今日が「成人の日」なのにどの市町村も記念式典を前日のうちにやってしまう。振替休日のような変な祭日だね。三島市の場合はこのホールの隣が歴史のある「楽寿園」の森だから和服の晴れ着で散策するとよく似合ったでしょう。
1年のTAMさんは「不定詞・分詞・動名詞」のまとめ問題に取り組んだ。誤文訂正や複文から単文への書き換えなどかなりレベルの高い問題だったけど、へこたれずになかなか健闘していたよ。入試の英文和訳をやる時間が足りなかったね。
3年YAさんは助動詞の may well、might well と may as well、might as wellを含む和訳に挑戦した。ここでmightは mayを仮定法(ありえないこと)で使っているだけの違いだから、それぞれ「〜するのも当然だ(だろうに)」、「〜したほうがよい(だろうに)」の意味。青山学院大以外はどの問題も70%くらいはよく理解できていた。青学は「男女の服装の違い、昔と今」を読んだ。wearの訳は上から順に「(頭に)かぶる、(顔に)つける、(首に)まく、(肩に)かける、(胸に)つける、(腰、腹に)まく」と日本語は豊富だねえ。下半身はすべて「はく」でよい。 Women wore ample skirts supported by wide hoops, and so long that only their toes were visible. 「女性は幅広の筋金で広げ、つま先しか見えないほど長いたっぷりのスカートをはいていた。」ここでは andの後ろの形容詞so long と前の過去分詞supportedがandで並列していて共にskirtsを修飾している、と見るしかないよね。
NU君はセンター試験を直前に、文法問題で「名詞・代名詞・冠詞」を勉強した。語句整序の問題10問は70%の正解だね。「〜の腕をつかむ」は catch 〜 by the armとなる。「〜の顔を見る」 look 人 in the faceや「〜の頭をたたく」hit 人on the headなど、前置詞とtheの働きに注意しよう。MA君はセンター準備をやりたい、ということでお休みと電話で連絡あり。
2年TACさんは「仮定法現在」をやった。「要求・提案・主張の動詞を使うとその後続する節には原形動詞がくる」というもの。まだやってないから、「やれよ、やろうよ、やった方がいいよ」と訳す。ここはshouldの省略だという説明では「やるべき」と訳してしまってあまり良くないね。後半は「比較構文」に入って、まず as〜as・・を勉強した。「・・と(くらべて)同じくらい〜だ」の意味。後ろのasが接続詞で前のasが副詞だから、as〜〜〜〜〜asSVなんていう場合もあるよ。
TAYさんは接続詞 asの特殊な働きを勉強した。「〜のかぎり・・」には as long as(時間的) とas far as(空間的)があって使い分けを覚えよう。「生きている限り」は前者、「〜を知る限り」「〜に関する限り」は後者だ。前者の方が条件の ifに置き換えられるくらい一般的で、後者は「〜の範囲」を表して特殊と思って良い。48課のAsSV・・, so SV・・では「・・のように、(そのように)・・」と訳す。このsoはただの副詞で、前文の内容を受けて、繰り返すだけの副詞なのだ。If SV・・,then SV・・「もし・・・ならば(それならば)・・」というのもある。「係り結び」みたいなもの。
今日は新しい2年生女子が体験授業にお母様と参加した。プリント3,4枚目の入試の和訳と英訳を試しにやってもらった。かなり高いレベルの持ち主で、いろいろな要求に応えられそうで楽しみだ。入会してくれるといいな。 尾上
(追記)よく晴れた週末、箱根「芦ノ湖」を愛車レイチェルで一周した。先月のクリスマスに「山中湖」を完走した時は、湖岸沿いにほとんどサイクルロードが完備していてとても楽だったがここはまったく違う。「駒ヶ岳」の山麓になる「東岸」は自動車が走り完全に舗装された平坦な広い道路だけど、「三国山」の中腹を切り開いた「西岸」は樹木の根っこが張り出して段差を作り、アップダウンの多い山道で、案内板によると11キロの西側だけで徒歩で3時間40分かかる。
「芦ノ湖」は5年前、家内と東11キロと西9キロを2回に分けて歩いたことがある。今日はそのコースを自転車で半日で一周しようと決めた。なじみの「箱根ビジターセンター」で折りたたみ自転車を車から降ろし組み立てて出発。小田原に流れる「早川」の水門、江戸時代のトンネルを抜けて裾野に下る「深良用水」の深良水門をすぎて「亀ケ崎」へ。ここから急傾斜で木の根が階段状になって張り出しているから自転車を担いで登ることになる。
向こうからくる一組の老年夫婦とすれ違った。「途中まで行って帰ってきました。」と。歩きでは午後半日かかるロングコースだからね。急な登りは降りて歩くから自転車のほうがつらいよ。「芦ノ湖」は大昔、噴火の時の溶岩で川の水がせき止められて出来た湖だからダム湖と似ている。「西岸」は特にほぼ手つかずの自然のままで、山の急斜面がそのまま湖岸になっているから、コースはすれ違いも難しいほど狭いところが随所にあって自転車ごと転落しないかと用心、用心。それでも下りの道はラクチンだし早い。
歩きのほぼ半分、2時間で中間点の「白浜」に着いた。作業車や伐採した材木が積み上げてあり、ここからはまた広い林道が始まって、湖岸にはお金持ちの別荘がいくつも連なり、広場でたき火をやる人たちは地元の「どんと焼き」のようだ。竿にさした紅白の餅を焼いてもらって持ち帰るお母さんたちもいる。「どうぞ、どうぞ」と誘われたが、先を急いでやっと国道1号線に出て関所跡に着いた。
ここはつい一週間前に大賑わいだったところ。そう、「大学駅伝」の初日のゴール地点なのだ。2日・3日の午前中は共に「冬期講習」で私もこのホールにいたので中継では見られなかったが、あとで日テレの「オンデマンド」で動画を見た。予想に反して「青山学院大」がトップでここに飛び込んできた。そして翌日の復路でもその座を譲らず史上最高の記録で初優勝したそうだ。おめでとう。実は私の亡父の母校です。
この「海賊船」乗り場には小さな「駅伝ミュージアム」もあり、ぞろぞろと「観光船」を降りてきた観光客たちが「駅伝選手」の銅像の前で記念写真を撮っている。夕暮れの湖面の向こうには真っ白な富士山が美しい。
