塾への行き帰りに「時の栖」の横を通って、しばらくやっていた「サーカス」の大テントを片付けているな、とながめていたら、数日の内に今度は恒例の「イルミネーション」が完成したようだ。年末年始にかけては、これが冬の風物詩になっておおぜいの観光客を呼び込むはずだ。今日帰り際に車をとめて少し歩いてみると、真っ暗闇の中にこのサクラ並木だけが発電機の光で強烈に明るい。それはいつもと変わらないけど今年のテーマが何かはっきりしないね。まだ未完成なのかな・・・。
KI君は前回「受動態」でいくつか失敗したね。たとえばLet us do away with all ceremony.(儀式をすべて廃止しましょう)を受動態に書き換えるには「目的語」が存在しないといけない。ここではall ceremony に着目してdo away withをひとまとまりの動詞とみなすことだ。Let で始まる命令文は維持しなくちゃいけないから、 Let all ceremony be done away with (by us). となる。今日は「疑問」を復習したが、語句並べ替えで予想外にてこずったね。「あとどれくらい経てば」はHow soon・・・?「〜がどんなものであるか」は ・・・what 〜 is like。
EC君も今日「疑問」の文法・作文問題に取り組んだ。How come her French is so bad?(なぜ彼女のフランス語はあんなにひどいの?)冒頭のHow comeは How does it come that・・・(どうしてそうなるの?)の省略形だと考えれば理解しやすいでしょ。Why とちがってSVの語順であることに注意。
MIさんは前回、「疑問」の構文を勉強した。ほぼ完璧だったけど、間接疑問文で What time did you say he was coming here? の並べ替えに苦労したようだ。動詞がthink, believe, imagineの時に従節の疑問詞が文頭に移動する理由は何だろう?それは Yes, No-Question ではないからだ。その意味で動詞sayも同じ扱いをするよ。日本語で言い換えれば「彼がここに来るのは何時だって言ったっけ?」ということで、knowやrememberなら「何時にここに来ると言ったか覚えてる?」との違いで区別できそうだね。入試の和訳もとてもよく理解できていた。ただし、カンマやダッシュなどの句読点は、「間」を開けることで前述の説明をする働きだから、飛び越えて前方を「修飾させない」ことが肝心。「カンマはキル!」だ。
2年生のTA君は前回、「不定詞構文」の和訳でかなり難問にぶつかったね。東洋大では主語がとても長くて述語動詞が見つからないほどだった。tends to〜、make possible〜の前までが全部主語だったのだ。今日は「仮定法現在」というむずかしい構文を勉強した。「要求・提案・主張」などの動詞があるとその内容文には動詞の「原形」を用いて、まだ実行されてないけど・・、の意味を込める。だから「仮定法」という「仮の気持ち」を動詞で表すのだ。
1年生SEさんは前回、「仮定法」の文法・作文をやってみたが初めての項目で難しかったね。「今〜ならば〜だろうに、」と「昔〜だったなら、〜だっただろうに、」の2つの典型を区別して、動詞の語形をしっかり判別できるよう頑張ってね。今日は「不定詞」を勉強して、接続詞+SVの節を不定詞句に書き換える問題をやって苦労したね。 尾上
(追記)「同窓会」の幹事として、進行というのは事前の準備と工夫が必要だ。4日前に東京・荻窪で開催した母校オーケストラの第2回同窓会では、直前のメール連絡で「50年前の思い出を中心に5分以内でスピーチをお願いします・・」と、書いて送った。当日の司会は私がやらずに、共同発起人のHI先輩にお願いしたのも正解だった。
2年前の第1回目には「自由に近況報告をして・・」といったら、先輩の某氏が自分の長い音楽生活を資料片手に得意になってとうとうとしゃべり始めてなかなか止まらない。3,4年も後輩で彼とは面識のなかった人には何も面白くなかった。その苦い経験をふまえて今回は「近況報告」を思い切ってやめた。結果は2年前よりずっとうまくいった、と私は思う。すくなくとも気分良く散会できた。、次は3年後に会いましょう、と。
東京外語大を卒業後、それぞれが専門の外国語を生かして商社、銀行、出版界、NHK,大学教授など世界を股にかけたような人がほとんどだから、定年までの数10年間には手柄話、失敗談、自慢ばなしには事欠かないはず。しかしそれを10分で語るには短かすぎる。「あの頃〜君とは〜をして遊んだ。」とか、「〜の曲が難しくて〜さんに教えてもらったなあ・・」という話が共通の話題になったほうが楽しいね。「50年前にタイムスリップして思い出を確かめ合う会」になったよ。
開催の通知は20〜30人くらいが対象だったがそのうち12人も参加してくれたから大盛況だ。50年ぶりに出現した人は「紅顔の美少年・美少女」からずいぶん風貌も変わっていて、それぞれの「おじいさん、おばあさん」の顔になっているから、なかかなかイメージをダブらせるのが難しい。現役学生たちの「定期演奏会」が始まる前の2時間だけにしぼって、各自かってにお茶と軽食をとりよせて、実になごやかなパーティが開催できた。うまくいったよ。









