今日は三島大社の夏祭り3日目。残念ながら雨になった。昨日までの日照り続きと酷暑がウソのように涼しい。豪雨の中を車を走らせ三島に下った。まったく静かだけど予定の「農兵節」や「サンバパレード」はどうなったのだろう。
昨日は、正午に夏期講習最終日が終わって「大社」に行ってみた。恒例の「頼朝公旗揚げ行列」が夕方予定されていた。舞台では「合気道」が奉納されて浴衣姿の娘たちがおおぜい集まっていた。「りんごあめ」や「やきとり」などの露天商、「金魚すくい」がずらっと並ぶ境内のはずれに、あった!なつかしい「お化け屋敷」。何と60年ぶりだあ。まだ続いていたんだねえ。
小学校の頃は毎夏この旧盆の時期になると、ひとりで東京杉並の家から都電や列車を乗り継いで長泉村の生家にきて数週間すごした。「いなか」が大好きだった。昔から家にじっとしていない性格かな?作家小田実のように「何でも見てやろう」の精神だね。
年長のいとこに大社の祭に連れて行ってもらってこの「お化け屋敷」に入った。台にのせた「生首」が目をきょろきょろさせるので、「しかけ」を暴いてやろうと二人で途中退場して出口で「舞台裏」をしっかり見破ったよ。いとこはその後「韮山高校」に進学した。・・・
TAYさんは「不定詞A」をやった。ほぼどれも正解が出せたね。難しかったのは London is worth visitig. の動名詞を不定詞で言い換えたらどうなるの?答えは It is worth while to visit London. (ロンドンに行くのは価値がある。)何の価値か、というと「時間(while)をかける価値がある」というわけ。形容詞のworthは「〜の価値がある」で必ず〜(名詞か動名詞)が必要だ。like〜(と似ている)と同じ使い方。単独で使えるworthyとかsimilar とは異なるんだ。
TACさんは「名詞・代名詞・冠詞」をやった。こんな細かいところにも気を配っておこう。「多くの聴衆」はa large audienceでfamilyやteamと同じように「集団の規模」を意味するからlargeやsmallを使う。「荷物」のbaggageやluggageは荷物全体を意味するから、大量と考えてmuch baggageという。個々の荷物のことではない。furniture(家具)やmachinery(機械装置)もそういう扱いだね。語句並べ替えはかなり正解が出せて楽しみ。英作文も良く練られた文型で書けていたよ。語彙力不足が心配だけど、様々な工夫で単語暗記を克服してね。
TU君には昨日の講習のプリントを採点して返却した。「仮定法」でHe wouldn't have been late for themeeting had it not been for the car accident.(その自動車事故がなかったならば・・・)の並べ替え完成が難しかったね。後半は例の「if の省略形」だ。カンマで区切らないから余計に難しい。今日の文法・作文は第10課「関係詞」をやった。明治大のThere are cases ( ) honesty does not pay.「正直では割りの合わない(ペイしない)場合がある」。後半の部分を独立させるとHonesty does not pay in the cases.となるよね。だからin whichかwhereを入れればいいのだ。
2年生NIさんには昨日の講習プリントを採点して解説した。「関係詞の非制限用法」という項目で、関西大の英文がむずかしかった。 , and now we have the space shuttle, which has a speed 30 times that of a jet and can circle the earth in an hour and a half.(そして今ではスペースシャトルを持っている。それはジェット旅客機の30倍のスピードがあり、地球を1時間半で回ることができるのだ。)大切なのはカンマwhichの前で文を切ること。直前の名詞を代入して後半の文を独立させることだ。「〜の30倍」は30 times as fast as〜のこと。「3倍の本」ならthree times as many books as〜もいいが、three times the number of the booksという表現も大切だよ。複合関係詞whateverやwhereverの構文も勉強した。 尾上
(追記)私のブログ日記を読んでくれている親友ON君からメールが届いた。外語大ロシア科の同窓、「研究社」の元編集長、わたしの10年来の山登りの仲間だ。先日の「釈迦ヶ岳トレッキング」の写真も添えて、早速次のように返事を書いた。
「・・・センタ−試験の第1問が「発音・アクセント」で必修なのに、知る限りでは過去の同僚たちはだれも教えていなかったよ。生徒はまったく手探りで「音声学」を学んでいたことになるね。私も「夏期講習」を設定したからこそ教えるチャンスが持てるんだ。教師のヘタな発音で耳だけで理解させるのは無理だ。予習復習も必要だから、カタカナではなくて正式な発音記号を教えざるを得ないよね。無声音、有声音を対比させた「子音表」と「ジョーンズ式母音表」を手作りして毎年この時期には配っているよ。テストでねらわれるポイントを添えて。
学生時代、「音声学」は「岩波全書」を中古で持っていた。こんな名著を用便中に外語のトイレで落っことしたのが記憶に瑞々しい。良く洗ったけど本物のハクがついた(笑)。4年生の時、澁谷の「ラボセンター講座」で著者の服部四郎先生から一対一の直伝で1年間、指導を受けるチャンスがあったよ。先生がエンピツを私の口に突っ込んで舌の位置を直すんだ。とてもなつかしい・・・」
