高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

total : 105275
today : 5
yesterday : 61

仮定法って?
仮定法って?
2012年7月16日(月)三島ゆうゆうホールにて。久々の青空、だけど梅雨明けはもう少し先らしい。先日の熊本県の被災は「九州北部豪雨」と命名されるほどのもの。台風7号が発生して明日にはまた九州を襲うとのこと。まったく気の毒だ。
 今日3年生のテーマは「仮定法」。先週、仮定法が苦手で、といっていたI高のNさんの要望にちょうど応えるようにタイミングよし。中学でも習ったI would like to go there. が I want to go there.より「ていねい」な表現なのは実はwould likeが「仮定法」の動詞だから。「〜したいのだけど・・」と、反対のニュアンスを込めてあるから。Will you give me something cold to drink? も「ていねい」に頼みたければ Would you 〜という。それも「〜してくれるかな、だめかな・・」と、「仮定法」で一歩へりくだって相手の気持ちをたずねるから。法は英文法ではムード、つまり気分。「英文の法則」の「法」とは全く別の意味。あくまでも「仮に〜なら」という気分で発言する仕方のことなのです。学校の授業でつかめなかった内容が、今夜の教室ではっきり理解してもらえたはずだ。
尾上

(追記)18日から2泊3日で「琵琶湖」に旅行する予定だった。「しるこや」の店主小林さんの高級マンションを訪問し、デザイナーの奥様の仕事ぶりを拝見することや、伊吹山山頂の花畑散策、関ヶ原の合戦の史跡巡りど。しかし、梅雨がまだ明けないし、家内の体調もすぐれないので、1ヶ月延期した。今は「イブキジャコウソウ」が見頃なのになあ。
 写真は「前田脳外科」のすてきなガーデンに咲く「タチアオイ」と久々に姿を見せた富士山の夏姿。
2012/07/17 (Tue) 0:25


英文の論理
英文の論理
2012年7月13日(金)裾野市民文化センターにて。梅雨前線の南に潜り込んだ湿舌が九州に大雨をもたらし、熊本では約30名の死者、行方不明者をだす被害だそう。昨年の3.11からひっきりなしの災害列島だ。一日濃霧の御殿場に比べると裾野は風雨もたいしたことなかった。
H高のF君は志望校を変更。東京医科歯科大にするという。模試の判定でも可能性がありそう。まずはセンターの得点が90%になるよう集中勉強が必要。英文読解が苦手という割には読書好きだそうだ。英語の論理形式にもっと慣れていくことが急務だろう。入試頻出のイデイオムも今月中には制覇してほしい。山梨大希望のK君も同じこと。8月中旬の「夏期講習」に二人とも参加してくれるので、充実の4日間にしたい。
尾上

(追記)午後から裏山の「森山道」というハイキングコースを登った。箱根外輪山「丸岳」の麓で、標高460mの拙宅よりぐんぐん登って、箱根スカイラインにぶつかったところに、景勝地「駿河台」(800m)がある。
石原慎太郎、岸信介の筆による石碑と、富士山が中にちょうど収まるような石の鳥居がある。登山の基礎訓練として週に1,2回は登る。50分たっぷり汗をかくと、そこにお楽しみの「しるこや」がある。お住まいの大津市に時々帰る中年ご夫婦が経営する。京ぜんざい、京しるこがうまい。山の観光ドライブインと思いきや、鎌倉とか吉祥寺に出店できるほどの上品な甘味処。知らずに立ち寄った旅行者たちがびっくりする。私のお気に入りは「きょうのおやつ」。今日のか、京のか?「クリームぜんざい」に白玉とみかんがたっぷり入って600円。京都「一保堂」のほうじ茶も珍しくてうまい。この「ブログ日記」もご主人の小林さんから伝授されたもの。しるこやのブログも見てください。私のアドレスと同じで49を47にするだけ。

写真は「しるこや」店前で。11日(水)富士山がよく見えた。
背景の写真は「タカネバラ」。高山でしか咲かない。16日(月)に富士山・五合目須走口(2000m)で満開だった。
2012/07/14 (Sat) 23:53


飛躍のチャンス
飛躍のチャンス
2012年7月9日(月)梅雨の晴れ間。三島ゆうゆうホールにて。
 I高のNさんも運動部を引退してから俄然勉強に集中しだした。1年生の時は英語が得意だったけど、部活が忙しくてこの教室に出席できず、しばらくお休みしていた。3年生になって再び通ってくるようになって教えてみて驚いた!英語の力がかなり落ち込んでいる。しかし3ヶ月しっかり取り組んで、この期末テストには「クラスで一番になれました!」と、よろこびの報告をもらった。今日の3年生テーマは「前置詞」。文法の基本事項だけど入試問題は結構難しくてバツが続く。英文和訳も辞書を引いてももう一歩内容がつかめない。終了後「先生、どうして勉強してよいかわからない・・・」と涙声。悔しがるのがよくわかる。「これだけ努力しているのに・・・」という気持ち。「志望大学の過去問を拡大コピーして、じっくり取り組んでごらん。合格の最短距離を見定めてそこを勉強しよう。すべての項目をパーフェクトにしなくてもいいんだよ。」この生徒もきっといい結果を出すと私は信じている。
尾上

(追記)9日朝、箱根VCのKさんを誘って「富士山・須走口」へ。2年ぶりだ。「東富士山荘」から150分、溶岩でできた階段状の登山道。シラビソ、ダケカンバの樹林のなかにマイヅルソウ、白花ヘビイチゴ、ツマトリソウが群生する楽しい山道。1日が山開きだったのにまだ雪がそこここに残っていて、期待した白山シャクナゲがやっとつぼみが出た程度。本6合、2700mの「瀬戸館」までいったがガスが込めて展望全くなし。今朝山頂に行ったグループは「ご来光が見られましたよ。」と言っていたが、やはり梅雨時は天候不安定だなあ。7月末にもう一度きてみよう。シカゴ出身とブリスベン出身の女性のペアと会話。「2度行ったけど、シカゴは極端に寒いね。Windy Cityと呼んでるよね。・・」。山荘でお気に入りの「きのこクリームパスタ」をいただく。
写真は6合目付近に咲く「紅花イチヤクソウ」
2012/07/10 (Tue) 11:56


やはり紙の辞書
やはり紙の辞書
2012年7月6日(金)曇り。裾野市民文化センターにて。
中学3年生のSさんはとても頑張り屋さん。高校2年生のプリントに果敢に挑戦している。それもペーパー辞書をひっきりなしに引きながら。だいぶ進んで今日は「独立分詞構文の慣用的用法」。お母さん譲りの英語大好き女子で、目標は英検2級合格。科学的内容や人生訓など理解限界にも挑む。昨年はニュージーランドにも短期留学した。H高3年のふたりは期末テストも終わっていよいよ入試受験態勢に入った。希望を高く持って、己を信じてつき進んでほしい。
尾上

(追記)箱根・仙石原に「長安寺」がある。「カタクリ」「ショウジョウバカマ」ではじまり四季を通じて草花が絶えることのない花の寺で有名だ。ここの境内の石垣に青、白、ピンクの「イワタバコ」がいっぱい咲いていた。葉が煙草の葉のようにでかいのでこの名になった。
2012/07/07 (Sat) 10:53


接続詞
接続詞
2012年7月2日(月)三島ゆうゆうホールで。
蒸し暑い一日。期末試験の最中で欠席多し。それでも2名出席。I高3年のNさんは明日からの試験対策は終わっているとか、余裕でプリントに向かう。今日は「接続詞」の項。「〜まで(継続)」until と「〜までに(完了)」のbeforeの違いは注意が必要。「〜すること」が接続詞のthatか関係詞のwhatかに迷うのも3年生によく見られる。その違いを易しい例文で説明すると、すぐに理解してくれた。M高のNくんは明日の世界史の試験対策に没頭。いつも以上に真剣な顔つき。

(追記)心身ともに健康維持のため、週に2回は山に登る。今日も裏山の「城山」へ。箱根の西斜面を汗だくになって上る。リュウノヒゲ、ホタルブクロが咲き始めた。桑の実やサクランボが黒く熟して、つまんでみるととても甘い。「森山道」という名のハイキングコースを登り切ると「駿河台」といって、箱根スカイラインと合流する富士山の絶景地点。ここに昔から一軒の「しるこや」が提灯を下げている。店主の小林さんと意気投合しよく長居をする。白玉入りのクリームあんみつをいただきながら。
写真は近所に咲き乱れる「リュノヒゲ」(竜の髭)
2012/07/03 (Tue) 17:29


再度、比較構文について
再度、比較構文について
2012年6月29日(金)晴れ。裾野市民文化センターで。
さくらちゃんは今日お休み。ピアノの先生が東京から来て教えてくれる。
期末テストを終えたばかりのH高三年生、課題になっている個所をあまり
やっていかなかったので英語は失敗、時間不足!とK君。実力テストの
部分である程度得点できていれば悲観することはないよ、と私。
今日のテーマは「比較」。三島教室の生徒と同様、no more than と
not more thanの違いで立ち止まる。more than tenは10超。10以上は
ten or moreという。less than tenは10未満。10以下はten or less
となる。だから、not more than tenは「10を越えていない=10以下=
せいぜい10 at most ten」。一方、no more than tenでは noが形容詞で代名詞moreを修飾し「多いどころかその反対に、わずかだ」の意味になるから「わずか10しかないonly ten」となるわけ、だよ。K君、やっと納得。

(追記)27日(水)富士山5合目「太郎坊」に行った。目の前「双子山」2000mをめざす。「白花ヘビイチゴ」や「フジハタザオ」の写真を撮りたくて、登山道をはずれて砂地の中を直登するから、かなりきついけど足腰が鍛えられる。お目当ての「イチヤクソウ」が見つからない。来月になれば「紫モメンヅル」や巨大な「フジアザミ」が斜面一杯に咲くでしょう。
尾上     写真は「フジハタザオ」(富士旗竿)
2012/06/29 (Fri) 23:11


基本に戻れ
基本に戻れ
2012年6月25日(月)曇。三島ゆうゆうホールにて。
 3年生今日のテーマは「比較」。日本語の表現とのズレが多くて、
高校生が一番苦手な単元の一つ。比較の基準となるthanとasが
そのあとに主語・動詞を従える接続詞で、共に「〜とくらべて」
という意味であることを理解させねばいけない。not more than〜
のnotは副詞で、文全体またはmore than〜を否定して「〜より多い
ということはない」の意味になるのに対し、no more than〜のnoは
形容詞で、moreを否定して「多いなんてことは全くない→わずか〜だ」
の意味であることも。とかくイディオムとして暗記させて終わる教材や
先生が多いけれど、文法の基本から知的に理解させる方が生徒は興味を
持つしその方が嬉しいはず。
(追記)昨夕は、御殿場アウトレットで買い物した後、妻と箱根仙石原へ
ゲンジボタルを見に出かける。いたいた!10匹、20匹、30匹。
10mくらいの木々の下をゆらーりゆらーり舞っている青白い光が
オス。小川のせせらぎの上の木の葉でじっとして光っているのがメス。
日没後2時間ほどのホタルのラブコールだ。お目あてのメスをめがけて
オスのホタルが急降下。貴重な一瞬をカメラでとらえることができた。
尾上
2012/06/25 (Mon) 22:51


台風4号と珍客
台風4号と珍客
2012年6月22日(金)裾野市民文化センターで。雨の一日。
 H高では期末テストが来週から始まる。その準備も気になるけど
3年生は塾の勉強も手が抜けない。今日は「形容詞・副詞」の復習
と受験対策。F君もK君も和文英訳は苦手。しかし書いてみなければ
上達は見込めない。「クジラの公式」をもう一度。
  9:30塾の授業終了と同時に珍客来訪。今夜この同じホールで
リサイタルを開いていた野津君が20年ぶりに姿を見せる。大坂
フィルハーモニーの主席フルーティスト。御殿場南高での教え子。
桐朋音大卒業後英国に留学。ロンドン・ロイヤルアカデミーと米国
イェール大を経てフィンランドのオケで活躍したのち大フィルへ。
学生っぽさが話しぶりにそのまま残るけど、もう2女の父だとか。
19日(火)の台風4号は日本をほぼ縦断して、各地に風水害の
傷跡を残して去った。我が家も40年になる母屋の屋根が一部
吹き飛んで、ぽっかり穴があいてしまった。補修が大変。
業者と保険屋を呼んでこなきゃ。  尾上
  写真は我が家の茄子の花

2012/06/23 (Sat) 8:59


やはり電子辞書でしょ
やはり電子辞書でしょ
2012年6月18日(月)曇。三島商工会議所。
暑い。夜でも26℃もあって夏日のよう。ゆうゆうホールが休館のときは
ここに移動。4階にあって三島の町並みや新幹線、箱根の山並みがよく見える。6:30。一番乗りはいつものようにM高3年のYさん。英語には自信があって、毎回のプリントには90%以上の正解率。三位一体の入試問題3ページ、文法・作文問題2ページ、英文和訳問題2ページ、和文英訳問題2題を3時間のうちにほぼこなしてしまう。希望の大学に合格できそう。
 3年4人、2年1人の間を飛び回り、プリントを添削したり、ヒントを与えて正解を導きだしたり、理解が深まり定着するよう解説したり。気がつくともう終了時間の9:30。添削しきれないものは預かって来週説明することになる。今日も精一杯やったけど、5人に均等に時間をさけたかな。
尾上
  写真は先週、樹空の森に咲いていた「ヤマボウシ」。ピンクの
縁取りがかわいい。

2012/06/19 (Tue) 0:16


電卓辞書か紙の辞書か
電卓辞書か紙の辞書か
2012年6月17日(日)雨のち晴れ。1年半ぶりの東京。
早稲田大学・国際会議場で「日本英語表現学会」の30周年記念大会。東外大・望露会トレッキング部の同窓の一人、Oさんが講演者に招聘されたというので仲間3人で応援に駆け付ける。元K社の編集部長としての含蓄あることばと軽妙な語り口、辞書執筆の大学教授と公私共一体になって出版にこぎつけるまでの苦心のかずかず、パワーポイントを使っての興味深いデータや映像に思わず温かな拍手が沸いた。かつて紙面をにぎわした辞書論争のライバルT書店からも英和辞典の担当編集者がパネラーとして発言したが準備不足で、Oさんとは対照的に事務的で、型どおりのサラリ−マン風な編集態度を想像させ魅力に欠けた。我らがK社Oさんの勝ち!夜、信濃町の居酒屋で盛り上がったこと。Oさん古希を迎え尚めでたし!快哉!
尾上
 梅雨が明けたら山に行こう。イブキジャコウソウを見に「伊吹山」。
写真は我が家のポピー。
2012/06/18 (Mon) 14:19


total : 105275
today : 5
yesterday : 61