名を走って荻窪の「杉並公会堂」に行った。UG会出身で外語大3年生の矢田さんが前回5月の定演に出演した後退団して、今はフィンランドに留学中なので少し寂しいけれど、昨年矢田さんの紹介で楽団に寄贈した私のチェロが舞台に出してもらえるかもしれない、と期待して会場に着いた。今回の秋のコンサートは学生らしいオーソドックスなプログラムに戻り、「カレリア組曲」と「韃靼人の踊り」、ブラームスの「交響曲第一番」だった。コロナ感染の脅威も薄らいでこの夏には合宿練習もやったそうで、若者らしく終始パワー全開の力強い演奏を聞くことができた。
コンサートマスターは3年生男子、チェロのリーダーはロシア語専攻の2年生で、幕間に演奏した「弦楽4重奏」ではともに美しいソロを聞かせてくれた。当日のパンフレットを見てみると、メンバー表には90名の名前があって専攻語学と学年が書いてある。しかし数えてみると外語大生は45名くらいで、半分はOBOGとエキストラだ。私たちが60年前に定演を始めたころに比べると1.5倍くらいの大所帯になっている。違うところはエキストラと思っていた他大学の都立大や青山学院などの学生が正団員になっていることだ。特に私が気になっているホルンパートは外語大生がゼロで、ほとんど学芸大の音楽科だった。「ブラ1」の4楽章の壮大なメロディーを美しく力強く聞かせて・・・
2年生のMUさんは前回、長文「祖母の厳しいドイツ風のしつけ」を読んで和訳が難しかった。She made me get out of bed, and fold up my dress, and put it neatly on the chair. はA and A’のルールに注意すればfoldやputが動詞の原形でその前のgetと並列していることがわかる。だから「おばあさんは私にベッドからおこし、服をたたませ、それをきちんと椅子に掛けさせるのだった」。今日は空所補充の問題で、Both of the parties ( ) discussed the problem with their lawyers. 「関係する2団体はともにその問題について弁護士と話し合った」。カッコにはwhich were concernedを省略してconcernedが正解。involvedも同じ意味と用法で直前の名詞を修飾するよ。
今月から会員になった2年生のIKさんは「岩手大」の英文から始めた。A and A'のルールに注意すれば、It used to be thought that a school had only to make children learn to read, write, figure, and memorize a certain number of facts about the world. は「学校というものは子供たちに読み書きそろばんを学ばせ、世の中についてのある一定数の事実を記憶させればそれだけでいい、と昔は考えられていた」と訳せる。ここではandが同じカテゴリーの語句、動詞のmemorize〜と前述のlearn〜が並列しているとわかるね。だから、「国語・算数」を学び「理科や社会」は記憶するようにさせる、という意味だね。この英文はhave only to〜(〜するだけでよい)を使う問題で、have to〜(〜せねばならぬ)がhave need to〜(〜する必要がある)の省略形と考えられるのと同じだよ。
3年生のWAさんは前回「慶応大」の英作文で、「僕は加奈子が髪を風になびかせてそこに立っているのを見た」は、see人-ingの構文で書くとよかった。「〜の」は「様子」のことだから。I saw that SV〜と書くと、「〜という事実を知った」となってしまう。後半は例の「付帯状況」のwithを使って、I saw Kanako standing there with her hair streaming in the wind.となる。今日の英作文は「自分がしなければならぬことを済ませた後でこそ、はじめて余暇の楽しさがわかるものだ」、という長い文章。どこから手を付けてよいか迷った時は「動詞」をチェックしてSVのペアを組み立てよう。(1)You must do it. (2)You finish it. (3)You realize〜. それぞれに「接続詞」をつけてつなげれば、It is not until you finish what you must do that you realize the joy of leisure.「後でこそ」はafter S Vを「強調構文」にしてIt is not until S V that・・・と書ければベストだったね。 尾上









