畑作仲間でコムギのタネを1kg播いた。御殿場ではコムギの栽培は珍しい。「時の栖」で醸造する「高原ビール」のために栽培しているという話を聞いた。私は5年前から米作りもやっているけど、その後冬場の農作にはコムギが最適なんだ。春先におおぜいの仲間でやる「麦踏み」も楽しみ。踏みつけていじめると根を張って強い苗に育つらしい。
「祝いの大地」という銘柄で薄力粉だから、うどん粉にするかソバのつなぎにする。本当はパンが焼けるような強力粉が欲しいけど、北海道のような気候でないと無理なようだ。コムギは湿気を嫌うから米より難しく、来年の6月に刈り取りするまで長い生育期間が必要だ。
前もって耕耘機で畑を2面耕しておいた。80uと50uにばらまきして、土を薄くかけておいた。昨年はせっかく育ちかけた苗を、ある晩シカに食われて大被害に遭った。シカ対策をさっそく考えないと・・。
1年生のEN君は入試の英作文をやってみた。1年生には少々難かしいが、今の力で書ける範囲で書いてみることが大事だ。日本文の中から動詞に相当するものをえらびだし、適切な主語を設定すればSV〜の英文がつくれる、という自信がもてるようになるといいね。文法は「関係代名詞」に入っていくつか問題をやってみた。EN君の高校は文法を丁寧に教えているから進度がよそよりも遅い。来週から始まる期末テストでも「不定詞」「動名詞」などだから「関係詞代名詞」は1月になってからになりそう。
YAさんは前回、The girl will be drowned if no one tries to help her. も仮定法の文だと思ったらしい。Ifがあったら「仮定法」、ではないし逆にifがなくても「仮定法」になる。「仮定法(ムード)」とは?「仮(ウソ、裏返し)の気分」を動詞の形に込めるもので、英語では「仮定法形動詞」を使わないで、たまたま「過去形(今)」や「過去完了形(昔)」で代用しているのです。
上の文ではwoulldや triedが使ってないのだから「仮定法」ではなくて,単に「だれも助けようとしない場合は、その少女はおぼれてしまうよ。」と、表面通りの素直な解釈になるのです。これを「直説法(ムード)」と呼んで平叙文でも疑問文でもほとんどの英文がこれです。命令文だけは「命令の気分」を「原形の動詞」に込めるので、Be quiet!(しずかにして)という。こういう動詞を「命令法」の形と呼ぶ。You の省略、ではないので注意。
1年SEさんは前回、「比較表現2」をやった。上級編だから学校では割愛したかもしれないが、原級の as〜asと比較級の more〜thanでミスがめだったね。特にnot so much A as B (AというよりむしろBだ)が始めてだったね。後のasが「Bとくらべて」の意味の接続詞で、「それほどAは多くない(20〜30%?)」と書いてある。だから「Aというより、むしろBのほうだ」と訳すといいのです。 Hiroshi is not so much a singer as a composer. 今日は期末テスト対策で「関係代名詞」の勉強に集中した後、自習のために早めに帰宅した。
来週29日(日)の御殿場教室は、私用のため開始時間が1時間遅れの7:30になります。早めに来てテーブルを出してくれれば自習ができます。 尾上
(追記)三連休の初日、ひさびさの青空のもと「御殿場農協祭」に行ってみた。正面に富士山の全景が聳える板妻の農業試験場に行くと、エントランスで出迎えたのは無数の案山子たち。「カカシ・コンクール」の特賞はJAのバッグをもつ「マツコ・デラックス」だった。シカの撃退にも十分威力がありそう。
新しい農器具の展示もおもしろい。150万円もする「タマネギ植付け機」なんて誰が買うんだろう。係の若者が「北海道や愛知県では広大な面積に利用価値があるんですよ。」と丁寧に説明してくれた。70万円の「葉物苗の植付け機」のほうが役に立ちそう。ステージのショウやB級グルメの屋台、手芸・工芸の展示のほか、私もかつて3年間在籍した「JA農業大学校」の後輩たちの「実習温室」も覗いてみた。ブロッコリ、キャベツ、オ−タムポエムなども大きくしっかり育っていた。
今日のお目当ては「野菜・果物」の即売。農協主催のコンテストに参加した作物を市価の半値とか3分の1で分けてくれるので黒山の人だかりだ。1等賞、2等賞などの札が付いた作物には開始1〜2時間も前から他人に触れさせないように立ちはだかっているよ。特に金色の「優等賞」札のついたケース売りのトマトの前には「私の物よ!」と言わんばかりに持参の椅子に座り込んで入札開始を待つ着物姿の奥さん。2時スタート直前に私も参加。漬け物用に「トウガラシ」の優等賞の色鮮やかな素晴らしいヤツをゲットしたよ。20センチもある長いヤツが20数本も入って100円とは!









