2022年9月18日(日)裾野市民センター
「金時山のマツムシソウ」
「金時山」に活気が戻ってきた。3連休直前の金曜日なのに今日はずいぶん大勢の人に会うなあ。コロナも収まりかけて、今日も山頂で楽しい出会いがあるかもしれないぞ、と考えながらいつもの「矢倉沢峠」の駐車場から歩き始めた。4日前に「八ヶ岳」に登ったから体調もよく体が軽く感じられる。一週間ぶりだと山の花にもずいぶんと変化がある。マツムシソウが大きな群になって薄紫色の美しい花を風に揺らし、ホトトギスやクサボタンなど秋の花たちも一斉に咲き始めたよ。白いウメバチソウはまだつぼみだったけど山頂の大岩の陰にはシラヒゲソウがなん十本も咲いているはずだ。
1時間ほどで最後の階段を登りきると真正面に富士山の姿がドーンと飛び込んできた!せまい山頂には迷彩柄のシャツを来た若者たちの集団がにぎやかに。さらに元気な小学生たちも50人くらいで下山の準備をしている。東京吉祥寺の「成蹊小学校」だそうだ。ああ、それは最近凶弾に倒れた元首相の出身校で伝統ある「成蹊大学」の付属校だったな。「金太郎茶屋」で食事をしていると、ショートパンツ姿の若い外人の男女が入ってきて隣のテーブルで「山菜UDON」を注文した。どこから来たの?と尋ねると、「ニューヨークから来たばかり、、」という。ふと20年前のNY滞在を思い出した・・・
3年生のICさんは前回、「東洋大」の長文「もめごとの解決法」の内容が正確に読めていた。語句の並べ替え問題ではIt is up to them to make sure they have reached what they are really seeking, prior to resolving the conflict.(もめごとを解決する前に、彼らが本当に求めている目的に到達したことを確認するのは、彼らの責任である)。今日はnot A but Bの「否定構文」を勉強した。英文「私たちが昔の人よりも遠くまで見えたり広い範囲が見えるのはなぜか?」の和訳が難しかった。…not because we have better eyes, but because standing , as it were, on their shoulders we can see more.「それはもっと眼がよくなったからではなくて、いわば彼らの肩の上に立っていてもっとよく見えるかえらなのだ。」仮定法の「いわば」,as it were,が次の語句の前に挿入されているね。standing〜は「分詞構文」で「節」ならas we standというところ。
YAさんは「関係副詞」4つ、when where how whyの用法を勉強した。英文She told her son that he might live as he pleased, and go where he pleased.で、母親が息子に云った内容が「間接話法」で書いてあるけど、「直接話法」に変えたほうが日本語にふさわしいね。動詞の「時制の一致」に注意すれば、生のセリフは” You may live as you please, and go where you please.”となるよね。「おまえは好きなように暮らして好きな所に行っていいよ」と。as you pleaseはas you like(お好きなように)のこと。where you pleaseも「関係副詞」whereの前に先行詞を補えばgo to a place where you likeのことだね。
WAさんも「関係副詞」を勉強した。英文The real reason crows thrive in Tokyo, though, is because they can eat very well there. では、reasonの後に「関係副詞」のwhyが省略されているね。「だけど、カラスが東京で繁茂する本当の理由は、そこなら食事が十分できるからなのだ」。このthoughは「副詞」で、文頭でButやHoweverを言い落したときに、主語の後に「挿入」したり文尾に追加されたりするもので、節を導く接続詞「〜だけれど」ではないよ。語句の並べ替えでは「私たちが村に着くか着かないうちにどしゃ降りになった」はいわゆる「時間構文」で書く。We had hardly reached the village when it began to rain heavily.が正しい。否定語のhardly(ほとんど〜ない)は副詞neverと同じ位置、と覚えておけばいい。「大雨になった時すでに村に着いていた、ということはほとんどなかった」、つまり「〜と〜がほぼ同時」という意味なんだ。 尾上