2年生のテキストが3通りで少々大変。Y君とM君は71課「二重否定」、Yさんは先週の69課「部分否定」、T君は先々週の67課「比較級」、という風に。単元をスキップすることはできない。しばらく頑張ろう。
3年のSさんは「原因・理由」の副詞句と副詞節を勉強した。近々TOEFLの試験を受けるつもりなので問題集をいくつか買った。どういう風に勉強したらいいですか、という質問だったので知っている範囲で説明した。受験の手続きなどはネットで調べておくよ、と答えた。持参してきたテキストのほかに今回買ったというDUO という名の単語熟語集を見せてくれた。コーパスから選んだ高頻度の単語・熟語を実際の例文を用いて覚えさせようという趣旨。アルファベット順に並んだ味気ない単語集よりずっとかしこい。5000語のレベルを目標にしているそうだからこれ1冊でかなりの語彙力が身につくはず。発音がカタカナでも書かれているのがユニーク。読めるようになるならそれでいいさ。
2年のYさんのプリントに出てきた英文からscienceの説明が必要になったので、今日の参加者全員に話しかけた。・・・「科学とは自然科学だけではなくて、社会科学、人文科学を合わせて3系統に分け 4年制大学では入学後の1,2年を教養課程と称して3系統全部を履修させるのです。私は東京外語大1年の時なんと数学や経済学もやったんですよ。「英語」「ロシア語」だけでなく「フランス語」や「ギリシャ語」も。専門科目のロシア語は3年から本格的に勉強し「卒業論文」に備えたよ。東大は文1とか理3などの名称で、まだ専門科目を学ぶ前の教養課程を「駒場」のキャンパスで終えて、3年生から「本郷」に移り専門の「学部」に分かれて学ぶのです・・」と。
1年のSさんはフェンシング部。来週は大会の直前で猛練習のため遅くなるそうだ。今日は「譲歩文」の勉強。=ever や No matter で始まる副詞節や Young as she is,〜 のような特殊な倒置の文も譲歩の意味になることを勉強した。1年生には少々レベルが高いけどがんばれるよね。 尾上
(追記)未明の内にホテルを出て「高峰山」2092mに登った。山頂は巨大な岩がゴツゴツと突き出だし、「高峰神社」の小さな祠(ほこら)が鎮座している。赤みを帯びてきた空には星も三日月も消えて、小諸の街と佐久平野の広がりの向こうに昔登った「八ヶ岳」の峰々、奥秩父の「金峰山」とその向こうに「富士山」がはっきり展望できるじゃないか。なんというすばらしい朝だろう。苦労して登ったことのある山を別の日に別の角度から見直すのは実に楽しいよ。大岩に座って振り返ると「篭ノ塔山」「水ノ塔山」の山並みがオレンジ色に染まっている。斜面には見渡す限りのカラマツ。こんな黄金色のカラマツの広大な森を見たことないなあ。・・いや、見たことあるぞ。50年前、大学1年の時3人のクラスメイトと、菅平高原から浅間山まで長野県と群馬県の県境を尾根つたいに24時間歩いたことがある。若かったなあ。たしか目の前にそびえるあの「水ノ塔山」の山中で深夜道に迷ってビバーク。木の根元に股を絡ませてテントもシュラフもなしに眠ったっけなあ。夜が明けて無事下ってきたのが「車坂峠」。ここに今回宿泊した「高峰高原ホテル」が昔からあるのだった。私の山登り初体験のなつかしい地へのドライブで、家内もすっかり感動したようだ。
