ゆうゆうホールは第3月曜が休館日なのでいつも向かいの商工会議所をお借りしているが、ほかの団体が先に予約していたので、今日はいつもの半分の広さしかないE会議室。椅子は12脚あるがテーブルが4つとコーナーのカウンターが2つのみ。6人座って満杯の状態だったから最後に登場したTA君は隣のホールで勉強してもらうことになった。
YAさんの文法・作文は「Itの構文」。大事な慣用表現がたくさんあるがほぼ完璧に正解できた。前回の長文「文化論」の下線部和訳が難しかったようだ。このような「恥の文化」「罪の文化」という「対比」を軸に論理を進める文章にも馴れておきたい。MA君も今日、同じ「文化論」に取り組んだ。この文体ではセミコロン(;)が文の流れの中で大切な役割をしている。前文の内容について「説明」したり「理由」を述べたりする。時には「対比」として「ところが一方・・」という働きもする。英語で読み上げたときにはただの「ポーズ:間」にすぎないが、聞き手はこの間をこのように様々に解釈するから、日本語訳ではそれを明瞭な「ことば」で表現したい。「すなわち」「つまり」とか「なぜなら」のように。
SU君は接続詞(2)。thatやifのほかにso that、lest、for fear thatなど覚えるべきもの多し。長文の1回目は「タイタニック号の遭難」を読んだ。内容理解のマーク式問題のほかに部分和訳にも挑戦。文の構造を把握するにはVに着目してそのSを探すのが先決。SVOを一つの単位として括っていけば、節がいくつつながっても困ることはない。今日はMVSの「倒置」に注意。前置詞+〜はすべてM(修飾語)とみなす。主語Sにはなれません。TA君は前回2枚ともプリントを解答できたので今日は復習に専念。1年のTAMさんは「動名詞」。来週は学校のテストがあるので対策に「助動詞」の特訓をしてほしいとのこと。2年のTAYさんも「動名詞」。早稲田の英文和訳「生き甲斐であれ、家計のためであれ、母親の社会進出は家庭での立場との両立が問題」が構文としても難しかったね。TACさんは10課「否定」を勉強した。「どんなに(たくさん)言論の自由があってもかまわない」はThere is very much freedom of speech.を基本にcannot〜 too〜の構文に結びつけてThere cannot be too much freedom of speech.(自由が多すぎて困ると言うことはない)とする。なかなか難しい整序問題だったね。尾上
(追記)田中澄江が花の百名山のひとつに数える「三つ峠山」1785mに登った。大学時代の仲間とのトレッキング例会も78回目。ザックジャパンがいよいよ明日は初戦という日。「丁度8年前のワールドカップ・ドイツ大会の真っ最中にも三つ峠の同じコースを登ったよ・・」と記憶の良いA君。彼は今も外語大サッカー部のOB交流戦に参加する強者。我々のトレッキングの歴史も長いね。今回のお目当ては富士の絶景だけでなく、絶滅危惧種のアツモリソウ(赤紫)と可憐なカモメラン(ピンク)に出会うこと。梅雨の中休みで降水確率0%という快晴の朝、東京組3人は高速バスで河口湖駅に集合。富士山がひさびさに頂上まで姿を見せ期待に胸ふくらませ私の車で登山口へ。「マイヅルソウ」「カラマツソウ」「ユキザサ」「ギンラン」「クサタチバナ」など今日一日で20種類もの珍しい山の花たちに出会ったよ。もちろんカモメランの大群落も発見できて感激!アツモリソウは6株だけロープで囲った花畑の中に双眼鏡で確認。オリに厳重に囲まれて保護され咲いていた。下山後は旧御坂トンネルにある太宰治ゆかりの「天下茶屋」に立ち寄り、味噌おでんを味わい琥珀色の地酒をおみやげにした。
