高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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否定はむずかしい?
否定はむずかしい?
2012年7月30日(月)三島商工会議所にて。今日も35度の猛暑。
3年生のテーマは「否定」。準否定では、形容詞のlittleと few は much
とmany の対比でおぼえる。副詞のhardly、scarcely「ほとんど〜ない(程度)」 はvery much の否定。 seldom、rarely「めったに〜しない(頻度)」は very often の否定なので注意すること。He is not a beggar.と He is no beggar.の比較で、not はHe is a beggar.という「文」を否定する副詞で、no は名詞beggar を否定する形容詞。「乞食どころではない、大金持ち」という意味。「比較」の項目でもすでに学習した。
 今日は新入会希望者2人の体験と保護者説明会を実施した。T高の3年生はかなり英語の実力がある。8月の夏期講習から参加を希望。もう一人は中学3年生。6年間米国で教育を受け帰国、高校の内容を勉強したいとのこと。裾野教室のSさんと似た条件だ。
尾上

(追記)我が家の庭にレンゲショウマが2輪咲いた。白い蓮華のような花弁が長い軸のさきにうつむき加減に開く様はなんとも優雅で大好きだ。「河口湖」の北側に連なる「黒岳」と「三つ峠」の山頂付近でその見事な群落に出会った。富士山吉田口を「馬返し」から登っていくと、1,2合目あたりで樹林の中にひっそり咲いている。

2012/07/31 (Tue) 0:30


一石二鳥でしょ
一石二鳥でしょ
2012年7月23日(月)三島商工会議所にて。
青空が戻りまた暑くなった。3年生、今日のテーマは「時制の一致と話法の転換」。N高のS君もI高のNさんもほぼ理解できているが、間接話法で書かれたものから直接話法に、つまり実際の会話を再現する転換が苦手。どの高校生でも描写場面の想像力が働かないとこれは難しいだろう。今回の教会の院長さんと修道女の会話ではなおさら。twice a mercy (ひとつの慈悲の2倍)が、kill two birds with one stone(一石二鳥)と同意であることも難しかった。こういうところも本人の学習量や読書量に関係する。
尾上

(追記)22日(日)箱根仙石原の湿生花園に行った。4月は「ミズバショウ」、6月には「トキソウ」「カキラン」が楽しかったが、今回は「伊吹ジャコウソウ」と「ミズチドリ」。いつも蘭の仲間に強く惹かれる。特設展示で「食虫植物」をやっていた。「ムシトリスミレ」や「ウツボカヅラ」は引きつけた虫から栄養を摂って命をつなぐ。
(写真)子供の長靴のような「ウツボカヅラ」の一つ。
2012/07/24 (Tue) 10:36


意味上の主語?
意味上の主語?
2012年7月20日(金)曇り。裾野市民文化センターにて。F君が先に来て勉強しながら待っている。いよいよ真剣になってきた証。今日の「仮定法」はよくわかっているようで、英作文も含めてほぼ合格。しかし英文解釈になると、文脈の読みとり方が今一歩で、語彙力の弱さを補えていない。この夏休み中に格段の成長を期待したい。中3のSさんは動名詞の意味上の主語を学習。名詞+〜ing +名詞がSVOの関係にあることを感じ取る勉強。一文が長くて和訳が大変。英検2級めざして一歩ずつガンバル。
尾上

(おまけ)梅雨が明けて5日目というのにぐずついた天候ばかり。御嶽山(3067m)に明日のぼる友人たちは、登山口の山荘で雨にたたられている。
私も一部参加する予定でいたがやめることにしよう。今年の天候は本当におかしい。
家内の歩行訓練でよく東山の「とらや工房」のあたりに行く。岸信介元首相の別荘跡で市の記念公園になっている。箱根の丸岳を借景に見事な竹林と池を配したお庭でとらやの和菓子と緑茶がいただける。内藤氏のデザインによる弓形の建物がユニークで落ち着いた雰囲気がお気に入り。
2012/07/21 (Sat) 18:55


仮定法って?
仮定法って?
2012年7月16日(月)三島ゆうゆうホールにて。久々の青空、だけど梅雨明けはもう少し先らしい。先日の熊本県の被災は「九州北部豪雨」と命名されるほどのもの。台風7号が発生して明日にはまた九州を襲うとのこと。まったく気の毒だ。
 今日3年生のテーマは「仮定法」。先週、仮定法が苦手で、といっていたI高のNさんの要望にちょうど応えるようにタイミングよし。中学でも習ったI would like to go there. が I want to go there.より「ていねい」な表現なのは実はwould likeが「仮定法」の動詞だから。「〜したいのだけど・・」と、反対のニュアンスを込めてあるから。Will you give me something cold to drink? も「ていねい」に頼みたければ Would you 〜という。それも「〜してくれるかな、だめかな・・」と、「仮定法」で一歩へりくだって相手の気持ちをたずねるから。法は英文法ではムード、つまり気分。「英文の法則」の「法」とは全く別の意味。あくまでも「仮に〜なら」という気分で発言する仕方のことなのです。学校の授業でつかめなかった内容が、今夜の教室ではっきり理解してもらえたはずだ。
尾上

(追記)18日から2泊3日で「琵琶湖」に旅行する予定だった。「しるこや」の店主小林さんの高級マンションを訪問し、デザイナーの奥様の仕事ぶりを拝見することや、伊吹山山頂の花畑散策、関ヶ原の合戦の史跡巡りど。しかし、梅雨がまだ明けないし、家内の体調もすぐれないので、1ヶ月延期した。今は「イブキジャコウソウ」が見頃なのになあ。
 写真は「前田脳外科」のすてきなガーデンに咲く「タチアオイ」と久々に姿を見せた富士山の夏姿。
2012/07/17 (Tue) 0:25


英文の論理
英文の論理
2012年7月13日(金)裾野市民文化センターにて。梅雨前線の南に潜り込んだ湿舌が九州に大雨をもたらし、熊本では約30名の死者、行方不明者をだす被害だそう。昨年の3.11からひっきりなしの災害列島だ。一日濃霧の御殿場に比べると裾野は風雨もたいしたことなかった。
H高のF君は志望校を変更。東京医科歯科大にするという。模試の判定でも可能性がありそう。まずはセンターの得点が90%になるよう集中勉強が必要。英文読解が苦手という割には読書好きだそうだ。英語の論理形式にもっと慣れていくことが急務だろう。入試頻出のイデイオムも今月中には制覇してほしい。山梨大希望のK君も同じこと。8月中旬の「夏期講習」に二人とも参加してくれるので、充実の4日間にしたい。
尾上

(追記)午後から裏山の「森山道」というハイキングコースを登った。箱根外輪山「丸岳」の麓で、標高460mの拙宅よりぐんぐん登って、箱根スカイラインにぶつかったところに、景勝地「駿河台」(800m)がある。
石原慎太郎、岸信介の筆による石碑と、富士山が中にちょうど収まるような石の鳥居がある。登山の基礎訓練として週に1,2回は登る。50分たっぷり汗をかくと、そこにお楽しみの「しるこや」がある。お住まいの大津市に時々帰る中年ご夫婦が経営する。京ぜんざい、京しるこがうまい。山の観光ドライブインと思いきや、鎌倉とか吉祥寺に出店できるほどの上品な甘味処。知らずに立ち寄った旅行者たちがびっくりする。私のお気に入りは「きょうのおやつ」。今日のか、京のか?「クリームぜんざい」に白玉とみかんがたっぷり入って600円。京都「一保堂」のほうじ茶も珍しくてうまい。この「ブログ日記」もご主人の小林さんから伝授されたもの。しるこやのブログも見てください。私のアドレスと同じで49を47にするだけ。

写真は「しるこや」店前で。11日(水)富士山がよく見えた。
背景の写真は「タカネバラ」。高山でしか咲かない。16日(月)に富士山・五合目須走口(2000m)で満開だった。
2012/07/14 (Sat) 23:53


飛躍のチャンス
飛躍のチャンス
2012年7月9日(月)梅雨の晴れ間。三島ゆうゆうホールにて。
 I高のNさんも運動部を引退してから俄然勉強に集中しだした。1年生の時は英語が得意だったけど、部活が忙しくてこの教室に出席できず、しばらくお休みしていた。3年生になって再び通ってくるようになって教えてみて驚いた!英語の力がかなり落ち込んでいる。しかし3ヶ月しっかり取り組んで、この期末テストには「クラスで一番になれました!」と、よろこびの報告をもらった。今日の3年生テーマは「前置詞」。文法の基本事項だけど入試問題は結構難しくてバツが続く。英文和訳も辞書を引いてももう一歩内容がつかめない。終了後「先生、どうして勉強してよいかわからない・・・」と涙声。悔しがるのがよくわかる。「これだけ努力しているのに・・・」という気持ち。「志望大学の過去問を拡大コピーして、じっくり取り組んでごらん。合格の最短距離を見定めてそこを勉強しよう。すべての項目をパーフェクトにしなくてもいいんだよ。」この生徒もきっといい結果を出すと私は信じている。
尾上

(追記)9日朝、箱根VCのKさんを誘って「富士山・須走口」へ。2年ぶりだ。「東富士山荘」から150分、溶岩でできた階段状の登山道。シラビソ、ダケカンバの樹林のなかにマイヅルソウ、白花ヘビイチゴ、ツマトリソウが群生する楽しい山道。1日が山開きだったのにまだ雪がそこここに残っていて、期待した白山シャクナゲがやっとつぼみが出た程度。本6合、2700mの「瀬戸館」までいったがガスが込めて展望全くなし。今朝山頂に行ったグループは「ご来光が見られましたよ。」と言っていたが、やはり梅雨時は天候不安定だなあ。7月末にもう一度きてみよう。シカゴ出身とブリスベン出身の女性のペアと会話。「2度行ったけど、シカゴは極端に寒いね。Windy Cityと呼んでるよね。・・」。山荘でお気に入りの「きのこクリームパスタ」をいただく。
写真は6合目付近に咲く「紅花イチヤクソウ」
2012/07/10 (Tue) 11:56


やはり紙の辞書
やはり紙の辞書
2012年7月6日(金)曇り。裾野市民文化センターにて。
中学3年生のSさんはとても頑張り屋さん。高校2年生のプリントに果敢に挑戦している。それもペーパー辞書をひっきりなしに引きながら。だいぶ進んで今日は「独立分詞構文の慣用的用法」。お母さん譲りの英語大好き女子で、目標は英検2級合格。科学的内容や人生訓など理解限界にも挑む。昨年はニュージーランドにも短期留学した。H高3年のふたりは期末テストも終わっていよいよ入試受験態勢に入った。希望を高く持って、己を信じてつき進んでほしい。
尾上

(追記)箱根・仙石原に「長安寺」がある。「カタクリ」「ショウジョウバカマ」ではじまり四季を通じて草花が絶えることのない花の寺で有名だ。ここの境内の石垣に青、白、ピンクの「イワタバコ」がいっぱい咲いていた。葉が煙草の葉のようにでかいのでこの名になった。
2012/07/07 (Sat) 10:53


接続詞
接続詞
2012年7月2日(月)三島ゆうゆうホールで。
蒸し暑い一日。期末試験の最中で欠席多し。それでも2名出席。I高3年のNさんは明日からの試験対策は終わっているとか、余裕でプリントに向かう。今日は「接続詞」の項。「〜まで(継続)」until と「〜までに(完了)」のbeforeの違いは注意が必要。「〜すること」が接続詞のthatか関係詞のwhatかに迷うのも3年生によく見られる。その違いを易しい例文で説明すると、すぐに理解してくれた。M高のNくんは明日の世界史の試験対策に没頭。いつも以上に真剣な顔つき。

(追記)心身ともに健康維持のため、週に2回は山に登る。今日も裏山の「城山」へ。箱根の西斜面を汗だくになって上る。リュウノヒゲ、ホタルブクロが咲き始めた。桑の実やサクランボが黒く熟して、つまんでみるととても甘い。「森山道」という名のハイキングコースを登り切ると「駿河台」といって、箱根スカイラインと合流する富士山の絶景地点。ここに昔から一軒の「しるこや」が提灯を下げている。店主の小林さんと意気投合しよく長居をする。白玉入りのクリームあんみつをいただきながら。
写真は近所に咲き乱れる「リュノヒゲ」(竜の髭)
2012/07/03 (Tue) 17:29


再度、比較構文について
再度、比較構文について
2012年6月29日(金)晴れ。裾野市民文化センターで。
さくらちゃんは今日お休み。ピアノの先生が東京から来て教えてくれる。
期末テストを終えたばかりのH高三年生、課題になっている個所をあまり
やっていかなかったので英語は失敗、時間不足!とK君。実力テストの
部分である程度得点できていれば悲観することはないよ、と私。
今日のテーマは「比較」。三島教室の生徒と同様、no more than と
not more thanの違いで立ち止まる。more than tenは10超。10以上は
ten or moreという。less than tenは10未満。10以下はten or less
となる。だから、not more than tenは「10を越えていない=10以下=
せいぜい10 at most ten」。一方、no more than tenでは noが形容詞で代名詞moreを修飾し「多いどころかその反対に、わずかだ」の意味になるから「わずか10しかないonly ten」となるわけ、だよ。K君、やっと納得。

(追記)27日(水)富士山5合目「太郎坊」に行った。目の前「双子山」2000mをめざす。「白花ヘビイチゴ」や「フジハタザオ」の写真を撮りたくて、登山道をはずれて砂地の中を直登するから、かなりきついけど足腰が鍛えられる。お目当ての「イチヤクソウ」が見つからない。来月になれば「紫モメンヅル」や巨大な「フジアザミ」が斜面一杯に咲くでしょう。
尾上     写真は「フジハタザオ」(富士旗竿)
2012/06/29 (Fri) 23:11


基本に戻れ
基本に戻れ
2012年6月25日(月)曇。三島ゆうゆうホールにて。
 3年生今日のテーマは「比較」。日本語の表現とのズレが多くて、
高校生が一番苦手な単元の一つ。比較の基準となるthanとasが
そのあとに主語・動詞を従える接続詞で、共に「〜とくらべて」
という意味であることを理解させねばいけない。not more than〜
のnotは副詞で、文全体またはmore than〜を否定して「〜より多い
ということはない」の意味になるのに対し、no more than〜のnoは
形容詞で、moreを否定して「多いなんてことは全くない→わずか〜だ」
の意味であることも。とかくイディオムとして暗記させて終わる教材や
先生が多いけれど、文法の基本から知的に理解させる方が生徒は興味を
持つしその方が嬉しいはず。
(追記)昨夕は、御殿場アウトレットで買い物した後、妻と箱根仙石原へ
ゲンジボタルを見に出かける。いたいた!10匹、20匹、30匹。
10mくらいの木々の下をゆらーりゆらーり舞っている青白い光が
オス。小川のせせらぎの上の木の葉でじっとして光っているのがメス。
日没後2時間ほどのホタルのラブコールだ。お目あてのメスをめがけて
オスのホタルが急降下。貴重な一瞬をカメラでとらえることができた。
尾上
2012/06/25 (Mon) 22:51


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