先週「天地創造」の映画をちょっぴり見せて、バイブルの「人間の誕生」の話を知ったので、今日はイエスキリストの誕生の話を紙芝居で見た。天使ガブリエルが処女マリアに懐妊をしらせイエスを出産する話。「東方の三博士」が星に導かれ幼子イエスに贈り物を届けに来る話。2015年前の今頃、イエスが生まれキリスト(救世主)としてあがめられた。
「三博士の贈り物」はO・ヘンリーの短編小説「賢者の贈り物」の原形だし、今日の映画は毎日頑張る君たちに贈るXmasプレゼントだ。「ホワイト・クリスマス」の歌詞で文法も勉強できたね。ミュージカル映画で「ジーザス・クライスト・スーパースター」というのがある。イエスが最後の7日間、ロックのリズムに乗って歌いまくるのが面白い。あの「キャッツ」や「オペラ座の怪人」を作ったウェッバーの作曲なんだ。レンタルで見てごらん。英語の勉強にもなるしオススメだよ・・。
今日ツタヤへ行ったら在庫が無かったけど、1973年版の映画がネットですぐに見られることがわかったよ。時代が変わったね。次をクリックしてごらん。www.youtube.com/watch?v=Vz_6zSjNxMI 30年後にリメイクもしてDVDになっているそうだ。日本では「劇団四季」が日本語上演して大ヒットしたようだよ。
TAYさんは前回入試の和訳がとてもうまく訳せていた。今日やった「比較表現」as 〜 as any・・(どんな・・にも負けないくらい〜だ。)は結局「最上級」と同じ意味になる。奈良学芸大(今の教育大)の短い英文には少々てこずったね。 He was, so far as I could judge, as free from ambition in the ordinary sense of the word as any man who ever lived. カンマカンマはカッコに入れて「私が判断できる限りでは」の意味。So long as I live, も「私が生きている限り」と訳すが「時間」上の場合で、ここは「判断できる限界まで」の意味で空間的「広さ」の意味。The word(その単語)とは何? と聞いたら、すぐ前にあるambition(野心)という単語を指していると気づいたね。free fromは「〜を持っていない」という意味だし、ずいぶん離れているけどas 〜as anyを見破れば「その単語の普通の意味での「野心」というものを、今までのいかなる人にも劣らず彼は持ってはいなかった。」
TACさんは「科学の発見は人間の福祉のため」を読んだ。語彙や文法はほぼ全問正解が出せたけど、下線部訳が難しかったね。 It is the use to which it is put which makes it beneficial or dangerous; ・・前のwhichの先行詞はuse(名詞)で、it is put to use(それが利用される)が元の文。後のwhichが難しいね。先行詞は同じuseとすると文頭のitが何を指すのかな?実はこれは「強調構文」なのだ。It is とthatの間に強調したい語句を引きずり出すと「・・なのは〜だ」と訳せるね。〜が人の時はwho、「もの」の時はwhichを使ってもいいので、関係代名詞の用法と混同してしまいそうだね。「科学の発見を有益なものにするのも、危険なものにするのもその利用のしかた次第だ。」
OH君は「完了形」の整序問題と英作文をやった。名古屋市立大の「これは私が今までに釣ったうちで一番大きな魚です。」は、動詞「釣った」と「魚です」を中心に文を組み立てる。I have ever caught a fish と This is the biggest fish の2文を関係詞を使って1文にすればいい。日本語の動詞を見つけてVを設定し、SVOの文型を組み立てれば簡単だ。「彼女は彼から借りた本を読み終えているでしょう。」2つの動詞に着目してShe will have finished reading the book. とShe borrowed it from him. という2文に分ける。その共通項the book を先行詞にすれば後半は・・which she borrowed from himと書けるよ。
2年生NIさんは前回「否定構文」をやった。 It was not long before John was used to taking his shoes off before entering a home. 前半が「〜になるまで余り時間がかからなかった」ということは、「すぐに〜になった」ということ。1語でsoonに置きかえできるね。しかし「早く」ではなくて「短時間したら」の意味だ。後半が「家に入る前に靴を脱ぐことに慣れていた」で、「状態」を表すから「慣れた」(変化)ではないよ。「しばらくして(気づいたら)慣れていた。」と言う意味なのだ。
1年生YO君は前回、「比較」で「日本の海産物の乱獲」を読んだ。ほぼ完璧に内容理解し正解だった。短い文の和訳でひとつ失敗したね。Few people realize how great ordinary happiness is.は後半の節がordinary happiness is very great. を感嘆文のhowに置きかえたものだとわかれば、「普通の幸せがどんなに大事なものであるかわかっている人はほとんどいない。」の意味。
今日入会した中学2年生のNI君は英文の読み方がなめらかでなかなか上手だ。今日は「比較」を勉強した。as 原級as〜(〜と同じくらい・・)、-er than(〜よりも・・)はしっかり理解できていた。8行の英文を和訳してもらった。「小さい車のほうが大きな車よりも経済的だ。」These days, small cars are getting more popular. が難しかったね。「これらの日々」とは「最近」のこと。この動詞getは「とる」ではなくて後が形容詞なのでbecomeと同じ「なる」の意味。get old(年を取る)get warm(暖くなる)のように。「小さな車が最近ますます人気ものになりつつある。」と訳す。きちんとした日本語に言い換えられることが目標だ。バイリンガルをめざしてガンバロウ! 尾上
(追記)稲取高校教師時代の同僚で大学の先輩でもあるWA先生のお見舞いに伊東市立病院へ行った。特別の症状が出たのではないが82歳の高齢だし検査のための短期入院ということだった。結婚式の司会もやって頂いた先生で、お歳暮を届けようと電話したら娘さんがでて状況を知って驚いた。
4年前の秋、WA先生は台風で飛んできた小屋の屋根が頭を強打し脳内出血を起こした。難しい手術だったが成功して術後のリハビリも順調で車の運転もできるようになっていた。しかしリハビリ入院中ずっと中伊豆の病院通いをして、その後も家で介護をしてくれた奥様をこの3月突然亡くされた。以来心細い一人暮らしを続けておられる。
沼津東高から東京外語大「中国語科」に進学し、ボート部でならした剛毅な体躯の持ち主で、高校では英語ではなく社会科が専門だった。韮山高校や三島北高校の教壇にも立ち、さらにはたくさんの仲間の信任を得て「高校教職員組合」の委員長もやった。教育長と対等に話し合う立場の人だ。職員の福利厚生事業でも頼りがいのある委員長だった。私も車の保険ではお世話になった。
退院したら「御殿場高原ビール」で祝杯を上げてください、と励ました。起き上るのも不自由のようなのでお見舞いを手短に切り上げて帰途についた。伊豆はやはり温かいんだね。海沿いの道路の分離帯に植えた大きなアロエに赤い花がいっぱい咲いていた。紫のブーゲンベリアも華やかだ。
夕焼け空の美しい宇佐美の浜辺で車を停めて久しぶりに家内と海辺を歩いた。弓なりの長い砂浜に打ち寄せる波の音が心地よい。寒風の中でも釣り糸をたれている人。対岸の伊東の町並みに光の列ができた。大きなガラス球を光らせてこれから夜間のイカ漁に出て行く船。突堤の灯台に赤い火が入った。夕食にどこかで伊勢エビを食べていこうかな。海もいいなあ。
