裾野市民文化センター
「小山町の豊門公園」
隣の小山町にこんな由緒ある建築物と美しい噴水庭園があったとは!3年生のWAさんの家からは至近距離だね。紅葉のライトアップが美しいとTVニュースで紹介されたので「富士霊園」墓参の帰りに寄ってみた。町役場の前の坂を上って「小山中学」の裏山に大きな洋風の公園があった。左右対称のイギリス庭園のようでバラがまだ少し咲いていた。尖塔をもつ白亜の木造建築は昔の「青年学校」で、2階が展示会場になっている。小山町の主要産業であった絹や綿花の紡績工場「富士紡績」(フジボウ)は、初代社長の「和田豊治」が100年前この水量豊かな山間の「小山町」に開業したものだ。
この町には「須川」「生土」など水力発電所がいくつかある。大きな「天神原貯水池」から水を落とし「菅沼発電所」を稼働させていた。本流の「鮎沢川」河岸に大きな「紡績工場」があってその電力需要をまかなっていたと思われる。今も「フジボウ愛媛」の小山工場が「小山駅前」で操業している。さらに「青年学校」の奥に併設された瀟洒な日本家屋にも入ってみた。和田社長が東京の自宅を移築したもので、「和田豊治」と協力者「日比谷平左衛門」らの名にちなんで「豊門会館」と名づけ、「渋沢栄一」が揮毫した扁額が玄関にかかっていた・・・
3年生のICさんは前回「東大」の900語の長文「イランの警備兵」を読んで、すべての選択問題には完ぺきに正解が出せた。しかし、下線部和訳が難しかった。今日は「同志社大」の長文で「文化と社会」を読んだ。Culture and society are two closely related concepts.「文化と社会は密接に関係する2つの概念である」 で、文化は人間社会だけのものだ、という。さらに、It is the common element that allows the members of a society to correctly interpret each other’s actions and gives meaning to their lives. 「文化とは、一つの社会の成員がそれのおかげでお互いの行動を正しく解釈することができるし、自分の生活に意味を与えてくれるような共通の要素なのだ。」は、前半が「物+allow+人+to〜」(物のおかげで人が〜できる)の構文で「無生物主語の文」と見抜いたね。andがgivesとallowsを並べていることもわかった。
WAさんは前回英作文で「言語は、私たちが知識を共有し考えを交換するのを可能にしてくれる」は、Language makes it possibleで始める。「形式目的語」のitが指すのはfor us to share our knowledge and exchange our ideas.で、不定詞の前に「意味上の主語」for usが必要だったね。今日は「助動詞」のmay well〜(〜するのももっともだ)とmay as well〜(〜する方がよい)の違いを理解した。We may well doubt if our present age is more civilized and progressive.「今の時代が昔よりも文明化し進歩しているのかどうか疑ってみるのももっともなことだ」。つまりmayは「〜してもよい」の意味。一方、You may as well pay extra to get reserved seats as keep standing all the way. はas〜as・・の比較構文だから「・・と比べて同じことかもしれない」の意味だけど、日本語では「比較級」に言い換えて強調して訳すといい。「ずうっと立っているよりは超過料金を払って予約席をとった方がいい」。「非現実的なこと」ならmayの代わりに「仮定法」の助動詞mightを使うんだったね。 尾上









