御殿場市民会館にて
「ウチョウラン」
蘭といえば胡蝶蘭?豪華なカトレア?いやいや、開店祝いや結婚式の定番の花ではなくて、ラン愛好家のオジサンたちの一番人気は小さな鉢植えの「ウチョウラン」、漢字では「羽蝶蘭」と書きます。いまにも羽を広げて蝶が飛び立ちそうな華やかなラン科の一種。市内の「山野草店」では赤、白、紫など色とりどりの高価な鉢植えがずらりと並んでいるが、その原種はひとつだけ、ピンク色の6弁の花で意外に目にすることは稀だ。本県や神奈川県の山にもわずかにあるようだが、その自然の中のウチョウランが見たくて今年も山梨御坂峠の「三つ峠山」1785mに登った。ここは「花の百名山」の一つ、毎年2〜3回登っているよ。
絶滅危惧種では筆頭になるようなウチョウランがこの山の山頂直下に高さ130mの「屏風岩」に咲いている。ロッククライミングの格好の練習場所で、何度か死亡事故が起こってもファンが絶えることがない。彼らはウチョウランを一番目にしているはずだがあまり野の花には興味がないし命が大事だから楽しむ余裕はないようだ。この日私は断崖の下に着いてまず記憶にある最初の群落を見上げた。毎年20本くらいまとまって咲いていた岩のくぼみに、ない!なくなって大きな穴が開いている。「盗掘だ!」計画的にスコップを持参して堀りおこしたのだろう。業者に転売する悪人が出没して、高山植物の保護団体は頭を抱えている・・・
2年生のMUさんは前回「植物の光合成photosynthesis」の説明文を完成させる文が難しかった。Plants need light, carbon dioxide from the air. and water and salts from the earth. Each leaf works like a tiny factory. 「植物には光と空中の二酸化炭素、地中の水と塩分が必要なのだ。それぞれの葉が小さな工場のように働く」。今日は「独立分詞構文」をやった。There being no furniture, the room looked like a big box. (家具が何もないので、その部屋は大きな箱のように見えた)は、As there was no furniture, を分詞句で言い換えた文。主語の位置にあるthereをbeingの前に残したから「独立分詞構文」だ。
3年生のWAさんは「形式目的語のit」の構文を勉強した。Since all of these factors make it easier for consumers to make purchases, both stores and credit card companies find it profitable to make credit available. では前半itがfor以下を表す形式目的語なので、「こういう要素のすべては、消費者が買い物するのをもっとしやすくしてくれるので」となる。for・・to〜では「・・にとって」ではなく、不定詞の意味上の主語だから、「・・が〜すること」となるよ。後半もitがto以下をさす「形式目的語」であることが分かれば、「お店もカード会社も共に、クレジットが使えるようにすることが利益につながると考えている」。
ご父兄の皆様・・・高校では「夏休み」に入りましたね。夏期講習や特別時間割でまだ今月中は登校が続く高校も多いようですが、余裕のあるこの時期は自分で家庭学習の時間を計画することが大切です。特に理科社会のような暗記科目と違って、記号化して論理的に物を考える科目の「英語・数学」は毎日欠かさずそれぞれ2〜3時間没頭できるような環境づくりが大切です。家族が出勤して家庭で一人きりになる生徒は緊張感も緩むので、学校に登校したり図書館が使えるといいですね。
UG会はこの夏も「夏期講習」をやります。英語を通して科学・文化・歴史・風習・思想などを学び一人一人の「思考力」を高めます。ぜひふるって参加してください。 尾上
