高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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体育の日
体育の日
2012年10月8日(月)三島ゆうゆうホールにて。今日は「体育の日」。昨日の雨が嘘のように青空になった。1964年東京オリンピックの開会式には10月10日が選ばれた。データ上もっとも晴天になる確率が高かったから。その記念に「体育の日」が制定されたと記憶している。連休を増やそう、という流れの中で第2月曜日に変更されたのはバブル経済のさなかだったのかな。ところが、以後20年も日本経済は低調なまま。ヨーロッパの衰退も追い打ちをかける。
 家計のやりくりも大変になって、まず文化活動、教育活動予算が削られる。大手学習塾の倒産、再編などもこの影響のようだ。もっとも、どの角かどにもあるコンビニにも負けないというくらいの学習塾の数。粗製濫造という懐かしい言葉が浮かんだ。本当によいものは数が限られている。UG会がそのひとつであれかし。

(追記)6日(土)、島田商業高校の同窓会に出席した。稲取高校から転任して最初の学年で印象が強かったのか、40年ぶりに再会した生徒たちの顔、名前がしっかりと結びついて自分でもびっくり。まだ20代の新婚時代、クラスでシベリア旅行などよく楽しい話をしてくれたよ、と教江さん。
(写真)ウメバチソウ(三つ峠頂上にて)
2012/10/09 (Tue) 7:53


No Pains, No Gains
2012年10月5日(金)裾野市民文化センターにて。この裾野UG会に昨年春まで在籍し獨協大学に進学したITさんから、最近始めたばかりのFacebook上でまめにフランス発の便りをいただく。新しい友人に囲まれた楽しい写真もたくさん。事前研修・奨学金を受けてこの秋からフランスに語学留学。ロアール川沿いのアンジェという小さな町で学生寮に住み始めたそうです。
勉強の楽しさ、探求心の重要性をUG会で尾上先生から毎週金曜日に教えられた、とヨイショしてくれたけど、実は彼女のご家族の教育観のたまものでしょう。人生はみずから切り開くもの、努力は必ず実を結ぶ、という哲学を代々の教育者一家の中で培われたようです。こんな前向きで聡明で勇敢な生徒と勉強できたことは私の誇りです。子供の成長を願いその能力を信じてよりよい環境を用意するのは親の責務であり楽しみでもあると私も思います。UG会を信じて毎晩送り迎えしてくださるお母様方に敬意を表します。「イクコ、ガンバレ!」尾上

(追記)昨日、吉田口登山道で富士山6合目に登った。一番人気の「スバルライン」コースでは5合目まで一気にバスや車で行ってしまうので、知る人ぞ知る江戸時代から続く趣深い登山道。この日も上り下りとも出会った登山者は一人。富士講の信者たちが浅間神社から登山を始めたように、今でも富士吉田駅からスタートする変人、特に外国人が散見される。今日は車道の終点「馬返し」(1400m)から歩き始めて、1合目、2合目と過ぎて5合目の「佐藤小屋」で昼食。さらに6合目(別名砂払い、2300m)まで登った。
2012/10/06 (Sat) 0:02


進化論
進化論
2012年10月1日(月)三島ゆうゆうホールにて。月初めなので来年4月分の会議室借用の予約をした。先週は不調だったI高3年のNさん、今日はよかったね。実力が十分出せたよ。上智大の過去問で「恐竜が絶滅してから哺乳動物の体格が大きくなってきた。人間も元はチンパンジーより小さかったのに・・」という進化論の話。T高のTさんもよく読めて正解が出せてよかった。中央・法が第一志望。がんばってほしい。尾上

(追記)箱根に行くと仙石原で必ず立ち寄る寺がある。花の寺「長安寺」。毎月座禅会があり、お茶室も開放している。境内の裏山に五百羅漢のユニークな石像を配置して、その石垣に春はフクジュソウやピンクのショウジョウバカマ、夏にはイワタバコ、そして秋はキイジョウロウホホトギスや濃い青色のイワシャジンが一面に咲く。高原の花が絶えることのない大好きなお寺だ。台風17号一過の風の強い今日、芦ノ湖散策に向かう途中寄ってみたらこの美しさ。
2012/10/01 (Mon) 23:54


強調構文は
2012年9月28日(金)裾野市民文化センターにて。今日は受験体勢に入った高3生には数少ない息抜きの「球技大会」。昨日に負けず富士山がくっきりとおがめた陽射しのきつい一日だったからいっそう疲れたのでしょう。「閉会式」ではたいていの生徒が眠っていたらしい。先にホールに着いていたF君はソファーでぐったり。プリントを前にしてもウトウトの連続で第一問の長文が読み進まない。後から到着したK君も、ペンを持つと間もなくウトウト。先生の私も昨日の富士登山の疲れが残っていてウトウト。来週の教材調べがなかなか先に進まない。これではまずいぞ!と、8時には気分の切り替え。
今日のテーマは「特殊構文」。いわゆる「強調構文」とはIt is 〜that …の形で、強調したい語句〜を文頭に移動するもの。高校の受験英語レベルでなく専門の言語学では「分裂文」と呼んで日本語も含め多くの言語にある。日本語では強調したいものを切り裂いて(分裂)、文尾に移動して「・・・なのは〜だ」という文に相当する。これが英作文の問題になると、しっかり日本語を分析しなければいけない。それも語学力のうちなのです。「ああ、高校の国語で現代日本語文法を少しでも教えられるといいなあ。普遍文法(UG)理論を普及させて。」
尾上

(追記)27日(木)は絶好の山日より。富士宮口五合目から富士山に登った。4時間で頂上到着のはずが、8合目の小屋(3200m)までで精一杯。8月末で山小屋はすべて閉まってしまいゆっくり休憩もできず。おまけに脚のももまで吊るようになって下りはさらにピンチ。この2年のブランクで登山初心者の足腰に戻ってしまっていたのだ。
富士宮口登山道でも5,6合目のあたりなら高山の花がいくつも楽しめる。青いトリカブトが咲きアキノキリンソウも名残の花を楽しめた。(写真)
2012/09/29 (Sat) 22:26


集中力を養う
集中力を養う
2012年9月24日(月)三島ゆうゆうホールにて。今日は7人全員が出席。I高3年のNさん、いつもの実力が出ず、関西外語大の過去問にてこずり不調。「携帯電話の普及でマナーの悪い若者たちを世間は批判するが、しかしそのような現代日本社会のひずみは親の教育や社会の身勝手さの裏返し」と説く内容。じっくり読めば設問の選択肢から正答がはっきり出るが、今日はどうも集中力が維持しにくいらしく全滅。Closed groupを「閉鎖的な集団」ととらえていない。不調の原因を解明して前進につなげてほしい。
個人指導には時間がかかる。今日も3時間、7人の机を飛び回っている内にもう終了閉館の電話。尾上

(追記)今朝は久々の秋空。「富士山五合目か、山中湖へ行こう!」と篭坂峠に向かったら、忍野八海に着いていた。何年ぶりだろう。すっかり観光地化して平日なのに人人の波。底知れぬ湧池は昔のままだったけど。忍野は古来農作の盛んな地。妙見岳を仰ぎながら湧水が静かに流れる小川にそって歩くと、トマト、キウリ、インゲンの畑地ががひろがる。
写真は虎の模様の蜘蛛が紋黄蝶を捕らえたところ。
2012/09/25 (Tue) 10:59


和文英訳の楽しみ
和文英訳の楽しみ
2012年9月21日(金)裾野市民文化センターにて。明日は秋分の日。朝夕涼しい風が吹き込んでやっと秋めいてきた。3年生が頭を抱えた難問:神戸外国語大入試「デイスカッションが単に時間切れで終わったということだけは避けなければなりません。You must avoid that the discussion is over simply because of the lack of time.と直訳調で書いてみたがふたりとも自信がない。avoid that〜という語法は聞いたことないでしょ。 avoid 〜ingなら覚えているよね。stop 〜ingと同じように動作を避けるのだから、「ということ」を接続詞のthatとせずに、「いう」を「言う、説明する、言い訳する」と解釈して、avoid explaining that 〜とすればよくなる。ほかにもfinish, give up, escape, put offなど「止める」の意味に近いものはほぼ動名詞を目的語にとる。だからgive up the discussion(デイスカッションを終えた)とするのはもっとよい。英語は人間を主語にする方を好むから。この問題点は、英語の語法だけでなく日本語解釈の難しさかなあ。英文和訳の基本は「問題の和文の述語(動詞)に着目し、その英語動詞に対して前に来る主語と、後に来る目的語を決めることから英文の構成が始まるのです。つまりSVOが基本。出題者もそこのところが聞きたい。語彙力テストではないのですよ。さらに聞きかじりの単語を使うと思わぬヤケドをします。頻度の低い(:難易度が高い)単語は用法が当然限られているのでアブナイ。小さな子供が生意気に大人のまねをするとおかしいのと同じです。和文英訳中心の授業はおもしろいね。自己の言語や文化を英語の物差しで自分で分析し直すところから始まるので、英文和訳のように、受け身で教えられるだけではつまらない。尾上

(追記)昨日「金時山」に登った。先月「奥穂高」登頂に成功した仙石原のKさんを誘って、林道の矢倉沢峠から出発。ホトトギス、マツムシソウ、シロヤマギク、トリカブト、クサボタンが咲き乱れる楽しい山道。山頂の祠には青のイワシャジン。「金時小屋」で金時娘の妙子さんと息子が大きな声で「ひさしぶり!」と迎えてくれた。氷イチゴを飲みながら54回目と記帳。
2012/09/22 (Sat) 0:25


敬老の日
敬老の日
2012年9月17日(月)三島ゆうゆうホールにて。敬老の日で学校の部活も休みが多かったのか、定刻の18:30前後に6人全員が集合。珍しいこと。さっそく前回の残りを解説し始めたらトイレに行く時間も忘れるほどに忙しく、事務所からの電話でもう終了5分前だと気づく。帰国子女のKさんは今日も英検準一級の予想問題に取り組む。来月日大で実施される試験に向けてガンバル。この合格が同志社国際高校の志願資格だ。長文の読解も語彙レベルも難関大学入試を超えているが、辞書を引き引きがんばっている。

(追記)昨日、箱根桃源台の「ビジターセンター」の園内を歩いた。月2回、職員とボランテイアによる野の花、野鳥の観察会があって過去に何度か参加した。草花や樹木の名前を教わる内に親しい友人もでき、箱根山中でバッタリ出会うこともある。今回も観察中の職員Iさんとバッタリ。オオヒナノウスツボという暗赤色の珍種を教わる。大雛の臼壺。(壺形の小さな花を、臼や壺に見立てたもの)だそう。ごくごく小粒の花だが拡大してみると
壺の中に黄色のおしべをいっぱいつけて美しい。

2012/09/18 (Tue) 0:46


第二外国語
第二外国語
2012年9月14日(金)裾野市民文化センターにて。三年生のK君F君に英作文を添削・解説しているところにドアがあいて見知らぬ女性が2人。名乗っていただいてやっと判明。この春卒業の元会員Kさんとお母さんだ。おかっぱの制服姿しか見たことがないので、その変身ぶりに驚いた。この春、青山学院の法学部にみごと合格。髪型と着衣が変わりお化粧をしてハイヒールをはいていれば、わずか半年なのにそれはもう全く別人のよう。夏休みで帰省している機会にご挨拶に来てくださった。英語のほかに韓国語を勉強しているとのこと。第二外国語には中国語やスペイン語を選択している人のほうが多い、と。昔は仏語、独語だったけどなあ。青学ではロシア語も選択できるが人気がないらしい。もうすぐ後期の授業が始まる。9月になると、昔は(50年前)前期試験で苦しめられたが、今は夏休み前に終えてしまうようだ。それだけ学生も教師も夏休みを楽しめるのかな。

(追記)ナツエビネが2輪咲いた。玄関前の芝生の中にポット植えのままにしておいたもの。ブナの陰で日当たりと湿度がちょうどよいらしい。
2012/09/14 (Fri) 23:32


個別指導です
個別指導です
2012年9月10日(月)三島ゆうゆうホールにて。21:25いつものように事務所の声で「終了してください」の電話があると、まだ見終わっていない生徒を何人も待たせていて慌てることになる。次回に解説するということにして持ち帰り添削にさせてもらう。今日はNさんがお休みなので6人だが、3,4種類のプリントで一人ずつ指導していくのでてんてこ舞い。9時半には鍵を返すことになっているので、それから質問や相談を受けたりすると5分10分すぐに遅れてしまう。
今日もやっと生徒を帰してホールの階段を降りていくと、どこからかとてもいい香りが漂ってくる。「あっ!またあの花の季節だ。イエライシャン(夜来香)」。清楚な薄緑の花が華奢な線香花火のように枝にいっぱいついて、毎年この蒸し暑い時期にこういう夜間だけ咲き匂う。
写真は、その古民家の庭の木から一枝失敬してきたもの。

2012/09/12 (Wed) 0:25


裾野と私
裾野と私
2012年9月9日(日)裾野市民文化センターにて。今日も暑い一日が終わり、富士山と愛鷹山系が夕陽を背に黒いシルエットになって浮かぶ。溶岩の間を豪快に音を立てて水が走る黄瀬川の川縁にこのホールが立っている。三階の会議室から富士の裾野の広大な風景が一望できてここも私のお気に入り。縁あってこの学区の富岡中学で吹奏楽部の指導をお手伝いしたことから、その中学出身者が中心になってUG会に入ってくれた。地域文化発展や教育の充実にも大いに積極的な裾野市民を私は尊敬している。御殿場市民でありながら隣町のほうに惚れている。1996年には、県内東中西の高校から103名の希望者で吹奏楽団を構成して、シンガポール・オーストラリアに演奏旅行したときにも裾野市民の国際交流グループにお世話になった。姉妹都市フランクストン市では日豪高校生合同コンサートを開催し、全員がホームステイも体験させていただいた。両市ともに市民サイドが中心で毎年交互に留学生を交換している。その恩返しにその後、私はしばらく交流協会の役員を務めた。役所の力を借りずに皆さん手弁当でコツコツと国際交流を楽しんでいらっしゃる。
今日の3年生は2人ともにこの千福タウンのご子弟でH高に通う。市内でもとりわけ教育に熱心な地区だと聞いている。家内の30年来のママ友(?)Mさんも地元の名士の一人で教育委員会の重責を担っていらっしゃる文化人だ。私たちの山行きにも時折同行してくださる。谷川岳、木曽駒・宝剣岳、そして先月の霧ヶ峰では脚の不自由な家内の手を引いてくださった。いつまでも大切にしたい友人だ。尾上

(追記)昨日は八ヶ岳・原村の「農業実践大学校」にいた。ハロウイーンも近く黄色のお化けパンプキンがごろごろ。いつも熱気球が浮かぶ広大な芝生の向こうに最高峰の赤岳だけは雲をかぶっていたが、編笠・阿弥陀・横岳・硫黄岳の大パノラマが楽しめた。近くの「八ヶ岳美術館」の庭で秋の花を沢山みっけた。写真は真っ青なトリカブト。
2012/09/09 (Sun) 23:42


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