御殿場市民会館にて
「三島暦師の館」
最近、私は吉川英治の長編小説「新平家物語」にはまっている。23巻もある長編だけど本で読まないでパソコンやiPadを使い「Audible」(オーディブル、オーディオブックではないよ)で聞いていると実に面白い。朗読が上手で多くの配役を声色を変えながら実に生き生きと語ってくれる。活字を目で追わないでいいのがとてもありがたい。その中で韮山に配流中の頼朝を支援する武士が「暦」を「三島大社」で仕入れてくる場面があった。その頃のカレンダーがどんなものだったのかに興味がわいたので、今も現存するという「三島暦師の館」に行ってみることにした。
「三島大社」のすぐ東側の狭い路地を入るとその「館」はあった。この道は鎌倉時代の「東海道」つまり「鎌倉古道」に面していたようだ。大きな玄関先のしだれ梅が桃色の花を一杯に咲かせた武家屋敷の風情だった。江戸末期の大地震の後再建されたこの館は暦つくりの伝統ある「河合家」の住まいで、十里木の「関所」の建物を移築したものだそうだ。玄関で靴を脱いで奥の座敷に進むと三島の宿場の古地図が掲示されて「三島大社」が東海道の重要な位置を占めていたことがわかる。平安、鎌倉の時代にすでに日本でもカレンダーが作られていたのだ。縦長の一枚の紙に中国の漢字でなく「ひらがな」で・・・
2年生のMUさんは前回、英作文で「その知らせを聞いたら彼女はどうするだろうか?」 はWhat will she do when she hears the news?でいいが、「間接疑問文」でI wonderの後に続けるならwhat she will〜の語順にしないといけない。「聞いたら」につられて過去形heardにしてはいけない。今日は「譲歩」の接続詞even if(たとえ〜でも)を勉強した。People with different religions must try to understand each other’s beliefs and values even if they do not accept them. 「宗教が異なる人たちは相手の考えや価値観をたとえ受け入れることができなくても理解する努力をしなければいけない」。ここでは同じ目的語に対して動詞のunderstandとnot acceptが対比されているね。そこに注意して和訳するともっとよかったね。
IKさんは前回、長文「日米のスポーツ」を読んだ。More interesting, however, is what activities each nation considers to be, or not to be, sports. 「しかしもっと面白いのは、両国がどういう活動をスポーツと考えるか、あるいはスポーツではないと考えるか、である」。ここではconsider〜to be・・「〜を・・と考える」の第5文型だね。さらにwhat以下の疑問詞節が長い主語なので「倒置の文」になっているね。「比較級」や「最上級」の語句はよく文頭に倒置されるよ。今日は長文で「UNICEF親善大使」を読んだ。難しかった文はNor would I have known what a strong will to live children have, で、what以下に「感嘆文!」が組み込まれていることに気づくとよかった。「子供たちがなんと強い生存意欲をもっているか、ということも私は知らなかったであろう」。Norはneither A nor B のように、前述の否定にさらに否定を加えるから「・・も〜ない」と訳しておこう。
3年生WAさんが昨日から国公立大学の受験に出かけているので2年生だけの授業になりました。今日から「御殿場教室」を日曜日に戻しました。IKさんが時間通りに出席できるようになって良かったと思います。「順天堂大学」に見事合格したYAさんがお母さまと一緒に「御殿場市民会館」までご挨拶に来てくださいました。おめでとうございます!本当にこの一年で英語の力がおどろくほど伸びましたね。大学でもきっとしっかり生かせるでしょう。頑張ってください。 尾上









