2014年1月6日(月)三島ゆうゆうホールにて。
新年あけましておめでとうございます。このように週2回、三島と裾野で授業があった日は帰宅すると印象が消えないようにその晩のうちにPCに向かって日記を書いてきました。雑文で申し訳ないのですが書くことで指導計画がより緻密になるし、反省文を書くことで失敗が少なくなり次の授業に生きてきます。一昨年夏に始めてから一年半になるので150回くらい、薄い本一冊分になるかもしれません。毎日4人〜8人くらいアクセスがあるので励みになります。本年もよろしくご愛読(?)願います。
2年のMA君が新年一番乗り。87,88課で「動詞+目的語+前置詞〜」の勉強をした。asを取る動詞では、Some people describe American society as a salad bowl while others see it as a melting pot.が面白い文章。「アメリカ社会を(人種の)るつぼ、と見ている人もいる一方で、サラダの入ったボウルと説明する人もいる。」つまり、「アメリカに移民した各民族は共存はしているけど解け合っちゃいないよ」、と言う意味。 whileが従節の接続詞なので後半が旧情報、前半が筆者の言わんとする新情報なのです。もし、whileの前で一息いれて、対比的に「ところが一方」としたければそこにカンマが必要。そのwhileは等位接続詞but の様な逆接の働きで、後半の方が筆者の主眼になってしまう。カンマがあるなしで働きが異なる接続詞whileには要注意です。・・・TA君が現れて関西旅行のお土産を頂いた。お母様のお年賀のご挨拶と共に。YAさんと共に、私も中学時代に住んでいた兵庫県の宝塚市にご実家があるとのこと。宝塚中学と甲陽学院の6年間が懐かしい。今日は81課「倒置構文」の勉強。英語は語順が大切。主語+動詞+目的語の語順を狂わしてはいけないが、必要に応じて主語が後ろに回ることがある。そのルールを覚えてほしい。SU君は71、72課の「否定構文」。二重否定の文の扱いが難しかった。一年のTAさんは「比較」。とくに、 no more than〜、no less than〜とnot more than〜、not less than〜との違いを説明した、それは形容詞の no と、文を否定する副詞の not との違いに現れるよ。NU君はとうとう現れなかった。3年のYOさんは「センター対策」で40分100点の筆記問題をやってもらった。あと2週間弱だけどあせらずコツコツと前進するのみ。 尾上
(追記)お正月3日目に「金時山」1213mに登った。家から歩いて「金時山」へ、を例年初登山に決めている。正式には「猪鼻山イノハナヤマ」といって確かに平地から見た山容はトンガリ山、とくに北面の足柄峠の登山口からが急峻でブタの鼻のようにバッサリそぎ落とした姿だ。山頂下は岩登りの連続で、息子たちが幼い頃は何本ものクサリを頼りによじ登ったものだ。今ではその難所にアルミのはしご段が12本も据え付けてあり登りやすい。それぞれに「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・・・」の十二支のキャラクターと名前のシールが貼ってある。この斜面で夏には貴重な高山の花が多く咲き、ワタシの「オノエラン」もここでヒッソリと。今回は反対の南斜面から「乙女峠」を越えて。多少緩やかだけどやはりクサリやロープを使う厳しいコースだ。
6:30まだ薄暗いうちに家を出て雪が溶けずにうっすら積もっている市営「乙女キャンプ場」の中を登る。と、なんと8台ほどの車がキャンピングサイトに並んでテントの屋根からは薪を炊く煙が上っている。ファミリーの朝餉のしたくの最中で子供たちはもう元気に飛び回っている。夜間は冷えただろうなあ。ここからは真正面に御殿場の市街地と富士の雄大な姿。雲にほぼ隠れているが一部が朝焼けにほんのり染まって美しい。
乙女トンネルの上をさらに30分くらい行くと乙女峠に出る。「仙石原」「駒ヶ岳」から「相模湾」までが見渡せる。今日は無理だけどここから「初日の出」を見るのもいいね。神奈川と静岡の県境に沿ってここから急なのぼりで「長尾山」。雪と霜が一杯の山頂にはちょこんと小さな「雪だるま」。今日は長靴で来て正解だったけどアイスバーンになっていて斜面はすべるすべる。ここで持参のアイゼンを装着。昔「北岳」の登山口で雪渓登り用に買ったものだ。これで安心。一度下って登り返すと「前猪鼻山」。更に下ってから、見上げるような急斜面をいよいよ金時山頂を目指して登る。アイゼンなしでツルツルの斜面をへっぴり腰でおそるおそる下ってくる若者たち、怖いね−。
9:50、やっと頂上に着いた。年々遅くなって今年は3時間超かかった。「元祖金時小屋」では金時娘の「よく来たねー、ごくろうさん!」が待っていた。昨年80才になったのを機に新聞、雑誌、テレビの取材が詰めかけて売れっ子だった。この正月も暮れからこの山の上に泊まり込みだそう。豊富なメニューの中からお正月だから「おしるこ」を注文。据え付けの登山者名簿に「76回」と記す。これが励みになって登って来るリピーターが多いこと。100回とか200回とか、中には2000回以上の人もいる(!)70回を越えるとこの店のお得意さんということで、金時娘の達筆で書いた名前の札を天井に吊してもらえる。横綱級は店の奥の方、新米は入口の寒いところ。わたしの名前も最近白木の板に書いて吊してもらえた。梁の裏側にひっそりと。
