高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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比較構文は難しい?
2013年5月31(金)裾野市民文化センターにて。
 三島教室のM君が月曜の振り替えで、特別参加。中間テストで1回抜けたので先週の分に取り組む。praise(〜をほめる)admire(〜を賞賛する)は他動詞。reach(〜に着く)approach(〜に近づく)leave(〜から出発する)も「〜を」とならないけれど、他動詞だから目的語をとる。後ろに前置詞がこない。前置詞+〜は修飾語Mになる。resemble(〜に似る)も他動詞だよね。
 他の2年生は助動詞の勉強。may as well 〜 と might as well 〜 はどう違うの?例文をよく見るとわかるよね。might は仮定法で使う助動詞のwould, could, mightと同じ用法。だから「あり得ないこと」に使う。might as well throw your money away(お金を捨てる)とか、might as well ask a child for help(子供に助けを求める)とか。
 3年生Sさんは、先週に続き「比較構文」を深める。「鯨の公式」は前回説明したが、know better than 〜(〜するほどのばかではない)やas much as 〜(〜ものお金)as early as the eighth century(早くも8世紀には)のように次に来る数字を強調するas 〜as など。比較構文は語句配列問題でも和文英訳でもなかなか難しい。たくさんの問題にじっくり取り組んでほしい。
 今日は退室際に部屋の外でしびれを切らしていたらしい戸締まりの用務員さんに「もう10分遅れです」と注意されてしまった。いつも終了5分前、つまり9時25分に事務所から終了の電話がかかる。「さあ、片付けましょう」と言っても、それから質問が続出してどうしても10分、15分超過してしまう。なんとか解決しなくては。 尾上

(追記)明日から6月というのにもう梅雨入りしている。やはり今年は異常気象だ。3月に夏日を経験して、植物たちはあわてたらしい。しかしその後冷え込みが続いて茶葉などに冷害が襲った。金時山の花々も10日ほど開花が早くて「イワカガミ」の開花時期がなかなか特定できなかった。この5,6年は登って見つけた山の花や我が家の庭に咲いた花をカレンダーに記録しているので参考にすると見当がつけやすいのだが。しかし今年は異常だ。愛鷹山系の黒岳に「ヤマシャクヤク」が見たくて3度も登ったが肩すかし。1,2回目はまだつぼみ。3回目には1輪をのぞいてすべて散った後だった。ネットなどで情報が入らない山の花は自分で何回か登ってみるしかないね。
2013/05/31 (Fri) 23:53


今昔物語
今昔物語
2013年5月27日(月)三島商工会議所にて。
 ほとんどの高校で中間テストが明後日からという。だからいつのもプリントをやっている余裕がない。T君は「仮定法」の問題を解き始めた。仮定法過去、仮定法過去完了という動詞の語形を基準にした一般的な文法用語では理解が先に進まない。「今」の事実に反する仮定と「昔」の事実に反する仮定、をまず頭にたたき込むこと。「今」「昔」物語、と覚えておくとよい。未来にあり得ないことも仮定することができる。それを「仮定法未来」と言って助動詞のshouldやwere toを動詞に添えて表現する。難しいから基礎からじっくりと勉強しなおしたいね。
 2年のS君、テスト対策に教科書の英文に取り組む。ノート左側に英文を書き写し右側にその和訳を書き込んでいる。これではダメだ。テスト直前ではとても時間が足りない。これは毎日の復習段階で完成しておくこと。テスト前になったら演習をやり直したり、覚えきれない単語や熟語の暗記に徹するべし。そして、英文のノート書き写しも時間ばかりかかって意味がない。コンビニでコピーしたものを左側に貼り付ければいい。予習以上に復習にも時間を割くべきだね。
 1年のTさん、「比較構文」に取り組む。中3の時に基本編を終えているので上級編、入試レベルだ。2年のYさんも「比較」の入試問題にじっくり取り組む。今のうちに難しい問題にたくさんぶつかっておくことが、将来の学力になる。がんばれ! 尾上

(追記)「サイハイラン」とうとう見つけた!意外に至近郷里で箱根、仙石原の町有林の中を友人と歩いていて発見。少々遅かったのか、葉も花も枯れかけていて見つけにくかった。20センチくらいの背丈で、房のようにたくさんの花がツリーのように垂れ下がっているのをよく見ると中はピンク色をしてまさにランの花びら。采配蘭とは信玄のような戦国時代の武将がふるったものになぞらえてついた名前。この初夏はラン尽くしだ。「キンラン」「ギンラン」「ササバギンラン」と「セッコク」をPCのアルバムにバッチリ納めて嬉しい限りだったが、「サイハイラン」がこんなに早く見つかるとは。ラッキー!
2013/05/27 (Mon) 23:28


鯨の公式
2013年5月24(金)裾野市民文化センターにて。
 どの高校でも中間テストが始まる。学校祭が終わってからの高校と、テストが先でそのあと文化祭という高校とがある。Sさんの高校は明日体育祭。その疲れが癒えないうちに試験勉強突入だ。
 今日は試験対策として特別メニューで「比較」の特訓だった。Sさん、not more than〜(数) と no more than〜(数) の違いが理解できない。ではnot とno はどう違うのかな?同じではないよね。文字のt があるかないかだけど、実はnotは副詞で、文否定又は句や節の否定。「〜より多い、ということはない。」の意味。一方noは形容詞で次の名詞又は比較級の形容詞を強く否定しその反対の物を意味する。more(多く)を否定するから「わずか〜しかない」となる。not less than と no less thanも同様に考えればいいのです。「〜より少ない、ということはない。」に対して「なんと〜も(たくさん)ある」の意味。
 いわゆる「鯨の公式」 A whale is no more a fish than a horse is. は「鯨が魚でないのは馬の場合と同じだよ。」ここでもno more は「(鯨がさかなであるという)可能性がわずかだ」の意味で、than(〜とくらべると)以下はその証明に(ふだん子供でも目にする大きな動物の)馬が魚である可能性を用いて明白なたとえとしている。
 比較構文は as 〜 as S V と more 〜than S V がその典型だが、共通点は接続詞のas と than が共にS Vを従えて、「〜とくらべると」の意味であることを忘れてはいけない。 尾上

(追記)伊豆半島の南端「波勝崎」に行った。海岸に野生のサルが生息する断崖絶壁の景勝地だ。お目当てはこの猿ではなくて73歳の海の男。今日のニュースで世界最高齢でエベレスト登頂に成功した山の男、三浦雄一郎は80歳。大学の先輩でNHKの元ディレクター、海が大好きな佐藤和哉さんの手作りロッジとバラの庭を拝見に、115km車を走らせた。第2の人生を東京から南伊豆に移して20年。シーカヤックとヨットで荒海に乗り出す趣味が高じて、会員制の「ノウマドクラブ」を主宰する。ノウマドとは流浪の民のこと。南に海を望む高台の急斜面を生かして棚田風に野菜の畑やバラ園を工夫。バラ栽培の苦労話に花が咲き、初対面の家内も興味深い話題で楽しかったようだ。昭和38年以来50年ぶりに再会した先輩と大学時代の思い出話が楽しい。私と同じ東京外語のオーケストラ団員で私はホルン、佐藤先輩はビオラだった。会員用のサロンには彼の愛用のバイオリンが吊してあった。減額アンサンブルができるように庭にパーゴラを立てる計画だという。いいね。
2013/05/25 (Sat) 0:34


挿入語句:カンマカンマはカッコのこと
挿入語句:カンマカンマはカッコのこと
2013年5月20日(月)三島商工会議所にて。
 梅雨入り前のいい季節だから文化祭や体育祭が計画されている高校が多い。生徒もいろいろな役割があってその準備に忙しい。無理をして体調をこわすこともある。今日は3人お休みだった。
 M君は自動詞と他動詞の区別が苦手。Research has shown, however, that you can learn much more if you study a little every day. で、however がカンマで区切られているから、動詞shown(他動詞)と 目的語that節の間に、挿入されているだけなのだが慣れていないとなかなか難しい。私たちの日本語でも、文頭で言うべきことを言い落としたために話の途中につけたすことがよくあるよね。このカンマカンマが見つかったらカッコのことだと記憶したい。ほかにもI think とかit seems とかが挿入されるのをよく見かける。 尾上

(追記)大学のクラス仲間4人で箱根に登った。4月の「丸岳」に続いて66回目の例会。今回は箱根連山で最高峰の「神山」(1436m)へ。週末のせいで登山口の大湧谷は内外の観光客で大賑わい。特に東南アジアの人たちが大きな声で叫びあう声が山にこだまする。雲間に富士山も山頂部分が時折見えるからみな大喜び。硫黄の臭いのもうもうたる噴煙近く、高温の噴水でゆでた黒たまごがここの名物。私たちも1袋5個入りを購入、後でおやつに食べることに。こんな喧噪をかき分けて登山口のゲートに着くと、そこは半開きで噴煙ガス危険と書いてあるから、この土地に詳しい登山者以外はめったに登っていこうとはしない。
今回のお目当ては「イワカガミ」の大群落。ピカピカと鏡のように光る丸葉の上にピンクのフリルスカートを広げたようなかわいい花たち。だからイワカガミ。烏帽子のようにとんがった「冠ケ岳」に向かって登っていくと岩場のあたり、紫色のミツバツツジの満開の花の下に右にも左にも大小の群落をつくって、岩にかぶせた絨毯のようにびっしりと咲き競っている。なんとみごとな!
2013/05/21 (Tue) 0:06


小さなな努力の積み重ねが大輪の花を咲かせる
2013年5月17(金)裾野市民文化センターにて。
 Y君弟から、退会しますと電話あり。お母様も今日わざわざ挨拶に見えた。共にとても優秀な兄弟なので、別々のところで勉強する方がよい、との判断のようだ。「UG会の指導でもっともっと伸びると信じているので、必要ならいつでも戻ってきてください」とお話しした。
 Y君、いつものように猛スピードで問題を処理する。立命館の英文和訳問題は「現代の数学の効用」の話。構文の読み取りはほぼ不自由なくできているが、いつものように 接続詞and で行き詰まってしまう。but もしかり。直後の語彙範疇(品詞、語形)と同じ範疇の語を前方にさがすこと。3つ以上並列していることもあるから要注意だ。2年のM君も和訳の力がずいぶんついてきた。成長の様子が見える。とても前向きの姿勢が楽しみ。 
3年のSさん、最近の定期テストの答案を嬉しそうに見せてくれた。満足な結果で自信もあったのでしょう。今回急成長を見せて、平均を20点以上上回る点を取った。とてもよく勉強してテストに臨んだし、時間内での問題処理も上手にできたからだ。このUG会での学習成果があらわれてきた。 尾上

(追記)このところの好天気で夏日が続き草花が一斉に咲き出した。バラの最盛期。家内が大好きなので来週は伊豆半島の知人を訪ねていく予定。私はというと、自然に咲いているランの仲間に強く惹かれる。今はどの家にもシラン(紫蘭)が美しいし、鉢植えのランの仲間は無数だが、裏の竹林に日本古来のラン:エビネが咲いた。前回の日記に載せた写真は移植して我が家の門前に咲かせたエビネ。6月になると高い山ではオノエラン(尾上蘭)。ウソじゃないよ。尾上とは尾根の上の意味。和歌に「尾上の桜、いま咲きにけり・・」とあるでしょ。蔵王など東北の山々に見られるけど、この金時山や愛鷹山でも探すと見つかるよ。高さ10センチほどの純白の小さな花。下の花弁にオレンジのWマークがついていてとてもかわいいよ。箱根の長安寺では境内の梅の木に寄生させたセッコクも淡いピンク色のランでいい香り。もうすぐ箱根仙石原の水辺にピンクのサイハイラン(采配蘭)が咲くらしい。是非見てこよう。
2013/05/17 (Fri) 23:43


眠いときは立って勉強
眠いときは立って勉強
2013年5月13日(月)三島ゆうゆうホールにて。
 Yさんから手作りクッキーのプレゼント。お母様同士が関西の高校の同窓で親しいT君にも。ありがとう。やさしい気持ちが嬉しいね。ゴルフ部で疲れているせいかウトウトしているT君に「さあ、立って勉強しようよ。」とプリントをもって立たせる。立ったまま眠れる人はそういないからね。
2年生はSVが4組もある長い文に挑戦した。「語学学習が得意な人とは・・・・思い切って口に出す人だ、と気づくでしょう。」
 3年生Yさんは1週間遅れて、「省略と挿入」に取り組む。接続詞の後に代名詞(S)とbe動詞(V)が続くときは、そのSVがよく省略されること。if necessary や if possible、if anyなどが良い例だ。When left at home. he sits on the doorstep… もWhen he is left at home,(家におきざりにされると)のように、受け身文や進行形の文でもSVがよく省略される。文法項目では軽視されがちだが、英文読解でとても大切な項目だ。じっくり勉強しておきたいね。 尾上

(追記)私はオペラが大好き。高校時代に大阪で「カルメン」を見たのが初体験。入場チケットがべらぼうに高いので回数は少なかったが、来日した海外のスカラ座(伊)、ロイヤルオペラ(英)、ウイーン国立などの公演は思い出深い。そういう本物に比べると日本人の二期会や藤原オペラはまだまだレベルが低く、劇場に出かける気がしない。20年くらい前には、沼津市立図書館の会員になって視聴覚ブースでよくオペラを見た。レーザーデイスクで3,4時間全曲を楽しんだ。しかし今は自宅のPC上で楽しめる時代になった。すばらしい。NYのメトロポリタン歌劇場はインターネットの会員に月額わずか15ドルで、最近3、4ヶ月前のステージを世界中に発信している。24時間いつでも好きな時に見ることができる。長いから今日は1幕だけ、と言う風に自分の都合に合わせられる。なんとも嬉しい。さらに毎週1回NYからライブ中継があって、画像は無理だが音声だけを無料で聞くこともできる。NYのざわめきが聞こえてくるようだ。K高1年のTさんが姉妹そろってオペラ好きとは珍しい。一生楽しめるすばらしい趣味だ。インターネットでMET会員になったらいいね。
2013/05/14 (Tue) 0:08


動名詞の意味上の主語
動名詞の意味上の主語
2013年5月10日(金)裾野市民文化センターにて。
 そろそろ高校の文化祭や体育大会が近づいて、始まったばかりの授業科目が消化不良になりがちな時期だ。しかしその後すぐに中間テストが待ち構えているから油断できない。
 Sさんは、「慰問演奏会でやる合唱のピアノ伴奏の練習のため今日はお休みします。プリントを来週までにやってきます。」と伝えに現れた。2年の男ばかり3人のクラスになった。今日は動名詞を使った構文。In 〜ing(〜したときに) と on 〜ing(〜するとすぐに)の練習。更に、前置詞+〜ing が意味上の主語を持つ場合。成城大の過去問で、Unless there is a good reason for it being in your writing, do not put opinion there. 「あなたが書いた物に意見を加える理由が充分にないならば、そうすべきではない。」ここでin your writingがwhen you writeのことと解釈してしまうかもしれない。しかしそれではfor it beingが意味をなさない。ここではwritingが名詞で「書いたもの、文章」のことと考えねばいけない。存在のbe動詞と場所を表すin〜のつながり。つまりthat it is in your writingを書き換えた動名詞構文なのだ。この単元で学習するのにぴったりの難問だった。正解は一人。しっかり和訳してみて初めて正確に文意がつかめているかどうかわかる。 尾上

(追記)秦野の弘法山に登った。頂上に駐車場があるので車で行ってしまったのだが。山登りの友人がフェイスブックに「キンラン(金蘭)を見つけたよ!」と写真をのせたので、自分の目で無性に確かめたくなったのだ。街中の3つの岡のようなところが縦走コースになって緑豊かに保護されていてめんよう(羊)の放牧場もある。キンランをもう一株見つけ、ブルーのホタルカズラの群落にも会えて興奮。「関東ふれあいの道」に指定されたコースの一部で、初心者向けのすばらしいハイキングコースだった。
2013/05/10 (Fri) 23:59


二重否定の文は肯定で言い換え
二重否定の文は肯定で言い換え
2013年4月29日(月)三島ゆうゆうホールにて。
 GWも今日で終わり。愛鷹山の黒岳に登ってきて疲れていたせいか、今日は大失敗をしてしまった。今日のプリントを入れた大事な商売道具のアタッシュケース、車に乗せてあるとばっかり思い込んで、ホールまで来てしまった。さあ大変、どうしよう。御殿場まで取りに帰るわけにも行かず、種本からもう一度コピーを作り直すことにしてコンビニへ直行。なんとか間に合った。
 T君のお母様から宝塚みやげをいただいた。「きねや」の乙女餅、という。中学時代2年間、父の転勤で宝塚市に住んでいたが食べた記憶がない。岡山の吉備団子とか静岡の安倍川餅のようなきなこの団子で甘くておいしい。
 2年生は和訳で苦労する。cannot 〜 without・・・の構文は、そのまま二重否定で和訳すると不自然なときは、「〜するときはいつでも・・・する」と肯定文になるよう工夫すること。さらに、・・,for they are inseparable. の for が because(なぜならば)とおなじ意味の(等位)接続詞であること。enough energy to become successful は old enough to smoke と同様だから、「成功できるほど充分な精力」と考えること。きょうも私の口から、「andの後ろを見よ」が頻発した。

(追記)海辺を歩こうと伊東の宇佐美に行った。GWの渋滞を避けて箱根スカイライン経由で玄岳ICまで。熱海自然郷の急斜面を下って網代の海岸を抜け一山越えると宇佐美だ。こどもの日とあって賑やかに、砂浜で水着や裸で遊ぶ家族連れや若者たち。伊東の海と白いヨットと遠く初島を眺めながら、伊勢エビの天ぷらとあわびの踊り焼きを味わう。知る人ぞ知る割烹「福寿丸」ならではの一品。たまに海をみると生き返った心地がするよ。
2013/05/06 (Mon) 23:40


省略と挿入をマスターすべし
省略と挿入をマスターすべし
2013年5月3日(金)裾野市民文化センターにて。
 今日は憲法記念日でGWの後半4連休の始まり。この機会に家族で里帰りのケースも多いが、UG会は常に灯火を掲げて生徒を待っている。M君以外は全員出席だった。3年生は「省略と挿入」を実例で学ぶ。英文読解には必要不可欠の文法事項だ。学習院大の過去問で If, on the other hand, I say, however quietly, “I’ll take Rover with me today,” ・・・は、複雑な省略と挿入があって、しっかり整理できないといけない。on the other handは「ところが一方」と文頭で言うべき語句が、接続詞ifの後に挿入。however quietly は「私がどんなに小声で話しても」とhowever quietly の後ろにはI say が省略されていてI say の後に挿入されている。こういう時にカンマの区切りを注意して見分けること。
2年生は「分詞構文の慣用用法」約10種類を覚える。「動名詞構文」では不定詞との用法の違いにも注目。regret to 〜(これから〜することがが悔やまれる→残念で〜することができない)と regret 〜ing (〜したことを後悔している)とでは意味が異なる。不定詞to 〜 は未来のこれから起こる事柄、動名詞〜ing は今、または昔おこったこと、の違いがある。 尾上

(追記)5月に入ったというのにこの春は気温が異常に低い。1ヶ月以上前の気温だという。 しかし野や山の花々の開花は例年より10日ほど早い。3月末に突然夏日が続いたせいか、植物たちが勘違いしているらしい。我が家の桐の花がもう咲いた。次男の誕生記念に植えた桐の木が突然枯れて、その後10年して実生の苗木から生長したのが今の3本の桐の木。4年前から花を一杯つけて目を楽しませてくれる。10メートもの背高なので2階の窓から眺めている。色合いが紫なので遠目に人はよく藤と見間違える。藤は垂れて咲くが桐は立ち上がる姿。花札の一つに桐があるから知る人ぞ知る。昔は娘の嫁入り道具に桐箪笥の材料として珍重された。良い香りがする。
2013/05/03 (Fri) 23:49


明確な日本語で
2013年4月29日(月)三島ゆうゆうホールにて。
 世の中はGWのまっただ中。この3日間は好天気に恵まれて、各地の観光地は行楽客で溢れている。しかし大学進学を目標にする皆さんは、こういう時に自己を律する力を鍛えてこそ将来の展望が開けてくる。遊びと同じくらい、いやそれ以上に勉強も面白くて夢中になれるよ。
 文章を理解したとはどういうこと?対象は英文だけでなく日本語の古典でも、さらに現代文でもいい。ふだん日本語で思考している人は自分のことば日本語で解釈できるということですよね。だから英文和訳が重要なのです。私は高校時代2年間「Z会」に加入し、毎週送付される英数の難問にじっくり取り組みやっと解答して、期限ぎりぎりに返送していた。丁寧に赤ペンで添削され手返ってきた答案の積み重ねこそが私の財産だった。このとき培った英文和訳の力が大学受験におおいに役立った。UG会はこのスタイルを踏襲しきちんとした日本語解釈を求めていく。英文を本当に理解したとはそういうことなのです。
 3年生は「強調構文」、2年生は「独立分詞構文」でそれぞれ英文和訳に取り組んだ。いつも言うことだけれど、英文は動詞句を中心に階層構造になっているから、常に[接続詞SVO]を一つの単位として意識すること。動詞に着目してその主語を見つけること。
 1年のTさんは「分詞」の総まとめ。分詞構文の比重が大きく難しい。これからも何度かやってみよう。 尾上

(追記)27日、大学時代の友人たちに50年ぶりに出会った。同窓会会場の杉並公会堂1Fカフェにまず現れたのは女性。「尾上さんですか?」と聞かれてもまだ判別つかない。幹事として参加者の名前を記憶していたはずなのにどうも本人と名前が結びつかない。そうなのだ。フルートを吹いていた20代の娘が70歳のおばあさんに変身したのだから判別できないのは当然。日本航空のフライトアテンダントとして30年間、世界を飛び回ってきた堀江浩子さんだった。すべてを引退した今、合唱団に所属して悠々自適の生活だそう。次に登場した男性も顔だけではわからない。後輩の山崎君だった。黒髪ふさふさだった若者が白髪になっているだけでもう他人のようだ。このようにして、外語大オーケストラで楽器を演奏し合った仲間たちと半世紀ぶりの再会。なんとも嬉しく、恥ずかしく、そして懐かしく、思い出を語り合うのでした。
2013/04/29 (Mon) 23:42


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today : 52
yesterday : 151