高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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日本語の力
日本語の力
2013年7月1日(月)三島ゆうゆうホールにて。
 どの高校も期末試験直前になって今日は3人欠席。出席者も3人が試験勉強で自習。すでに試験が終わったM君ともう少し遅く始まるYさんがプリントに取り組む。熊本大の英文解釈は「手紙の効用」。One can say things in a letter that one would never dare say in conversation. Letters liberate the imagination and exercise the mind. (手紙は会話ではどうしても言えないようなことが言える。想像力を自由にはたらかせ、頭を鍛えてくれる。)liberate はliberation, liberty(自由)の動詞。exerciseは「練習、運動」の意味から発展すれば動詞として「運動させる、働かせる」に意味が拡張する。mindは心、ここでは鍛えるのは頭、頭脳。つまりbrain の意味に使われている。正しい訳語が見つかって初めて文が理解できたことになるから、辞書を引いて丁寧に調べてみることが大切だし、的確な訳語にたどり着くためにはそれこそ頭を鍛えなくてはいけない。自分の訳文が矛盾したり意味不明であると気づいた時が成長の第一歩。自分のもつ日本語の文章力がものをいう。ガンバレ! 尾上

(追記)「ホタル」の舞う季節だ。路傍には薄紫の「ホタルブクロ」が咲く。昔は夕暮れになると、この花の中にホタルを入れてぼんぼりのようにして楽しんだという。情緒があっていいですねえ。いつもの大学時代の同窓3人と箱根仙石原で遊んだ。梅雨の最中なのに好天に恵まれ、「長安寺」で「イワタバコ」、「湿生花園」で「カキラン」「クサレダマ」「ノハナショウブ」、「鷹ノ巣山」で「シモツケ」などなど。長い一日花々を巡り歩いて、温泉につかって食べて飲んだあと、やっと夕暮れが迫った頃秘密の小川に向かうと、そこには10匹、20匹とゲンジボタルが舞っていた。ホタルの光はラブコール。葉の茂みに止まって光るのは雌。その上空をゆらゆら舞って光るのが雄。愛が通じるとすーっと急降下、となる。聞こえるのは林の中をながれるせせらぎの音ばかり。
2013/07/02 (Tue) 0:22


and, but, or, for, so
and, but, or, for, so
2013年6月28日(金)裾野市民文化センターにて。
 今日は三島教室のM君が月曜の振り替えで特別参加したので4名。2年生は「関係詞」の項目に入り前置詞+関係代名詞の働きについて学ぶ。He wrote a sentence the meaning of which I couldn’t understand.(彼はわたしに意味が理解できない文を書いた。) は従属節がI couldn’t understand the meaning of it. なので the meaning of it をthe meaning of which に変えて文頭に出し主文につないだもの。ここをIts meaningと考えればwhose meaning とおきかえてもよい。また語順をof which the meaning としてもよい。
 2年生、3年生共通で文と文の接続の仕方が問題になった。対等につなぐ接続詞の代表はand,but,or,for,soと覚えておこう。それぞれ、順接(さらに)、逆接(ところが)、説明(言い換えれば)、理由(なぜなら)、結果(だから)という意味だ。この5つのいずれかで2文はつながる。andのかわりにmoreover、butのかわりにhowever、soのかわりにthereforeのように、副詞や副詞句での表現もたくさんあるのでしっかり把握しておきたい。特に、接続詞も副詞句もなしに2文がつながっているときは、後の文が前の文の言い換え(or)または理由(for)であると考えて読み取ることが大切です。日本語では飛躍することが多いので「行間を読め」というけれど、英語では「文間を読め」といいたい。尾上

(追記)先週末22日に富士山がユネスコの世界文化遺産に登録された。日本では17番目の世界遺産とか。ずいぶんふえたものだ。それはそれで結構なことだけど、次第に選定基準が甘くなっていく気がする。富士山頂へはこれまでに富士宮口5合目から3度登った。しかし草木のまったくない砂漠のような山は登ってもあまりおもしろくなかった。雲海や影富士など展望はすばらしいが。むしろ私は森林限界の5合目までの登山を楽しみにしている。須走口5合目にはなんども行った。キノコ狩りを楽しんだりハクサンシャクナゲ、イチヤクソウ、マイズルソウ、ゴゼンタチバナ、タカネバラ、フジハタザオなど、かわいい高山の花々を見つけては写真に収めるのが大好きだ。この登録で富士山がこれ以上開発されない、ゴミがふえないと保証されるなら大歓迎だ。
2013/06/28 (Fri) 23:47


there構文
2013年6月24日(月)三島ゆうゆうホールにて。
 早い高校は明日から期末試験が始まる。夏休みの学校行事が控えていて早めに1学期の成績を処理しようということだ。H高校では梅雨明け前の7月中旬に登山教室や海浜教室を予定している。5月の中間試験が終わってまだ1ヶ月しか経っていないから学習範囲がとても狭い。狭いからかえって実力問題の割合が増えて、結果難しい問題になりがちだ。家庭学習用のテキストは早め早めに取り組んでおいて、試験前にあわてないようにしないといけないね。
 3年生はthere で始まる倒置の文を学ぶ。 be 動詞を主語の前に倒置して、
Three cars were parked in the garage.が There were three cars parked in the garage. となる。いわゆるThere構文、つまり「〜が・・・にある。」という「存在文」だから、文尾には場所を表す語句が必要だし、主語になれるのは不特定のもののみ。人名とか、特定のthe car が主語の時はダメ。例文の主語をみるとすべて a、some、no などがついている。 There was Mt.Fuji seen clearly in the west.「西の方にはっきりと富士山が見えた。」というのはダメ。こう言うのを非文といいます。
 2年生は形式主語(または仮主語)it の用法。長い不定詞句、動名詞句や that節、疑問詞節を後回しにして、仮に it に置き換えておく用法。従って、そのまま it に代入できるはずのもの。 ちなみにIt seems that S V 〜の文は、代入してThat S V 〜 seems.とはできないから(非文だから)この it は形式主語と言えないのです。
 1年生Tさんは「倒置」と「強調」を学んだ。これで高校文法の勉強が一区切りついたので7月からは英文和訳や英作文を中心に実力をつけていこう。裾野教室にH高校1年生のSさんが加わる。中学3年の時に在籍した生徒で、1年分進んだ英語力をつけているはず。 尾上

(追記)「河口湖」の「ハーブフェステイバル」に行った。ラベンダーが見頃になったと、HPで情報を調べておいた、富士山が世界文化資産に登録されたから、人出で賑わうだろうなと渋滞覚悟ででかけた。が梅雨時のせいか、ツアーご一行の姿が意外に少なくてじっくり楽しめた。湖をバックに小高く広がる紫色のラベンダーの絨毯。ほのかな芳香が風に乗って漂う。一方、テント張りの方からうまそうな臭いにつられて行くと、富士宮やきそば、焼きトウモロコシなど。童心に戻って次々に買い食い。デザートにラベンダーソフトもいいね。近所のシバ犬の「ナツちゃん」がご夫婦とお散歩中。記念撮影の枠に上手に収まって大好評。
2013/06/24 (Mon) 23:50


but も and と同様、要注意
but も and と同様、要注意
2013年6月21(金)裾野市民文化センターにて。
 今日も三島教室のYさんが月曜の振り替えで特別参加したので、女子校の同じ制服が二人並んだ。さわやかないい雰囲気だね。
 3年のSさんはセンター試験の長文読解。Nicknames の話題で、They are commonest among children but any close group of people will use nicknames. の意味がつかめない、という。But は逆接だから、前半と後半が対照的なことになるはず、と考える。つまり、childrenの対比語は?・・people(おとな)でしょ。「ニックネームは子供同士ではごく普通のことだが、どんな間柄の大人たちでも使うだろう。」と訳せば理解したことになる。Sさん、中間試験のライテイングの添削答案を見せてくれた。80〜90%正解のすばらしい答案だ。すごく頑張っているようだね。楽しみだ。期末テストでは、難しい文法項目の「倒置・省略・挿入」や「名詞構文・無生物主語の文」などが範囲なので、特別メニューで自習用プリントがほしい、と頼まれた。うん、用意しましょう。
 2年生は形式主語の it の働きを学ぶ。長めの不定詞句や動名詞句の代わりに用いるだけでなく、that節や whether、 when、 which などの疑問節の代わりにも用いることも注意。たとえば今日の和訳問題、It is amazing to Americans how Parisians get around without any difficulty. はhow以下の疑問節をit で置き換えたものだから、「パリッ子がどうやって苦もなく街を歩き回るのか、アメリカ人には驚きだ。」ということ。 尾上

(追記)たった3坪の細長い田を作って楽しんでいる。休耕田を借りて5人のおじさんと3人のおばさんで畑仕事。御殿場農協が主催した農業大学校で2〜3年学んだ仲間どうし。週に1回金曜日は定例で集まり、共同でジャガイモを植えたり、種まきから育てた苗を互いに交換して個人の畑に植えたり。今日は雨天で作業中止だったのだが私一人、7キロ離れた田まで水の様子を見に行った。川からひいた側溝の水は量が不安定で土嚢で調節するのだが、ひからびていたり溢れて水浸しだったり。こんな梅雨時は毎日のように気を配らないといけない。5月、10センチほどで田植えをしたのにもう2,3倍の丈で青々と伸びている。収穫が楽しみだ。きゅうりやナスも美しい花をつけた。
2013/06/21 (Fri) 23:52


代名詞の it はなかなか手強い
代名詞の it はなかなか手強い
2013年6月17日(月)三島商工会議所にて。
 Nさんが用事で欠席との電話。でも今日のプリントがほしいというので、コピーを郵送してあげた。3,4、5月を部活のために欠席した分も気になるらしいので、自宅でできるようにコピーを用意しておいた。
 1年のTさんは動詞の時制の一致。直接話法を間接話法に書き換えるとき、伝達内容が主文動詞の時制に影響を受ける。理解しやすい内容で、過去より昔のことを過去完了形で表すことに注意できればよい。英語で動詞が過去形で統一されていたら、日本語では主文の動詞だけ一回きり「〜した」と言えばよい、ということに気づく。
 2年生は非人称の it の勉強。「それ」と訳す代名詞の it も、後に出てくるto 不定詞や that節や wh節を受ける仮主語の it も、強調構文の it もあるから区別が難しい。今日の早稲田の過去問では短文の中に、時間を表す非人称の it だけでなく、 it is 〜 who ・・・と強調構文まで使われて、頭が混乱しそう。
 3年生の文教大の過去問では It is the part of the sentence or paragraph that influences the meaning of the word. この It は前文の the context of a word を受けて、「単語の文脈とは、・・・する文やパラグラフの一部のことだ」というのが正解だが、「単語の意味に影響を与えるのは、文やパラグラフの一部だ。」と強調構文として解釈する人もいそうだ。それこそ、文脈から選択するしかないね。 尾上

(追記)フジテレビ「風のガーデン」をビデオで見ている。2009年、倉本聰のヒット作だった。先々週、家内と訪れた北海道・富良野がその舞台だったことを知って気になって見始めた。私たちが立ち寄った「風のガーデン」はこのTVドラマ撮影のために、特別にゴルフ場を改造して造園した物で、その後保存され一般に開放されたものだ。末期医療に取り組む医者の親子の確執と、花のガーデン作りに励むその孫の姉弟たちの細やかな感情の揺れを描いている秀作だ。医療現場を見るのはつらいが、美しいガーデンの場面になると吸い込まれるように楽しんでいる。第7話では、死んだことになっている父親が20年ぶりに障害者の息子を尋ねてきて、ガーデンに囲まれたハウスでその息子のピアノに合わせて「乙女の祈り」をチェロで弾く場面が印象的だった。ああそうだ・・。30年も前、私もチェロで小学生の次男のバイオリンと合わせてもらったことがあったけど、長男のピアノとは合わせなかったなあ。3人でベートーベンのピアノトリオ「大公」を合奏するのが夢だったのになあ。
2013/06/18 (Tue) 0:09


It seems that の構文
It seems that の構文
2013年6月16(日)裾野市民文化センターにて。
 日曜日に珍しくUG会の教室あり。7日(金)にホールが予約できなかったための振り替え。一昨日に続いて3人とも忘れずに出席。3時間をトイレも行かずに集中できた。すばらしい。2年は代名詞it の用法。特に It seems that he knows everything.の it は説明しにくい。that 以下の部分を代入することは不可なので形式主語(仮主語)とも言えないし。It is thought that とかI think that と同じように「私にはそう思われる」「そうらしいよ」と、話者の気持ち、判断を、以下のSV節に付け加える働きなのです。これを単文に置き換えて He seems to know everything. と言い換えることができる。He may know everything. とあまり意味の違いがないから、 seem to が 助動詞 may と同じ働きをしていることがわかる。上級英文法ではこれを「法動詞」「法助動詞」と呼ぶ。「法」とはムード、気分。与えられた文に対して話者の気持ちや判断を追加する働きなのです。 appear to と同じだし、「偶然だと思うんだけど・・」と付け加えるhappen to や chance to も似たような働きだ。受身形でis believed to とかis reported to も同様に考えてよい。
3年生Sさんは滋賀県立大の英作文に取り組んだ。カナダ人留学生と日本人大学生の会話文。細かな文法ミスをのぞけばほぼ立派な解答になった。楽しみな英語力だね。Sさん、先日の中間テスト採点答案を見せてくれた。90点!
全般的にミスややり残しがすくなく、Very good! と書かれていた。すばらしいね! 尾上

(追記)オノエランの季節です。大学の同窓仲間とのトレッキング例会に「金時山」1232m を計画していたが、この2,3日のぐずついた天気で辞退者がでたので急遽中止した。私と同じ名前の花には、毎年必ず会ってきたし、一人でも会いに行かねば。このブログを読んでくださる皆さんに是非見ていただきたいと、必死の思いで写真を撮ってきました。というのは、オノエランがとても危険な直立に近い急斜面に咲いているからなのです。金時山は実名を猪鼻山(いのはなやま)といってトンガリ山で、特に北面の足柄峠側はその名のように直立していて、今でこそアルミの階段が12個もかけられて登りやすくなったのですが、20〜30年前はクサリに伝ってヨジ登ったものです。その急階段を終えて、登山道のロープをまたいで岩の裏側に回らないと見られないし、他の登山者には内緒にしないといけない。今年は10株ほど咲いていたが、20〜30株はあったはず。薬草になるとかいう噂で誰かが花弁をむしっていたような形跡もあった。知る人ぞ知る、秘密の花園も次第に知られてきたのかなあ。
2013/06/16 (Sun) 22:59


 
2013/06/16 (Sun) 22:59


単語は多義
2013年6月14(金)裾野市民文化センターにて。
 三島教室のT君とYさんが月曜の振り替えで特別参加したので裾野としてはひさしぶりに5人の賑やかなクラスとなった。個別に教える私の側としても丁度よいペースでいける。三島は8人だから少々多めでとび回るほどに忙しい。
 3年のSさんは長崎大の長文読解。ずいぶん力が伸びてきて、和訳では前後のつじつまが矛盾しないように注意することができるようになった。Abraham Lincoln’s career fits a popular American belief that …では「人気のあるアメリカ人の信じていること」でなくて「アメリカ人がだれでも持っている一般的な信条」と訳す。Popular の語源はpeople、ラテン語では popliという。「朝日新聞」の天声人語はVox Popli, Vox Dei(民の声は神の声)からとったもの。Popular sport なら人気のあるスポーツだけれど、Popular music は流行歌Pops、大衆向きの曲。Popular name は一般的な名前。Popular opinionは世論といろいろ。これを多義といいます。
 2年生Y君は岩手大の英文:…But memorizing something doesn’t mean learning it. You learn only when things mean something to you. が理解できない。「学校で各科目を記憶しても学習したとはいえない。学習するとは、それが自分にとって何か重要なことを意味しているときだけだ。」ここでの2文の間のつながりは?「すなわち」とか「なぜなら」という接続詞が補えるよね。もし、And, but, soの時は、必ずそのような語句をもちいるはず。説明のor (あるいは、すなわち)とか理由のfor(なぜなら)はよく省略されるのです。 尾上

(追記)先週の北海道では食の期待も大きかった。3年前の利尻島・礼文島の旅ではウニ、生きたまま自分で割いたバフンウニ、がうまかった。大学時代に愛用のホルン片手に一人で旅した札幌。知人に案内されて「藻岩山」の中腹にある山小屋風レストランで、街の夜景を見ながら食したジンギスカン鍋の味が忘れられない。今回北海道最後の夕食は、「大蔵山ジャンプ場」にある展望レストランで同じ鍋を。しかしあれからなんと50年!半世紀なのです。ジンギスカンがかぶったとは思えない平べったい鍋はIHになったせいだし、あの独特の臭いのマトンが、やわらかなクセのないラムに変わってしまっていた!ああああ。昔はよかった!!!
2013/06/14 (Fri) 23:32


world は世界、世間、世の中、社会など
world は世界、世間、世の中、社会など
2013年6月10日(月)三島ゆうゆうホールにて。
 Tさん、家の人の送迎がないので今日も8:00には早退した。「仮定法」の上級を学ぶ。接続詞Ifについて、代わりにSuppose, Supposingや with, withoutを使う場合、Ifを省略した場合など。昨日の英検2級はむずかしかった、と言っている。
2年生は助動詞+完了形がテーマ。岩手大の過去問、長文和訳で、The main lesson in school is how to get along in the world.学校で学ぶ主要な教訓とは社会に出てからどうやって暮らしていくべきか、だ。(各教科の事項を覚えるというのは、学習といえない。)あとに続く文をつかめればこの冒頭の文の意味深さが理解できる。
3年生は慣用句make one's wayのバリエーションをいくつか覚える。上級の英語学では「WAY構文」という名で知られている。make が fight なら「相手を押しのけて進む」だし、feelなら「手探りで進む」、 elbowなら「ひじで押して進む」の意味。面白いね。 尾上

(追記)北海道に旅行した。家内のリハビリを兼ねて2泊3日の旅。目標を明確にして、飛行機での滞空時間をのばして海外にも行けるようにすること。花のガーデンをいくつか訪問し、心の潤いを求めて歩行距離をのばすこと。北海道のおいしい産物を味わい、体力増強に努めること、など。観光シーズンが始まったばかりでまだまだ客が少なくて、どこでもいい思いをした。TVドラマ撮影のために造園して有名になった「風のガーデン」と、そのアドバイザーをやった上野砂由紀さんの「上野ファーム」を訪れて、ゆったりとした時間を花々に囲まれてすごした。一番人気のラベンダーにはまだ早いが、ライラックやチューリップが満開で、リンゴの花もかわいらしかった。
2013/06/10 (Mon) 23:32


助動詞とは
助動詞とは
2013年6月3日(月)三島ゆうゆうホールにて。
 終了5分前、9:25になるとホールの女性事務職員から内線電話でやさしく片付け催促を伝えてくる。すると、「さあ終わりにするので、まだ添削していないものは名前を書いて提出してください、私の宿題にするので・・」という。しかし生徒がやりかけの問題をすぐに切り上げるのはなかなか難しい。それから質問攻めになることもままある。結果、使用した会議室の鍵の返却が5分や10分遅れることが多く、管理当番の職員がいつも不機嫌だ。夜間故、勤務の終了時間通りに帰宅したいのだ。先週裾野の会場でも同じような状況で苦情がでたので、一考し今日は片付け電話を10分前にくれるように頼んだ。おかげで3分遅れに縮めることができた。館長さんも喜んでくれた。
 3年のNさんがバレー部を引退し今日から教室に復帰した。県立大、浜松医大の看護学科を目指す。最近のセンター模試が正答率60%くらいだそう。あと20点〜30点ふえるように頑張ろう。
 2年生は「助動詞を含む構文」。助動詞とは何だ?動詞の修飾語?動詞を助ける語?・・・違う!文全体(命題)に対して話者の判断を加える働きなのだ。You might as well throw your money away as lend it to him. とは、as〜as に着目して、「彼に金を貸すのと(くらべると)、どぶに捨てるのとは同じこと・・かもしれないよ」という意味で、やりそうもないこと(と話者が判断した)にたとえたので仮定法の助動詞 might を用いている。日本語では「金を彼に貸すくらいなら、どぶに捨てた方がましだよ。」という適訳に相当する。
 1年のTさんは来週の英検2級の対策に専念する。長文を短時間で理解し処理する力をつけたいね。ガンバレ。 尾上

(追記)丹沢の「檜洞丸」(ひのきぼらまる)1600mに登った。人気の山とて登山口の広場は大変な人、人、人。みなさん、お目当ては「シロヤシオ」。純白の花弁がうつむき加減に咲く五葉ツツジ。愛子さまのお印でもあるから人気絶大。このシロヤシオが5月末の1週間、山頂の尾根道を覆いつくすみごとな様子は登ってみないと想像つかないでしょう。人混みを避け5年前とは逆のコースでのぼることにした。梅雨の晴れ間になり富士の雄姿も望みながら、犬越路から檜洞丸山頂まで馬の背のような狭い尾根道を登ったりくだったり。オレンジ色のヤマツツジ、ピンクの東国ミツバツツジ(3葉)と赤紫色のあでやかなムラサキヤシオも楽しみつつ、花一杯の6時間であった。
2013/06/03 (Mon) 23:51


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today : 52
yesterday : 151