夏休みもあと1週間だけ。TAYさんの高校は始業が早くてあと1日で2学期だそう。「宿題がたまっているのでここでやってもいいですか?」と。じゃ先に英文和訳を1題だけやっておこう。立命館の過去問The food brought in ships was naturally limited by the imperfect methods of transportation ・・・. (船で運ばれる食品が、当時の不完全な輸送手段のために制限されるのは当然だった。)ここで副詞のnaturally は in a natural way(自然なやりかたで)と動詞を修飾するのではなくて、It was natural that(当然のことだけど・・)と文全体を修飾する働き。-ly の形の副詞は上記の2つの用法があることに注意。前者は動詞の後ろか文尾におくが、後者は文頭または動詞の前におく。
1年のTAMさんは「仮定法」の文法作文問題をやってみた。学校では既習事項で、とてもよく理解できていた。仮定法動詞の「過去形」と「助動詞+原形」が「今の事実」の仮定で、「過去完了形」と「助動詞+完了形」が「昔の事実」の仮定となる。「仮定法未来」を別にすればこの2通りをしっかり区別できれば簡単だ。南山大の英文和訳で the world would be shocked・・(世界はショックを受けるだろう)は「今」。法政大の He would not have been so successful an inventor・・(発明家としてはそれほど成功していなかっただろう。)は「昔」。
3年NU君は重要構文To one's surprise, (〜が驚いたことには、・・)と慣用表現「前置詞+oneself」のいろいろを復習した。とてもよく理解できていた。英文和訳では They haven't memorized as many basic rules and facts as students in other countries.(アメリカ人の学生は高校を卒業したとき、他の国の学生と比べると基本的な法則や事実をそれほどたくさん記憶していない。)not 〜as〜 asに気がつけばいいのだけど。中学以来の He doesn't know as many rules as she. と同じ比較の文だよね。TACさんは夏風邪を引いて高熱のためお休み。お大事に。 尾上
(追記)昨夜から今夜にかけて24時間発信元のALFOOにアクセスできず、読むことも書くこともできなかった。理由がよくわからないがシステムの故障かもしれない。工事なら事前におしえてほしいね。やっと開通してホッとした。読者の皆さんにもご心配をおかけしました。
先日、大学の同窓3人と恒例のトレッキング。中央線の「初狩」駅から大菩薩峠の南麓にある「滝子山」1610mに登った。4時間もかかって登りきった山頂は360度の大展望で、どんよりした雲が一瞬切れたあい間から富士山もドーンと現れて皆大興奮だった。珍しい花も多い人気の山で、白いヤマホトトギス、紫のソバナや橙色のフシグロセンノウ、マルバダケブキなど美しい秋の花々が急斜面に現れては登山者を慰めてくれた。だけど、お目当てのレンゲショウマがないよ。今が最盛期なのに。(添付の写真は我が家の庭に2株だけ咲いている蓮華升麻です。)
愛用のガイドブックが間違っていた。私の作った行程表も行き帰りそれぞれ1時間ずれていたし。5時間の計画が7時間もかかって日が暮れる頃やっと登山口に戻った。「秋の釣瓶落とし」で急に暗くなるからそろそろヘッデン(ヘッドランプ)を携行する季節になったね。活字になったもの、書店で販売されているもの、というだけで本の内容を信用してはいけない。なんでも批判的に読め、という戒めだね。
この大月市には「リニアモーターカー」の実験を見学できる県立センターがあって、「我々の生前にはきっと完成しないから、冥土のみやげに見ておこうよ・・」と予定していたのにウーン残念。そのまま大月駅前の「居酒屋」に直行することになってしまった。笹子の地酒「笹一」を酌み交わしながら互の健脚ぶりを褒め合う。渓流あり、滝あり、カラマツ林あり、緑の草地あり、キノコと花々とそして富士や三つ峠の大展望あり。「滝子山」はなんともいい山だったなあ。贅沢な思い出をかみしめる4人だった。
