三島に下る農免道路で、やっと雨空が晴れて十里木高原に太陽が沈む直前の美しい夕焼け空に映える富士と大きな虹をみた。今夜は「中秋の名月」だというが月明かりの夜は望めそうもないね。
NU君がいよいよ99課「some〜,others〜」と100課「that of 〜」を片付けた。代名詞を使ったむずかしい構文で、「重要構文101」は英文読解に何よりも大切な項目ばかり。よく理解できていたね。あと1課で完成だ。
MA君の文法作文は「仮定法」。基本事項は充分理解していたが「仮定法現在」といわれる項目にも注意しよう。それは「要求・提案・主張」する内容文には動詞の原形を用いる、というもの。I suggested that she be more careful.のように。she beが見慣れないだろうけど、イギリス英語ならshe should be というところで米語ではshould を省略したもの、と考えてもよい。
2年生TACさんは33,34課「形式主語のIt」を勉強した。Itが不定詞句to〜やthat 節を受ける働きは、さらに〜ing句やwh-節も受けられるというレベルまで知っておいたほうが良い。和訳では「andの後ろを見よ」を思い出して、A, B and C のように同類を3つも並列するときのカンマには注意が大切だ。今日の高知大の問題では「文SV〜」が3つつながっていたね。
TAYさんは23・24課「動名詞の慣用用法」。Exercise AとBは楽にこなせるが、Cの入試問題は少々骨があるね。Research has shown, however, that you can learn much more if you study a little every day.(しかし研究によって、毎日少しずつ勉強すればもっとずっと多くのことが学べる、ということがわかった。)カンマ・カンマをカッコ(挿入のマーク)と考えればよい。howeverを文頭に移動させればhas shown that you〜という文が復元できる。
OSAさんは32課「It seems that〜」と33課「形式主語のIt」を勉強した。大阪工大の過去問では、代名詞themや it の指すものを発見しないと和訳が完成しない、という難問だったね。
1年のTAMさんは「仮定法」の2回目、上級編を勉強した。As if〜(まるで〜のように)、With(〜があれば)without(〜がなければ)、If only S V(〜であればなあ)、,as it were,〜(いわば〜、仮にたとえてみれば〜)などたくさん勉強した。尾上
(追記)友人とまた金時山に登ったら、山頂の大岩の陰に「シラヒゲソウ」が楚々とした姿で2輪咲きだしていた。崖を下ったイバラの先だから人はあまり近づかない。盗掘の心配が少なくていいね。つぼみがまだ20個もあるから次の出会いが楽しみだ。まん丸い鉢の形の葉が何層にも連なった軸の先に一輪だけ真っ白な花を咲かせる。こういう葉のつきかたをした姉妹にウメバチソウ(梅鉢草)という梅の花に似たものがあるが、こちらは5枚の花弁の先に白い髭をいっぱい生やした美しい姿だ。西丹沢の渓谷にも咲いているそうだから見に行ってみよう。
山頂には小屋のない山がほとんどだから、汗をかきかきやっとたどり着くと切り株や岩に腰掛けてまずはお弁当の時間となる。わたしは時間に余裕のある頃はよくコーヒーを入れた。豆を手動のミルでガリガリ挽くところから始めると連れ合いや周囲の人たちが注目し、バーナーで沸かした熱湯を注ぎそのふくよかな香りがあたりにプーンと漂うとみんなの羨望の目が集まり、分けてあげると大感謝される。澄み切った山の空気とミックスされてコーヒーの味は最高にうまかったなあ。
頂上に着いたら大展望を見たからさあ下山、ではなくてしばらく四方周辺を散策してみるといい。標高の高いところだからきっとなにか珍しい花や草木に出会える。そして、「金時山」のように歴史ある山小屋があるときはぜひ立ち寄って主人とあいさつをかわすのがおすすめだ。付近の登山道は彼らが日頃から自発的に草刈やら階段の補修やら整備をしてくれるのだから。「ジュース」一本でもいいし、おすすめの「きのこ味噌汁」でも注文するといい。市価の5割増や2倍のものもあるけど、ヘリコプターやリフトで運び上げるのだから当然だ。小屋に立ち寄らずビタ一文も使わずに下山する人を見ると実にもったいないなと思う。小屋のなかでは山好きの連中がワイワイ自慢話に花が咲いて、楽しい思い出づくりだけでなく「山の学校」の豊かな情報源になるんだよ。
