「須山登山道」
去年は海抜ゼロの「田子の浦」から「剣が峰」まで完登したので今年はもう一つ、昔の富士山登山道「須山口」から歩いてみようと計画したよ。この夏、裾野市須山の「浅間神社」に立ち寄って、裏山の山野草を見ていたらガイドの人と話す機会があって、「須山登山道保存会」作成の貴重なマップをいただいた。御殿場口ができる前、江戸時代には山梨側の「吉田口」だけでなくこの「須山口」からも登る人が多かったそうだ。鎌倉時代に頼朝の「富士の巻狩り」はこのあたりが舞台なのだ。ルートは「サファリパーク」の手前から山道に入り、「ぐりんぱ」のわきから「水が塚」1500mへ。さらに森林の中の道を登って「御殿庭」を通れば「宝永山」の火口に着いて2500mの「富士宮口」に接続する。
今月2日には「水が塚」から歩き始め、「御殿庭下」の標識まで登ってきた。インスタの友人が教えてくれたように、カエデの古木の幹にダイモンンジソウがびっしりと着床して、まるで白い衣を着せたようだった。それで22日には五合目の登山口に車で行って、「御殿庭下」2000mまで下ってから「須山登山道」を登り始めた。ここは「御殿場口」の「二子山」からも通じているコースだ。「宝永火口」の最下端に着いたらそこは第3火口で、その上に第2と第1があることを知った。風がきつく吹きつける中をやっと「富士宮口」の分岐になる「宝永山荘」に到着・・・
2年生のMUさんは前回英作文で、「台風が近づいているから、飛行機が飛ばないんだって。」は、最後の「〜だって」は「〜だそうだ」と同じだからIt is saidとかI hearといえばよかった。Because the typhoon is getting closer, all the planes won’t fly, I hear. 今日はIt seems that・・(・・と思われる)の構文がよく理解できていた。英文「家畜による砂漠化」の和訳で、It seems to them that having more animals before a dry year means that some will still be alive after it.はSVのペアが3組もあってややこしい。「乾燥の年になる前に家畜をもっとたくさん飼っていることは、その年の後にそれでも一部は生き残っているという意味になると人々には思われている。」
3年生のWAさんは「埼玉大」の英文「詩と散文の違い」を読んで下線部訳が難しかった。The more you put into reading a poem, the more you are likely to get out of it.では2つのmoreがなにを意味するのかが問われていた。その直前の文を読まないといけない。Sometimes, poems require a greater effort on the part of the reader, but equally they give the reader a satisfaction commensurate with this effort. 「時には詩は読み手の側に(散文)より多くの努力を求める。しかしそれと同時に、こういう努力につりあうような満足感を読み手に与えてくれるのだ」。だから、前半はYou put more effort into〜であり、後半はyou are likely to get more satisfaction〜なんだね。「詩を読むことに多くの努力を注げば注ぐほど、ますます多くの満足感をそれから得る可能性があるのだ」が正解だ。
「語源のおはなし」・・・形容詞commensurate(つりあう)はcom(一緒に)+mensurate(測った)の造語で女性の「メンス」mensesとも関係がある。語源はmonthで「月経」はここから生まれた。英語では普通periodで、I am having my period. といえばいい。逆に「来なかった」ならI have missed my period. だ。形容詞immense(莫大な)もim(ない)+mense(測る)からで「測り切れない」の意味なんだ。 尾上









