2012年9月28日(金)裾野市民文化センターにて。今日は受験体勢に入った高3生には数少ない息抜きの「球技大会」。昨日に負けず富士山がくっきりとおがめた陽射しのきつい一日だったからいっそう疲れたのでしょう。「閉会式」ではたいていの生徒が眠っていたらしい。先にホールに着いていたF君はソファーでぐったり。プリントを前にしてもウトウトの連続で第一問の長文が読み進まない。後から到着したK君も、ペンを持つと間もなくウトウト。先生の私も昨日の富士登山の疲れが残っていてウトウト。来週の教材調べがなかなか先に進まない。これではまずいぞ!と、8時には気分の切り替え。
今日のテーマは「特殊構文」。いわゆる「強調構文」とはIt is 〜that …の形で、強調したい語句〜を文頭に移動するもの。高校の受験英語レベルでなく専門の言語学では「分裂文」と呼んで日本語も含め多くの言語にある。日本語では強調したいものを切り裂いて(分裂)、文尾に移動して「・・・なのは〜だ」という文に相当する。これが英作文の問題になると、しっかり日本語を分析しなければいけない。それも語学力のうちなのです。「ああ、高校の国語で現代日本語文法を少しでも教えられるといいなあ。普遍文法(UG)理論を普及させて。」
尾上
(追記)27日(木)は絶好の山日より。富士宮口五合目から富士山に登った。4時間で頂上到着のはずが、8合目の小屋(3200m)までで精一杯。8月末で山小屋はすべて閉まってしまいゆっくり休憩もできず。おまけに脚のももまで吊るようになって下りはさらにピンチ。この2年のブランクで登山初心者の足腰に戻ってしまっていたのだ。
富士宮口登山道でも5,6合目のあたりなら高山の花がいくつも楽しめる。青いトリカブトが咲きアキノキリンソウも名残の花を楽しめた。(写真)