裾野市民文化センター
「千本松原サイクリング」
海辺を自転車で走りたくなって沼津の海に行った。旧国道の片浜から「千本松原」を抜けて防波堤にでてみると駿河湾の大きな海に水平線が広がっていた。湖のように波も静かで伊豆半島がシルエットになって先端の大瀬崎のあたりがまぶしく光り輝いているよ。磯釣りをする人の姿もちらほら、のどかな景色だなあ!ピューっと鳴いてトンビが群れをなして頭上を海風に乗って旋回している。持参のレイチェルを組み立てて、延々と続く防波堤の上を走ってみよう。西の方は「田子の浦」、その先がきっと三保の松原と清水港だろう。今日は東に向かって「千本公園」まで往復してこようか。潮風がちょっぴり冷たくて気持ち良い日だ。
この日千本の片浜に行ったのは、海近くの友人宅をご焼香に訪問するためだった。私も数年講師を依頼されたが、沼津で有名な「ヒトスギ塾」の創業者の一杉真城さんが先月77才で亡くなった。急性白血病で突然の訃報であった。奥様のお話では、「直前まで三島楽寿園での大きな野外コンサートの企画で走り回っておりましたのに、、」と。教育や文化の国際交流で大きなプロジェクトをいくつも成功させマスコミにも報道された人物で、一杉さんとの交友は私が沼津東高に転勤した30年前に始まった。世界の最先端を行く言語学者をアメリカから招いて、沼津西沢田の「大中寺」本堂を借りて3泊4日の合宿セミナーを開催する、と聞いて私は真っ先に申し込んだ、、、
3年生のICさんは前回、「会話表現」の入試問題をやってみたらほとんど正解が出せた。How soon will we get to the theater?(あとどれくらいで?)の答えはIn half an hour.だね。今日は「If〜のない仮定法の文」をやった。A slight slip of the doctor’s hand would have meant paralysis or death for the patient.で動詞が「仮定法」だと分かればその主語に「条件」をこめて、「その医者の手がちょっと滑ったとしたら、それはその患者にとって麻痺か死を意味しただろう。」と訳せればOKだ。次の読解問題では「青山学院大」の900語の長文で「遺伝子研究の功罪」を読んだ。第一文のThe natural curiosity of scientists has often led them into controversial areas.が難しいけど、第2文以下に詳しく説明があるので、もう一度戻ってから和訳してみるといい。これは「物+lead+人」の「無生物主語構文」だね。だから「人」を主語にして訳そう。「生来の好奇心のために科学者たちはしばしば論争の場に投げ込まれてきた」。実例として、「クローン人間」「遺伝子医療」「遺伝子組み換え作物」が取り上げてあったね。健康や倫理の問題点に関わるからじっくり読んでおきたいエッセイだ。 尾上









