御殿場ではやっと花見の季節になって、東山の「秩父宮公園」に行ってみた。青空が広がった今日、テレビ中継があったり団体の姿も見えて大賑わいだった。岡の上にある旧宮邸の屋根に覆い被さるような2本のしだれ桜の大木が見事。公園前の市道は東名から138号線まで1キロ以上がずうっと桜のトンネルで、夜桜のライトアップも始まった。
三島教室の1回目。新2年生NIさんが入会してくれた。春期講習に参加してみて気に入ったようだ。6:30にはぴったり出席して3時間、3枚のプリントをかなりのスピードで処理できる。今年も定評ある山口書店の「構文101」に取り組む。易しめの入試問題が厳選されていて私のお気に入りだ。まず第1課「疑問詞+不定詞」と第2課「be + to」の働きをやった。
専修大の和訳で3行にわたる長い文には参ったね。大きくみればただのSVC(第2文型)なのに、2つのandやbutが何と何を接続するのかを見極めないと意味が伝わらない。公式「A and A'」に従って直後の単語と同じ仲間を前方に見つけることだ。andだけでなくorやbutでも気をつけよう。こういう「等位接続詞」は三角マークで囲うといいね。that、when、if、asなど普通の接続詞は四角で囲うことにして。
新3年生でもOH君が入会した。サッカー部員で忙しい毎日だが月曜だけはお休み。そこで英語の勉強に集中しようと決めた。今日は3年第1回だけど、2年次にやり残した「構文101」の85課「挿入(2)」を勉強した。間接疑問文の疑問詞が主文の文頭に出てくる場合と、関係詞の後ろにI thinkなどを挿入する場合。長崎大の和訳をやってみてOH君、和訳をきちんと書くことが意外に難しいことを実感している。「書く」というのは実にいい訓練になるよ。
TACさんは明日、課題テストがあるので直前勉強に専念した。KOさんからも同様の欠席連絡が入った。頑張ってね。 尾上
(追記)先週は米国の大学に留学したい学生に課せられるテストTOEFLについて触れた。実は10年前からペーパーテストがなくなり、すべてインターネットでの試験 (iBT)に切り替わった。4技能(読み、書き、聴き、話す)にわたって4時間もかかるし、パソコン画面上で解答するからメモをとることもできない。前のページに戻って確認することも出来ず、まさに時間に追われて日本人にはますます難しいテストになってしまった。今までは実施時間に世界で時間差ができるから、事前に問題や解答が漏れてしまうことがあったんだろうな。
それで上智大学を中心に団体受験用に開発されたのがITP版のペーパーテストだと前回のブログでお話ししたね。リーディングと文法、リスニングだけを2時間で解答するもので、採用する大学がどんどん増えているようだ。満点は677点。550点がとれるといいね。
今日はさらに、ビジネスマン向けに日本が30年ほど前に開発したTOEICについてお話しします。元はやはり米国プリンストンに本部のあるETSという教育団体がTOEFLの経験と実績に依存して協力したもので、今ではずいぶん普及して日本の企業向けだけでなく大学でも入試や単位認定に利用するようだ。内容はセンター試験と似た形式で、リスニングのほかに文法・語法の4択問題と長文の読解力テストが中心で、満点は990点。まずは7割強の730点以上を目標にすればよい。
これは10年前までのペーパーTOEFLでは550点くらい、今のインターネット形式だと80点の英語力だそう。米国の大学院にいきたければこれが最低点になる。大学入試センター試験でいうと250点の8割、200点くらいだろうか。数ヶ月前のセンター入試でこれだけ取れた人は4年間、維持しなきゃいけない。7割ぐらいだった人は浪人したつもりで英語力をもっとアップさせなくちゃいけない。
