御殿場市民会館にて
「明星ケ岳から阿弥陀寺へ」
箱根の「大文字焼」を見たことあるかな?京都「東山如意ヶ嶽」のが有名だけど、箱根の「明星ケ岳」でも8月16日お盆の「送り火」として毎年焚かれているよ。一本線の京都よりも「大」の字が太くて立派だ。100年前に「強羅温泉」の避暑客の楽しみとして始まったらしい。昼間でも「彫刻の森美術館」や「強羅公園」からは大きな「大」の字が真正面に見える。その「明星ケ岳」に11年ぶりに登ったよ。というのは2011年の2月1日、箱根の友人とそこに登山している間に家内が突然「脳内出血」を発症した日だったのだ。夕方帰宅したら家内が気を失って廊下で倒れていた。家から1キロの近さの「前田脳外科」に搬送されてすぐに大手術、辛くも成功して今があるんだ。
今も家内が週3回、デイサービスに行ってリハビリを続けているので、その日が私も健康増進の日なんだ。登山口の宮城野までは車でほんの30分。出発して1時間くらいで山頂手前の「大」の文字に到着する。縦横100mの斜面がきれいに刈り取られて、ここで枯れた竹の大きな束を立てて燃やすそうだ。ここからは麓の「早川」の渓流と宮城野の町とその上の「強羅温泉街」も、登山電車がまっすぐ登っていく「早雲山駅」もよく見える。その先はロープウエーで「大涌谷」の噴煙に向かっている。さあ、ゆっくり展望を楽しんで腹ごしらえしたら山頂からさらに「湯本」の方に下って行こうか。「塔ノ沢」の由緒ある「阿弥陀寺」も紅葉が美しいだろうな・・・
2年生のMUさんは前回英作文で、「好むと好まざるとにかかわらず。私たちは日常生活で隣人に依存している」はがほぼうまく書けていた。Whether we like it or not, we depend on our neighbors in our daily life. このitは後の文の内容(そういうこと)を指している。今日はwhatがsomething whichの意味の「関係代名詞」として使われる文の慣用表現を勉強した。Facts are to the scientist what words are to the poet. は「事実と科学者の関係は、ことばと詩人の関係に等しい」と訳せ、と覚えたね。でも、このwhatは「関係」という意味じゃないよね。「ことばは詩人にとって大切なもの」と考えればsomething important whichを一語のwhatで表したのだ。Facts are something important to the scientist. と主張するためにわかりやすい例を加えたのだ。
IKさんは前回文法作文で「助動詞」をやった。mustやcannotの後に「完了形」have+-edがあったら「~したに違いない」「~したはずがない」のように「過去への推量」を表すことをよく理解していた。「~と考えねばならぬ」「~と考えることはできない」の意味なんだね。今日の文法作文は「時制」をやった。かなり正解が出せたけれど、If it rains tomorrow, I will stay home.「もし明日雨なら私は家にいます。」はなぜit rainsなのか?「副詞節だから」と高校の先生は説明したかもしれないが、それでは説明不足だ。実は「未来」なら「はっきりしない」から助動詞willを加えて「~だろう」と言っているだけ。日本語でも「明日雨が降るだろうならば」なんて言わないよね。「明日降ったならば」と言うし「降る」と決まった場合の話だから英語は「現在形」で表すのだ。willは「未来」、じゃなくてwillは「だろう」と覚えよう。
3年生のWAさんは前回長文で、「子供の倫理観を育てる童話」を読んで下線部の和訳がうまくできた。The key to a happy ending in Japan is not just the triumph of the hero, but also a reconciliation with the defeated evil person. 「日本でハッピーエンドの重要な点は、主人公が勝利するだけでなく、負けた悪人と和解することでもある」。今日は「独立分詞構文」を勉強した。There being no other helper, we must accept her aid. 「ほかには助けてくれる人がいないから、彼女の援助を受け入れないといけないね。」では、前半を節に書き変えるとAs there is no other helper, で主語のthereが主文の主語weと異なるので「消さずに」分詞beingの前に残っているね。「主語」「述語」が残っているから「独立した文」に近いでしょ。だから「独立分詞構文」なんだ。
ご父兄の皆様・・・いよいよ12月、寒い季節になりました。今日は「12月~1月予定表」を赤色のプリントで、「UG会冬期講習」のご案内を黄色のプリントで配布しました。12月26日(月)から2日ずつ、年末年始をはさんで4日間「裾野教室」で実施します。ふるってご参加ください。 尾上
