高校英語UG会 三島・裾野・御殿場


not so much A as B「AというよりむしろBだ」
not so much A as B「AというよりむしろBだ」
2023年4月16日(日)
御殿場市民会館にて
「富士市文化財 眺峰館」
 13日に訪問した富士市の博物館「かぐや姫ミュージアム」は、新東名高速をくぐった先の「広見公園」の一角にあった。夏を思わせる汗ばむような好天気で、公園の桜はもうほとんど散って早くもツツジの美しい季節になっていた。ここに市内の旧松永家・稲垣家のような江戸時代の民家や長屋門などが移築されて保存展示されている。丘の上に行くと2戸の水色の洋館が並んでいた。左は元病院でもう一つのとんがり屋根のほうは、明治25年に西洋料理の店として吉原の市街地に建てられたレストラン「眺峰館」で美しい八角形の3階建て。その名のごとく霊峰富士がよく見えたそうだ。
 一昨年、私は「富士登山10回記念、海から山頂へ」の時以来の再訪で、2階の展示室に行くと「かぐや姫」の伝説のルーツとなる市内比奈地区の解説のほかに、江戸時代の富士登山の大きな地図や「富士講」の登山支度などをあらためてゆっくり見学した。私が歩いた「村山古道」は「村山神社」から富士宮口5合目に至る主要な道だったが、交通の便がよくなったために忘れられていたのが最近篤志家グループによって整備されてまた登れるようになった。さらに1階の図書室に下りるてみると、全国の資料館や博物館から贈られた地理・歴史・民俗の文献にあふれていて、じっくりと読みふけってしまった・・・
 
 3年生のMUさんは前回、語句整序の作文をやった。「風呂に入ったとたん電気がみんな消えてしまいました。」は、動詞にhad just begunを使うことになるので、「電機が消えた時には、ちょうど風呂に入ったばかりだった」といいかえて、I had just begun taking a bath when all the light went out. といえばいい。今日は一人だけの出席で、たくさんのプリントに取り組んだ。not so much A as Bは「AというよりむしろBだ」と訳す。接続詞のas(〜とくらべて)に注意して直訳すれば、「Bと比べるとAはそんなに多くない」だから、「Aは少なくBが多い」というわけでAを否定してはいないよ。Her mistake was not so much what she said as how she said it. 「彼女の過ちは、言った内容というよりはむしろその言い方だった」。 尾上
2023/04/16 (Sun) 22:44


県立吉原高校を訪問
県立吉原高校を訪問
2023年4月13日(木) 
 「乙女峠のオトメスミレ」
 御殿場から箱根の仙石原に行くには「乙女峠」を越える。60年前に有料のトンネルが出来て便利になったが、山道はその昔から「鎌倉街道」の一つで、つづら折れの細い道を登りきると峠には展望台と崩れかけた茶店がある。元日にはここを通って「金時山」でご来光を迎えに私が登るルートだ。今日はトンネルの箱根側に駐車して、下山ルートに咲くスミレの大群探しに出発。
 大きな岩がゴロゴロ転がっている山道を登り始めるとすぐに見つけたよ、ピンク色の「エイザンスミレ」、葉のギザギザがユニークだ。京都の「比叡山」で見つかって命名された。次に真っ白なスミレが20〜30株も群れをなして咲いているよ。それはオトメスミレ。実はこの「乙女峠」で発見されての命名だからオリジナル。数えたら500本も!峠に着いたら茶店の庭にヒトリシズカ、エンレイソウが一杯だった・・・

 今月から「裾野教室」に生徒が一人もいないので、英語の授業の話が書けないのですが、しばらくは木曜日もブログを続けたいと思いますので、よければ今まで通りチェックしていただけたら幸甚です。
 今日は富士市の「丸火公園キャンプ場」の花探しと、「広見公園」にある「かぐや姫ミュージアム」を再訪しようと計画し、須山から「十里木街道」を越えて行った。富士市街地に入ったら「富士東高校」の横を通り、さらに下っていくと「吉原高校」の前に出た。何かに引かれるように車は高校の玄関前に。沼津東高時代の教え子鈴木健太郎君が数学教師でいるので会っていこうと思ったのだ。しかし3月によそに転勤していて残念!昔話が出来ればいいから、と思い校長先生に面会をお願いしたら、しばらく待って現れた先生は今月赴任したばかり。話がかみ合わず空振りだあ。
 帰ろうとしたら昼休みで玄関前の池のあたりに女生徒が一人。昔ながらの「白いエリ」がまぶしくて「55年前と同じ白エリだね。女子高時代にここで英語の先生だったよ。」と声をかけると、「今年、国際科に入学しばかりで21人だけのクラスです」と。首元に昔と同じ青いブローチをつけているのも懐かしい。「英語が好きで、将来英米に留学したいと思います。担任の先生がイギリス人なのです。副担任は日本人で」、これには驚いた!ALTはAssistant Language Teacherの略なのに、正式に採用された外人教師がいるんだ、知らなかった!「目標をしっかり定めて英語のほかにもたくさん勉強するといいよ」と話した。尾上
2023/04/13 (Thu) 22:32


「どうやら彼はそのドアを開ける鍵をなくしたようだ」It appears that he lost the key to open that door with.
「どうやら彼はそのドアを開ける鍵をなくしたようだ」It appears that he lost the key to open that door with.
2023年4月9日(日)
御殿場市民会館にて
「都留のニリンソウ」
 「都留文科大学」は全国でも数少ない公立大学の一つ。山梨県富士吉田市と大月市の間にある人口3万人足らずの小さな地方都市「都留市」にある。70年前の創立以来「教員養成」が目的で学生数は3000人、ほとんどが卒業後は教職に着くそうだ。そういえば「沼津東高校」の同僚にもこの大学を卒業した先生がいたのを思い出す。この大学の裏山に最近ハイキングコースが整備されて、「都留アルプス」の名でHPに大きく紹介されていたので昨日早速下調べに出かけた。車で大学まで行くと、正門の真ん前に「富士急行線」の真新しい駅「都留文化大学前駅」があった。細長い街筋に若者たちがたくさん歩いている、まさに山峡に出現した不思議な「学園都市」だ。
 「都留アルプス」コースは「都留市駅」からスタートということなので、最初の登山口「谷村発電所」に行ってみた。「桂川」の豊富な水を利用しているのは「大月駅」の近くにもある大きな発電所と同じだな。全コースを歩くと5〜6時間もかかるそうなので今日は下見だけにしよう。車を移動して次にゴール地点を探したら「東桂駅」の近くに「おなん渕」という名勝の滝つぼが見つかった。そこに車をおいて、コースを逆にすこしだけ歩いてみると「谷村発電所」の山側に出た。水の流路の周辺には「黄金ネコノメソウ」や真っ白な「ニリンソウ」の大群落が・・・

 2年生のMUさんは「春期講習」の最終回でI can’t put up with that bad habit of ( ).(彼女のあの悪い癖には我慢できない)でカッコにはherかhersか?「わたしの友人の一人」をa friend of mineというから、hersが正解だ。今日の文法・作文は「不定詞」をやった。( )a plant to flourish, it must have a good supply of light, water, and minerals. (植物が花を開くためには、光と水とミネラルをたっぷり受けないといけない。)は不定詞の「意味上の主語」が必要だから空所にはforが正解。「どうやら彼はそのドアを開ける鍵をなくしたようだ」は、It appears that he lost the key to open that door with.で、不定詞はthe keyを修飾するからwithが必要なのだ。
 IKさんも最終回は「文中での強調語」の問題が難しかった。”Guess who also has the same vacation.” ーー" You have ten days off?" 「同じように休暇が貰えたのが誰だかあててごらん」ーー「あなたなの?」、だからyouを強調するのだ。日本語訳と同じ考えだね。今日の文法作文は「助動詞」がテーマで、語句の並べ替え問題で「この時期にしては暖かすぎる」は、It’s too warm for this season. でもいいのだが、thanを使う「比較構文」で助動詞のought to を使えとあるから、「この時期に暖かいはずなのと比べて、もっと暖かい」と言い直せればよかった。The weather is warmer than it ought to be this time of year.  尾上
2023/04/09 (Sun) 23:17


「我を忘れていた」I was beside myself
「我を忘れていた」I was beside myself
2023年4月6日(木) 
「御殿場市民会館」にて
「湿生花園のシラネアオイ」
 うす紫色のシラネアオイは気品のある美しい姿で、日本原産の誰もが大好きになる高原の花だ。我が家でも家内が山野草店で買って植えておいたが数年で消えた。どうも気候風土が合わないらしい。しかしお隣の家の前庭では今年も5輪が立派に咲いた。見せてもらいに立ち寄ると、昨年百才で亡くなったお母さんと二人でやっとここまで育てたのよ、と娘さんが自慢する。御殿場高原460mの標高では育てにくい花なのだ。尾瀬沼や谷川岳のような1500mを越える高山に咲く「高嶺の花」なのだ。
 春分の日を境に箱根仙石原の「湿生花園」が今年も開園したので、家内の歩行リハビリを兼ねて訪問した。まずは最初に春を告げる花ミズバショウが湿原の中一面に林の奥の方まで広がって白い帆を立てている風景はやはり美しいね。黄色く輝くリュウキンカが色を添えて一層引き立つ。林の中に入るとピンクの岩ウチワ、真っ白なエンレイ草、鮮やかな黄花スミレなど大好きな花が次々と現れて心臓がドキドキ。そして何よりも嬉しいのはシラネアオイの高貴な姿・・・

  新3年生のMUさんは前回、英作文で「滋賀県立大」と「愛媛大」の対話文がかなり正確に英訳できた。動詞の処理もうまくいった。今日は「中央大」の長文で「商業テレビと公共テレビ」を読んだ。下線部の和訳はWhat we are buying is not so much a physical object as the ‘image’ advertisers attempt to associate with that product.で、「比較構文」のnot so much A as B (AというよりむしろBだ)に注意して、 「私たちが買っているものは、物理的な物というよりは広告主がその製品から連想させようとする『イメージ』 なのだ。」と正しく訳せたね。
 IKさんは日本文のない語句整序の問題が3題とも正解だった。I was convinced that he was bot dependable, ( ) turned out to be totally wrong, (彼はあてにならないと信じていた。しかしそれは全くの間違いであることが判明した。)は、「前文の内容を受ける関係代名詞」が必要なのでwhich(そのことは)が正解。代名詞のitでは接続詞が必要になるでしょ。さらにthatはカンマの後の「非制限用法」には使えなかったね。今日は「語句の並べ替え」で、「うれしくて、うれしくてたまらなかった」は、「嬉しさのあまり、かなり我を忘れていた」と言い換えれば、I was fairly beside myself with joy.とつながるね。 

 今日は高校ではもう始業式、明日は入学式でいよいよ新年度が始まったね。火曜と木曜に決めて2週間、4日間の「春期講習」が終わった。最終日の今日は時間を割いて、「発音」の話をした。手作りプリントで子音と母音の発音図を見ながら、発音の仕組みを説明した。つまりちょっとした「音声学」の授業だ。日本語のアイウエオ5つに対して英語は10の母音があるよ。追加の5つは、アとエの中間、アとオの中間、アより大きなア、オより大きなオ、そして「あいまい」な「ウ」だ。3年前に始まった「共通試験」では発音問題が消えたので、学校の現場でも発音指導がますますおろそかになるのではないか、と心配だなあ。ちゃんと発音できない生徒、話せない生徒にしてしまうのではないか、、、尾上
2023/04/06 (Thu) 23:01


He made five mistakes in as many lines.(5行で5つの間違いをした)
He made five mistakes in as many lines.(5行で5つの間違いをした)
2023年4月2日(日)
御殿場市民会館にて
「お花見の同窓会」
 学校も役所も会社も新しい年度の始まりです。大学を卒業して三重県の「スペイン村」に就職したHOさんは、「今日入社式がありました」と胸の社員証と新入全員の記念写真をLINEで送ってくれた。今年高校卒業のICさん、WAさん、YAさん、KA君もそれぞれの大学生活へと旅立って行った。UG会も「御殿場教室」の新3年生MUさん、IKさんに最後の一年を頑張ってもらいましょう。「裾野教室」でも新しい希望者が集まり再開できることを念じてスタートします。母校の同窓生はもうすぐ傘寿だよ、と言うけれど、私はまだまだ還暦前の現役の意気込みなのだ。
 昨日は母校「甲陽学院」の定例同窓会で東京に出た。年に5回も集まって、3月には「花見の会」と称して多摩川あたりをハイキングする。今回は川崎市の「東高根森林公園」、そこは丘陵地の広い森で私の好きな花がたくさん楽しめるはずと期待した。南武線の「津田山駅」に集合した健脚組は5人。あと3人は夕方の「一杯会」のみ参加とは歩行が困難になる年代だね。広大な「緑ヶ丘霊園」のみごとな桜並木にそって丘に登り公園に着いた。そこでは「古代植物園」がユニークで、日本古来の花を中心に保護されている。ハナニラ、ハナダイコン、ヒトリシズカ、シュンランの名を仲間に教えてあげた・・・

 2年生のMUさんは前回長文「詩と散文」を読んで下線部訳が難しかった。The more you put into reading a poem, the more you are likely to get out of it. で、The more〜, the more・・・(〜すればするほどますます・・・)を暗記していても正しく使うのは難しい。前の文を読めばそれぞれmore effortとmore satisfactionとわかるから、「詩を読むことに多くの努力をつぎ込めばつぎ込むほど、ますます多くの満足感をそこから得られるでしょう」。共にputとgetの目的語なんだね。今日は3年生の第1回で、「比較構文」as〜as・・をやった。前のasは副詞で「同じくらい」の意味。後のasは接続詞で「〜と比べると」の意味。He made five mistakes in as many lines.(5行で5つの間違いをした)は「同じ数の〜」に注意しよう。
 IKさんは前回英作文で「成功するかどうかはきみがどれだけ努力するかで決まる」は、「〜は〜に依存する」と考えてdepend on〜を使うといい。形式主語を使ってIt depends on your effort whether you succeed or not.がすっきりしている。今日は様々な接続詞を勉強した。Now the dog comes gladly the moment it is called.はSVが2組あって接続詞がなければつながらないね。そうか!名詞the moment(瞬間)が「〜するとすぐに」の意味なんだね。「今やその犬は、呼ばれるとすぐに喜んでやってくる」。次に文法・作文は「時制」をやった。「彼女は雇われてからほんの2か月で首になった」はbeforeを使うなら、「首になるまで2か月しか雇われていなかった」と言い換えればいい。She had only been employed for two months before she was fired. 尾上
2023/04/02 (Sun) 23:38


裾野教室は最後かな
裾野教室は最後かな
2023年3月29日(水) 
「時の栖 ALPS」にて
「東山湖に逆さ富士」
 今朝はベッドで目が覚めるとそのままで、良く晴れた空に真っ白な富士山が見えた。一昨年裏のひのき林が伐採されて見晴らしがよくなり、特に冬場は遠くの広葉樹の枯れ枝越しに富士山がよく見えるようになってすごく嬉しい。ふと思いついて、パジャマのまま車に飛び乗り「東山湖」に向かった。そう、早朝のうちだけ富士山には雲がかからないし、風も吹かないから湖面に波が立たない、こういう条件なら「逆さ富士」が見られるはず。
 ここは「フィッシングエリア」なので、8時前なのに岸辺にはもう釣り客がちらほら。箱根の水を集めた昔の灌漑池で、その周囲800mは古い桜並木がピンク色に染まりもう満開だった。今年も一昨年の異常気候に似て半月早い開花になったね。雲一つない青空にアオサギが舞い、真っ白に輝く富士がそびえ、それが湖面に反射し映っているよ。見事な「逆さ富士」だな・・・

 今日の「裾野教室」は卒業生のICさんが最後の授業になった。18:00、「高原ホテル」のロビーに一緒にお母様が見えて、「UG会のおかげで英語の実力を本当に伸ばすことができました」と、丁重にお礼の言葉をいただいた。「お役に立てて私も嬉しい。北海道教育大学の合格おめでとうございます」と述べた。ICさん将来は英語の高校教師を目指すというから、私の後輩ということだね、私には思い出深い教え子の一人になるでしょう。
 今日は「英検準一級」の5回目。語彙問題はいつもより難しく60%くらいの出来だったが長文はとても良く読めていて、「アメリカのペット人気」についての設問には100%正解だった。The idea of the modern American family was increasingly shaped by (    ). Sure, the families portrayed were smaller, nuclear families, but they were no longer limited to mothers, fathers and children. Pets were shown as integral family members.で、空所に family dramas on TV を選べば、 「現代のアメリカ人家庭の考えはますますテレビのホームドラマで作られるようになった。確かに、描かれる家庭は昔より小さな核家族だが、もはや父母と子供達だけではない。ペットが重要な家族の一員として描かれたのだ。」 尾上
2023/03/29 (Wed) 23:25


whatever〜は、no matter what〜か anything that〜か
whatever〜は、no matter what〜か  anything that〜か
2023年3月26日(日)
御殿場市民会館にて
「地球博物館のジャモン岩」
 「なたね梅雨」という言葉があるくらいで、御殿場でも満開になったサクラが散ってしまうよ、と心配になるくらい雨の日が多いね。こういう時は図書館か博物館で勉強するのがいい。昔行った上野の「科学博物館」からふと小田原の「地球博物館」を思い出して、「そうだ、火山と岩石の話を聞きに行こう」と箱根の峠を越えて湯本まで下って行った。春休みに入って親子連れの姿も多く、ロビーに入るとまず太陽とその9つの惑星「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」の形成の解説が実に詳しくジオラマで展示されている。
 ここの訪問は始めてではないのに実に素晴らしいな。マンモスの骨格や巨大な魚「リュウグウノツカイ」の剥製も展示してある。たくさんの巨大な火山岩の中にお目当ての「カンラン岩」や「ジャモン岩」も見ることができた。2階の図書室に隣接して「相談室」があったので、疑問をぶつけてみることにした。一人の年配の先生が対応してくれたので、「カンラン岩が水と反応してジャモン岩に変わる時に水素を発生するという研究が進んでいますが、その時には高温や高圧にどんな条件が?」と聞いてみた・・・

 2年生のMUさんは前回「中央大」の英文「教師の期待と生徒の成績」について、ほとんどの設問に正解だった。今日は「接続詞」になる語彙をたくさん学んだ。Now the dog comes gladly the moment it is called.はSVが2組あるから、なにか接続詞でつなげてあるはず、と考えてthe momentが名詞の「瞬間」ではなく「〜するとすぐに」の意味でas soon asと同じ「接続詞」だと判断しないといけない。「今ではその犬は呼ばれるとすぐに喜んでやってくる」。He sprang up, directly the alarm bell rang. でもdirectlyが「直接に」という副詞ではなく、2つのSVをつなぐ接続詞だと判断できれば、「目覚ましが鳴るとすぐに彼は飛び起きた」で、これもas soon asと同じ働きなんだね。
 IKさんは前回英作文で「言われたことはしなければなりません」は、You have to do what you are told to. と書けばいい。不定詞はto以下を省略するよ。今日は「譲歩構文」でWhatever you want to do, do it now. が「疑問詞」whatを使ってNo matter what〜で置き換えできることを学んだ。「何をやりたくなっても、それは今やりなさい」と「動詞+ても」が日本語にふさわしい。しかし「やりたいことはなんでも今やりなさい」と訳したらどうだろう。それなら英文はNow do whatever you want to. となる。つまりwhateverは「複合関係詞」で、いい換えればanything thatということになり別の用法なんだ。「なんでも」「だれでも」「どこでも」などは「逆接」を意味する「譲歩文」ではないね。
 卒業生のWAさんは今日がいよいよ最後の授業になりお母さまがご挨拶に見えた。来週からは埼玉の大学で新しい生活が始まる。頑張ってください。今日も「英検準1級」で3回目をやった。「語彙問題25」をやってほぼ80%の正解だった。長文では「脳を若く保つには」を読んだ。While heredity has a part to play in determining how well our brains age,( ) is also important. の空所補充は、「脳は訓練したり伸ばしたりできるという考え」が次の行に書いてあるので主語としてour chosen lifestyleが正解だ。「脳の上手な老化の仕方を決めるのには遺伝が関わるのだが、ライフスタイルの選び方も重要なのだ。」と訳せる。

 「春期講習」は、参加希望の生徒の都合も考慮して多少日程を変更しました。火曜と木曜で調整できたので、3月28日・30日と4月4日・6日に決定しました。18:30〜21:00で、「御殿場市民会館」を会場に頑張って勉強しましょう。 尾上
2023/03/26 (Sun) 23:43


Gordian knot とは?
Gordian knot とは?
2023年3月23日(木) 
「時の栖 ALPS」にて
「野球小僧 Shohei」
 昨日のWBC(World Baseball Classic)日米決勝戦見たでしょう?すーばらしかったね。こんなドラマチックな展開になるとは誰も予想しなかったよね!開会式で自国の国旗を肩に担いでそれぞれチームの先頭で入場した大谷翔平とマイク・トラウトが、最後の9回イニングの1点差を争う場面で対戦することになるとは、奇跡!としか言いようがないね。BBCのニュースをネットで見たら、大谷がトラウトを三振で打ちとった直後グローブと帽子を空に放り上げ歓喜の雄たけびを上げている姿が大きく報じられているよ。他者へのリスペクトを心がけ「野球」に全人生を打ち込む大谷を「野球小僧」と監督は呼んでいるそうだ・・・
 
 今日も「裾野教室」は卒業生のICさんが出席して、「御殿場高原ホテル」のロビーにあるALPSという談話室で勉強した。頭上のペンダントのランプが少々暗いので、隣では手元にスタンドを持ち込んで作業している女性客もいた。本に囲まれた図書館の閲覧室のような雰囲気もあって私も気に入っている。ドリンクバーのコーヒーを飲みながらじっくり英文を読んでもらった。
 今日は「英検準一級」の4回目。語彙問題は辞書を頼りに80%正解だった。長文は「食糧問題」が難しかった。Stuffed and Starved(飽食と飢餓)という著書の中で、「先進国の10億人がカロリー過剰である一方で、世界の8億人が毎夜空腹のまま寝床についているのはなぜか?」 に続けて、著者は次のように説く。It’s a Gordian knot of a problem, a knot that cannot be untied until we gain a broader understanding of how this gross inequity came about.(それは”ゴルディアス王の結び目”の問題だ、つまりこういう不平等全体がどうして生まれたのか、もっと広い視野で理解できるまでは”ほどくことのできない結び目”(超難問)なのだ)。
 古代の神話の世界から生まれたことわざGordian knotは初めてでも、カンマの後にその説明があるからなんとか理解できたかな?ちなみに名詞のstuffは「中に入っている物、材料」の意味で、動詞だと「中に詰め込む」となりstuffedは「ぬいぐるみの(人形)、食べ過ぎの(人)」だから、著書のタイトルは「飽食の人々と飢餓の人々」なんだね。 尾上
2023/03/23 (Thu) 22:51


Whoever〜(誰が〜しても)       =No matter who〜
Whoever〜(誰が〜しても)       =No matter who〜
2023年3月19日(日)
御殿場市民会館にて
「ふじさんミュージアム」
昨日は予報通りの雨空。山登りはやめて富士吉田の「道の駅」の隣に新設の「ふじさんミュージアム」を訪問した。まだ周囲の散策路が未完成だが「富士山頂」から移転した巨大な白い「気象観測ドーム」が見下ろしている。これから素晴らしい観光スポットになるだろう。「世界遺産登録10周年記念」企画展の「富士登山案内図の世界」をじっくり勉強しようと楽しみにやってきた。富士山の巨大なジオラマを中心に「北口本宮富士浅間神社」からスタートする「吉田口登山道」が紹介されている。江戸時代に盛んだった「富士講」も詳しく、「日本橋」を出て「新宿」「八王子」から来た「甲州街道」を大月で折れて、吉田の町までの道筋やガイドの「御師」の紹介も面白い。
 お目当ての企画展は予想以上の素晴らしい展示だった。「富士講」が盛んな江戸中期にはたくさんの「登山案内図」が描かれて登山の記念として販売されていた。この「吉田口」だけでなく、静岡県側の「須走口」「須山口」「村山口」「大宮口」でそれぞれの「浅間神社」から出発する登山の案内図がカラフルに描かれていた。特に富士宮の「村山神社」から始まる「村山古道」は特に目を引いた。今ではルートが消えかけているが、再発見した人の書いた著書を頼りに一昨年登ってみたコースだから。「田子の浦」の海抜ゼロメートルから山頂まで7回に分けて全部歩き通したので思い出深い登山だ・・・
  
 2年生のMUさんは前回英作文で「子供は英語の勉強を早くから始めれば始めるほど、英語を話すのが上手になると信じている人がいる。」をなんとか書けたので、少し添削してあげたらよくなった。Some people believe that children can speak English better if they start to study it as early as they can.「早くから」jはsoon(すぐに)じゃなくearly(早い時期に)がいい。でもこういう臨機応変さが素晴らしいね。「すればするほどますます・・」の特殊構文を使おうとしてThe earlier they start to study English, the better they can speak it. と書き変えるのはかなり難しいからね。今日は「譲歩構文」のwhoever〜(誰が〜しても)やhowever〜(どんなに〜しても)を勉強した。No matter who〜などで言い換えられる。
 卒業生のWAさんは「英検準1級」の2回目をやった。まず第1問の「語彙力」はよく理解できて、25問中で20問も正解が出せた。使用頻度の少ない珍しい語彙がたくさん並ぶ中で4択が正確にこなせた。長文「減少する都市の緑」を読んで空所を埋める問題では、In fact, urban deforestation( )the disastrous trend set in the world’s natural rain forests, which have been devastated. は「事実、都市の樹木の伐採は、荒廃している世界の天然雨林で生まれた災害の傾向と共に進んできた」という意味だから、has paralleled〜(〜と並行してきた)が正解。「パラレル」(並行)はよく耳にするね。set a trendは「傾向を作り出す」の意味。
 卒業生のICさんが出席して、「英検準一級」の3回目をやった。語彙力の問題25題は今日も80%の正解で素晴らしかった。長文の「スコットランドのカシミア」ではThe matching and seaming carried out during assembly is a skilled process ( ) quality checks. 「製造工程の間に行う組み合わせや縫い合わせは、品質チェックを受けるべき熟練した人の工程なのだ」と訳せるから、空所はsubjected to〜(〜に支配される、〜に従う)がいい。名詞のsubjectは臣下(sub-下に、ject投げ込まれた人)で、動詞subjectなら「従わせる」の意味。necessary for だと「チェックに必要とされる工程」になってしまうから不適。縫い合わせは品質チェックを目的にやるのではないから。 尾上
2023/03/19 (Sun) 23:42


 侍ジャパン、マイアミで決勝戦
 侍ジャパン、マイアミで決勝戦
2023年3月16日(木) 
「あまだ里山のミズバショウ」
 御殿場の東のはずれ「深沢」地区に「ミズバショウ」が咲く山がある。20年前群馬県の沼田から1000株を移植したが、静岡県では唯一の自生地だ。そこは「鮎沢川」が足柄へと流れ下る渓谷の斜面、すぐ下に「御殿場線」が走り、頭上に「東名高速」の赤い鉄橋がまたがる。しかしどこからも見えない「桃源郷」で、「あまだ里山」と地区の人は名付けた。「雨水を大切に守る棚田」、がその名の由来だと園内のあずまやに書いてある。春の楽しみ、黄色のリュウキンカ、フクジュソウやピンク色のカタクリもここでは地区の愛好家が大事に見守っている。
 先日雨の降る朝、長靴に傘をさしてもトレックできる所を考えたらここを思いついた。「そろそろ咲きだすかな?」と半信半疑で来てみたら、階段状になった小さな棚田に緑の葉をいくつも突き立ててもう成長しているじゃないか。その中にちらほらと白い苞がいくつか見える。「早いなあ!もう咲いてたよ、ミズバショウ!」。白いのは葉のようなもので、中にある緑の芯が「花序」と呼ばれ、黄色の小さな粒々が花だ。小雨に濡れて白い苞がいっそう美しく輝いて見える・・・

 今日は卒業生のICさんが体調不良のためお休み。したがって「時の栖」で予定した「裾野教室」は休校となりました。おかげで(?)今夜の2023 World Baseball Classicの「準々決勝」対イタリア戦のテレビ中継を録画でなくLIVEでしっかり観戦できました。ICさんも寝床できっと見てたでしょう。終始ハラハラドキドキさせてくれましたね。3時間以上の対戦になり9−3の大差で「侍ジャパン」の勝利。来週アメリカ・マイアミでの「決勝ラウンド」進出が決まったね。野球音痴の家内も「大谷翔平」と「ダルビッシュ」のファンになって大声で叫んでいた。 尾上
2023/03/16 (Thu) 23:57


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