料理が面白くなって何年にもなる。自分で好きな材料を買ってきては調理している。「アオキ」で見つけた活きの良さそうな「金目鯛」を丸ごと煮付けにした。いちばん小振りのものを買ったのに中華鍋でもはみ出すくらいデカかった。以前にも買ってみたけど味付けが難しかったので、今回は既製の「煮魚用タレ」を見つけて使ったらとろっとした美味しい煮付けができて大成功!
祖父が長崎の出身で我が家は昔から食道楽(ゲテモノ食い?)だった。長崎というと「チャンポン」や「皿うどん」が有名だけど、祖父や父が勤め帰りに見つけてくる中国風の食材が変わっていた。戦後まもない子供の頃はニワトリも「トサカ」から「足の先(もみじ)」まで食膳に上がった。「エスポット」に買い物に行くと、「ラム」「豚骨」「軟骨」「トリガラ」「もみじ」「ホルモン」など珍しい食材を一杯発見しては興奮し幸せな気分。すこしずつ挑戦して・・・。
SEさんは「受動態」をやった。「この食べ物は何というのですか?」は What is this food called in English? は第5文型でWhat do you call this food in English? の受動態。主語の前に出すのは助動詞、be動詞の1語のみ。is called を出してはいけない。今日は「仮定法」をやってみた。学校では一応授業で説明されているがなかなか難しいね。「動詞」の形に「仮のムード」を込めるのが基本で、おもに2種類で区別する。「今〜なら、今・・なのに」は〜が「過去形」で、・・が「助動詞+原形」。「昔〜だったなら、昔・・だったのに」は〜が「過去完了形」で、・・が「助動詞+完了形」。まずはここから始めるといいよ。
EN君も「仮定法」をやってみた。高校ではまだ未習なので「文法参考書」をとりだして勉強を始めたね。まず基本だけでも知っておけば50%の問題は解ける。If があったら「仮定法」と思うのは大間違い。上記の「今」と「昔」の動詞の形を区別できればよい。1学年も残りあと1ヶ月しかなくて、君の学校ではまだ「比較」をやっている。2年生に持ち越しになりそうだね。ていねいに教えてくれて喜んで良いのだ。「会話表現」の問題はとても良く出来ていた。
YAさんは今日私立を一つ受験してから教室に参加した。今度は落ち着いてしっかり解答できたそうだから良い結果が望めそう。国公立前期試験までまだ3週間以上ある。学校の授業もあまり期待できないから、いかに計画的に自分学習が進められるかが勝負どころだね。今日は「否定」を勉強した。「時間構文」がなかなか覚えずらいね。「演奏が始まったとたん照明が消えた。」は、「照明が消えたときにすでに演奏が始まっていた、ということはほぼなかった。」と解釈し直せば The performance had hardly begun when the lights went out. と書けるし、「消えるより始まるほうが早いということはなかった。」と考えれば The performance had no sooner begun than the lights went out.ともいえる。共に否定語の hardlyや no sooner を文頭に出して強調すれば、SVに倒置が起こって「否定語+ had +S+V〜」となることにも注意しよう。 尾上
(追記)「9・11同時多発テロ」は2001年のことだからもう15年も前になる。君たちが生まれて間もない頃だね。日本では9月11日の夜10時頃だった。「NHKテレビ」のニュースや「ニュース・ステーション」で伝わってきたのは、まさにゾッとするような現場の映像。あの「ツイン・タワー」が北棟に続いて南棟もみるみる崩れていく様子がTV中継されてる!ニューヨークと東京がいかに近いかを実感させた。
航空機が激突して火災と黒煙とガレキと。こんな大災害をいままで見たことがあるだろうか。思いだすだけでも恐ろしい。フランス人の取材記者が偶然撮影していたビデオには、時折何とも形容しがたい異様な衝撃のオトが記録されている。逃げ遅れた40F、50Fの何人もの人がタワーの窓を破って1Fの広場に落ちてきたのだ。
前年からNY「日本総研」勤務になった長男はブルックリンの45丁目あたりの高台のアパートに住んでいて、ハドソン川を越えた対岸のニュージャージー(NJ)州側にあるオフィスに通っていた。隣の州だけど目の前に見えるような近さで、地下鉄でイーストリバーをくぐってマンハッタンに入るとすぐに「世界貿易センター(略称:ワートレ)駅」に着く。その地下駅でNJ側に向かう別の路線に乗り換え川をくぐると1駅で「ジャージー・シティ」に着く。高層のオフィスビルが林立している地区だ。
航空機の突撃が始まったのはNYでは朝の8時半頃だから、いつのもように出勤していればちょうど「ワートレ駅」で乗り換えている頃。「大変なことになった!」しかし本人に電話しても全くつながらない。会社も誰も出ない。現地ではきっと大混乱で電話もパニック状態らしい。やきもき、ハラハラして待つこと2時間。やっとのことで長男に電話がつながった。
のんきな声で「何の用?今日はたまたま遅い出勤でいいので、さっき駅に行ったらシャッターが閉まっているから家に戻ってきたところだよ。地下鉄が不通らしい・・」と。自宅にTVをまだ買ってない長男は目の前の緊急事態を全く知らない。「ワートレが大変なことになっているよ。窓からマンハッタンの方を見てごらん!」と教えた。「すごい煙が立ちのぼってる!」と驚いている。
「よかった!」その日が遅番じゃなかったら、と考えると身震いする。「ワートレ」には日本企業もたくさんオフィスを構えていて、とくに「富士銀行」(今は、みずほ銀行)のNY支店では12名もの犠牲者をだした。9・11といい「NY大停電」といい、世界一の大都会NYは凡人の神経ではとても生きていけない世界だね。それでも若者たちは「荒野」をめざす、のかなあ。世界中からの移民を受け入れ、それが良くも悪くもアメリカやNYの成長・発展の力になってきたのだ。









