御殿場市民会館にて
「節分草」
ユキワリソウが赤・白・ピンク・紫色に咲き乱れる市内の「秩父宮記念公園」で、やっと大好きなセツブンソウの小さな群落をみつけた。20株ほどが名札もなしに木の根元にひっそりと咲いていた!その名前の「節分」、2月3日よりも2週間ほど後に咲き始めた。このページの壁紙で見えるように、和紙のようにちじれた白い花弁と思えるものはガクで、オシベのように円形にずらっと並んでいる黄色いものが花弁、その中心の赤色のメシベを囲む紫色がオシベの群れだそうで、襟巻のように裂けた濃い緑の葉に囲まれて、5色のなんともカラフルでおしゃれな花でしょう、セツブンソウは。
これは準絶滅危惧種で、自生する地域は盗掘やシカの食害にあうので消えてしまい、個人の家の庭でかろうじて生き延びているらしい。我が家から2キロの公園で咲いてくれるのは本当にうれしい。春の花々を待ちわびる花好き人にはとても可愛い花なので、秩父「両神山」の麓に管理された有料の「節分草の里」までわざわざ見に行く人も多い。私も昨年、はるばる「精進湖」の山奥に行って、個人のお宅の裏山で大きな群落を見つけて感動した・・・
2年生のMUさんは前回「神戸大」の英作文で、「東洋と西洋の文化が混在している日本では、その必要性がひときわ大きいだろう」が難しかった。「必要性が大きい」は直訳するとおかしいから、「それはもっとずっと必要になるだろう」と言い換えないといけない。It may be much more necessary in Japan, where Eastern and Western cultures are mixed. とかall the more necessary(それだけ一層必要になる)が使える。固有名詞のJapanの後にはカンマをつけてから「説明」すること。今日は接続詞asの特別な用法で、Low as the mountain is, it is hard to climb it. 「その山は低いけれど、登るのがむずかしい。」で、前半はThough the mountain is low,と同じ意味だ。形容詞のlowが強調されて文頭に出ると、thoughをasに変えることがある。
IKさんは「横浜市立大」の英文「コンピューターと教育」で和訳が難しかった。Some say that while there is nothing wrong with multimedia, professors who often assign students technological projects may be avoiding the difficult job of teaching students to write clearly and argue accurately. 「マルチメディア(複合媒体、つまりコンピューターのこと)には問題がないのだが、学生たちにテクノロジーを使う課題をよくだす大学教授は、学生にはっきり書いて正確に議論するよう教える、という厄介な仕事をどうも避けているのかもしれない、という人もいる。」ここではtechnological projectsの訳が難しかったね。先生が学生に出すのは「企画」ではなく単なる「課題」だ。
3年生WAさんは入試のための勉強も一区切りついたので、今日からしばらくは大学での英語授業や将来の資格のためにも、「英検準一級」の合格を目指して勉強を続けることにした。第1問の「語彙力」(25問)には70%も正解が出せて私も驚いた。この一年、語彙不足を自覚して必死に頑張ってきた成果がこうして出せたのだ。第2問、3問の「長文読解」、第4問の「英作文」でも70%はとれそうだから、ぜひ近いうちに「英検」を受検してはどうだろう。大学でほかの専門科目に時間を取られてせっかくの英語力が薄まることのないうちに「英検準一級」の資格を取っておけば、それが大学の英語授業でも将来の大学院進学や就職試験でも生かすことができるよ。次回もこんな勉強を続けてみよう。 尾上









