2023年5月21日(日)
御殿場市民会館にて
「八ヶ岳のホテイラン」
母校「甲陽学院高校」の同窓会は、地元西宮市のグループとは別に東京組が「枯山水」という名称をつけて盛んに活動している。その名の由来は単純で、隔月の第3水曜日に会おう、というもの。今回も5月例会として恒例の「蓼科ゴルフコンペ」が2泊3日で企画されたので家内同伴でまた参加した。ゴルフをやらない参加者は夜の親睦会に出れば昼間自由に遊んでよいから私はいつも山登りだ。蓼科はいつも緑豊かで新緑の5月は特に気持ちいい。オレンジ色のレンゲツツジ、ピンク色のミツバツツジが咲き誇り「カッコー、カッコー」と野鳥のさえずりが森に響き渡る。遠くに残雪の八ヶ岳や南アルプスが見えて感動する。
今回「八ヶ岳」の山頂はまだ雪が残って「山開き」の前なので、2400mにある「赤岳鉱泉」の小屋まで歩くことにした。「美濃戸」という別荘地の中を抜けると登山口の駐車場に着く。「硫黄岳」に向かう「北沢」を登って行くと「スミレ」や「黄花のコマノツメ」や「春リンドウ」が咲き乱れて見あきることがない。3時間も歩いてたどり着いた「赤岳鉱泉」で一休み。昼食に注文した醤油ラーメンが実にうまかった。「横岳」「赤岳」の威容を見上げながら残雪が固まった登山道をさらに「中山乗越」まで登った。「行者小屋」が見えてきたら足元に「ウスギオウレン」が一輪。そこからは下りで、「南沢」コースで「美濃戸登山口」に戻る手前には今日のお目当ての「ホテイラン」がピンクの艶やかな姿で咲きだしていたよ・・・
2年生のMUさんはsuperior、seniorなど-orで終わる比較級を勉強した。和訳ではHowever it originated, once language arose it made them immeasurably superior to the highest of the lower animals and laid the foundations for the rise of civilized life. 「言語がどんな風に始まったにせよ、一旦生まれてしまえば言語のおかげで、人間は下等動物のなかのどんな高等なものよりとてつもなく優れた存在になって、言語は文明化した生活が生まれる基盤となった。」で、動詞のmadeとlaidの主語がlanguageで「無生物主語の文」だとわかれば、them(=human beings)を主語にして和訳する方がいいね。長めの単語immeasurablyは、接頭辞im-(ない)+語幹measure(測る)+接尾辞-ably(できるほど)と分析できれば覚えやすい。
IKさんは前回長文で「現代家族と社会」の和訳が難しかった。While it is popular to lay the blame for their poor social adjustment on lack of discipline in the home and parental irresponsibility,・・・ は、theirが前文の「問題児の青少年たち」で、lay the blame on〜(〜に責めを負わせる)に注意すれば、「若者たちが社会に不適応になった責めを、家庭でのしつけ不足とか親の無責任のせいにするのが流行っているけれど、・・・」と訳せる。their poor social adjustmentは「名詞構文」のひとつで、動詞 adjustを使って「文」 に直した方が良い和訳になる。They are poor at adjusting themselves socially.のように。今日はno more than〜とnot more than〜の違い、no less than〜とnot less than〜の違いを勉強した。noはmoreを否定、notはmore than〜以下を否定するのだ。