大学1年生のSUさんはロシア語の授業が不満。もう前期が終わるというのに “What is your name?”“My mame is 〜?”の練習とは。会話が主体ならばもっと会話をCDで聞かせたり、活発にドリルをやらせてほしい。読み書きもきちんと教えてほしい・・・。大学はどれも週1の授業だし、大人数のクラスだとどうしてもこうなってしまうのかね。専門科目の場合は別として、大学の一般語学はものにならない、が昔から定説だ。せっかく築いた英語の能力も大学合格と共に消え去っていく。SUさんはそれを知っていて私のUG会に今でも通ってくれる。今日もTOEFLの練習問題に取り組んだ。難しい長文だけど「英文読解で1番のポイント=andの後をみよ。」はさすがバッチリだった。うれしいね。
アメリカでは学生が教授ひとりひとりの評価を5点満点でする。NET上で勝手に投稿するからその大学だけでなく、アメリカ全土いや世界中の人が誰でもそれを見ることが出来る。恐ろしい時代になったものだ。日本ではまだまだ先のことでしょうが。
TAMさんは電話で「自宅で試験勉強しまーす」と。TACさん、OSAさんは期末テスト対策に専念したので時折ノートのまとめぶりをみてあげた。TAYさんは第9課「関係詞」を勉強した。とくに先行詞のない関係詞whatや whoeverの使い方が難しかったね。Whatはsomething whichのことだから、「こと」「もの」と訳すが、「姿」「大事なもの」と訳す場合についても注意しよう。3年MA君は明日学校のテストだけど、お構いなくプリント問題に取り組んだ。上智大の英文和訳が文中にカンマが多くて難儀したね。「カンマカンマはカッコのこと」。そこをカットして考えればいい。骨格の部分「SV〜接SV〜」を見分ける力を養っていこう。SU君は今日が最後だという。どこかよその塾に移るようだ。ここにとどまるようにいろいろアドバイスしたけど、家族の意見のほうが強かったらしい。期末テスト直前なので対策に専念。リーダーの和訳を見てあげた。「Vを見つけてそのSを見つける、が第一。」志望校合格を祈るよ。尾上
(追記)夏日となった日曜日、家内を連れて緑陰を求め近所の散歩に出かけた。私の住む二の岡区はほぼ森の中。その中心に鎮座するのが「二の岡神社」で、室町時代の創建という古さ。うっそうとした檜の古木に囲まれて、朱塗りの灯籠が並ぶ苔むしたゆるやかな階段を上っていくと本殿に出る。時代劇のロケーションにもぴったりで、黒沢明の映画を始め最近の大河ドラマでもたくさん撮影されていると聞く。ハムの「二の岡フーヅ」の前をまっすぐ行くこのお気に入りの散歩道で今日は「ツチアケビ」を発見!三〜四カ所で何株も咲いていた。オレンジ色の軸のまわりに黄色い花が鈴なり。実はこれも私がしばしばブログで紹介してきたランの仲間で風変わりな花だ。腐生植物といって葉もなく葉緑素ももたない。さらには8月になるとこの軸に、アケビの実というよりは真っ赤なウィンナソーセージが鈴なりになって付く様にはビックリです!・・・この「二の岡神社」の宮司は元御殿場市長の内海さん。そのお父さんには30数年前、我が家建築の時の地鎮祭を主祭していただいた。あるとき旧知の市長と顔を合わすと息子さんの話になった。実は二番目の息子さんは沼津東高で私が英語を教えたから。東大文二(経済)に合格して文系だったのに、卒後後は千葉で「システムエンジニアのような理系の仕事をやってるんですよ・・・。」本人は理数科の出身だから、大学は文転したけどもう一度理転したということかな。良くも悪くも人生は、思っていたとおりにはいかないものだね。嘘のような話だけど、沼津東高の彼のクラスには偶然にも市長の息子が3人もいた。沼津市長と三島市長と。不思議だね!・・・涼しい風がここちよい森の中の道をぶらぶらと歩いて、神社の鳥居の脇にある宮司さんの立派な兜門の前を通ったら、なにやら「案内板」が掲示してある。今「朝ドラ」で話題になっている「花子」が昔この神社に逗留したときの印象を写真入りでパネルに記してある。「赤毛のアン」の翻訳を思い立ったのがこの「二の岡」だった、ということ。このあたりは明治の時代から「アメリカ村」が開かれて別荘地として人気があったのだ。
