大学生のSUさんがひさびさに出席。1ヶ月ぶりだから海外留学にでも行ったのか、夏休み中なにか悪いことでも起きたのかと心配していた。が、杞憂であった。7月末の前期試験の成績表を見せてくれた。すごいよ!スペイン語もロシア語もトルコ語も全てAAかA+で80%〜90%以上の高成績だった。入学して半年、気を緩めずにしっかり頑張っているね。ところが英語は最上位クラスにいるのにCとは!「テストはかなりいい点を取ったはずなのに・・・、理不尽だわ・・」、と。今日もロシア語の質問のあとでTOEFLテストの過去問を読んだ。「ハワイの地熱エネルギー利用」。語彙レベルが高くて読みきれない文が多いがすこしのアドバイスでぐっと理解が高まったね。NewsweekのコピーからのAPPLE社来年の新製品「腕時計型のスマホ」のニュースは面白いよ、読んでみて。
1年のTAMさんは前回時間が取れなかった「時制の一致・話法」を添削・解説した。少々のミスを除けばとてもよく理解できている。今日は「倒置・強調」を勉強した。未修の項目だったので解説をした。否定語のNever, Hardly, Little, Onlyなどが強調されて文頭に出るとSVの語順が疑問文のように助動詞が前に出て「倒置」となることや、疑問詞が強調されてIt is〜 that・・・に変形するとWh- is it that・・となること、など。入試の英文和訳にも挑戦した。「カンマ・カンマ」をカッコでくくる、と覚えておこう。
2年TACさんは「関係代名詞」。whatとasの特殊な用法を学んだ。whatは「こと」「もの」に加えて「すがた」と「重要なもの」という意味も覚えておきたい。TAYさんは中間テスト前でお休みした。
3年TA君は前回のプリント「原因・理由」の続きをやった。「語句並べ替え」は少々のミスでも得点にならないから細心の注意が大切。MA君は「程度・目的・結果」の構文。基礎文法がすこし怪しかったね。忘れかけの部分を補強しておいてね。 尾上
(追記)快晴の27日午後、富士山・富士宮口6合目2500mに登った。雲海の上に出て風もないし最高の登山日和だった。驚いたことにその2時間ほど前に、木曽の「御嶽山」3067mでは突然の大噴火が起こっていたとは気づかずに!10・11月のような空気がもっと澄み切っている時ならきっとここから噴煙が見えたかもしれない。実は私も木曽福島の「開田高原」に旅行し、早朝の雨の中8合目の「女人堂」まで登ったのがつい昨年7月のことだからゾオーっとする。富士山だって噴火が噂されているから、いつ災難に会うかしれず楽しい山も実は怖いのだ。翌日2人の友人から安否の電話をもらった。登山好きの私だからひょっとして巻き込まれてはいないかと心配してくれた。久々の好天気で週末だし紅葉が始まった「御嶽山」を目指した登山者も大勢いて、数百人が被災し31人もの山仲間が犠牲になったようだ。合掌。
富士宮口は4つあるどの5合目登山口よりも高い位置にあって、駐車場がすでに2400mもあるから6合目までは標高差わずか100m。往復1時間ほどを歩いてみたら小さな子供を連れた若いファミリーにたくさん出会った。ほとんどが街中のシューズやサンダルばかりでたまにスニーカーに出会うくらい。ゆるい布や革の靴では岩のゴツゴツした下り道で足の指先を痛めてしまう。帰宅したら指の爪が内出血、ということもあるから注意が必要。私の登山靴はイタリア製のがっちりしたもので、重いけれど足を傷めないようしっかり仕立てられている。イタリアの革製品は定評があるし、背後にアルプスを抱えて登山の盛んな国のようだ。
6合目には「雲海荘」と「宝永山荘」という2軒の山小屋があって、シーズンオフの今そこから先の登山道はすでにバリケードで閉鎖されている。だからほとんどのグループが「宝永山」の火口をめざして下っていく観光客だ。それでも脇道から登山道に入っていく登山者がいて私も一緒に登ってみた。下ってくる2人連れとすれ違い山頂の様子を聞いた。「今日はいい天気で風もなく、暖かで15度くらいありましたよ。」・・「それじゃ5合目の気温と変らないですねえ。」10月の初旬にはいつも初冠雪があるから、夜間はきっと氷点下でしょう。ここはすっかり晩秋の装いで「深山オトコヨモギ」「紫モメンヅル」「富士ハタザオ」「岩ツメクサ」がわずかに咲き残り、「尾上イタドリ」が枯れ花になって黄色い葉に囲まれていた。ここからは駿河湾の海岸線と富士市と富士宮市が双眼鏡でよく見える。愛鷹山から東はほとんど雲の中で、真っ白な雲海の上に「宝永山」の山頂2700mがそびえている。
車で下山の途中、道路際に停めて歩いてみたら紫の「ヤマトリカブト」の隣に「アケボノソウ」を数株発見。満天の星のような紫の水玉を散りばめた白い小さな花が咲き始めたていた。
