私の町内にあるパン屋「クッカ」へ自転車で買い物に行った。フィンランド人の奥様と日本人のご主人と美しいお嬢さんとで経営している。KUKKAはフィンランド語で「花」の意味だ。今月はオープン3周年記念だそうで小さなマグネットをプレゼントしてくれた。
昔から馴染みの「こむぎ」もいいし、「時の栖」の前の「メリー・ルウ」もいいけど、「アウトレット」内にある「フォーション」のパンよりもずっと焼きたての香ばしさで美味しいと我が家では気に入っているよ・・・。
TAYさんは「無生物主語の文」の単元で「英作文」をやったらほぼ正解が書けた。「人生のそれぞれの段階は、次の段階への準備でもある」というパラグラフの下線部訳が少々難しかったね。 A balance between what is due to the present and what is due to the future is seldom easy and always of main importance. は「現在に属することと過去に属することとの間のバランスをとることは滅多に容易なんてことはないし、いつもとても需要なことだ。」と訳す。A and A’ のルールを思い出すと、1番目はwhat 〜とwhat 〜が並列しているし、2番目のand はseldom easy という形容詞と always of main importance.という形容詞が共にis の補語の働きをしている。
TACさんはパラグラフ問題で、難しい和訳問題があったね。 For nothing is so beautiful but it betrays some defect on close inspection.「なぜなら、近づいて見ても欠点をさらしてしまわないほどの美しい物なんてないから。」つまり、どんな美しい物も近づいてみればアラだらけ。」という意味。難しいのは接続詞のbutがas〜notという否定の意味をもつこと。nothing・・so〜as・・(・・ほど〜なものはない)の変形だ。今日は「助動詞」をやった。
TU君は「不定詞」の整序問題がよくなかったね。いつもと様子が違うね。他の教科に時間を奪われて、きっと英語の自習時間が少なくなっているのではないかな。「不定詞」の意味上の主語 for〜 はto不定詞の前に挟み込むのを忘れてるよ。educateは「人を教育する」の意味でteachの「人に勉強を教える」とは異なる。文型もeducate+Oで第3文型。teach +O+Oは第4文型、giveの仲間だ。TU君もTACさんも「冬期講習」に参加希望を出してくれた。ガンバロウね。
2年生NIさんは前回「部分否定」を勉強した。センター試験の英文で A book is not always a good book just because it is written by a famous writer. でbecauseが「なぜならば」と訳すワルイクセがまだ直らないね。文と文をつなぐ「なぜならば」はfor だ。becauseは主文を修飾して「〜なので、〜という理由で」の意味。「有名な作家が書いているという理由だけで、ある本がいつも良い本だということではない。」と訳す。notは文全体を否定して「〜ということではない」と訳すのが基本だよ。NIさんも夏に続いて冬期講習に参加する。
1年生YO君は前回、長文問題で「アガサ・クリステイ」を読んだ。「The mousetrap(ねずみ取り)」というロンドンで終戦後40年以上のロングランを記録した演劇だ。話が少々込み入っていて読み切れなかったね。What records are left to break? は「記録を破るって、一体どんな記録が残っているというの?」つまり、「反語」で「すべて記録は破ったわ。」の意味。英語では「修辞疑問文」というのだけどね。
NIさんには中学2年生の弟がいて、今日お母様と一緒に体験授業に来てくれた。学校の成績をもっと伸ばしたいらしい。「UG会」は大学受験の学力増強がメインだけど、大学生でも社会人でも意欲ある人なら一緒に勉強したいと思う。知識欲の旺盛な中学生は「たたけば響く」という感じでとても面白い。高校生に囲まれるのもいい環境なので頑張ってみるのも良いね。来週から来てください。 尾上
(追記)三島教室でも今夜、映画「天地創造The Creation of the Earth」を見てもらった。宇宙を支配する「エホバ」の神が土からアダムを作り、アダムの肋骨からイブが生まれ、その二人が3人の息子を生んだ。そして・・は、キリスト教の「聖書The Holy Bible」が教える「人間の誕生」だ。
人間の先祖はサル。ほ乳類をもっとさかのぼれば海の魚。とほとんどの人が信じている「進化論」とは真っ向から反対するね。ダーウィンは自分の探検旅行からヒントを得て「種の起源」 The Origin of Speciesを書いた。「人間は神が自分の姿に似せて創ったもの」と信じる教会や信者からは非難囂々だったらしい。
古今の名画にも「アダムとイブ」は描かれている。神から禁じられた木の実「禁断のリンゴ」を食べるという「罪sin」を犯し、善悪の判断を覚えたために「エデンの園」から追放され苦難の生活が始まる。渡辺淳一の「失楽園」という映画もあったよね。二人の間に生まれた3人の息子のうち、長男カインが弟アベルを殴り殺す、というすさまじいお話には驚いてしまう。それも文豪・有島武郎の「カインの末裔」の小説の題材になっている。
音楽、美術、文学などどんな分野にも「聖書」に描かれたエピソードが登場するから、キリスト教文化圏の欧米の言語を勉強する私たちは、常識として欧米人並みに理解できていないといけないのだね。









