高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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「強調構文」What is it that the new table is covered with?
「強調構文」What is it that the new table is covered with?
2022年12月8日(木)
御殿場市民会館にて
「東京で高校の同窓会」
 東名高速が集中工事期間で大渋滞らしいので、いつもの高速バスもやめて久しぶりに電車で東京に行ったよ。御殿場を出ると電車は「鮎沢川」を右に左にまたぎながらぐんぐん坂道を転がるように下っていく様子がよくわかって面白い。「国府津」の乗り換えもうまくつながって、東海道線の「東京・上野」ラインに乗るといつのまにか「新橋」に着いた。一番古い黄色の地下鉄「銀座線」と新しい「南北線」を乗り継いで「六本木一丁目」で降りた。同窓会の会場は改札口前の「住友会館」で、高層ビル42階のパーテイ会場へ案内された。眼下に赤い「東京タワー」がそびえ、その向こうに「レインボーブリッジ」と「お台場」がかすんで見える。素晴らしい眺め!
 西宮市夙川の家が近くて一番の親友だった藤本の音頭でカンパイ!今も「日本板硝子(株)」の会長を続けて、仲間では一番羽振りがいい。夫婦での参加者もいれて20人も集まった。幹事の前田と吉村も甲陽学院高校では同じクラスだった。「忘年会」「ゴルフコンペ」「研修会」など年間に4〜5回もの同窓会の世話役だ。吉村と下川は吹奏楽部でトランペット、私もアルトサックスをやった。私のスピーチの番になったので、「私たちが3年の夏、甲子園球場で全国大会の応援演奏をしたのです。数学の恩師・小野先生の依頼で、先生の母校が佐賀県代表になったのに応援団が来られないので友情応援をやってほしいと。その小野先生のお孫さんも甲陽出身で、今日はそこに出席しておられます・・・」
 
 2年生のMUさんは前回「受動態」の文法作文をやった。What is it that covers the new table?はWhat covers the new table? の「強調構文」だね。それをまず「受動態」に変えてもう一度「強調構文」に戻せばよかったね。What is it that the new table is covered with?今日は本来「接続詞」のas、than、butが「関係代名詞」として使われる場合を勉強した。Such an apology as was made today should have been done much earlier.「今日なされたような謝罪はもっと早くやるべきだった」で、wasの前にあるasが関係代名詞のwhichと同じ働きだね。先行詞にsuchやthe sameがつくとwhoやwhichがasに変わる。さらにmoreがつくとthanに、noがつくとbut(〜を除いた人、〜ではない人)に変わるんだ。
 IKさんは前回「書き換え問題」で、It is a pity that you didn’t see the movie.(見なかったのは残念だ)は、「見るべきだったのに」と言い換えられるからYou should have seen the movie.が正解。今日は「関係代名詞」のwhatの慣用表現を勉強した。Manga are to the Japanese film industry what best sellers are to Hollywood. は高校でA is to B what C is to D の公式、と教わったね。「漫画と日本の映画産業との関係はベストセラーとハリウッドとの関係とおなじである」、と和訳すれば正解!となるけれど、いったい何が言いたいの?whatはどういう働きなの?そういう疑問をもってほしい。後半がわかりやすい例で、「アメリカでは小説がベストセラーになるとすぐに映画化される」という前提があってはじめて、「アメリカ映画にはベストセラーが重要だ」と理解できる。whatは「重要なもの」something importantの意味なんだね。
 3年生のWAさんは前回長文で「真の愛とは」を読んでほとんどの設問に正解が出せた。physical attractionは「身体の魅力」だからsuperficial attraction「うわべの魅力」のことだね。今日は「付帯状況のwith」を勉強した。withの代わりに「カンマ」をつけるだけでも「独立分詞構文」で同じ意味が表せる。With so much time devoted to working (for adults)and studying (for youngsters), there was not much time left over for leisure. で、前半は「あまりに多くの時間が(大人には)仕事、(若者には)勉強に費やされるので」とwith+名詞+過去分詞の構文で、As so much time is devoted〜というのと同じ意味だ。後半の「余暇に残される時間はあまり多くはなかった」に「付帯状況」を加えていることがわかるね。 尾上
2022/12/08 (Thu) 23:19


may well〜とmay as well〜の違い
may well〜とmay as well〜の違い
2022年12月4日(日)
裾野市民文化センター
「小山町の豊門公園」
 隣の小山町にこんな由緒ある建築物と美しい噴水庭園があったとは!3年生のWAさんの家からは至近距離だね。紅葉のライトアップが美しいとTVニュースで紹介されたので「富士霊園」墓参の帰りに寄ってみた。町役場の前の坂を上って「小山中学」の裏山に大きな洋風の公園があった。左右対称のイギリス庭園のようでバラがまだ少し咲いていた。尖塔をもつ白亜の木造建築は昔の「青年学校」で、2階が展示会場になっている。小山町の主要産業であった絹や綿花の紡績工場「富士紡績」(フジボウ)は、初代社長の「和田豊治」が100年前この水量豊かな山間の「小山町」に開業したものだ。
 この町には「須川」「生土」など水力発電所がいくつかある。大きな「天神原貯水池」から水を落とし「菅沼発電所」を稼働させていた。本流の「鮎沢川」河岸に大きな「紡績工場」があってその電力需要をまかなっていたと思われる。今も「フジボウ愛媛」の小山工場が「小山駅前」で操業している。さらに「青年学校」の奥に併設された瀟洒な日本家屋にも入ってみた。和田社長が東京の自宅を移築したもので、「和田豊治」と協力者「日比谷平左衛門」らの名にちなんで「豊門会館」と名づけ、「渋沢栄一」が揮毫した扁額が玄関にかかっていた・・・
 
 3年生のICさんは前回「東大」の900語の長文「イランの警備兵」を読んで、すべての選択問題には完ぺきに正解が出せた。しかし、下線部和訳が難しかった。今日は「同志社大」の長文で「文化と社会」を読んだ。Culture and society are two closely related concepts.「文化と社会は密接に関係する2つの概念である」 で、文化は人間社会だけのものだ、という。さらに、It is the common element that allows the members of a society to correctly interpret each other’s actions and gives meaning to their lives. 「文化とは、一つの社会の成員がそれのおかげでお互いの行動を正しく解釈することができるし、自分の生活に意味を与えてくれるような共通の要素なのだ。」は、前半が「物+allow+人+to〜」(物のおかげで人が〜できる)の構文で「無生物主語の文」と見抜いたね。andがgivesとallowsを並べていることもわかった。
 WAさんは前回英作文で「言語は、私たちが知識を共有し考えを交換するのを可能にしてくれる」は、Language makes it possibleで始める。「形式目的語」のitが指すのはfor us to share our knowledge and exchange our ideas.で、不定詞の前に「意味上の主語」for usが必要だったね。今日は「助動詞」のmay well〜(〜するのももっともだ)とmay as well〜(〜する方がよい)の違いを理解した。We may well doubt if our present age is more civilized and progressive.「今の時代が昔よりも文明化し進歩しているのかどうか疑ってみるのももっともなことだ」。つまりmayは「〜してもよい」の意味。一方、You may as well pay extra to get reserved seats as keep standing all the way. はas〜as・・の比較構文だから「・・と比べて同じことかもしれない」の意味だけど、日本語では「比較級」に言い換えて強調して訳すといい。「ずうっと立っているよりは超過料金を払って予約席をとった方がいい」。「非現実的なこと」ならmayの代わりに「仮定法」の助動詞mightを使うんだったね。 尾上
2022/12/04 (Sun) 23:25


willは「未来」、じゃなくて「だろう」
willは「未来」、じゃなくて「だろう」
2022年12月1日(木)
御殿場市民会館にて
「明星ケ岳から阿弥陀寺へ」
 箱根の「大文字焼」を見たことあるかな?京都「東山如意ヶ嶽」のが有名だけど、箱根の「明星ケ岳」でも8月16日お盆の「送り火」として毎年焚かれているよ。一本線の京都よりも「大」の字が太くて立派だ。100年前に「強羅温泉」の避暑客の楽しみとして始まったらしい。昼間でも「彫刻の森美術館」や「強羅公園」からは大きな「大」の字が真正面に見える。その「明星ケ岳」に11年ぶりに登ったよ。というのは2011年の2月1日、箱根の友人とそこに登山している間に家内が突然「脳内出血」を発症した日だったのだ。夕方帰宅したら家内が気を失って廊下で倒れていた。家から1キロの近さの「前田脳外科」に搬送されてすぐに大手術、辛くも成功して今があるんだ。
 今も家内が週3回、デイサービスに行ってリハビリを続けているので、その日が私も健康増進の日なんだ。登山口の宮城野までは車でほんの30分。出発して1時間くらいで山頂手前の「大」の文字に到着する。縦横100mの斜面がきれいに刈り取られて、ここで枯れた竹の大きな束を立てて燃やすそうだ。ここからは麓の「早川」の渓流と宮城野の町とその上の「強羅温泉街」も、登山電車がまっすぐ登っていく「早雲山駅」もよく見える。その先はロープウエーで「大涌谷」の噴煙に向かっている。さあ、ゆっくり展望を楽しんで腹ごしらえしたら山頂からさらに「湯本」の方に下って行こうか。「塔ノ沢」の由緒ある「阿弥陀寺」も紅葉が美しいだろうな・・・
 
 2年生のMUさんは前回英作文で、「好むと好まざるとにかかわらず。私たちは日常生活で隣人に依存している」はがほぼうまく書けていた。Whether we like it or not, we depend on our neighbors in our daily life. このitは後の文の内容(そういうこと)を指している。今日はwhatがsomething whichの意味の「関係代名詞」として使われる文の慣用表現を勉強した。Facts are to the scientist what words are to the poet. は「事実と科学者の関係は、ことばと詩人の関係に等しい」と訳せ、と覚えたね。でも、このwhatは「関係」という意味じゃないよね。「ことばは詩人にとって大切なもの」と考えればsomething important whichを一語のwhatで表したのだ。Facts are something important to the scientist. と主張するためにわかりやすい例を加えたのだ。
 IKさんは前回文法作文で「助動詞」をやった。mustやcannotの後に「完了形」have+-edがあったら「〜したに違いない」「〜したはずがない」のように「過去への推量」を表すことをよく理解していた。「〜と考えねばならぬ」「〜と考えることはできない」の意味なんだね。今日の文法作文は「時制」をやった。かなり正解が出せたけれど、If it rains tomorrow, I will stay home.「もし明日雨なら私は家にいます。」はなぜit rainsなのか?「副詞節だから」と高校の先生は説明したかもしれないが、それでは説明不足だ。実は「未来」なら「はっきりしない」から助動詞willを加えて「〜だろう」と言っているだけ。日本語でも「明日雨が降るだろうならば」なんて言わないよね。「明日降ったならば」と言うし「降る」と決まった場合の話だから英語は「現在形」で表すのだ。willは「未来」、じゃなくてwillは「だろう」と覚えよう。
 3年生のWAさんは前回長文で、「子供の倫理観を育てる童話」を読んで下線部の和訳がうまくできた。The key to a happy ending in Japan is not just the triumph of the hero, but also a reconciliation with the defeated evil person. 「日本でハッピーエンドの重要な点は、主人公が勝利するだけでなく、負けた悪人と和解することでもある」。今日は「独立分詞構文」を勉強した。There being no other helper, we must accept her aid. 「ほかには助けてくれる人がいないから、彼女の援助を受け入れないといけないね。」では、前半を節に書き変えるとAs there is no other helper, で主語のthereが主文の主語weと異なるので「消さずに」分詞beingの前に残っているね。「主語」「述語」が残っているから「独立した文」に近いでしょ。だから「独立分詞構文」なんだ。

 ご父兄の皆様・・・いよいよ12月、寒い季節になりました。今日は「12月〜1月予定表」を赤色のプリントで、「UG会冬期講習」のご案内を黄色のプリントで配布しました。12月26日(月)から2日ずつ、年末年始をはさんで4日間「裾野教室」で実施します。ふるってご参加ください。 尾上
2022/12/01 (Thu) 23:17


Who did you say was coming to see us tomorrow?(誰が来るって言ったの)
Who did you say was coming to see us tomorrow?(誰が来るって言ったの)
2022年11月27日(日)裾野市民文化センター
「三島で第九の演奏会」
 ベートーヴェンの「交響曲第九番(合唱付き)」のポスターを図書館で見つけたので雨の祝日、久しぶりに三島駅南の「ゆうゆうホール」に行った。三島の市政80周年とホールの開館30年を祝う記念のコンサートだった。それより何より私が20年前まで所属した「三島フィル」のステージなので懐かしさがいっぱい。実は30年前の開館記念コンサートでは私も「第九」の演奏に参加しここでチェロを弾いていたのだ。さらに「UG会」の三島教室は2年前の3月以来閉じたままだが、このホールの会議室でやっていたから余計に懐かしさがこみ上げる。車が三島駅に近づくと日大と三島北高、北中の間を走る「銀杏並木」も黄金色に紅葉し雨に濡れてしっとりと美しい。
 ホールは満員の大盛況で最前列が空いていたので座るとすぐに開演になった。1stバイオリンの真下だからよく見える。だいぶ知らない顔が増えたようだけど、懐かしのEbさん、Maさん、Naさんが前列でまだ頑張っているではないか。先頭のコンサートミストレスはEbさんのお嬢さん、音大で学んだプロだ。第3楽章が終わっていよいよ合唱団の入場だ。数えたら男声60人、女声120くらいで合計180人の大合唱になりそうだ。豊岡武士三島市長も参加し一般市民と共に歌うという。そして県内出身のソリスト4人の登場となった。第4楽章「歓喜の歌」が始まった。バス歌手が立ちあがり「友よ、喜びの歌を歌おう!」と・・・

 3年生のICさんは前回「否定」の英作文で、「ハンカチで鼻をかむ日本人はほとんどいない」は、Very few people in Japan blow their nose with a handkerchief. 「〜は・・・だ」の日本語で数量を示すには「いない、ほとんどいない、少しいる、たくさんいる」を文の最後に置くのだけれど、英語ではfew people blowのように、主語や目的語の修飾語の位置に置くのだ。今日の文法作文は「疑問」をやった。Do you know what happened in the game?(何が起こったか知ってる?)に対してはYes-Noで答える。しかし、Who did you say was coming to see us tomorrow?(誰が来るって言ったの)にYes-Noは不要だ。疑問詞の答えがほしいわけで、「はい、言いました」なんて言わないでしょ。そういう時には「疑問詞」が文頭に「移動」するんだね。「思う・言う」の動詞は「軽い動詞」なので飛び越していいんだよ。
 YAさんは「助動詞」のused toやwould oftenが「過去の習慣」(よく〜したものだ)を表す文をしっかり和訳できた。しかし、I am used to living alone. (一人暮らしに慣れている)ではusedがaccustomed(慣れている)と同じ「形容詞」だし、A lever was used to lift it. は「〜のために使われた」という単なる受動態になっているよ、紛らわしいね。今日の文法作文は「It構文」の勉強だった。It was careless of you to leave the front door unlocked. (玄関のカギをかけ忘れるとは不注意だったね)は、You were careless で始めるのと同じ意味だ。だから英作文で「そんな危ないことをするなんて、彼は愚かだった」も、It was stupid of him to do such a dangerous thing. のように「It構文」が使えると完ぺきだった。
 WAさんは前回「津田塾大」の英作文が難しかった。「なんでもみな時がたつにつれて、変化するのが当然なのだし、昔が今よりいいわけでもない」は2文に分けて、It is natural that everything changes as time goes by. 「たつ」「変化する」「当然だ」という述語をチェックしてSVを組み立てるよ。後半は「部分否定」に注目して「状況のit」を主語にするとよかった。 And it was not always better in the past than it is now. 今日の文法作文は「無生物主語」をやった。「物が人に働きかける」という日本語ではあまり見ない表現のことだ。「彼女は髪を染めていたので、何歳ぐらいなのか彼には見当もつかなかった」は、理由を主語にして「彼に当てさせなかった」という構文になればいい。Her dyed hair made it impossible for him to be sure of her age. で、for himは不定詞to beの「意味上の主語」というよ。 尾上
2022/11/27 (Sun) 23:34


「クジラの公式」A whale is no more a fish than a horse.
「クジラの公式」A whale is no more a fish than a horse.
2022年11月24日(木)御殿場市民会館にて
「外語祭 第100回」
 もう第八波が始まっているともいうが、コロナ渦がすこし収まったところで母校の文化祭がほぼ昔のように対面で開催された。東京外国語大学の文化祭「外語祭」がユニークな点は2つ、「語劇」と「料理店」だ。28もの外国語で2年目の学生たちが演ずるステージが大人気なんだ。会期の5日間、キャンパス内の劇場「プロメテウスホール」で一日中次々と上演される。一方、キャンパス中央にある円形の陸橋の下が世界の料理店だ。ロシア、ポーランド、モンゴル、中央アジアなど30の言語を専攻する1年生が腕を振るって自前のエスニック料理を販売する。そういう伝統が私たちの頃と同じように続いているのが嬉しい。
 昨年のロシア語劇はチェホフの名作「桜の園」をやって、UG会出身の2年生矢田さんも字幕を担当したそうだが、今年はソログープ作の「死の勝利」を選んだという。未知の作品の心配と興味をもって東京に出て、西武線で最寄りの「多摩駅」に降り立った。同窓の仲間たちにメールして誘ったら、ひとりMI君が来てくれて一緒にステージを鑑賞することができた。「王妃の地位を狙う女」の話は、かなり熱演ではあったが意図するものがよく見えず選択のミスというしかない。1時間足らずの芝居ではあまり欲をかいてはいけないね。55年前の私たちは文豪トルストイの「ニヒリスト」を上演して成功したよ。語劇を見た後はさあ、ベリーダンスの会場に急ごうか・・・

 2年生のMUさんは前回長文で「テレビは受け身か」を読んで和訳が難しかった。Watching television is no more passive than observing a landscape, listening t music, or reading a book. は、「テレビを見るのは、景色を見たり音楽を聴いたり本を読んだりするのと同じで受け身とは言えない」と訳す。いわゆる「クジラの公式」no more 〜thanの構文で、A whale is no more a fish than a horse. (鯨は馬と同様に魚ではない)とよく似ているでしょ。今日は「前置詞+関係代名詞」の構文を勉強した。You can’t say you are “acquainted” with people whose names you don’t know and with whom you’ve never exchanged a word. の和訳は、「その人の名前も知らず、その人と一言も言葉を交わしたこともないような人と『知り合いです』なんて言えないよね。」
 IKさんは前回、「形式目的語のit」の構文を勉強して、I make it a rule to look up all unfamiliar words in a dictionary.の和訳が難しかった。「私は知らない単語はすべて辞書で調べるようにしている。」今日は、「A and A’のルール」を勉強した。高校生が英文で一番苦労するのはなんとこのandなんだ!andを見つけたら△マークで囲って注意しよう。「andの後に来る単語A’をよく見て、前方におなじ種類の語Aを探せ」というルールだ(尾上先生が考案した)。たとえば今日の英文I make it a rule to to glance through the newspapers and watch TV news every day so as not to be behind the times. も、watchは動詞の原形か現在形だね。前方のglance〜かmake〜と「並列」するはずだね。「私は時代遅れにならないように、毎日新聞にざっと目を通しテレビのニュースを見るようにしている」。
 3年生のWAさんは前回「宮崎大」の長文で「人を褒めること」を読んだ。テーマは冒頭の第3文、Thus we all have a double necessity: to be praised and to know how to praise.で、「このように、私たちには一対の必要なものがある。つまり、人から褒められることと、人の褒め方を知ることだ。」と訳すといい。「コロン」はちょっと間を開けて読むマークで、直前の語句を説明しているから「すなわち」と補っておくべきだ。今日は「分詞構文」の2回目で、「完了形」 Having -ed〜、「受身形」Being -ed〜を勉強した。後者はbeingを省略していきなり「過去分詞形」-edで始まる文が多いよ。英文「教育の重要性」の和訳ではWhat would civilization be like without the benefits of education?で、withoutとwouldに注目すると「仮定法」かな?と思いついたら正解だ。「もし教育の恩恵がないとしたら、文明はどのようなものになるであろうか。」 尾上
2022/11/24 (Thu) 23:23


not 〜until・・の構文
not 〜until・・の構文
2022年11月22日(火)裾野市民文化センター
「小田原漁港」
 おいしい魚がたべたくてまた小田原に行った。先月末には小田原の駅ビルに出現した「ミナカ小田原」という城下町風のショッピングモールを訪れ、高層ビルの屋上から眼下に小田原城の天守閣と美しい海岸線を眺め、おいしい「海鮮どんぶり」に感激したことをLINEで仲間に伝えたら、大学時代の友人MU君が「小田原で魚を食べるなら『うおとら』ですよ!」という。ナナハン750ccの大型オートバイを今も乗り回して遠出しているから各地のうまいものをよく知っている。で、さっそく箱根を越えて行ってみた。
 早川の港まであと数キロの静かな住宅街の中にその店はあった。小さな魚屋の隣にできた小さな海鮮料理の店で、平日というのに何組かの人たちが店の外で待っている。さすがに友人の言う通り評判の高い店のようだ。30分ほど待たされてやっと店内へ。座敷に2テーブル、あとはカウンター席で6人ほどの狭い空間だ。ホタテやウニなどをたっぷり盛った「北海海鮮丼」と「アジのたたき丼」を注文して家内と分け合いながら食べたよ。アジもウニもどれも皆、うまい!・・・

 今日は、20日(日)に「文化センター」が貸し切りで借りられなかったため「裾野教室」は今日22日(火)に変更になりました。次回は27日(日)に戻りますので計画表を書き変えておいてください。 
 3年生のYAさんは前回「金沢大」の英作文で、「泳ぎは得意なので、たとえ海に投げ出されても決して溺れることはない、と自慢する人たちがいる」も、文の最後は「〜する人は一部いる」の意味でSome people are proudで始めればいい。「仮定法」を使ってEven if they were thrown into the sea, they would never drown.がいいね。今日はnot 〜until・・(・・して初めて〜する)の構文を勉強した。It was not until the world began to run out of oil, causing its price to increase rapidly, that people realized how serious the oil shortage was. 「世界が石油不足になりだし、そのために価格が急騰して初めて人々は、石油不足がいかに深刻なものかを理解した」は、その構文をさらに「強調構文」に発展させた文なんだ。not until〜(〜までではない)は「〜の後になってやっと」の意味だね。
 WAさんは前回「前置詞」の英作文で、「交通渋滞にもかかわらず、私はどうにか時間内に空港に着くことができました」は、「どうにか〜できる」manage to〜が使えるとよかった。余裕のあるcanとは違う。I managed to arrive at the airport in time despite the traffic jam. 今日は「It構文」の文法と作文をやった。It was careless of you to leave the front door unlocked. (玄関に鍵をかけないでおくなんてお前は不注意だね)はYou were careless to〜といっても同じ意味で、不定詞は「判断の理由」を表す。「日本女子大」の英作文で「そんな危ないことをするなんて彼は愚かだった」も、He was stupid to do such a dangerous thing. を「It構文」に変えて、It was stupid of him to〜とも言えるね。こういう「不定詞の意味上の主語」は「〜な事だ」ならfor人、「〜な人だ」ならof人と覚える。さらにIt is the case with人to〜(人にはよくあることだ)の場合もあるよ。 尾上
2022/11/22 (Tue) 23:29


should「〜すべきだと思う」(義務)→「〜と思うべきだ」=「〜のはずだ」(推量)
should「〜すべきだと思う」(義務)→「〜と思うべきだ」=「〜のはずだ」(推量)
2022年11月17日(木)御殿場市民会館にて
「ボランティアガイド」
 この歳になってまたひとつ資格が増えたよ。先日、河口湖の「富士山スバルライン」入口にある「山梨県富士山科学研究所」の「修了式」に集合したオジサンたちは、私を含め自然観察の大好きな人ばかり。最初30人が受講して始まった「カレッジ」は、2年目の「大学院」で数が絞られ、そして3年目は「ガイド育成研修」の講座が7人でスタートし全単位を認定されたのはそのうち5人だけ。研修成果が評価されて、先日副所長から「修了認定証」を授与されたんだ。「自然解説員育成研修の全課程を修了したことを認めます」と。来年になったら週末にはこの研究所の観察園でガイドをやっているはず。
 河口湖から自動車道「スバルライン」を走って「五合目登山口」に行ったことがあるかな?ガレキと砂利ばかりの富士山に頑丈な舗装道路がある理由は、すべて「剣丸尾溶岩流」という長細い溶岩の帯の上に作ったからで、この研究所もその延長上にあるよ。周囲をアカマツ林に囲まれた環境に木道を渡して「自然観察園」が設置されている。有名な「青木ヶ原樹海」と似たような環境で、「溶岩樹形」など溶岩が冷えて固まった姿、そこに植物が育っていく様子、野鳥やコウモリなどの動物が集まる環境、などに私たちガイドが来訪者を案内し「エコロジー」を考えてもらう、という仕事なんだ・・・

 2年生のMUさんは前回「読書は子供のうちに習慣化」を読んで和訳した。Some modern children seldom, if ever, read for fun. 「現代の子供たちには趣味で本を読むことが少しはあってもめったにやらない子がいる」。副詞のseldomはrarelyと同じく「頻度、回数」で、その後に条件if ever(たとえあったとしても)を加え後半を否定する。形容詞ならlittle, if any, money(お金が、たとえあってもほとんどない)のように言うよ。今日は「熊本大」の英文「手紙のよさ」を訳した。You should keep a little notebook for writing down ideas for letters, which should always be entertaining.「手紙のためのアイデアを書き留めるため、小さなメモ帳を持ち歩くといいよ。それはいつでも面白いはずだ。」で、whichの先行詞はwriting down ideasだね。最初のshouldは「〜すべき」で、後のshouldは「〜のはずだ」と訳すといい。つまり「話者の推量」の意味だ。
 IKさんは前回、誤文訂正の問題が難しかった。He rarely read more than a page before he fell asleep.(彼はめったに2ページ目を読まないうちに眠ってしまったものだ。)は「否定語」のrarelyをneverと同じ位置に置くけれど、強調したいときには文頭に移動する。その時「S+Vの倒置」つまり「疑問文の語順」が生じてRarely did he readのように言わないといけない。様々な「否定語」についても勉強しておこう。今日は「東京女子大」の英文「ユダヤ人の書物」を訳した。If a book should become old and unreadable, it must be buried. 「もし本が万が一古くなって読めなくなったら、埋葬しないといけない」。この助動詞shouldは「仮定法・未来」で「将来ありえないことを仮定する」場合に使うから「万が一にも」と訳す。mustは「埋葬する」という「動作」だから「〜ねばならぬ」。「〜に違いない」と訳すのは「状態」の動詞の時、と覚えよう。
 3年生のWAさんは前回「九州大」の長文「タッチのしかたと意味」を読んで、ほとんどの設問に正解が出せたね。テーマが何かを問われたとき、冒頭の一文をまず疑うこと、一番頻出のキーワードを探すこと。ここではtouchだったね。今日は「分詞構文、-ing〜」が「理由、時、条件、譲歩」など、様々な意味で主文を修飾することを学んだ。Looking back on my childhood, I am convinced that naturalists are born and not made.は「自分の子供時代を振り返ってみた時」と訳すと、後半にうまくつながるよ。「自然科学者というのは生まれつきのもので作られるものではない、と信じている。」ではThey are born, not madeとかThey are not made but bornの意味でandの働きを理解するとよかった。 尾上
2022/11/17 (Thu) 23:34


Let’s go. はLet us go.の略。8 o'clockは 8 of clockの略。
Let’s go. はLet us go.の略。8 o'clockは 8 of clockの略。
2022年11月13日(日)裾野市民センター
「奥鬼怒温泉郷」
「もっと、温泉!」は昭和61年、光文社発行の「カッパブックス」全国秘湯ガイドブックで、本棚に飾って写真をみてはいつか訪れたいと夢に描いていた。先日やっと念願が叶った「奥鬼怒温泉郷」の「加仁湯」は、日光の今市ICで高速を降りて「鬼怒川」の上流に向かって鬼怒川温泉、川治温泉、川俣温泉、平家平温泉、そして車の終点となる女夫淵温泉と続く温泉天国の先で、さらに山道を90分も歩かないとたどり着けないどん詰まりの温泉郷だった。白濁の硫黄泉の露天風呂にはランプが下がり、渓流の対岸の直立の岩壁「柱状節理」を見上げながら入るのだ。「加仁湯」の玄関には白い大きな提灯がさがり夕食の時間ぎりぎりの私をやさしく出迎えてくれた。
 実は7キロ手前の駐車場からは宿の送迎バスがあって最終が5時半だった。「もう間に合わないよ!」その日は早朝から日光の「男体山」に登山して、下山したらもう日は暮れて5時すぎていたのだ。山頂の積雪がなくてルートを間違えなければ2時には着いていたのに残念。宿に電話したら「もう無理、別の宿にしてください!」と言われて、「もうちょっと待って、なんとか6時半には着くように頑張るから」とお願い。車で「山王峠」を越えていけば1時間だけど、自分の車が裏の登山口においてあるからそこに戻るにはバスかタクシーか。遠くに明かりがついた建物に行くとそこは「中宮祠小中学校」で、送迎のお母さんの車に助けられたのだ。間に合った!・・・
 
 3年生のICさんは前回、「明治大」の800語の長文「文化に差があっても、世界の言語に優劣はない」を読んでほぼ理解ができていた。これは「UG会」の由来になっているUniversal Grammar(普遍文法)につながるエピソードで、皆さんなら理解しやすいだろうね。極端に言えば「英語も日本語もスワヒリ語も文法は深層では同じ」という話なんだ。語句並べ替えが難しかったのは、The universality of complex language is a discovery that fills linguists with awe. 「複雑な言語が普遍的であるということは、言語学者が畏敬の心に満たされるような発見なのだ。」で、前半は「名詞構文」、後半は「無生物主語の文」が使ってあって、確かに難しかったね。今日もたくさん勉強した中で、意外なことを発見!Let’s go. はLet us go.の略なんだ。’印「アポストロフィ」はuが抜けていることを表すんだ。8 o'clock は8 of clockでHe’s はHe is又はHe hasのこと。誰も教えてくれなかったっけ??
 YAさんは「光に集まる虫」の英文を和訳した。Sometimes the insects fly into the fire in such large numbers that they put it out. はsuch〜that・・の構文だから、@「とても〜なので・・」(結果)とA「・・するほどとても〜」(程度)のどちらかで訳す。「時には昆虫たちは火を消してしまうほどの大集団で火の中にとびこんでくることがある。」文法では名詞・代名詞の用法の問題だった。「二人を除く全員が会に出席することに決めた」は、All of the members but two have decided to attend the meeting. 前置詞のbutは「〜を除いて」の意味(=except)だったね。
 WAさんは 「コンピューターの歴史」を和訳した。These machines seem to have been installed everywhere for hundreds of purposes for which no one could have imagined they would be used.では、後半の動詞が「仮定法」 だし、usedの後にあるはずのfor the purposesが関係詞のfor whichに変わって前に出た、と考えればいい。「これらの機械は、そんな目的で使われるとは誰も想像しなかったであろうような何百もの目的のために、いたるところで設置されてきたように思われる。」今日の語句並べ替え問題では、「女の子は塀にもたれて立っていた」はThe girl stood with her back against the wall.で、例の「付帯状況」のwithを使えばいいから、Her back was against the wall. の一文が前半の文につけ加えられている。動詞のwasはbeingとするか、ここでは省略されているよ。

 ご父兄の皆様・・・来週の「裾野教室」は会場が日曜日貸し切りのため予定表では22日(火曜)に変更になっています。また次々回は28(月)に変更でしたが、キャンセルがあっていつもの日曜日27日に戻りました。送迎よろしくお願いいたします。 尾上
2022/11/13 (Sun) 23:19


have+物+-ed「物を〜してもらう」;have+人+原形「人に〜してもらう」
have+物+-ed「物を〜してもらう」;have+人+原形「人に〜してもらう」
2022年11月10日(木)御殿場市民会館にて
「男体山に登った」
 「日光」は今紅葉シーズンのまっさかりだね。有名な「華厳の滝」に向かう「いろは坂」が大渋滞しているニュースが報じられている。その奥の「中禅寺湖」まで行くと「二荒神社」が鎮座しその背後に「男体山」がそびえている。それは日本百名山の一つで今回私の第39座目として選んだ山だ。夜中に「東北自動車道」を走って早朝5:00、ヘッドランプの明かりで「戦場ヶ原」の裏登山口からスタートした。太陽が昇ると真っ青な秋空が広がったのに、昼前から急変し雪もちらついたりして8時間かけてやっと2486mの山頂へ。そこからは眼下の「中禅寺湖」に向かって岩だらけの斜面を一直線に下っていくコースだった。途中2度もコースを間違えて、計画よりも4時間余計に歩く羽目に。
 歩数計をみたら3万6千歩になって18キロも歩いたことになる。こんなロングコースは久しぶり、「北アルプス」の「燕岳」(つばくろだけ)以来かな。四合目から下が林道で二又に別れて、そこの判断が狂ったために1時間のロスタイムをだしてしまった。「中善寺湖畔」までなんとか無事に下山できて一安心だが、年齢不相応に体力の限界に挑戦してしまったなあ。今回は大学のトレッキング仲間が10年前に踏破したコースを私も追体験しようと計画したのだった。しかし実際はネット上で個人の登山記録を見てもそれは珍しいコースで、普通は「二荒神社」で参拝してからその参道を登って往復する7時間のコースだった・・・

 2年生のMUさんは前回「学習院大」の英作文をやった。「私たちは他人のことに無関心である反面、おかしいほど他人のおもわくを気にしています」は、We are indifferent to other people, but on the contrary, we are strangely careful about their attitude toward us.「他人のおもわく」は「私たちへの態度」とするかwhat they think of us(私たちをどう思っているか)とするかだね。接続詞butまたはwhile(一方)を落としてはいけない。今日から新しい文法問題のテキストに変わった。第一日は「動詞句」で、You must keep up with the times.(時代に付いていかなければいけない)はYou must not fall behind the times. (遅れてはいけない)と言い換えできる。たくさんの表現を覚えてほしい。
 IKさんは前回文法問題で、I’ve been deceived by the man who I thought was my best friend.で関係詞にwhomを選んでしまった。後半は複文のI thought he was my〜をつなげるわけだからheをwhoに置き換えてmanの直後に「移動」させないといけない。第5文型のI thought him to be my〜ならwhomでよかったが。今日は「不定詞」でIt is・・・to〜の構文だった。It is easy to teach very young children, for they have inquiring minds, and want to understand things for themselves. 「幼い子供にものを教えることは簡単だ。なぜなら、探求心があって物事を自分の力で理解しようと思うから。」このforは接続詞で「なぜなら」の意味で、andやbut、or、soと同じように文と文を「対等」の関係でつなぐ「等位接続詞」なんだ。このカンマはピリオドに近いからそこで文を一度切らないといけない。
 3年生のWAさんは構文「have+物+-ed」が「物を〜してもらう」の意味で、使役動詞haveなら「have+人+原形」で「人に〜してもらう」というのと対比して理解するとよい、と学んだ。たとえばHe had his house painted by them. はHe had them paint his house.を「受動態」に置き換えただけで意味は同じ、と気づくね。It is better to have one’s teeth looked at regularly. 「人の歯は定期的に見てもらった方がいい」も〜to have the dentist look at one’s teethと言い換えできるね。「神戸商科大」の英作文「僕の車の修理ができたかどうか電話で聞いてくれませんか?」は、Would you call to ask them whether they have finished repairing my car?で、ask them by telephoneでもかまわない。 尾上
2022/11/10 (Thu) 23:45


世界の言語に優劣はない。Universal Grammar普遍文法。
世界の言語に優劣はない。Universal Grammar普遍文法。
2022年11月6日(日)裾野市民センター
「三塩軌道の跡」
 先週半分だけ登った「甲武信ケ岳」の下りで大きな発見があった。「近丸新道」の急斜面を30分ほど下ると真っ白なつるつるの小石やその大きな岩が転がっているのに気づいた。「石英」かな、なぜこんな高山に?と思いつつ下っていくと再び白い岩石が転がる斜面が現れたのでひとつお土産に拾ってポケットに入れた。さらに1時間下ると「ナレイ沢」の堰堤に着いた。そこに変てこな洞窟の入口が二つある。その先にはレールらしきものがさび付いて半分埋もれている。そこから登山道はトロッコの軌道と並行してずっと続いていた。がけ崩れで曲がったレールや途中で折れてしまったものもある。
 その時は山で切り出した木材の運搬用かと思ったけど後で調べたら、このあたりは「三富鉱山」と呼ばれ、採掘した「珪石」をここから「塩山駅」まで運ぶ「三塩軌道」があったそうだ。終戦後は東南アジアから板ガラスの原料となる「珪砂」が輸入できなかったため、70年前の昭和28年から10年間は採掘が盛んだった。登山道はその廃線の跡で、やはり拾った白い石は「珪石」つまり「石英」(クオーツ)で、もっと透明に結晶したものなら「水晶」(クリスタル)であることを学んだ。そうだ、山梨県は貴石や宝石が観光資源だったな。昇仙峡でも店先に巨大な「紫水晶」の原石が飾ってあったのを思い出す・・・
 
 3年生のICさんは「助動詞」のhad betterとwould ratherを使う文を勉強してうまく和訳できた。英文「英国人は一番のマイカー通勤国民」では、Many commuters would revolt over the introduction of taxes on workplace parking. 「もし職場の駐車に税金を導入しようとしたら大騒ぎする通勤者がおおぜいいるだろう。」では、wouldが「仮定法」の助動詞で、over以下にIf節と同じ「〜ならば」が潜んでいると見抜けるととかった。今日の「明治大」の長文は800語を越える長さで、「言語は人類すべてに普遍的で優劣はない」という趣旨だった。Universality(普遍性)は「UG会」Universal Grammarの名称の元になっているんだ。
 YAさんは前回「津田塾大」の英作文で、「もし音楽のない空間に閉じ込められたら、私の精神は死んでしまうに違いない」は、全く仮想の話なので助動詞のwere toを使って「仮定法・未来」で書きたかった。If I were to be locked in a room without music, my spirit would certainly die. 「閉じ込める」はtrapもいい。「違いない」というけど仮定法なのでmustじゃなくてwould certainly〜(きっと〜するだろうに)を使うよ。今日はnothing but〜が「〜以外の何ものでもない」から、「単なる〜」とか「〜にすぎない」と訳すとよい、と学んだ。When cars burn gasoline they would ideally burn it perfectly and create nothing but carbon dioxide and water in their exhaust. 「車はガソリンを燃やしたとき理想としては、完全に燃焼させ排気ガスの中に二酸化炭素と水以外はなにもださないのがいいのだが。」
 WAさんは「助動詞」の用法でcannot〜too〜(どんなに〜してもしすぎることはない)の文を和訳した。We cannot know too much about the language we speak every day of our lives.「自分の生活について、毎日話している言語については、どんなに多くを知っていても知りすぎということはない」の訳がすこし難しかったね。「言語は生きる力」の文章ではThe power of rightly chosen words is very great, whether those words are intended to inform, to amuse, or to move.「正確に選んだ言葉の力はきわめて偉大だ。その言葉が情報伝達のためでも、楽しみのためでも、感動させるためでも」。後半のwhether以下はorで三つのto〜が並列しているね。前の文を修飾する働きだから「〜であろうと〜であろうと」のように「譲歩文」として訳すとよかった。 

 ご父兄の皆様・・・11月に入り今年もあと2か月となりました。今月の予定表で「裾野教室」は11月28日(月)に変更になっていますが、本日キャンセルがあったので、いつもの日曜日で27日に戻すことができました。書き変えをお願いいたします。 尾上
2022/11/06 (Sun) 23:37


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