高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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英作文にかける時間がほしい
英作文にかける時間がほしい
2015年8月7日(金)裾野市民文化センターにて 「山中湖」
 来週12日から「夏期講習」が始まります。ことしも3年生4名、2年生1名が参加希望してくれたので、「時間とお金を無駄に」しないような4日間をめざします。初日だけは「ゆうゆうホール」の向かいにある「商工会議所」でやります。午後は隣の「三島市立図書館」が自習に使えるといいですね。緊張感が保てますよ。・・・
 EC君は「名詞・代名詞・冠詞」をやった。名詞の種類(普通名詞、物質名詞、集合名詞)や代名詞の種類(人称代名詞、指示代名詞、不定代名詞)をきちんと言えることがまず使い分けの基本です。記憶があやふやのようだからこの際「文法書」で再チェックしておいてね。センターでは必ず問題になるよ。語句の整序問題は得意のようだね。
 文の骨組みはよく理解できているということだから、英作文でもっと確実に点を稼ぐにはまず「減点されないこと」だ。冒険せずに自信のあるやさしい表現で書くこと。そしてまず第一に「動詞の時制」に注意すること。それは現在か、過去か、未来か、そして「完了形」や「進行形」にしなくてよいかどうか。
1問10点のうち最低6点がとれるように練習をかさねてほしい。
 KI君は第7課「分詞」をやった。文法問題、整序問題では80%正解だった。しかし英作文がまだまだ得点できないね。学習院大の「どの辞書を買ったらいいか、その学生はなかなか決められませんでした。」は動詞「買う」「決める」を中心に文を組み立てる。The student couldn’t decide・・、とwhich dictionary he should buyを連結させるだけのこと。後者は「疑問詞+不定詞」の形でもいえるね。which dictionary to buy。
 KI君は「なかなか・・ない」が難しかった。英語学では「否定極辞」といって「どうも・・ない」とか「まったく・・ない」などと普通は否定語の前に修飾語として使う。ここでは「簡単には・・ない」の意味だと気がつけばnot・・easilyが思い浮かぶし、「・・するのに苦労する」といいかえればhave difficulty −ingのイディオムが使えるよ。日本語の表現が豊かだと得するね。 尾上

(追記)暑くてたまらん!10〜20年前は御殿場でも30℃を越すのはひと夏に確か4,5日だけだった。「扇風機」も買わないでタダで貰った「ウチワ」でひと夏を過ごしたのになあ。最近はエアコンなしでは夜寝付けないよ。これも「エルニーニョ現象」かな。忍耐力がなくなったかなあ。
 涼しいところで昼寝をしようと「山中湖」に行った。小山町の「スピードウエイ」の先から登って「三国峠」を通る道は知る人ぞ知る渋滞よけの道。峠を越えると富士山麓の大展望が目の前に飛び出す。「パノラマ台」で楽しみながらススキの斜面を「山中湖」の湖畔までぐんぐん下っていく。
 テニス民宿で有名な「平野」の集落に入ると、右も左もテニスコートだらけ。ここは標高が1000mあって下界より5、6℃も低いとはいえ陽射しは厳しい。真っ赤に日焼けした若者たちがぞろぞろと移動している。学生たちが全国から集まって合宿しながら体力とワザを磨いている。溌剌とした若者たちの姿からこちらもエネルギーがもらえそう。
 家内と行きつけの大樹の下のレストランに立ち寄ると、隣に女子大生らしきグループが10人くらいで静かに(!)昼食をとっていた。着ているシャツには「イワテ・メデイカル・ユニバーシテイ・テニス・クラブ」と英語で書いてある。岩手医科大の学生が盛岡からはるばるここまで来たんだね。那須高原にもスポーツに適した避暑地があるだろうに。やっぱり世界遺産の「富士山」の魅力かなあ。
 この日も折りたたみの愛車「レイチェル」を乗せてきた。「山中湖情報創造館」という名の木造校舎のような山中湖村立の瀟洒な「図書館」に家内を置いて、一人湖岸一周に出発。14kmの立派なサイクルロードが完成していて1,5時間くらいで回れる。スポーツ公園の「きらら」にはもう「ナデシコ」「マツムシソウ」が咲いたし、ツキミソウやススキの群落の向こうには富士山。もう秋が来たんだね。「長池親水公園」を過ぎると、夏の間も北国に帰らなかったハクチョウたちが10羽もノンビリ羽繕いしている。ここは鳥たちの餌つけ場になっていてもうじき村役場の観光協会のおじさんがエサを運んできてくれる。
2015/08/07 (Fri) 23:03


easy to〜、 hard to〜は特殊
easy to〜、 hard to〜は特殊
2015年8月3日(月)三島ゆうゆうホールにて 「タマゴタケ」
 先週の「越前岳」では今年最初の「タマゴタケ」をみつけて興奮した。その日の内に食べてしまわないと保存が利かない。だから「道の駅」でも売っていない。ほのかないい香りがするから、塩こしょうを振ってバターでサッと炒めるのがいい。
 この日は珍しいことだが、タマゴタケの成長過程を4段階で観察できた。(1)大きさも色合いもゴルフボールにそっくり。(2)玉子が割れて真っ赤なボールが突き出す。(3)ヒョウ柄のような茎がのびて笠を広げる。(4)笠が反り返り溶けていく。
 キノコは地下に菌糸が網の目状にひろがっていくからまた来年は近くに実をつける。山の所有者のものだけど、このタマゴタケは栽培できるわけでもないので、コースから外れた所で発見すると私一人分だけありがたくいただいてくるよ。マツタケはそうはいかないが。・・・
 TAYさんは、先月受験したTEAP検定に合格しました、と嬉しい知らせ。TOEFLと同程度の難しい試験だけど。よかったね!AO入試の要件を一つクリア出来たんだね。今日は「不定詞@」をやった。英作文で「私は、意味のわからない言葉に出会ったら、辞書を引くことにしている。」単に「知らない言葉」ならan unknown wordでいいが、「知ってはいるけど意味がわからない単語」ならば、a word whose meanig I don't knowがいいね。
 TACさんは第6課「動名詞」を勉強した。入試の語句並べ替え完成問題はどれも難問だけど、ほとんど正解が出せた。作文では京都大の「早起きは苦手という人が多いようだ。」はMany people can't get up early in the morning. と簡単に書いてもいいし、be not good at ―ing(〜が得意でない)も使えるね。「〜するのに苦労する」ならhave difficulty ―ing が使える。「ようだ」は文頭にIt seems thatと書けば無難でしょ。hard to get up〜はダメ。自動詞では「起きにくい」とはならない。他動詞で「起こしにくい」ならOK。He is hard to wake up.(彼は起こしにくい人だ。)基本文でThe book is easy to read. という。It is easy to read the book. から派生した文で特殊なものと考えよう。
 OH君も「動名詞」をやった。「重要表現」の10コの例文はとても大切。動名詞―ingの前に名詞・代名詞があったらそれは主語の働きだ。「〜が・・すること」と訳す。I 'm proud of my son having passed his university entrance exams.「息子が大学入試に通ったことを私は誇りに思う。」であって、「通った息子を誇りに思う。」ではダメ。
 TU君は第8課「名詞・代名詞・冠詞」のおさらいをした。名詞の前には「特定」ならthe、「不特定」a、anという「冠詞」をつけるが、さまざまな例外的事項も知らなくてはいけない。並べ替え問題や英作文に正解がかなりふえてしっかりした実力がついてきたようだよ。
 2年生NIさんは「should+完了形」で「〜すべきだったのに」と非難や残念な気持ちを表す言い回しを復習した。ought toやneed not(しなくてもよかったのに)も使える。「岩手大」の和訳でIt used to be thought that a school had only to make children learn to read・・がわからなかったね。It was thought that・・・(・・と思われた)と同じでwasをused to beに置き換えただけ。「(今はそんなことないけど)昔は、学校というものは子供たちに・・を学ばせればそれだけでよい、と思われた。」
 新しく1年生がお母様と見学に訪れて入会することになった。昨年卒業したYOさんの弟さんだ。バスケット部に所属していて忙しそうだが今月後半からは出席できるとのこと。運動部は月曜日がお休みの場合が多いけどね。一緒に頑張りましょう。 尾上

(追記)30日のNEWSWEEKデジタル版を読んでいたら「通信販売大手アマゾンが宅配用にドローン使用を計画申請中。ヨーロッパが先き駆けになるか。」との記事を見つけた。最近首相官邸の屋上に落下したというニュースで初めて知ったが、ドローンとは何?産業用ヘリの小型のモノかな。先日の「御嶽山」の捜索にも活用され、箱根の「大湧谷」の噴気もしっかりカメラでとらえている。
 DRONEは元は英語で「ブーンという蜂の音」の擬音語。日本では2,3年前から研究開発されてすでに10〜20万円程度の安価で販売されている。宇宙航空研究開発機構(JAXA)でも研究が進んでいるらしい。上空から写真を撮るのに利用されるが、このドローンに2リットル程度の農薬を載せれば農業用のヘリの役割をする。ガソリンもいらず充電バッテリーで短時間に散布できる。小さな田んぼとか、周囲に住宅や樹木のある限られた範囲での使用には最適だ。
 私たちが借りている印野の田んぼでも近々農薬を撒くらしい。それには無人の産業用ヘリをつかうという。1ヘクタール(100mx100m)ほどの広大な田んぼの中のたった50坪(1.6アール、10x16m)の「小田んぼ」だから一緒に撒かれてしまっても仕方がない。「無農薬で育てたいのに・・」なんて言っては失礼だ。産業用ヘリコプターは「ヤマハ発動機」や「クボタ」「ヤンマー」などの農機具メーカーが30年も前から研究、製造し販売価格が1機1000万円もする。ガソリンで飛行して広い面積に大量の農薬散布が出来る。
 ナビなどのGPS機能が発達したおかげで、リモコンで簡単に無人飛行の操作ができるが厳しい運転免許が必要だ。さらに空域を使用するには厳しい決まりがある。上空200フィート(61m)までは自由で「たこ揚げ」や「花火」「ラジコン飛行機」の遊びでよく使うけど、500fから上空は航空域になって届け出制だ。
 先の「ドローン」利用のニュースは、この200〜400fの間をアマゾンが宅配に利用することでヨーロッパ諸国が許可するらしい。近いうちロンドンやパリの上空は荷物運びのドローンで一杯になるだろう、と記事は予想している。ウルサイしきっと目障りだろうね。衝突を避ける機能も交通ルールも必要だ。高層ビルの大都市の多いアメリカではまだここを解放しようとはしないからアマゾンの本拠地では無理かもしれない。日本でもきっと検討されているんだろうなあ。「楽天」やその他、通信販売の各社が競合してとても収拾がつかなくなりそう。「クロネコ」「佐川急便」もほしがるだろうね。「日本郵便」や「新聞配達」なんかは毎日の仕事だからきっと一番欲しがるよ。
2015/08/04 (Tue) 0:01


and の後を見よ
and の後を見よ
2015年8月2日(日)森の腰中央公民館にて 「ギンリョウソウ」
 高校東部支部理事長のKO先生から「吹奏楽連盟の参与を引き受けてください。」とのお話。かつて私も理事長を数年務めたのでその名誉職かな。ありがたくお受けした。今日はコンクール東部大会というので、富士市のロゼシアターまで出かけた。御殿場でも32℃あったからさらに4、5℃高くなると覚悟して。
 30人以下の小編成が26校、大編成が12校も参加して朝10時から夜7時過ぎまで熱戦の演奏が続いた。私と同年代のIS先生は昨年後進に指揮棒を譲ったようだが、YO先生は今でもまだ現役で流麗な指揮ぶりを見せてくれた。
 退職後はほとんど関与していなかったから10年ぶりになるかなあ。このコンクール会場は私にも思い出深い。東高時代、ここでの県大会で私には最初で最後の「金賞」を獲得し名古屋の「東海大会」にまで駒を進めることが出来たから。午後、楽屋ウラの「大会本部」に顔をだして懐かしい先生たちと旧交を温めた。
沼津東高時代の教え子たちもそれぞれ立派な指導者になり指揮者をやっている。専門が音楽でも数学でもどの先生もとても熱心。毎日12時間勤務。土日も学校で部活だ。子供好きで音楽好き、吹奏楽オタクだ!・・・
 YAさんは文法・作文で「不定詞A」をやった。He has no friends to talk with.(話し相手の友人がいない。)は「関係詞」を用いてHe has no friends with whom to talk. と言いかえられる、と再確認しよう。英訳でHis speeches are always brief and to the point, which is something difficult to do. 公式A and A'を思い出すとandは to the pointとbriefを並列していることがわかる。カンマの後のwhichは非制限用法の関係代名詞だから注意が必要。先行詞はpointではなくて前の文全体、つまり「彼の話がいつも手短で要領を得ていること」だ。「実は、そういうことはやりにくいことなのだ。」と訳そう。
 MOさんも同じ「不定詞A」でbe toが助動詞の働きをすることを勉強した。「われわれは4月に5パーセント昇給することになっている。」の英文を組み立てるのには「〜をもらう予定だ」と考え、助動詞のwill の代わりとしてbe toを使えばWe are to get〜といえるね。One simple answer is nowhere to be found.(簡単な答ひとつどこにも見つけることはできない。)も、is toがcan の意味だと想像できる。
 KAさんは前回のプリントの添削・解説に時間がかかって、今日の「動名詞」を解説してあげる時間がなかった。次回にくわしく説明するね。山梨大のThis is a fashion first designed for male wear, and not disagreeable when worn by a young man, provided he is not fat, but very unbecoming when worn by the wrong females.で接続詞のandが次のnot disagreeable以下と何を並列しているか?a fashion 以下としか考えられないね。さらに、butの後を良く見るとvery unbecoming以下がnot disagreeable以下と「逆接」で並列していることがわかる。「こういうのは(ジーンズをはくこと)は始め男性用ウエアに考案されたファッションで、若い男性が着るともしふとっていなければ悪くはないが、不釣り合いの女性が着るとすごく似会わない。」このように、and、but、orなど「等位接続詞」が何と何を並列させているかは英文解釈で一番難しく、誤訳を犯しやすい難所だ。公式A and A'はさらに、A or A'とか A but A'も含めて、同じカテゴリー(種類)の語句を見いだす力を問われるのだ。
 1年生SEさんは「発音問題」が全滅だったから「発音記号」を初めて教えた。日本語の母音アイウエオに対して、英語ではその倍10個も区別しなきゃいけないのだ。中学では「ラン、リャン、ラン」とカタカナで説明するし、高校ではもう知っているものとして先生が発音記号を教えない。困ったものだ。たぶん「音声学」を大学で勉強しなかったんだね。日本語のアより大きな「ア」half、オより大きな「オ」call、アとエの中間can、アとオの中間country、あいまい母音girl、の5つが加わるのだ。いつか時間をみつけてもう少し勉強しよう。今日は「構文@」で入試の並べ替え問題、「文の種類」で文法・作文問題に挑戦した。いつも意欲的なSEさんにはどんどん先をすすめてもらおう。 尾上

(追記)今年も「キヨスミウツボ」をさがして、先日箱根旧街道の脇道を歩いた。箱根駅伝のコースになっている国道1号線芦の湯の「精進池」から石畳の小径にそれて、畑宿の「お玉が池」に下る急斜面には石段が続く。「芦ノ湖」湖畔にある箱根の関所まではあとわずか。樹林の下に玉アジサイが左右をいつまでも覆う細くて暗い道だ。こういう湿度が特に高い暗い地域にキヨスミウツボは咲くらしい。しかし、今年は異常気象のせいか一株も発見できなかった。どうもすでに半月前に終わっていたらしい。残念!
 梅雨の時期にコアジサイや玉アジサイの根元に寄生する花ですぐに黄色に変色するから咲いたばかりの白いのを見れたらラッキーだ。千葉県鴨川市の清澄山377mで見つかったウツボ(弓矢入れの篭)に似た花の意味らしい。葉緑素を持たない「寄生植物」で絶滅危惧種の一つだ。
 寄生植物といえば、山歩きをするとよく見かけるのが白い幽霊のような「ギンリョウソウ(銀竜草)」。花の口が青紫色をしていて恐ろしい。雨が降った後に数本の群れで、まるで潜水艦の「潜望鏡」のように落ち葉の中からニョキッと顔を出す。昨日のブログに書いた「ナンバンギセル」もススキの寄生植物だっけ。こちらはピンクの可愛い色だけど。
 この日は「湯坂道」も少し歩いてみた。箱根湯本から芦ノ湖まで「箱根越え」の道は3本あって、「畑宿」を通る江戸時代の旧街道と、今の国道1号線(駅伝コース)の間に残る山道のこと。本当は「箱根湯本」からずっと歩いて「浅間山」に登ってこなくてはいけないが、逆に「芦の湯」側からなら「鷹ノ巣山」まではほとんど登らずに30分で到達できる。白いオカトラノオとピンクのシモツケソウの大群落が目を楽しませてくれた。期待した「ノギラン」は5株見つかったがどれも花が終わっていた。美しいロゼット型の葉の上に一本スクッと立ち上がる姿が美しい。山頂には「ハギ」の小さな赤い花が咲きだしていた。暦の「立秋」までまだ1週間あるけど山にはもう秋が忍び寄っているよ。
2015/08/03 (Mon) 0:20


英作文は実践、添削でこそ上達
英作文は実践、添削でこそ上達
2015年8月1日(土)裾野市民文化センターにて 「ナンバンギセル」
 毎日暑いね。今日は十里木高原に行って「越前岳」を「馬の背」の先まで登ってみた。ここは目の前の「富士山」とまるで対峙するような高さで東京方面の登山者に人気が高い。呼べば応えてくれそうだが今日は山頂にガスがかかって展望がない。夏休みなので親子連れや若いペアが下ってきて「コンニチワ!」と声をかけてくれるのがうれしい。
 「馬の背・展望台」の先に進むとイチヤクソウに似た初見の花を発見。調べたらシロテンマ、別名オニノヤガラというラン科の絶滅危惧種だった。箱根では終わっていたノギランもここで発見してラッキー。真っ赤なキノコ「タマゴタケ」も4本発見。バターソテーにしてお夜食で食べたよ。
 登山口に戻ってくるとススキの大草原がひろがっている。ピンク色の鮮やかな唇のようにラッパ型になった10センチほどの花がススキの藪の中にちらほら。知らずに通り過ぎる人も多い。「ナンバンギセル(南蛮煙管)」といってススキの根元に咲く寄生植物だ。先端にタバコの葉を詰めて吸ったキセルに似ている。「思い草」ともいって、「万葉集」に秋の季語として登場するそうだ。もう秋か・・・
 EC君は文法・作文で「分詞」をやった。使役の「〜してもらう」はhave+物+過去分詞(〜を〜してもらう)と、have+人+原形(人に〜してもらう)をしっかり区別できるように。川崎医大の「その自転車を修理してもらうのに1万円かかった。」は、It cost me ten thousand yen to have the bicycle repaired.と書く。To repair the bicycleだと自分で修理することになる。和訳では The educational system prepares them for a society that values creative ideas.が難しかったね。values が動詞だと見抜けなかったね。「価値」から「〜の価値を認める」つまり「大切にする」という意味だ。「その教育制度は彼ら(子供たち)に、創造的な考え方を大切にする社会にでる準備をさせてくれる。」動詞のprepareの後に「人」があるから「人に〜への準備をさせる」という意味があることも初めてだったね。
 KI君は第6課「動名詞」をやった。大切なイディオムがたくさんあるがほぼ正解だったね。作文では信州大の「自然に対する日本人の愛情が、過去50年の間に変わってしまったことを、我々は否定できない。」We cannot be against that SV〜ではまずい。that節の前につけることの出来る前置詞はin that〜(〜と言う点で)とexcept that 〜(〜であることを除けば)のみだ。だからagainst the opinion that〜と書けばOK。(〜という意見には反対)となる。KI君も夏期講習に参加希望を出してくれた。解答処理のスピードアップも必要だ。ガンバロウ! 尾上

(追記)揚げパンの「ピロシキ」に限らず、「ロシア」の不人気といえばさらに思い当たる。親友ON君の勤務する「東洋書店」が先月突然倒産してしまった。彼が編集を担当した「現代ロシア語文法」や「ロシア語ハンドブック」などは類書を見ない大規模な貴重なもので、ユニークな出版社であったが時流には勝てなかったようだ。デジタル出版の時代で、ペーパーは売れなくなっている。
 ロシアで宇宙飛行士「ガガーリン」が人類最初の宇宙飛行に成功したのは1961年。私が高校生の頃だから、君たちのおじいさん、おばあさんに聞いてごらん。宇宙船「ヴォストーク1号」で有人飛行に成功し「地球は青かった!」の名セリフを残した。続いて63年、初の女性宇宙飛行士「テレシコワ」が同じ宇宙船の「6号」に乗った時の「私はカモメ!」も後世に残っている。理工系の世界だけでなくロシア語がブームになって当然の時代だったのだ。一方、同じ63年にアメリカは広く敬愛されていたケネディ大統領を公衆の面前で暗殺するような恐ろしい国のイメージだった。ケネディが宣言した「アポロ計画」の「11号」で69年、やっと月面着陸に成功するまでのこの10年は、米国とソ連の宇宙開発競争の時代だった。
 大学時代から半世紀以上にわたる親友ON君は、同級生のなかでもずば抜けてロシア語に長けた2人の一人。もう一人のTA君は更に研究の道に進み「防衛大学校」のロシア語教授になった。ロシア語ブームのこの時代、ON君は恩師に乞われて68年大学卒業と同時に辞書で有名な「研究社」に入社し、計画中の「露和辞典」の編集を担当することになった。それまでは「露和辞典」といえば主に「三省堂」と「岩波書店」の中辞典2種しかないので新しく「大辞典」を作る、というものだった。
 「研究社露和辞典」初版が出版されたのは1988年。ON君が編集を担当してから20年たっていた。それくらい辞書編集の仕事には大きな予算と労力と歳月がかかる。こんな大きな文化教育の事業なのに国や企業の援助は全くなくて、辞書の売り上げだけが頼りなのだというから出版業は火の車だ。最近の「舟を編む」という映画を見た?あの主人公の生活ぶりを見れば編集者ON君の姿も想像できるよ。それだけではない。辞書は出版されるとすぐに「改訂版」の準備に入る。10年、20年後を見据えてね。「ことば」はナマモノで、常に生まれては死んでいくから。
 昔、高校の英語教科書「New Age」も出版していた「研究社」には、「高校英語研究」という大学受験生向けの月刊雑誌があった。ON君の依頼でそのコラムのひとつ「英作文添削指導」を廃刊まで担当していた。88年には「英作文で80%をモノにする方法」という5ページの特集記事を書いて載せてもらえた。研究社の看板とも言える「英和中辞典」や「英英辞典」にもON君の功績ははかり知れないし、さらに2000年には姉妹編の「研究社和露辞典」も10年がかりで出版させて、一人で「露和」も「和露」もという希有の功績を残して「研究社」を定年退職した。
 再就職先に招かれた「東洋書店」でも冒頭に述べたような大きな足跡を残して先月、ON君は還暦以来10年ぶりに再び自由の身となった。じつはON君も私が山登りに誘い込んだ仲間の一人で、6月は「八ヶ岳山麓」を一緒に歩いた。来週末も「河口湖」の「釈迦ヶ岳」と「黒岳」に登ることになっている。6月は奥様をロシア旅行に案内したし、ポーランド語にも手を広げてスピーチコンテストに挑戦したり、自分もパソコンで「ブログ日記」を書こうと御殿場の私に教わりに行きたいと言っているよ。お互いに「終生現役!」だね。
2015/08/02 (Sun) 0:06


単語は用例とともに覚えよう
単語は用例とともに覚えよう
2015年7月27日(月)三島商工会議所にて 「山ユリ」
 次回の「裾野教室」は日程変更で8月1日(土)にやります。全館が中学の「吹奏楽コンクール」で使用できないので一日ずらしました。夏休みに入ってあっという間に1週間が過ぎた。あと5週しかないよ。
 受験生の「夏の栄養剤」は単語・熟語だよ。勉強はなによりも「自力本願」だ。学校から与えられた「単語集」をもう一度全部「飲んで」欲しい。3回の食事に分けて「飲む」。食卓の上に置いておいて、食前や食後の「クスリ」と考えれば習慣化できるよ。
 用例と共に勉強した方が記憶に残る。一語に2〜5個の意味があるから注意。せいぜい2000語〜3000語だからなんとかなる。熟語なんかたった300だ。「テーマ順」で覚えきったらそれをゴミ箱に「捨てる」といいね。もう一冊「アルファベット順」の単語集を手に入れてもう一度「食べる」と完璧だ。9月の新学期にはツヤツヤした「元気な顔」で登校できるといいな。・・・
 TACさんは前回、入試の英作文をやった。「辞書を引くようにしている。」はI try to consult a dictionary. 「〜にしている」はmake it a rule to〜もいいけどおおげさだな。「意味のわからない言葉・・」は a word whose meaning I don't know.とかけるかどうか、難しいところ。「ゴミ処理の問題」とはproblem「解決すべき社会問題」であってquestion「答えるべき質問」ではいけない。matterは「重要なことがら、困った問題」でWhat's the matter with you?というよね。issueは「議論で出てきた問題点」の意味。それぞれ辞書で確認してね。
 TU君は前回、東海大の和訳でnot A but B(AではなくてBだ)のイディオムを見落としたね。B, not Aといってもよく、butを「しかし」と訳してはいけない。material well-beingとは「物質的な(つまり金銭的に)幸せな生活」のこと。
 2年生NIさんは前回、和訳にかけるパワーがすばらしい。大分上達してきたがまだ、難しくなると意味不明の日本語で済ましている箇所が見られるね。特に「割り込み文」の分析がもう一歩弱い。岐阜大のThe American Indian, often called the first American, is the true native of the North American Continent, and・・「アメリカインディアンは、よく最初のアメリカ人とよばれているが、北米大陸の真の原住民だ。」のように、主語の「追加説明」として扱う。上智大でも同じく、Culture, the 'way of life' of the society in which we grow up, influences our habits,・・「文化は、私たちが育つ社会の『生きざま』だが、個人の習慣や・・・に影響を与える。」また、早稲田大のようにカンマカンマがない場合、Many concerned parents who want their children to do their best at school wonder how they can help. で動詞wonderの主語がparents だとわかればwhoから schoolまでをカッコに括って、「自分の子供が学校でいい成績をとるように望む心配がちな親たちは、どうやって支援が出来るのかしら、と思っている。」 尾上

(追記)昨日のブログに書いたように、横浜「そごう」の買い物は楽しい。「マリアージュ」の向かいの「アンデルセン」のパンもいいよ。「食パン」と「レーズンブレッド」を買ったらとても美味しかった。昔は「沼津西武」にも「東名・足柄サービスエリア」にもあったが、しかし全く別格ものだ。同じ店名なのが信じられない。本店はなんと広島らしいが。
 私が住む「二の岡」に昨年開店した「KUKKA」のパンも私のお気に入り。フィンランド語で「花」の意味だそうでパンを焼く奥様が向こうの人。「イギリスパン」「クロワッサン」など絶品だ。御殿場に来たら寄ってみて。家内が特注で「ピロシキを作って・・」とお願いしたら早速お店に並んだ。すぐに売り切れになる人気。
 ロシア料理の「ピロシキ」は挽肉入りの揚げパン。御殿場ICの近くに昔あったレストラン「バラライカ」は私の子供たちもお気に入りでよくロシア紅茶とピロシキを注文したなあ。東京神田の本店と同じでバラライカの伴奏でロシア民謡をナマで聴きながら食事が出来た。夜はテーブルに赤いキャンドルを灯して。
 御殿場の印野・御胎内に出来た大きな公園「樹空の森」によく散歩に行く。ここに入っているレストランでも以前は「ピロシキ」を食べることが出来た。鎌倉の「小町通り」にあった「露西亜亭」でも美味しいピロシキと苺ジャム入りのロシア紅茶が飲めた。若い頃東京・澁谷の「ロゴスキー」や新宿の「どん底」でもロシア民謡が聴けた。
 それにしても、ピロシキがどんどん姿を消したのは「ロシア」人気の減衰と関係がありそうだ。25年前の「ベルリンの壁」崩壊以来、社会主義は失敗という観念が広まってしまった。テレビやラジオでロシア民謡が聴けなくなって久しい。慶応OBのダークダックスの歌声が懐かしいな。
 私たちが大学生の頃ブームになっていた「歌声喫茶」も今はない。新宿や池袋の裏通りの小さな喫茶店で知らない者同士が肩をくんで、大きな声を張り上げて合唱したなあ。ソビエト(ソ連)や中国のように「日本の明るい未来」をつくろうと。今の若者は「カラオケ」にこもってエネルギーを発散するのかな?
2015/07/27 (Mon) 22:58


一つの単語に複数の意味は当たり前
一つの単語に複数の意味は当たり前
2015年7月26日(日)森の腰中央公民館にて 「港の見える丘公園」
 御殿場でも32℃まで上がって下界並みの猛暑の一日。皆さんはどうやって乗り越えたのかな?私は「涼しいところは?」と昼前に家内と「富士山」に逃げた。我が家から20kmの裾野市「水ケ塚公園」は標高1500mもあるので8℃くらいは涼しくなる。夏期だけは「富士山・富士宮登山口」のシャトルバス乗換所なので駐車場は満杯。天気が良ければ真正面に富士山が大パノラマで目の前にそびえ立つ。モミの林に囲まれた散策道は緑にコケむしてまるで京都の「苔寺」のように美しい。円形の広場には所々ベンチやあづまやが据えられて、涼しい風を感じながら私たちもそこで昼食と昼寝にした。読書にも最適なロケーションだったよ。・・・
 KAさんは前回「There 構文」の勉強で「明治学院大」の和訳をやった。辞書でチェックしたこともないだろうけど、副詞のthenは同時を示す「その時」と前後を表す「その後」、Firstに対して「次に」、条件文が長い時If・・, then・・「そうならば」など文脈に合わせて訳し分けることが大切。Untilも、・・until〜「〜まで・・する」だけでなく、焦点を結果にしぼって「・・した結果〜となる」と訳す場合も覚えよう。忘れていけないのは、一つの単語が複数の意味・用法を持つということ。
 YAさんは前回、私の間違いでやってもらったプリントはほぼ完璧だった。1週間前とまるで同じものとはいえ、ほぼ完璧に自分のものにしていたね。すばらしい!しかし、英作文でなかなかマルがとれないのは書く経験が少ないせいかな。どんどん英文を書いて添削してもらうことがどれほど大切か、ここでの勉強できっとわかるよ。
 MOさんは「不定詞@」をやった。明治学院大の問題で The changes we have caused to our environment are rapidly making the planet unfit for human habitation.がつかみにくかったね。長くて複雑な英文はVを中心にしてSVのペアを見つければ解決するよ。ここでは現在完了have causedのSはwe、進行形are makingのSはchangesだとわかれば、「私たちが自分の環境に引き起こしてきた様々な変化のせいで、急速に地球は人間の居住に不都合なものになりつつある。」のように訳せる。makeを中心にした「無生物主語の文」に気づいて、「原因・結果」の文としてわやくするととても良い。
 1年生SEさんはもっと英作文に力をつけようと「日栄社」のテキストを始めた。高1対象のとてもよい編集だ。類書はなかなかみつからないよ。語句の並べ替え、部分英訳、そして全文英訳を段階的に勉強する。前回は第1回「5文型」だった。高度なSVOO,SVOCもよく理解できていた。いっぽう、動詞の時制の問題、副詞(M)の位置、名詞の前の a, the, -s, 所有格などの扱いに少しずつ上達してゆこう。今日は「疑問詞」だった。「このグループの中で誰が一番若いと思いますか。」は疑問詞whoを文頭に出して、who do you think is the youngest in the group.となる。Do you know who is ・・のようなYes-No questionではないので、本来is の前のwhoが飛び越えて文頭に出たものだ。 尾上

(追記)紅茶を買いに横浜に行った。前回の緑茶につづき今日は紅茶の話。私のランク付けでは「マリアージュ」が一番。その中でも「マルコポーロ」のフルーティな芳しさは絶品!朝の食事の場がこの香りで幸福感に満たされる。いつもパン食なのでコーヒーと紅茶を日替わりで淹れる。マリアージュは高価なのでほぼ週に1回だ。缶がカラになると「横浜そごう」に行っては100g買う。専属の店員から聞きだした話だが、中国のキームン茶(世界3大銘茶のひとつ)をベースに、秘密の果物や花の香りをブレンドするらしい。
 それほどたくさん飲んだ訳ではないけど、古来のリプトンやトゥワイニングなど英国系は、補助的に普段使いで飲んでいるがあまり特徴がない。英国人はストレートでなくミルクティーで砂糖も入れて飲む習慣のせいかもしれない。スーパーで買えるほど庶民的だけど日東紅茶よりは個性的かな。コーヒーに比べるとレストランやカフェで注文する紅茶で美味いと感じた物はない。
 緑茶をたしなむ日本人は決してレモンなんか加えるものではない。せっかくの紅茶の鮮やかな色が消えるよ。ティーバッグで入れたりすると全くだめ。香りなしの色だけの飲み物になる。砂糖を入れてもいけない。一日一回だから高級な緑茶を飲むのと同じレベルの贅沢がしたいなあ。きわめて個人的な趣向の話で恐縮だけど。
 英国王室御用達のフォートナム&メイソン(FM)を、若い頃味わった感動を確かめるためにわざわざ二子玉川の「高島屋」に買いに行ったこともある。インドのダージリン(これも3大銘茶)を買ってみたが値段のわりに特徴がなかった。あの時の高貴な雰囲気はどこに消えたのだろう。先日、そのFMをプレゼントしてくれた大学の後輩夫妻に電話で「最近、紅茶は何を飲んでるの?」と聞いたら「リプトンよ!」だって。
 「マリアージュ」と同じフランスもので「フォーション」は近所の御殿場アウトレットに出店があるのでよく買いに行く。これも高価なので賞味期限切れ間近かの50%引きなどを選ぶ。朝のパン食にはアップルティーがよく合うよ。やはり英国人よりフランス人の方が舌は肥えている。英国にウマイものなし、というよね。私も英国旅行では中華料理ばかり食べていた。
 「マリアージュ」の近くの「平翠軒」にも必ず立ち寄る。倉敷が本店だが食通のご主人が厳選した日本全国の「うまいもの」がずらっと並ぶ。この日は「佐賀の焼海苔」「錦ごまのふりかけ」「合鴨のカルパッチョ」などを選んだ。どれも私の作るマンネリの食卓をちょっぴり贅沢にしてくれそう。手袋やお菓子など家内の買い物にも辛抱強くつきあってから、帰りがてら「港の見える丘公園」に立ち寄り、ベイブリッジを眺めながらバラ園を一巡りした。横浜いいなあ!
2015/07/26 (Sun) 23:35


大学見学の季節だね
大学見学の季節だね
2015年7月24日(金)裾野教室はお休み 「大きなパンプキン」
 西伊豆で電気柵の事故があり2人が亡くなったそうだ。シカ対策で400ボルトの電流を流していたらしい。とうとう悲劇が起こってしまった。行政や農協がもっと真剣にしっかりした対策を研究して周知徹底させるべきではないかな。困っている人がたくさんいる。シカの駆除を大々的に実施するのも仕方ないかもしれない。ラジオの深夜放送を流すという私のアイデアはどうだろうか。近所に迷惑を掛けない範囲でね。
 今日は農作仲間の例会日で、田んぼの草刈りをやった。会長のYAさんにも協力して貰い周囲の畦の雑草を機械で刈った。お盆のこの時期にやらないとクサムシが発生して稲を食い荒らすのだそうだ。ついでに畑の方も出来るだけ刈っておいた。カボチャが食べ頃になって傷つけないように刈り込むのにコツがいる。
 「近いうちにヘリコプターを使って周囲の田んぼに一斉に農薬を散布するよ。」と地主の栄子さん。「希望しないならこの部分だけ覆いをしなきゃいけないね・・・。」そうしたい気持ちは山々なれど、肥料も農薬も同じ水路から流れ込むのだから、わずか50坪の自分の田んぼだけ無農薬で有機栽培なんて無理な話だね。
 EC君から「他県の某国立大学のオープンキャンパス参加のため一泊で行くのでお休みします。」とメールがあった。KI君も「数学の塾の講座が今日組まれてしまったのでお休みさせてください。」と電話あり。ということで、私も今日は裾野教室がお休みとなった。金曜の夜、自宅で過ごすのも久しぶり。裾野にも1,2年生の会員が入ってくれるといいなあ。 尾上

(追記)「日本茶」が欧米でブームだそうだ。「お茶会」Tea Ceremonyが日本文化紹介の代表格であることはかなり以前からのことだ。何を今さら、と思っていたら先日NHK・TVで紹介され、欧米人の日本ツアーに5月は「お茶摘み体験」が組み込まれて、どこかの茶畑で篭を持った旅行者たちが「新茶の摘み取り」を楽しんでいる様子が紹介された。
 御殿場のお茶がおいしいと、地元の人は自慢する。「足柄茶」の知名度も高い。でも、我が家では40年来ずっと「川根茶」だ。息子たちが生まれた島田市にいた頃めぐり会った駅前の「飯塚茶補」から、今でも割と安い煎茶を取り寄せてずっと飲み続けている。「うまみ」がしっかり出ているのはきっとブレンドが上手なのだろう。
 先月、米国オハイオ州の大学教授マリ先生が「南山大学」の研究会に出席のため里帰りされ、東京から名古屋に向かう途中御殿場の我が家に立ち寄られた。20年前、私の次男が留学中のオハイオ州立大学の大学院で薫陶を受けた「日本語教育」の専門家でそれ以来親しくして頂いている。今回は御殿場で「製茶工場」の見学を希望しておられた。しかし6月では残念ながらどこの工場も閉まっている。7月には2番茶の製茶をやるそうだけど。
 御殿場市駒門に「勝又製茶」という工場があって、毎年新茶の時期に「手もみ」研究会がある。ご主人が静岡県の「古式手もみ茶保存会」の会長も務めた人で、私も一度入会したことがある。火をつけたかまどの上に広げた紙の上で、蒸し上げたお茶を素手でもみ続けて、水分が十分飛んで針のような細さになるまで何時間もかかる作業。先生はこの製法にも興味があって体験してみたかったようだ。「次回は5月の茶摘みの時期に来日を計画するわ。」
 私は中学時代の3年間を宝塚で過ごしたのだけど、実は先生もご家族も宝塚市のご出身で、御殿場にはご両親が定年後に希望して移り住んでおられ、何度かお会いしお茶を飲む機会もあった。当日は我が家からわずか3キロの近さの東山地区までお供し、故人となられたご両親の瀟洒な洋風の家を外から懐かしみ、お父様が借りて育てられたお茶畑も感慨深げに見ておられた。
 マリ先生はこの9月の新学期から大学の「東洋文化講座」の一貫で「日本茶」の講座を新たに開設するそうで、そのための取材も兼ねての来日だったのだ。大きなキャノンのカメラを新調して首から提げていた。時節柄、我が家の庭の花や各地の様々なアジサイを撮りためてFacebookに投稿されていた。昼食がてら乙女峠に登って、箱根の原種で薄紫色のコアジサイもご紹介して喜ばれた。
 帰国後「9月からの日本茶の講座は大人気で、もうすでに受講希望が満員の状況なんです。」と私にメールで書いてきた。「学部生が対象なのに理系や医学系の院生や教員の中にも希望者がいます。すごいブームですね。」と。我が家の庭にも10本ほどのお茶の木が植えてあるので、授業に使えるよう掘り出しておみやげに差し上げたい、と帰国前に申し出たけど米国国内持ち込みの検疫検査が許さないでしょう、ということで諦めた。しかし先生の熱の入れようのすごいこと。現地オハイオの自宅に「私の注文した可愛いお茶の木が届きました!」と先日Facebookに写真入りで載せた。20センチ足らずのヒナ苗木3本だけど米国内でも手に入るんだね。
2015/07/24 (Fri) 21:59


来たれ、夏期講習に!
来たれ、夏期講習に!
2015年7月20日(月)三島ゆうゆうホールにて 「伊豆多賀の浜辺」
 「夏期講習」の申し込み書を配って夏の勉強法に触れた。大手の予備校の特別講習に行くと何か得するように勘違いする人が多い。それがいかに時間とお金の無駄になるかと説明した。安心料と思ったら実に高い買い物だ。明日からの夏休み40日間は自分一人の闘いとして机に向かうことしかない。右耳から入ったカッコイイ説明は左耳に抜けていく。目と口とアタマで無理矢理たたき込んだ知識こそが自分の血となり肉となる。そういう勉強法でこの夏のUG会は君を鍛えるよ。参加を待っている。 
 TAYさんは昨日「TEAP」の検定試験を受けてきた。大学AO入試の要件になる。RWSLの4技能にわたってテストされるし、Rは70分で60問に答えねばいけないので迅速な処理能力も必要だ。最後の長文一つをのこしたものの残りは全部解答し切れたようだ。判定を期待しよう。
 今日は「助動詞」の文法・作文問題と「接続詞」の和訳をやった。「宮崎大」の問題が少々分析しにくかったね。 Whenever a person who already has enough to live on proposes・・ではproposesのSはa personだとわかるからenough to live onについて考える。live on rice and fish(米と魚をたべて生きていく)を知っていれば、enough foodと考えて「生きていくだけの十分な食糧を持っている人が・・・といいだせば、いつでも・・」と和訳できるね。
 TACさんは「不定詞@」をやった。語句並べ替えの入試問題では十分な力が出せたね。「近畿大」の「そのドアを明ける鍵・・」はopen the door with the keyの変形と考えて、the key to open the door withといえばよかった。with whichとして前に出すこともできる。the key with which to open the doorというふうに。
 OH君は「不定詞A」をやった。10個の例文は大切なので全部訳して貰った。You cannot get him to run for the electionが難しかったが「彼を選挙に立候補させることはできないよ。」でいいね。getと同様に、「〜させる」の意味のmake、let、have、helpは特に「使役動詞」というんだったね。後ろの不定詞がtoをつけない原形不定詞だから。さらに、Not a soul was to be seen in the streeet.「通りには一人の人も見られなかった。」は「be +不定詞」が助動詞のような働きをして、willやcan、shouldの意味を持つことに注意しよう。
 TU君は「動名詞」を復習した。慣用表現がとても多い単元で、まだ覚え切れていないものもたくさんあったね。文法を系統的に総復習して入試問題に直結させる最後の機会なので、怪しいところは即補強しておいてね。単語・熟語もそろそろ待ったなし、だから集中してアタマにたたき込むことだ。
 2年生NIさんは易しめの入試問題で「時制」を勉強した。日本語にはそもそも動詞の「時制」がないといわれる。外国人には動詞を「ル形」「タ形」「テイル形」というふうに教える。もちろん敬語の「デス」「マス」をまず教えてからだけど。「未来」に「だろう」をわざわざつけないけど「明日雨が降るよ」は「ル形」It will rain、「タ形」が過去と思っていると「明日雨が降ったら」はIf it rains、というし、「テイル形」も「今雨が降っている」は進行形でit is raining now、だけど「2日も雨が降っている」は現在完了形のIt has been raining for two days、だし「そこではいつも雨が降っている」なら現在形で It usually rains there.となる。高校生の苦手な細かな注意事項がいくつもあってそれらをクリアしないといけない。ガンバロウ! 尾上

(追記)やっと梅雨が明けた美しい日曜日、東伊豆海岸をドライブした。新任2校目の稲取高校教員時代の同僚、母校東京外国語大学の10年先輩、そして私たち夫婦の結婚式の立会人もやってくださったWA先生にお中元を届けに。今年はいつもの甲州御坂の桃やぶどうではなく「時の栖」で仕入れた「御殿場高原ビール」とおつまみにした。
 3連休の中日で、道すがら熱海の「お宮の松」海岸も、伊豆多賀の長浜海水浴場も、宇佐美の海水浴場も駐車場は一杯。東京・横浜方面からの水着姿の若者たちがまだ日焼けの足りない白い肌に陽射しを一杯受けて楽しんでいた。明日は「海の日」か。横目で見ながら伊東市郊外の高台に向かった。
 家内と1年ぶりに訪れた玄関にいつもの奥様の姿がない。「お留守?え?・・亡くなったの?」3ヶ月前すぐ近所の伊東市民病院に入院して肺の病気で治療中急逝されたとのこと。「あの病院には世話になったけど、家内のはどうも治療ミスに思えるんだよ。」と、あんな剛毅な親分肌の大男の先生が涙で声をつまらせて。「私の看病で疲れたのが原因かも・・」と。
 先生は4年前の秋台風の時に、強風で飛んできた物置の屋根が玄関前にいた先生の頭を直撃。命に関わる脳内出血を起こしたが幸い上記の伊東市民病院での治療が成功して、その後3ヶ月のリハビリ入院となった。奥様は便の悪いバスや慣れない車の運転で「冷川峠」を越えて、中伊豆の病院に毎日通っておられた。お見舞いに何度かお訪ねするたびに回復されて、さすが奥様の献身の介護のおかげですね、と喜んでいたのに。
 先生は若い頃伊東から沼津東高に通った。東京外語の中国語科を出て高校教員になり稲取高校時代に結婚。私たち夫婦の新居だったのと同じ教員用のオンボロ宿舎で新婚時代を過ごしたのだった。奥様ちゑさんは西伊豆・松崎の生まれで中学の美術の先生。よくゲタをはいて学校に通ったという剛毅さはご主人と互角だね。
 WA先生は人望が特に厚く、高校教職員組合の役員に推され書記長からトップの委員長にまで上りつめた人。政府・文科省や県教委の圧力に屈することなく、県内全域の参加組合職員の統率力や指導力がぬきんでて面倒見が良く、私も交通事故で困ったときに助けて頂いた。定年退職後も地元伊東の「郷土史研究会」「木下杢太郎研究会」などの会長を引き受け、日中文化交流にも熱心で県内の高校教師を中国・紹興市に派遣して「日本語教育」を後押ししている。
 そんなスケールのでかい先生にはぴったりの奥様だったのに本当に悔やまれる。「家内の描いた作品を本にまとめようと思うんだ・・」と。相思相愛の二人にも別れの時がいつかは来るのだね。先生を元気づけられそうなお話をして、奥様が庭で育てた夏みかんを3つ頂き、夕刻お宅を辞した。「寂しいな・・」と弱気なひとことがいつまでも耳に残った。
2015/07/20 (Mon) 23:46


後の文は前の文の説明や理由が多い
後の文は前の文の説明や理由が多い
2015年7月18日(土)森の腰中央公民館にて 「鹿よけラジオ」
 明日19日(日)はこの森の腰地区のお祭りだそうで、会場が使用できず今日に変更した。今後も時々このように借用できない日もありそうなので対策を考えた。日を変えるのは生徒本人も送迎してくださるお母さんも困るので、代わりに「御殿場市民会館」の会議室を借りることにした。「予定表」では9月6日(日)と20(日)が会場変更になっています。
 KAさんは和訳でコロン(:)の働きがまだ不慣れだったね。 There is one thing・・ : we come into contact with ・・「私たちが読書するたびにやっていることが一つある。すなわち、それは作者の個性に触れるということだ。」コロンはよく「たとえば〜のように」such as〜の働きもあるが、セミコロン(;)のように前文のどこかに関して説明を加えて「すなわち」の意味に使われることもある。その意味ではダッシュ(−)もよく見るよね。使い分ける筆者の個性もあるので一概に言えないけど、前後関係でその働きをつかむことが大切だ。
 MOさんは部活の集まりで遅れてきて残り1時間だけだったが、前回やったプリントを添削して説明した。「カンマカンマはカッコのこと」とか、「A and A'」の公式とか。まだしばらくは英文和訳に苦労するね。単語も調べて日本語に言い換えできているのに意味が通じない。たぶん、学校の授業では生徒に部分的に単語や一文の意味を言わせても、パラグラフ全部を意味のとおる日本語にいいかえよとは要求しないし、テストでも全文和訳なんて経験無いだろうからだね。「UG会」ではこれをやらせて添削・解説するとめきめき英語の読解力がつくのです。しばらく忍耐と練習が必要だけど頑張ってついてきてね。
 1年生SEさんは前回「文の種類」を勉強した。感嘆文とは、平叙文(普通の文)の中で強調されてvery(とても)がついていたらそれをWhatかHow(なんと)に置き換えて、さらにその強調部分を文頭に移動して作るんだ。1年生で学校では英作文の時間がないけど、ここではどんどん書けるようにしよう。今日やった「語句並べ替え・英文完成問題」は大学入試のレベルでかなり難しいのだけど70%は正解だった。きっと英文に接する時間が多いのだろうね。
 YAさんは体調が悪くてお休みとの連絡にお母様が来てくださったので、今日の課題プリントを宿題として持ち帰って頂いた。 尾上

(追記)「ヤフー・オークション」で「ラジオ付きクーラーボックス」を買ったよ。A4くらいの小さなクーラーでペットボトル4本分くらいだけど、夏のアウトドアには役に立ちそう。たったの500円でゲット。送料のほうが高かった。メーカーが倒産したためか投げ売りだね。シカ対策で使おうと思い、インターネットで「防水付きラジオ」を探していたらヤフオクで発見した。
 今年は特に「印野」の田んぼで成育中の稲がシカに食い荒らされるのに、何か対策はないかと考えていた。農協では電線を周囲に巡らして高圧を流せばいい、と言うが非現実的でそんなことだれもやらない。農作仲間の一人が有刺鉄線を張り巡らしてくれたが現実は効果なし。夜中に行動するから自に見えず、断ち切って進入する。きっと体中が傷だらけだろうけど生きるための闘いのようだ。
 シカが嫌うのは人の声じゃないか、と山登りの経験でふと思いついた。富士山の登山道を歩いていると時々ビックリするような甲高い「ケーン」という声で叫ぶ。すると森の中の子鹿たちがいっせいに駆けだして母親の方に逃げていく。近くでも逃げないでこちらを見ている鹿にも出会うが、きっとオスの単独行動かもしれない。南アルプスでたまに出会う「日本カモシカ」も行動はゆったりしている。
 さてそのラジオを田んぼの畦道に設置して、4日ほど24時間つけっぱなしにした。AMをつけておいたら結構面白い番組をやっているんだね。男の声や女の声、音楽など深夜でも休みなくおしゃべりしてくれるのはありがたい。乾電池が切れるまでと思ったが十分もった。成果は上々。足跡がつかなくなったし、穂先を食われた跡もない。「中干し」期間も終わって稲の穂もしっかり丈夫になった。
 いつも余った苗や作物を分けてくれたり、田んぼの水の加減を見てくれている地主のおばあさんは(といっても私と同じ年だが)、「もう大丈夫。ラジオもいらないね。稲も堅くなったからシカも食わないよ。私は美味しくなったトウモロコシをさあ収穫しよう、と思ったらハクビシンにゼーンブ食べられてしまったわ・・」青色のネットをしっかり被せておいても地面を掘って進入するらしい。ラジオで効果がないならネコを配置するのはどうだろう。
2015/07/18 (Sat) 22:23


UG会夏期講習申し込み
UG会夏期講習申し込み
2015年7月17日(金)裾野市民文化センターにて 「ご来光」
 「UG会夏期講習」の申込書と、8月〜9月の「予定表」を配付した。いよいよ最後の夏休み40日。ふさわしい学習計画を立ていかに実行できるかに命運がかかる。このラストチャンスに自己をどこまで鍛えられるか、やってみるしかないね。UG会ではそういう本物の学力とやる気を引き出したいといつも願っている。大手予備校の大教室に座っているだけでは時間とお金の無駄遣いだ。借り物の学力では長い人生で使い物にならないよ。
 EC君は前回、一橋大の英訳をやった。「思いがけない美しさを発見して驚くことがある。」は、基本構文 be surprised to 〜(感情の原因を表す不定詞)が使えるといいね。We are sometimes surprised to discover the beauty of nature we haven’t expected. 既習の文法をフルに活用しなくては。今日は「動名詞」を復習した。 mind ーing、be used to ―ing、There is no ―ing など、つい忘れそうなイディオムにはいつも目を通して実践しておこう。
 KI君は前回、いわゆる「時間構文」の和訳をやった。「〜するとすぐに・・した」といえば「ああ、知ってる・・」というけれど、いきなり登場すると面食らうよね。 明治大のWe had scarcely taken off when heavy storms blew in from the Atlantic, も「大西洋から嵐が吹き込んだときにわれわれはほとんど出発していなかった。」では意味が通じない。scarcelyやhardlyは「準否定」で二つの事態がほとんど同時だった、という表現なので、「出発するかしないうちに、嵐が吹き込んだ。」となる。早稲田大の方がマルが多かったね。 尾上

(追記)「富士山」に登ったよ。「剣が峰」山頂まで行ったのは5年ぶりかなあ。
 富士登山には4つのコースがある。私の住む御殿場からなら富士宮口、御殿場口、須走口のどれにも1時間くらいで到着できる。それぞれの5合目に行ってはよく、高山の花をさがして写真を撮ったり「きのこ刈り」をしている。冬は「旧太郎坊スキー場」や閉鎖した自動車道でやる「そりすべり」も楽しい。
 吉田口にはよく2合目の「馬返し」に車をおいて、5合目「佐藤小屋」までの静かなコースで花の観察やきのこ狩りをする。8月にはレンゲショウマが美しいし、黄色の「カベンタケ」は炒め物のトッピングにぴったりだ。このコースで出会うのは日本人よりも外国人が多い。頂上からの下山ではバスを使わずに富士急「富士山駅」まで記念に全部歩き通す人たちだ。
 東京からはこのルートが一番便利なようで、中央線と富士急行を乗り継いで「富士山駅」からはバスで簡単に5合目まで来れる。マスコミで「弾丸登山」と呼ばれるのはこのコースで、真夜中に登山を始めて早朝の御来光を拝んだら下山するというもの。ドイツのフランクフルトに住む大学の先輩も若い頃、夜間登山をやったことがある、と言っていた。私の今回も「弾丸登山」になるなあ。
 7合目2950mに「太陽館」という山小屋があって、家内とその友人を案内したり、大学時代の山仲間と登ったことも3度ある。標準3時間となっているがいつも5時間はかかった。あとわずか800mで山頂だし、浅間神社の奥宮の鳥居も見えるので「まあ、ここでいいか」という気になれる。ところがこの登りこそ「胸突き八丁」という苛酷なコースで、今回はこの未踏のコースに初挑戦だった。
 前夜の22:40に「須走登山口5合目」2000mをでて山頂に着いたのは7:50だから上りに9時間余りを要したのだ。標準では上り6.5時間らしいから、体力の衰えがはっきり出ているなあ。標準とは何歳くらいの人をいうのかな。深夜の2時、3時頃は睡魔が襲ってきて、歩きながらもウツラウツラ。どこかでお気に入りのスポ−ツタオルを落としたよ。遠く横浜、東京の明かりや、富士、清水方面の夜景を見ながらひたすら歩く。空を見上げると「天の川」と「夏の大三角」「織り姫」と「彦星」も手に取るように間近だったよ。
 朝4時前には東の空が白み始めてヘッドランプを消しても足下が見える。本7合目3350mの「見晴館」に着いたら、ちょうど太陽が雲の合間から真っ赤に燃える姿を見せた。御来光だ!富士山の「日の出」がこんなに早いものだとは予想していなかった。鯨のようなうねった形の「山中湖」に朝日が反射してまぶしい。
すっかり空も明けて本8合目「胸突江戸屋」までくると山梨側「スバルライン」の5合目からきた登山者と合流する。ここで急に外国人が多いことに驚く。それも欧米からの白人ばかり。山頂で御来光を拝んだのでもうどんどん下山してくるよ。
 鳥居をくぐって山頂に着いて浅間神社の「奥宮」にお参りしたから富士山征服、と思ってはいけない。ここでは3740mなのに知らずに下ってしまう人が多い。私も1回目の登頂の時はそのまま下ってしまった。本当の山頂は「お鉢巡り」の最高所「剣が峰」だ。さらに「御殿場口」「富士宮口」の鳥居を見ながら稜線を1時間歩いて最後の急傾斜を登り切ると、昔の「富士山測候所」の建物が現存している。9:15やっと「最高峰剣が峰」の標識石にタッチした。ここでは同じ須走口から来た若者と、白人女性と記念写真の撮りっこをしたよ。
2015/07/17 (Fri) 23:10


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