「小学校の同窓会」
昨日は久しぶりに雨の東京に出た。御殿場ICから小田急バスに乗ればウトウトしているうちに新宿に着く。JR中央線を中野で下りると、駅前に建つビル「中野サンプラザ」がいつもの会場だ。私の母校は東京都中野区立「桃園第三小学校」で、3年ぶりに「梅組」の同窓会通知が来たので楽しみに出かけた。コロナ渦の前まで毎年秋には、同窓の友子さんがオーストリアから里帰りするたびに実施してきたからきわめて稀な同窓会でしょ?今回は参加が9名に減ったけど、また友子さんのウイーン土産に「モーツァルト・チョコ」を頂いた。
20階のレストランから霧雨にけぶる東京を見下ろすと、新宿の高層ビル群もすぐそこだ。中野駅前も相変わらず建設ラッシュで巨大なクレーンがそびえている。晴れていればその少し先に我らが母校も見えるはず。開校は1922年だから丁度今年が100周年のはず。ところが都会の少子化でほかの小学校と合併し母校は2008年に閉校、その名が消えた。恩師も他界して実に寂しいがよき友が大勢元気でこうして「同窓会」を続けている。旧態依然の「往復はがき」じゃなくてスマホのLINEを使って連絡しあおうよ、と提案したら皆さん賛成。9名の「桃三梅組」グループが誕生した・・・
今日から2年生のIKさんが入会して一緒に勉強することになった。忙しい部活をやっているので到着が1時間ほど遅れるけれど、それでも2時間じっくり難しいプリントに取り組めば想像以上の成果が得られるに違いない。さらに英語や日本語のことばの面白さに気づいてもらえば云うことなしだ。
IKさん今日はまず「助動詞+完了形」が「非難」や「残念」を表す表現を勉強してよく理解できていた。should、ought toと need notの後にhave+-edがあると、「〜すべきだったのに」とか「〜しないでよかったのに」のように、話者の気持ちがこもっている。次に英作文では「運よく私たちには地図があったが、もしなかったら道に迷っていただろう」が難しかった。2文に分けて考えれば Fortunately we had a map, の後はbut we would have got lost without it. でいい。しかし関係詞をつかって1文にまとめると, without which we would・・・となるね。
2年生のMUさんは前回も英検の作文問題をたくさん解答してきたので添削してあげた。あるテーマに基づいて200語のエッセイの形式で書くなら、「起承転結」のパラグラフで段取りを考えるといい。一般論だけよりは自分の身近な出来事、友人や家族の違った意見などを折り込むとよりよい文章になるよ。今日は英作文で、「友人だと思っていた人が僕をだました」は動詞を中心にしてThe man deceived me.とI believed he was my friend.の2文に分けて考えればいい。heを関係詞のwhoに置き換えてthe manの後に移動させれば、The man who I believed was my friend deceived me. の完成だ。 尾上









