高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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「生きるべきか死すべきか、それが問題だ、、、」
「生きるべきか死すべきか、それが問題だ、、、」
2023年4月27日(木) 
「金時登山道 開通記念」
 今日も金時山へ。327回目はひさびさに足柄峠から登ってみよう。足柄城跡からは静岡と神奈川の県境のなだらかな尾根道を2キロ走るとゲートに突き当たる。金太郎のマスコットとちいさな鯉のぼりが迎えてくれた。4年前の台風で崩落した登山道がこの春やっと修復されて開通できたので、小山町が記念品のタオルを差し上げます、とのお知らせ。よし、山小屋で貰うことにしよう。紫のタチツボスミレやヤマザクラが咲く尾根道をたどるといよいよ急な上りにさしかかった。別名「猪鼻山」というくらいだから、イノシシの鼻のように絶壁の切り立った岩場の連続なんだ。
 この北側の斜面でしか咲かない花が楽しみで登っていく。あっ!もうイワカガミが!つるつる光る丸い葉の上にピンクのフリルのスカートを広げたような可愛い花が。「紅花姫イワカガミ」のツボミ群落のなかにほんの数株だけ開花していたよ。今年は早いなあ!半月も前倒しで咲くから予想しにくいよ。ルートをはずれて秘密の岩陰を覗いてみると、「おっと!オノエランだ!一株はつぼみがふくらんでいるよ、、あと1ケ月後かな?」さて、そろそろ山頂に近づいた。「あったあった、コイワザクラ!」直立の急な崖にしか咲かないからなかなか写真を撮りにくいよ、、
 
 しばらくは「裾野教室」の授業のない木曜日もブログを続けたいと思います。「英語」にまつわる個人的エピソードを中心に半世紀前を振り返ってみます。
「英語教師 なりはじめ〜2」
 私の前任の飯塚先生は経験豊かなベテランで、引継ぎも出来ずに退職されたから(校長とケンカした、とか?)、私のような初心者には試行錯誤の連続だった。学期の途中の変更は生徒たちにも不幸だね。教科書を途中から始めるのも難しかった。リーディング(読本)はとりあえず丁寧に説明したら50分の授業でパラグラフ一つ、7行しか進まない。同じ英語担当の星野教頭先生に授業視察していただきいろいろアドバイスをしてもらった。教頭とは、私が沼津の叔父の家に下宿していたので吉原から一緒の列車で帰ることも多く緊張した。
 楽しいこともあった。翌10月の文化祭では「英語部」が英語劇を出すことになった。その幕前の前座として、託された私は大好きなシェークスピアの名作「ハムレット」の中で恋人オフィーリアの一人芝居を選んで、授業でも教えている2年生の米山裕子にやらせることにした。「生きるべきか死すべきか、それが問題だ、、、」と悩む王子ハムレットに、間違って自分の父親を殺され気が狂って宮廷を歌いながらさ迷い歩く、という有名な場面だ。たった一度きりのステージだったけど、真っ白なロングドレスに包まれて野の花を抱きながらじつに堂々と見事に演じた姿をいまもくっきり覚えているよ。ロンドンの劇団の名優による「ハムレット」の全曲レコードを何度も聞いて、美しい英語で語りハスキーな声で歌っていたなあ。 尾上
2023/04/28 (Fri) 0:12


「A and A’ のルール」
「A and A’ のルール」
2023年4月23日(日)
御殿場市民会館にて
「麗しきユウシュンラン」
 放映中のNHKテレビ朝ドラ「らんまん」が実に面白いよ。午後や夜に再放送もやっているね。第1週「バイカオウレン」第2週「キンセイラン」第3週「ジョウロウホトトギス」のように馴染みの少ない山野草の名前が副題になっていたね。私はぜーんぶ実物を野山で発見しているけどね。今週は「ササユリ」でこれも私の大好きな花のひとつ。主人公「万太郎」は後に植物学博士になった「牧野富太郎」(1862〜1957)のことで、造り酒屋「峰屋」の長男で高知県の田舎町の神童と呼ばれた才能あふれる人物なんだ。
 一昨日、小山町の「富士霊園」にいつもの墓参に行った。316年前の「宝永山」の噴火で火山灰が厚く降り積もった後、自然の姿の野山に育った広大な園内には珍しい花がいくつか見られる。その一つ、川端康成や井上靖の写真が展示された「文学の庵」の前庭に10センチほどの小さな花、ユウシュンランがぽつぽつと8本ほど飛び散って咲いていた。牧野の後輩で同じ植物分類学の泰斗、と呼ばれれた「工藤祐舜」(1887〜1932)が発見し自分の名をそのままつけた。同じ「キンラン属」のギンランの仲間で透き通るように美しい・・・ 
 
 2年生のMUさんは「最上級の意味になる原級、比較級」をやった。asとthanが「比較」の接続詞で共に「〜と比べると」の意味であること。その後に省略語があることに注意しないといけない。There is no single thing in my adult life so regularly unpleasant and burdensome as homework was in my youth.の和訳では、no〜so〜as・・(・・ほど〜なものはない)に注意すれば、「若いころ宿題がいつもいつも不愉快で重荷だったのと比べると、大人になった生活ではそれほどいつも嫌になるようなことは一つもない。」と訳せる。as homework wasの後に同じregularly〜を補ってみると良い。
 IKさんは前回英文和訳が難しかった。The overseas visitor…would be even more astonished if he had the opportunity of visiting all the countries where English is used and of experiencing all the varieties of English that exist. 「・・・のような海外からの旅行者は、もし仮に英語が使用されるすべての国を訪問して、この世のすべての種類の英語を経験するような機会があったとしたらもっとずっと驚くだろうが。」では例によって「A and A’のルール」を思い出せばよかった。ここではof visiting〜とof experiencing〜が並列なんだね。さらに、2つの行為じゃなくて、「一つながりの行為」にも注意。このルールは「andの後を見よ!」で、「同じ種類の語句を前方に探せ!」だ。 尾上
2023/04/23 (Sun) 22:36


「英語教師 なりはじめ」
「英語教師 なりはじめ」
2023年4月20日(木) 
「強羅公園」
 きのうはまだ4月だというのに初夏の陽気だったね。箱根のドライブに出かけてまずは「早雲山」に向かった。早川渓谷に沿って新緑がまばゆいほど美しい。箱根も桜の季節が終わると赤や白のツツジの世界になった。宮ノ下から急な坂を登りつめるとケーブルカーの終点の「早雲山駅」に着く。駅舎は最近改装されて、2階の展望台に半円形の長い足湯ができた。そこにはテーブルもあるので、今日の目的は弁当持参で足湯につかり、箱根外輪山の「明星ケ岳」「明神岳」を展望しようだった。様々な顔つきの外人たちも珍しがって、私たちの隣に座ってズボンをまくり上げて脚をお湯に突っ込むから国際親善の混浴だね。
 午後は坂を下って「強羅公園」に寄ってみた。家内の歩行練習もかねて、急斜面の上の裏門から入り、階段やスロープで少しずつ下って行った。ここでも外国の観光客に大勢出会う。有名なローズガーデンはまだバラには早すぎていたけど、シャクナゲやツツジが満開で素晴らしい。階段を少しずつ下りて中央の「噴水広場」に来ると色とりどりの草花に縁どられて、周囲の洋風カフェやレストランもあって記念写真をとるのには絶好の場所だ。100年以上も前の大正年間、別荘に来た避暑客たちのために造成された左右対称のフランス風公園だそうだ・・・
 
 しばらくは「裾野教室」の授業のない木曜日もブログを続けたいと思います。「英語」にまつわる個人的エピソードを中心に半世紀前を振り返ってみます。
「英語教師 なりはじめ」
 今から56年前の昭和42年、吉原高校には9月から常勤講師として採用された。つまり、ほかの先生と全く同じ勤務形態で資格は講師。7月に静岡県の教員採用試験を受験、10月には東京都の試験も控えてまだ合否の結果が出てはいなかった。卒業はしたけれどまだ東京外語大の聴講生に籍を置いていて千葉県柏市の実家にいた8月末、吉原高校の浦辺校長先生から電話があった。英語のベテラン教員が突然退職したのでその後任として来てほしいと。「女子高」と聞いて私は逡巡したが翌日受諾のお返事をして静岡県に向かった。大学は週に1回出席すればいいから。
 製紙工場に囲まれた吉原市(後に富士市に編入)は東海道線で吉原駅に着く早々煙突の煙と臭気に悩まされたが、緑が丘の上に立つ高校までは届かなかった。富士山を背景にした木造の歴史ある校舎で、前身の「旧制吉原高等女学校」は「沼津高女」(現沼津西高)、「三島高女」(三島北高)と共に名門の誉れ高かった。(ちなみに私の母は大正10年の生まれで「三島高女」の出身)。9月1日から私はなんの練習もなしにいきなり2年生と3年生の英語の授業を途中から引き継いで担当することになった。17、8才の大人びた女子ばかり1クラスに50人もいる前で24才のお兄さんにどんな授業ができただろう。 尾上
2023/04/20 (Thu) 21:47


not so much A as B「AというよりむしろBだ」
not so much A as B「AというよりむしろBだ」
2023年4月16日(日)
御殿場市民会館にて
「富士市文化財 眺峰館」
 13日に訪問した富士市の博物館「かぐや姫ミュージアム」は、新東名高速をくぐった先の「広見公園」の一角にあった。夏を思わせる汗ばむような好天気で、公園の桜はもうほとんど散って早くもツツジの美しい季節になっていた。ここに市内の旧松永家・稲垣家のような江戸時代の民家や長屋門などが移築されて保存展示されている。丘の上に行くと2戸の水色の洋館が並んでいた。左は元病院でもう一つのとんがり屋根のほうは、明治25年に西洋料理の店として吉原の市街地に建てられたレストラン「眺峰館」で美しい八角形の3階建て。その名のごとく霊峰富士がよく見えたそうだ。
 一昨年、私は「富士登山10回記念、海から山頂へ」の時以来の再訪で、2階の展示室に行くと「かぐや姫」の伝説のルーツとなる市内比奈地区の解説のほかに、江戸時代の富士登山の大きな地図や「富士講」の登山支度などをあらためてゆっくり見学した。私が歩いた「村山古道」は「村山神社」から富士宮口5合目に至る主要な道だったが、交通の便がよくなったために忘れられていたのが最近篤志家グループによって整備されてまた登れるようになった。さらに1階の図書室に下りるてみると、全国の資料館や博物館から贈られた地理・歴史・民俗の文献にあふれていて、じっくりと読みふけってしまった・・・
 
 3年生のMUさんは前回、語句整序の作文をやった。「風呂に入ったとたん電気がみんな消えてしまいました。」は、動詞にhad just begunを使うことになるので、「電機が消えた時には、ちょうど風呂に入ったばかりだった」といいかえて、I had just begun taking a bath when all the light went out. といえばいい。今日は一人だけの出席で、たくさんのプリントに取り組んだ。not so much A as Bは「AというよりむしろBだ」と訳す。接続詞のas(〜とくらべて)に注意して直訳すれば、「Bと比べるとAはそんなに多くない」だから、「Aは少なくBが多い」というわけでAを否定してはいないよ。Her mistake was not so much what she said as how she said it. 「彼女の過ちは、言った内容というよりはむしろその言い方だった」。 尾上
2023/04/16 (Sun) 22:44


県立吉原高校を訪問
県立吉原高校を訪問
2023年4月13日(木) 
 「乙女峠のオトメスミレ」
 御殿場から箱根の仙石原に行くには「乙女峠」を越える。60年前に有料のトンネルが出来て便利になったが、山道はその昔から「鎌倉街道」の一つで、つづら折れの細い道を登りきると峠には展望台と崩れかけた茶店がある。元日にはここを通って「金時山」でご来光を迎えに私が登るルートだ。今日はトンネルの箱根側に駐車して、下山ルートに咲くスミレの大群探しに出発。
 大きな岩がゴロゴロ転がっている山道を登り始めるとすぐに見つけたよ、ピンク色の「エイザンスミレ」、葉のギザギザがユニークだ。京都の「比叡山」で見つかって命名された。次に真っ白なスミレが20〜30株も群れをなして咲いているよ。それはオトメスミレ。実はこの「乙女峠」で発見されての命名だからオリジナル。数えたら500本も!峠に着いたら茶店の庭にヒトリシズカ、エンレイソウが一杯だった・・・

 今月から「裾野教室」に生徒が一人もいないので、英語の授業の話が書けないのですが、しばらくは木曜日もブログを続けたいと思いますので、よければ今まで通りチェックしていただけたら幸甚です。
 今日は富士市の「丸火公園キャンプ場」の花探しと、「広見公園」にある「かぐや姫ミュージアム」を再訪しようと計画し、須山から「十里木街道」を越えて行った。富士市街地に入ったら「富士東高校」の横を通り、さらに下っていくと「吉原高校」の前に出た。何かに引かれるように車は高校の玄関前に。沼津東高時代の教え子鈴木健太郎君が数学教師でいるので会っていこうと思ったのだ。しかし3月によそに転勤していて残念!昔話が出来ればいいから、と思い校長先生に面会をお願いしたら、しばらく待って現れた先生は今月赴任したばかり。話がかみ合わず空振りだあ。
 帰ろうとしたら昼休みで玄関前の池のあたりに女生徒が一人。昔ながらの「白いエリ」がまぶしくて「55年前と同じ白エリだね。女子高時代にここで英語の先生だったよ。」と声をかけると、「今年、国際科に入学しばかりで21人だけのクラスです」と。首元に昔と同じ青いブローチをつけているのも懐かしい。「英語が好きで、将来英米に留学したいと思います。担任の先生がイギリス人なのです。副担任は日本人で」、これには驚いた!ALTはAssistant Language Teacherの略なのに、正式に採用された外人教師がいるんだ、知らなかった!「目標をしっかり定めて英語のほかにもたくさん勉強するといいよ」と話した。尾上
2023/04/13 (Thu) 22:32


「どうやら彼はそのドアを開ける鍵をなくしたようだ」It appears that he lost the key to open that door with.
「どうやら彼はそのドアを開ける鍵をなくしたようだ」It appears that he lost the key to open that door with.
2023年4月9日(日)
御殿場市民会館にて
「都留のニリンソウ」
 「都留文科大学」は全国でも数少ない公立大学の一つ。山梨県富士吉田市と大月市の間にある人口3万人足らずの小さな地方都市「都留市」にある。70年前の創立以来「教員養成」が目的で学生数は3000人、ほとんどが卒業後は教職に着くそうだ。そういえば「沼津東高校」の同僚にもこの大学を卒業した先生がいたのを思い出す。この大学の裏山に最近ハイキングコースが整備されて、「都留アルプス」の名でHPに大きく紹介されていたので昨日早速下調べに出かけた。車で大学まで行くと、正門の真ん前に「富士急行線」の真新しい駅「都留文化大学前駅」があった。細長い街筋に若者たちがたくさん歩いている、まさに山峡に出現した不思議な「学園都市」だ。
 「都留アルプス」コースは「都留市駅」からスタートということなので、最初の登山口「谷村発電所」に行ってみた。「桂川」の豊富な水を利用しているのは「大月駅」の近くにもある大きな発電所と同じだな。全コースを歩くと5〜6時間もかかるそうなので今日は下見だけにしよう。車を移動して次にゴール地点を探したら「東桂駅」の近くに「おなん渕」という名勝の滝つぼが見つかった。そこに車をおいて、コースを逆にすこしだけ歩いてみると「谷村発電所」の山側に出た。水の流路の周辺には「黄金ネコノメソウ」や真っ白な「ニリンソウ」の大群落が・・・

 2年生のMUさんは「春期講習」の最終回でI can’t put up with that bad habit of ( ).(彼女のあの悪い癖には我慢できない)でカッコにはherかhersか?「わたしの友人の一人」をa friend of mineというから、hersが正解だ。今日の文法・作文は「不定詞」をやった。( )a plant to flourish, it must have a good supply of light, water, and minerals. (植物が花を開くためには、光と水とミネラルをたっぷり受けないといけない。)は不定詞の「意味上の主語」が必要だから空所にはforが正解。「どうやら彼はそのドアを開ける鍵をなくしたようだ」は、It appears that he lost the key to open that door with.で、不定詞はthe keyを修飾するからwithが必要なのだ。
 IKさんも最終回は「文中での強調語」の問題が難しかった。”Guess who also has the same vacation.” ーー" You have ten days off?" 「同じように休暇が貰えたのが誰だかあててごらん」ーー「あなたなの?」、だからyouを強調するのだ。日本語訳と同じ考えだね。今日の文法作文は「助動詞」がテーマで、語句の並べ替え問題で「この時期にしては暖かすぎる」は、It’s too warm for this season. でもいいのだが、thanを使う「比較構文」で助動詞のought to を使えとあるから、「この時期に暖かいはずなのと比べて、もっと暖かい」と言い直せればよかった。The weather is warmer than it ought to be this time of year.  尾上
2023/04/09 (Sun) 23:17


「我を忘れていた」I was beside myself
「我を忘れていた」I was beside myself
2023年4月6日(木) 
「御殿場市民会館」にて
「湿生花園のシラネアオイ」
 うす紫色のシラネアオイは気品のある美しい姿で、日本原産の誰もが大好きになる高原の花だ。我が家でも家内が山野草店で買って植えておいたが数年で消えた。どうも気候風土が合わないらしい。しかしお隣の家の前庭では今年も5輪が立派に咲いた。見せてもらいに立ち寄ると、昨年百才で亡くなったお母さんと二人でやっとここまで育てたのよ、と娘さんが自慢する。御殿場高原460mの標高では育てにくい花なのだ。尾瀬沼や谷川岳のような1500mを越える高山に咲く「高嶺の花」なのだ。
 春分の日を境に箱根仙石原の「湿生花園」が今年も開園したので、家内の歩行リハビリを兼ねて訪問した。まずは最初に春を告げる花ミズバショウが湿原の中一面に林の奥の方まで広がって白い帆を立てている風景はやはり美しいね。黄色く輝くリュウキンカが色を添えて一層引き立つ。林の中に入るとピンクの岩ウチワ、真っ白なエンレイ草、鮮やかな黄花スミレなど大好きな花が次々と現れて心臓がドキドキ。そして何よりも嬉しいのはシラネアオイの高貴な姿・・・

  新3年生のMUさんは前回、英作文で「滋賀県立大」と「愛媛大」の対話文がかなり正確に英訳できた。動詞の処理もうまくいった。今日は「中央大」の長文で「商業テレビと公共テレビ」を読んだ。下線部の和訳はWhat we are buying is not so much a physical object as the ‘image’ advertisers attempt to associate with that product.で、「比較構文」のnot so much A as B (AというよりむしろBだ)に注意して、 「私たちが買っているものは、物理的な物というよりは広告主がその製品から連想させようとする『イメージ』 なのだ。」と正しく訳せたね。
 IKさんは日本文のない語句整序の問題が3題とも正解だった。I was convinced that he was bot dependable, ( ) turned out to be totally wrong, (彼はあてにならないと信じていた。しかしそれは全くの間違いであることが判明した。)は、「前文の内容を受ける関係代名詞」が必要なのでwhich(そのことは)が正解。代名詞のitでは接続詞が必要になるでしょ。さらにthatはカンマの後の「非制限用法」には使えなかったね。今日は「語句の並べ替え」で、「うれしくて、うれしくてたまらなかった」は、「嬉しさのあまり、かなり我を忘れていた」と言い換えれば、I was fairly beside myself with joy.とつながるね。 

 今日は高校ではもう始業式、明日は入学式でいよいよ新年度が始まったね。火曜と木曜に決めて2週間、4日間の「春期講習」が終わった。最終日の今日は時間を割いて、「発音」の話をした。手作りプリントで子音と母音の発音図を見ながら、発音の仕組みを説明した。つまりちょっとした「音声学」の授業だ。日本語のアイウエオ5つに対して英語は10の母音があるよ。追加の5つは、アとエの中間、アとオの中間、アより大きなア、オより大きなオ、そして「あいまい」な「ウ」だ。3年前に始まった「共通試験」では発音問題が消えたので、学校の現場でも発音指導がますますおろそかになるのではないか、と心配だなあ。ちゃんと発音できない生徒、話せない生徒にしてしまうのではないか、、、尾上
2023/04/06 (Thu) 23:01


He made five mistakes in as many lines.(5行で5つの間違いをした)
He made five mistakes in as many lines.(5行で5つの間違いをした)
2023年4月2日(日)
御殿場市民会館にて
「お花見の同窓会」
 学校も役所も会社も新しい年度の始まりです。大学を卒業して三重県の「スペイン村」に就職したHOさんは、「今日入社式がありました」と胸の社員証と新入全員の記念写真をLINEで送ってくれた。今年高校卒業のICさん、WAさん、YAさん、KA君もそれぞれの大学生活へと旅立って行った。UG会も「御殿場教室」の新3年生MUさん、IKさんに最後の一年を頑張ってもらいましょう。「裾野教室」でも新しい希望者が集まり再開できることを念じてスタートします。母校の同窓生はもうすぐ傘寿だよ、と言うけれど、私はまだまだ還暦前の現役の意気込みなのだ。
 昨日は母校「甲陽学院」の定例同窓会で東京に出た。年に5回も集まって、3月には「花見の会」と称して多摩川あたりをハイキングする。今回は川崎市の「東高根森林公園」、そこは丘陵地の広い森で私の好きな花がたくさん楽しめるはずと期待した。南武線の「津田山駅」に集合した健脚組は5人。あと3人は夕方の「一杯会」のみ参加とは歩行が困難になる年代だね。広大な「緑ヶ丘霊園」のみごとな桜並木にそって丘に登り公園に着いた。そこでは「古代植物園」がユニークで、日本古来の花を中心に保護されている。ハナニラ、ハナダイコン、ヒトリシズカ、シュンランの名を仲間に教えてあげた・・・

 2年生のMUさんは前回長文「詩と散文」を読んで下線部訳が難しかった。The more you put into reading a poem, the more you are likely to get out of it. で、The more〜, the more・・・(〜すればするほどますます・・・)を暗記していても正しく使うのは難しい。前の文を読めばそれぞれmore effortとmore satisfactionとわかるから、「詩を読むことに多くの努力をつぎ込めばつぎ込むほど、ますます多くの満足感をそこから得られるでしょう」。共にputとgetの目的語なんだね。今日は3年生の第1回で、「比較構文」as〜as・・をやった。前のasは副詞で「同じくらい」の意味。後のasは接続詞で「〜と比べると」の意味。He made five mistakes in as many lines.(5行で5つの間違いをした)は「同じ数の〜」に注意しよう。
 IKさんは前回英作文で「成功するかどうかはきみがどれだけ努力するかで決まる」は、「〜は〜に依存する」と考えてdepend on〜を使うといい。形式主語を使ってIt depends on your effort whether you succeed or not.がすっきりしている。今日は様々な接続詞を勉強した。Now the dog comes gladly the moment it is called.はSVが2組あって接続詞がなければつながらないね。そうか!名詞the moment(瞬間)が「〜するとすぐに」の意味なんだね。「今やその犬は、呼ばれるとすぐに喜んでやってくる」。次に文法・作文は「時制」をやった。「彼女は雇われてからほんの2か月で首になった」はbeforeを使うなら、「首になるまで2か月しか雇われていなかった」と言い換えればいい。She had only been employed for two months before she was fired. 尾上
2023/04/02 (Sun) 23:38


裾野教室は最後かな
裾野教室は最後かな
2023年3月29日(水) 
「時の栖 ALPS」にて
「東山湖に逆さ富士」
 今朝はベッドで目が覚めるとそのままで、良く晴れた空に真っ白な富士山が見えた。一昨年裏のひのき林が伐採されて見晴らしがよくなり、特に冬場は遠くの広葉樹の枯れ枝越しに富士山がよく見えるようになってすごく嬉しい。ふと思いついて、パジャマのまま車に飛び乗り「東山湖」に向かった。そう、早朝のうちだけ富士山には雲がかからないし、風も吹かないから湖面に波が立たない、こういう条件なら「逆さ富士」が見られるはず。
 ここは「フィッシングエリア」なので、8時前なのに岸辺にはもう釣り客がちらほら。箱根の水を集めた昔の灌漑池で、その周囲800mは古い桜並木がピンク色に染まりもう満開だった。今年も一昨年の異常気候に似て半月早い開花になったね。雲一つない青空にアオサギが舞い、真っ白に輝く富士がそびえ、それが湖面に反射し映っているよ。見事な「逆さ富士」だな・・・

 今日の「裾野教室」は卒業生のICさんが最後の授業になった。18:00、「高原ホテル」のロビーに一緒にお母様が見えて、「UG会のおかげで英語の実力を本当に伸ばすことができました」と、丁重にお礼の言葉をいただいた。「お役に立てて私も嬉しい。北海道教育大学の合格おめでとうございます」と述べた。ICさん将来は英語の高校教師を目指すというから、私の後輩ということだね、私には思い出深い教え子の一人になるでしょう。
 今日は「英検準一級」の5回目。語彙問題はいつもより難しく60%くらいの出来だったが長文はとても良く読めていて、「アメリカのペット人気」についての設問には100%正解だった。The idea of the modern American family was increasingly shaped by (    ). Sure, the families portrayed were smaller, nuclear families, but they were no longer limited to mothers, fathers and children. Pets were shown as integral family members.で、空所に family dramas on TV を選べば、 「現代のアメリカ人家庭の考えはますますテレビのホームドラマで作られるようになった。確かに、描かれる家庭は昔より小さな核家族だが、もはや父母と子供達だけではない。ペットが重要な家族の一員として描かれたのだ。」 尾上
2023/03/29 (Wed) 23:25


whatever〜は、no matter what〜か anything that〜か
whatever〜は、no matter what〜か  anything that〜か
2023年3月26日(日)
御殿場市民会館にて
「地球博物館のジャモン岩」
 「なたね梅雨」という言葉があるくらいで、御殿場でも満開になったサクラが散ってしまうよ、と心配になるくらい雨の日が多いね。こういう時は図書館か博物館で勉強するのがいい。昔行った上野の「科学博物館」からふと小田原の「地球博物館」を思い出して、「そうだ、火山と岩石の話を聞きに行こう」と箱根の峠を越えて湯本まで下って行った。春休みに入って親子連れの姿も多く、ロビーに入るとまず太陽とその9つの惑星「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」の形成の解説が実に詳しくジオラマで展示されている。
 ここの訪問は始めてではないのに実に素晴らしいな。マンモスの骨格や巨大な魚「リュウグウノツカイ」の剥製も展示してある。たくさんの巨大な火山岩の中にお目当ての「カンラン岩」や「ジャモン岩」も見ることができた。2階の図書室に隣接して「相談室」があったので、疑問をぶつけてみることにした。一人の年配の先生が対応してくれたので、「カンラン岩が水と反応してジャモン岩に変わる時に水素を発生するという研究が進んでいますが、その時には高温や高圧にどんな条件が?」と聞いてみた・・・

 2年生のMUさんは前回「中央大」の英文「教師の期待と生徒の成績」について、ほとんどの設問に正解だった。今日は「接続詞」になる語彙をたくさん学んだ。Now the dog comes gladly the moment it is called.はSVが2組あるから、なにか接続詞でつなげてあるはず、と考えてthe momentが名詞の「瞬間」ではなく「〜するとすぐに」の意味でas soon asと同じ「接続詞」だと判断しないといけない。「今ではその犬は呼ばれるとすぐに喜んでやってくる」。He sprang up, directly the alarm bell rang. でもdirectlyが「直接に」という副詞ではなく、2つのSVをつなぐ接続詞だと判断できれば、「目覚ましが鳴るとすぐに彼は飛び起きた」で、これもas soon asと同じ働きなんだね。
 IKさんは前回英作文で「言われたことはしなければなりません」は、You have to do what you are told to. と書けばいい。不定詞はto以下を省略するよ。今日は「譲歩構文」でWhatever you want to do, do it now. が「疑問詞」whatを使ってNo matter what〜で置き換えできることを学んだ。「何をやりたくなっても、それは今やりなさい」と「動詞+ても」が日本語にふさわしい。しかし「やりたいことはなんでも今やりなさい」と訳したらどうだろう。それなら英文はNow do whatever you want to. となる。つまりwhateverは「複合関係詞」で、いい換えればanything thatということになり別の用法なんだ。「なんでも」「だれでも」「どこでも」などは「逆接」を意味する「譲歩文」ではないね。
 卒業生のWAさんは今日がいよいよ最後の授業になりお母さまがご挨拶に見えた。来週からは埼玉の大学で新しい生活が始まる。頑張ってください。今日も「英検準1級」で3回目をやった。「語彙問題25」をやってほぼ80%の正解だった。長文では「脳を若く保つには」を読んだ。While heredity has a part to play in determining how well our brains age,( ) is also important. の空所補充は、「脳は訓練したり伸ばしたりできるという考え」が次の行に書いてあるので主語としてour chosen lifestyleが正解だ。「脳の上手な老化の仕方を決めるのには遺伝が関わるのだが、ライフスタイルの選び方も重要なのだ。」と訳せる。

 「春期講習」は、参加希望の生徒の都合も考慮して多少日程を変更しました。火曜と木曜で調整できたので、3月28日・30日と4月4日・6日に決定しました。18:30〜21:00で、「御殿場市民会館」を会場に頑張って勉強しましょう。 尾上
2023/03/26 (Sun) 23:43


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