次回の「裾野教室」は日程変更で8月1日(土)にやります。全館が中学の「吹奏楽コンクール」で使用できないので一日ずらしました。夏休みに入ってあっという間に1週間が過ぎた。あと5週しかないよ。
受験生の「夏の栄養剤」は単語・熟語だよ。勉強はなによりも「自力本願」だ。学校から与えられた「単語集」をもう一度全部「飲んで」欲しい。3回の食事に分けて「飲む」。食卓の上に置いておいて、食前や食後の「クスリ」と考えれば習慣化できるよ。
用例と共に勉強した方が記憶に残る。一語に2〜5個の意味があるから注意。せいぜい2000語〜3000語だからなんとかなる。熟語なんかたった300だ。「テーマ順」で覚えきったらそれをゴミ箱に「捨てる」といいね。もう一冊「アルファベット順」の単語集を手に入れてもう一度「食べる」と完璧だ。9月の新学期にはツヤツヤした「元気な顔」で登校できるといいな。・・・
TACさんは前回、入試の英作文をやった。「辞書を引くようにしている。」はI try to consult a dictionary. 「〜にしている」はmake it a rule to〜もいいけどおおげさだな。「意味のわからない言葉・・」は a word whose meaning I don't know.とかけるかどうか、難しいところ。「ゴミ処理の問題」とはproblem「解決すべき社会問題」であってquestion「答えるべき質問」ではいけない。matterは「重要なことがら、困った問題」でWhat's the matter with you?というよね。issueは「議論で出てきた問題点」の意味。それぞれ辞書で確認してね。
TU君は前回、東海大の和訳でnot A but B(AではなくてBだ)のイディオムを見落としたね。B, not Aといってもよく、butを「しかし」と訳してはいけない。material well-beingとは「物質的な(つまり金銭的に)幸せな生活」のこと。
2年生NIさんは前回、和訳にかけるパワーがすばらしい。大分上達してきたがまだ、難しくなると意味不明の日本語で済ましている箇所が見られるね。特に「割り込み文」の分析がもう一歩弱い。岐阜大のThe American Indian, often called the first American, is the true native of the North American Continent, and・・「アメリカインディアンは、よく最初のアメリカ人とよばれているが、北米大陸の真の原住民だ。」のように、主語の「追加説明」として扱う。上智大でも同じく、Culture, the 'way of life' of the society in which we grow up, influences our habits,・・「文化は、私たちが育つ社会の『生きざま』だが、個人の習慣や・・・に影響を与える。」また、早稲田大のようにカンマカンマがない場合、Many concerned parents who want their children to do their best at school wonder how they can help. で動詞wonderの主語がparents だとわかればwhoから schoolまでをカッコに括って、「自分の子供が学校でいい成績をとるように望む心配がちな親たちは、どうやって支援が出来るのかしら、と思っている。」 尾上
(追記)昨日のブログに書いたように、横浜「そごう」の買い物は楽しい。「マリアージュ」の向かいの「アンデルセン」のパンもいいよ。「食パン」と「レーズンブレッド」を買ったらとても美味しかった。昔は「沼津西武」にも「東名・足柄サービスエリア」にもあったが、しかし全く別格ものだ。同じ店名なのが信じられない。本店はなんと広島らしいが。
私が住む「二の岡」に昨年開店した「KUKKA」のパンも私のお気に入り。フィンランド語で「花」の意味だそうでパンを焼く奥様が向こうの人。「イギリスパン」「クロワッサン」など絶品だ。御殿場に来たら寄ってみて。家内が特注で「ピロシキを作って・・」とお願いしたら早速お店に並んだ。すぐに売り切れになる人気。
ロシア料理の「ピロシキ」は挽肉入りの揚げパン。御殿場ICの近くに昔あったレストラン「バラライカ」は私の子供たちもお気に入りでよくロシア紅茶とピロシキを注文したなあ。東京神田の本店と同じでバラライカの伴奏でロシア民謡をナマで聴きながら食事が出来た。夜はテーブルに赤いキャンドルを灯して。
御殿場の印野・御胎内に出来た大きな公園「樹空の森」によく散歩に行く。ここに入っているレストランでも以前は「ピロシキ」を食べることが出来た。鎌倉の「小町通り」にあった「露西亜亭」でも美味しいピロシキと苺ジャム入りのロシア紅茶が飲めた。若い頃東京・澁谷の「ロゴスキー」や新宿の「どん底」でもロシア民謡が聴けた。
それにしても、ピロシキがどんどん姿を消したのは「ロシア」人気の減衰と関係がありそうだ。25年前の「ベルリンの壁」崩壊以来、社会主義は失敗という観念が広まってしまった。テレビやラジオでロシア民謡が聴けなくなって久しい。慶応OBのダークダックスの歌声が懐かしいな。
私たちが大学生の頃ブームになっていた「歌声喫茶」も今はない。新宿や池袋の裏通りの小さな喫茶店で知らない者同士が肩をくんで、大きな声を張り上げて合唱したなあ。ソビエト(ソ連)や中国のように「日本の明るい未来」をつくろうと。今の若者は「カラオケ」にこもってエネルギーを発散するのかな?
