御殿場市民会館にて
「ツリシュスラン」
富士山のいくつかある登山道のうち、裾野市の「須山登山道」が最近地元の有志によって整備され「水が塚」を通って登る人もいるし、富士宮市の「村山古道」が神奈川の篤志家によって復活して、海抜ゼロの海岸から歩き始める人も時々見かけるようになった。森林限界の切れる「五合目」の登山口は標高2000〜2400mで、そこまで車やバスで行くのが一般的だけど、古来の「浅間神社」から樹林の中を歩いて3776mの頂上を目指すのがいい、という登山者たちだ。山梨側もバスで楽するよりは、富士吉田市の「浅間神社」からスタートして世界文化資産の石碑・灯篭などを見ながら6合目の「佐藤小屋」で一泊し山頂を目指す、という人たちに時々出会う。
最近山で知り合いになった富士宮市の佐野さんから先日電話で「ツリシュスランが咲きましたよ!」と嬉しいお誘い。早速スカイラインの「村山古道」入口駐車場で待ち合わせ。佐野さんは「製紙会社」のOBで在職中は趣味のカメラで富士山を撮りまくっていた人。機材に凝ってなんと400ミリの超望遠レンズを持っている。花に関心が移ってからは富士山麓の花々を探し歩くのが日課になった。私との出会いも「フガクスズムシ」の現場でバッタリだった。ラン科の花は地面だけでなく、高い古木の苔むす幹に着生するものがあり、佐野さんの案内で林道を進んでいくとあったよ!古木の6メートルくらいの割と低い所に「カギ針」の形をしてぶらさがる白い花が10本も・・・
「夏期講習」今日はその第2回目。OK君とMUさんの3年生2名が参加した。長文読解問題で難しかったのは「近畿大」の「グローバリゼーション」。Technology has enabled goods and ideas to be transported from one society to another for thousands of years. は、enable「可能にする」の主語が「無生物」なので、「理由」として和訳するのがいい。SVOCの文型だと分かればOとCは「主語・述語」の関係だから、「科学技術のおかげで何千年も前から、物や考え方をあちこちの社会に輸出することができるようになっている。」 と訳せる。つまり「船舶や飛行機による国際貿易」のことだね。
Global-ization(国際化)やspecial-ization(特殊化、専門化)は、動詞-ize(〜化する)の名詞形「接尾辞」-izationが共通しているね。語彙力を増強し、見慣れぬ単語を類推するにも単語の成り立ちが大切だ。trans-portは「横切る+港」だし、en-ableは「させる+可能な」だから「接頭辞」も覚えておくと役に立つ。en-courage(励ます)は「させる+勇敢」、con-centr-ate(〜に集中する)は「共に+中心+させる」の造語だと考える。長めの単語は覚えにくいけれど、「接頭辞+語幹+接尾辞」から出来ているから「語幹」さえわかれば意味が分かる、となるようにガンバレ!次回「接頭辞・接尾辞リスト」の自家製プリントをプレゼントするよ、OK君! 尾上
