「宝永火口を観察」
昨日は「富士山火山観察会」があって、スカイライン五合目から「宝永火口」まで往復して様々な岩石を観察し宝永山の成り立ちを学んだよ。2日前の「初冠雪」はすぐに消えたようで、富士山は雲一つない真っ青な空にくっきりと山頂の白い鳥居も見えている。真っ先に応募してこの日を楽しみにしていた私も含めて一般参加者16名と「山梨県富士山科学研究所」講師陣6名はヘルメット姿でいよいよ登り始めた。岩石でゴツゴツの登山道は週末の家族連れのハイカーでにぎわっていた。新六合目の山小屋「宝永山荘」から上の登山道はもう閉鎖され、私たちは裾野・御殿場方面に向かって下っていく。
300年前の江戸時代「宝永年間」に起こった爆発で「宝永火口」はできた。それ以来富士山は沈黙しているから不気味な活火山なのだ。講師の一人が火口壁に設置してあった「地震計測器」と「落石音記録器」と巨大バッテリーを背負って下りてきた。2か月ごとに調査結果を発表し地震予知に役立てているそうだ。火口底から見上げると250m上の「宝永山」の山頂に大勢の人影が見える。講師が指さす先には赤茶色の細長い岩。マグマが噴出して飛来し、飴のように引き延ばされ冷えて固まった火山弾だ・・・
3年生のICさんは「notのない否定表現」を勉強した。Far from seeking help, she offered to help us.「彼女は援助を求めるどころか、私たちを援助しましょうと申し出てきた」。Do you think that landing on Mars is beyond our capabilities?「火星着陸は我々の能力を超えていると思いませんか」。beyond my understandingなら「私の理解を超えている」、つまり「私には理解できない」、となるね。「仮定法」の英作文で、「もし音楽のない空間に閉じ込められたら、私の精神は死んでしまうに違いない」は、If I were shut up in a space without music, とする。trapped in〜(〜の罠にとらわれる)も使えるね。後半の帰結文も「仮定法」でmy spirit would be dead.とかbe killedとする。「〜にちがいない」は「確かに」のsurelyかcertainlyを助動詞の後に加えよう。
YAさんは前回長文で「争いの解決法」を読んだ。One of the most important skills in managing personal conflict is to separate the positions of the people involved in the dispute ( ) their real interests. のカッコに前置詞を入れる問題が難しかった。「個人の争いを収めるときに最も重要なコツの一つは、その論争に関わっている人たちの立場とその利害関係とを分けることだ。」と訳せるから、separate A from B(A とBを分ける)のfromだね。be involved in〜は「〜に巻き込まれる、〜に関わっている」。今日の文法は「比較」で、( ) all the states in the US, Wisconsin is the one that produces the most dairy products. 「米国のすべての州のうちで、ウイスコンシンが一番酪農製品の製造が多い州です」では「最上級」のthe mostがあるので、カッコには前置詞のof(〜のうちで)が入る。
WAさんは前回長文で「動物実験の可否」を読んだ。Computer simulations can also cut down the number of animal tests we need to run. 「コンピューターによるシミュレーションでも我々が実施する動物実験の数を減らすことができる」。副詞のalso(〜も)はVの前に置くけれど文全体を追加する働きで「〜ということもある」の意味。日本語に直す時には「焦点」になる語句を考えてそこに「〜も」をつけなければいけないから難しいね。文尾につける,tooと同じだ。今日はnot A but Bの構文で、・・・not because we have better eyes, but because standing ,as it were, on their shoulders we can see more.「・・なのは、我々がいい眼を持っているからではなくて、彼らのいわば肩の上に立っているからもっとよく見える、というわけだ」。standing〜shouldersは分詞構文だね。 尾上
