「昨日は裾野で見事な虹が見れたんですよ」。帰り際、YAさんがスマホで撮った写真をみせてくれた。夕陽に燃えるような町全体を、大きな馬蹄形の七色のリングが包み込んでいる。まるでオペラのステージだ。本物が見たかったなあ。元会員のKI君のお母様もフェイスブックに投稿していた。そして今日は珍しく雪景色に変わったそうだ。急激な気温変化が影響したのかな。
MO君が抜けたので参加は4名になった。TA君は83課「省略」。その前にいつもはやりきれない文法・作文のプリントから先に始めた。「受動態」は語句並べ替えの問題。入試問題10題のうち6〜7割くらいできた。短文の英訳も70%くらいのできばえ。ただ文法問題に難あり。YAさんは85課「挿入」。関係詞の直後に I thinkとか you say のようなSVを埋め込んで、「・・・と私が思う〜」「・・・とあなたが言っている〜」と和訳できるような挿入の文がよくある。ただし、疑問詞の場合はこのプリントの説明では不十分で、Where did he say his family were staying? をdid he sayの挿入とは言えない。これはDid he know where his family were staying? (Yes-No Question)との対比から考えて疑問詞whereの「移動」と考えるべき。「いつだと思う?」とか「どこだと言うの?」のような「カルイ」動詞の時は、間接疑問文なのに疑問詞Wh-が文頭に出て行くのです(つまりWh-Question)。YU君は89、90課「動詞の慣用用法」。意味がほぼ同じ動詞(同義語)はお互いに同じ前置詞を取る、と覚えよう。文法作文は「不定詞」(2)。3枚目の和訳プリントまでかなりのスピードでとりくむ。時間不足の時は思考不足で時々誤訳が散見されるが、おおむね正しい理解ができている。次回からレベルアップの和訳問題をやろう。
三年のSUさんは「準一級」英検対策の4回目だ。今月末の本試験に申し込んであるとのこと。合格最低点は70%のようだから是非頑張ってほしい。第1問は短文の空所補充25問。4択問題だから簡単そうだがこれが一番得点しにくい。与えられた単語の難易度が高校生には高すぎる。使用頻度の低い単語が多く、平均点を下げるための難問としか考えられない。しかし、その他の2,3、4問は長文で、多少未知の単語・熟語があってもなんとか読める。ここで得点ゲットすればいいのだ。いい結果を期待しているよ。 尾上
(追記)オペラ「愛の妙薬」をネットで見た。若者たちのコメディなのにとても面白いし興奮した。天気が悪くて山にも畑にも行けない日はオペラに限る。へたな囲碁一番と同じくらいの時間がかかるからよほどじっくり腰を据えられhる時だけ。暮れから正月にかけてシュトラウスの喜歌劇「こうもり」をじっくり見たけど、いつもは30分くらいしか時間が割けないので、1幕だけみて続きは翌日とか、名場面の名曲だけをつまみ食いして楽しんでいる。「愛の妙薬」はドニゼッティの最高傑作の一つで1年生のTAさんもお気に入り。元UG会員で今筑波大に行っているお姉さんと共に大のオペラファンで、マリアカラスのアリア全曲版をCDで持っていると言っていたなあ。あらすじは「トリスタンとイゾルデ」の物語に夢中の美人の村娘アディーナの愛を、無教養の農夫ネモリーノがインチキな媚薬を買って飲むことでやっとゲットする、という他愛のない話。今や人気絶頂のソプラノ:アンナ・ネトレプコが魅力一杯に好演していてほれぼれ。一緒に歌いたくなるような美しいメロディが満載で、男が歌うアリア「人知れぬ涙」は有名だからどこかで聞いているかもしれないよ。・・・8年ほど前にNYのメトロポリタン歌劇場(通称メット:MET)では上演中のステージを月に1,2回ほど同時中継始めた。それを世界各地の映画館で鑑賞するという企画だ。英語の字幕(サブタイトル)付きだからイタリア語でもドイツ語のオペラでも大丈夫。ただしNYの時間帯だから時差の関係で地球の裏側の国、日本などは朝8:30からとなって無理だし日本語の字幕をかぶせる手間がかかるのでだいたい一ヶ月遅れで公開している。しかしわざわざ東京や横浜の映画館に出かけなくても、こうして公開したものを数ヶ月遅れだけれどネットで自分の好きなときにオンデマンド(!)で楽しむことができる。字幕を見ているとニューヨーカーの使う生きた英語の勉強にもなるし。5年ほど前に始まりさっそく入会したのだが、いい時代だね。年会費150ドル(映画10回分かな)をカードで払えばだれでもいつでも何回でも楽しめる。是非皆さんも仲間になりませんか?サンプル視聴ならタダです。
