「アケボノソウが咲いた」
最近ちょっと暑さがぶり返したね。富士山山頂が青空にくっきり映えた朝、富士山スカイラインを走って「水が塚」に向かった。標高が1400mだから気温が6度くらい下がって肌寒いくらいだ。有料道路のゲート前に駐車して少し歩くとスキー場「イエティ」に来た。シーズンを前にそろそろ人工雪やリフトの準備を始めているらしい作業の音が聞こえる。昔は「日本ランド」といって、息子たちが小さい頃はなんどか連れてきて一緒にスキーをやった。御殿場南高校の吹奏楽部の指導が終わって帰宅した後だからたいてい土曜や日曜のナイターだったなあ。
遠く箱根の山々が展望できるガランとした駐車場のわきには、黄色の月見草や白い野菊、赤いアザミや紫のリンドウなど秋の花々が一杯だった。フジバカマはヒヨドリバナの仲間で、その綿毛のような花の蜜を吸っている美しい蝶々はアサギマダラだ。その先端まで歩くと広い空き地がスキー場の資材置き場になっていて、周辺を歩いているうちに小さな池の前に出た。見つけたよ!これがお目当てのアケボノソウだ!4弁や5弁の薄緑色の背の高い花でリンドウ科のセンブリの仲間だ。白い花弁に緑色の斑点が散らばってまるで夜明けの星空のようだ・・・
2年生のMUさんは前回提出した英検の作文問題を添削してあげた。「英作文」の問題集や参考書はたくさん市販されているけれど、自学自習で上達するのはなかなか難しいね。難しい模範例文を暗記するだけでは実践に役立たない。会話と同じで思い切って書いてみるほうがいい。易しい語句と構文で「無難に」書けるようになるには誰か先生に解説して貰うのが一番だ。今日は長文で「コミュニケーションの加速化」を読んだ。People must learn not to judge others, but to accept them as they are. 「人々は他人を判断するのではなく、ありのままに受け入れるようにならなければいけない」 では、not A but Bの構文「AではなくてBだ」を思い出そう。learn to〜は「(学習の結果)〜になる」の意味。さらにAs the world grows smaller, people must learn to talk to each other better, not just faster. 「世界がより小さくなるにつれて、人々は単により速くじゃなく、よりしっかりお互いにコミュニケーションできるようにならなければいけない」でもlearn toが使われているね。
3年生のWAさんは前回、英文で「ユニセフ親善大使・黒柳徹子」のエッセイを和訳した。Nor would I have known what a strong will to live children have. 「さらに、子供たちがいかに生存の強い意志をもっているのか、ということも知らなかったであろう。」 Norは前文が否定の時に追加する否定の接続詞で「さらに〜もない」。NeverやLittleで始まる否定文と同じくI would have knownが「倒置」になっていることにも注意。今日は「形容詞+不定詞」の構文で、This book was easy to read. (この本は読みやすかった)、This river is dangerous to swim in.(この川は泳ぐのが危険だ)、His story was exciting to listen to. (彼の話は聞いて面白かった)のように、不定詞の目的語が主語の位置に移動している用法だ。
今日は親子で授業見学に来てくれた2年生がいた。MUさんが紹介してくれた同級生で、少しプリントやって英文を読んでもらったらとても滑らかに発音のできる生徒だった。来月から入会してくれるといいな。 尾上
