高校英語UG会 三島・裾野・御殿場

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助動詞の2つ目の意味は?
助動詞の2つ目の意味は?
2016年2月29日(月)三島ゆうゆうホールにて 「三ツ石海岸」
 土曜日のトレッキングは「貴船神社」がゴールだったけど、さらに私の車で3人の仲間と真鶴半島の最南端「三ツ石」まで行ってみた。崖の上に「砲台」跡があって、幕末に近寄る「黒船」を追い払うためのもの。そこから太平洋の大展望が開けていたよ。急階段を下っていくと与謝野晶子の歌碑。「わが立てる/真鶴崎が二つにす/相模の海と伊豆の白波」。文豪・坪内逍遙も、「初日の出/なぜ三ツ石に/注連はらぬ」と言ったという。それで今は注連縄(しめなわ)が張ってあるんだね。こちらは大岩が3つだけどたしかに伊勢の「夫婦岩」によく似ていたよ。ご来光の名所スポットらしい・・・。

 TACさんは前期試験を受けてきた。手応えは十分あったらしい。後期試験には英語が不要だそうだけど、まだしばらくは気を抜かず勉強を続けていこう。明日はいよいよ「卒業式」。3月を有意義に過ごしたいね。前回やった「早稲田大」の「バードウォッチング」はほぼ正しい和訳ができていたね。今日は「前置詞」だけど、整序問題をカットして「英作文」をやった。素直ないい英文が書けたね。文法では「名詞」の扱いの問題が難しかったね。試験に良く出る、knowledge、information、advice(知識・情報・助言)などは「量」で判断するから aや –sがつかない。furniture、baggage、luggage(家具、荷物)もおなじく「量」ではかるもの。
 2年生NIさんは前回、入試の整序問題で「青山学院大」が難しかった。「そのアニメーションは、思っていたものとは異なっていた。」は言い換えて「そうだろうと思ったものではなかった。」とすればいい。The animation was not something.と I thought it would be such. の2文から関係詞の what が使えれば正解だ。 The animation was not what I thought it would be. 既習の例文でなら He is not a person who I think is very kind. 「親切だと私が思う人・・」に近い。 Who is の間にI think の挿入、と考えても良い。今日はプリントの「動詞」の項目を勉強して明後日の期末テストに備えた。残りは来週までにやっておいてね。
 1年生YO君は前回「現在分詞」「過去分詞」の用法を復習した。受動態もよく理解できていてほぼ正解だった。学校では和訳の練習が足りないようで、It is believed that some animals are quite sensitive to the movement of the earth.「大地の動きにとても敏感な動物もいると信じられている。」earthは1地球、2大地、3土、4アース(電気器具)のように用途が広いよ。
 今日は入試の英作文をやってみた。「福島大」の「最近では地球の安全さえも脅かしかねない環境問題が、人々の関心を集めている。」で、日本文の「動詞」は「脅かしかねない」と「関心を集めている」だね。前半はmay threaten the safety of the earth と書けるといいね。後半はcollect our interest と直訳して失敗した。日本語は「人に関心を持たせる」だから他動詞の interest (人に興味を与える) で十分だし、「受身」に言い換えて「・・・環境問題に、人々は関心をもっている」と言えば簡単な英語になるよ People are interested in the problem・・・。
 中学生のNI君も期末試験が終わって出席した。前回は「助動詞」をやった。今日は、can、may、mustのもう一つの「推量」の意味の方はなかなか覚えにくいけど、本来の意味からcan「〜と考えることができる」→「〜がありうる、〜のはずだ」という意味が生まれ、may「〜と考えてもよい」→「〜かもしれない」が、must「〜と考えねばならない」→「〜に違いない」が生まれてきた。特に後に完了形have +-edが来たときには「昔」のことへの「推量」だから難しいね。「〜だったに違いない」などと訳す。俵万智さんの「サラダ記念日」の英訳本からの抜粋は面白かったね。70%理解できていたからOKだ。 尾上


(追記)先週の「週間朝日」に「東大・京大」の推薦入試結果速報がのっていたね。今年初めての試みで東大は77名、京大は60名が合格した。12月に面接して、1月のセンター試験の結果を勘案して合格者を決めたそうだ。東大のホームページでは2月10日に合格発表があった。合格した学生には朗報だけど、周囲からの期待も大きいから喜んでばかりはいられない。
 最近AO入試をとりいれる国立大学もふえて、北大、東北大、一橋大、名古屋大、大阪大、神戸大、九州大などに加えて、今年度いよいよ双璧と言われる東大・京大も推薦制に踏み切った意義は大きい。その裏の事情とは、大学の側でも優秀な頭脳がオックスフォード大、ハーバード大などの英米の名門大学に流出するのを食い止めたいという大きな目算があるから・・・。
 細かなデータを見ると静岡県の高校から東大に合格したのはわずか一人。西部地区の「磐田南高校」から「薬学部」に入った。高校からの推薦条件は「各種コンテスト入賞」のほかに英語の語学力だった。TOEFLで100点以上とか留学経験が求められている。これじゃハーバード大に楽に入れちゃうよ。皇太子妃雅子さまがそうだったね。
 入学後は一般入試の学生と一緒に前期は「駒場校舎」で教養学部の「理U」に所属するが、他よりも早めに専攻科目の教育を受けるそうだ。 一般受験する高校生から見ると、東大の推薦制度のために実際の定員枠が77人も減ってしまって、スレスレの人には不利になったかな。
2016/02/29 (Mon) 23:33


テーマ英作文に慣れよう
テーマ英作文に慣れよう
2016年2月28日(日)森の腰中央公民館にて 「真鶴半島の桜」
 昨日は大学同窓の仲間4人で湘南海岸をトレッキングしたよ。JR根府川駅から真鶴駅までの県道12kmを4時間かけて歩いた。ここには昔、明治大正年間には「豆相人車鉄道」が走っていた。つまり「伊豆」と「相模」のことで、小田原から熱海までの道は東海道線が走るまでは、ここを「馬」でなく「人」が押して鉄道を走らせたという。坂道ではお客も手伝ったそうだ。
 車の往来がやかましい県道をノンビリと4人で弥次喜多道中をやった。昔ながらの人家が建ち並び庭先を見るのも楽しい。段々畑にはたくさんのミカンやレモン。ボス猿に追いかけられて撃退する一幕も。真鶴半島の「貴船神社」では寒緋桜が満開で、河津まで行かなくても結構楽しめたよ・・・。

 1年生SEさんは前回「現在分詞・過去分詞」の整序問題で少々苦労したね。I kept thinking about your plan.「君の計画をずっと考えていた。」はI was thinking ・・とほぼ同じ意味だけど第2文型SVC。 I felt the house shaking in the strong wind. 「強い風で家が揺れているのを感じた。」は第5文型SVOCだ。「受身の分詞構文」も重要だよ。 Seen from the top of the tower, the people looked like ants. はWhen they were seen from・・という受身の節を分詞構文に書き換えたもの。 Being seen from 〜 でBeingは省略する。
 3年生YAさんも25日に前期試験を無事終えた。センター試験の時よりずっと落ち着いて受験できたし制限時間内に解答できたらしい。5日の発表でもしダメだったら中期試験がある。今日はその対策で「テーマ英作文」を3題やってみた。たいてい80〜100語が指定されているから、文の数で言えば5〜7文書けば十分だ。まず結論とか解答をていねいに書いてから、次にその理由をなにか事例を引用しながら丁寧に説明していけばいい。そして最後にもう一度結論を述べて締めくくる。あと1週間、この英作文を書き続けると良いね。 尾上

(追記)TAYさん、高校卒業・UG会卒業おめでとう。とくにUG会では「優等賞」を贈ります。父兄の送迎もなく、沼津から電車に乗って通ってくれたような生徒は初めてでした。
 英文を読む楽しさ、知的探求の深さも、英文法の論理の明快さもずいぶんわかってもらえてまことに教師冥利につきます。10年前に「UG会」を始めて本当によかった。これからも貴女のような意欲溢れる生徒にたくさん巡り会いたいな、と思っています。
 貴女の「上智大学・総合グローバル学部」には所属していませんが、チョムスキー理論、つまり「生成文法」の大家は「福井直樹」先生です。UG理論を学ぶならこの先生です。是非、機会があったら受講して欲しい。時折、学内や学外で「特別公開講演」などが開催されるはずです。
 前にも話したように、上智大の前任者は「梶田優」先生で、私が新宿・夜間の「理論言語学講座」で3年間講義を受けた大先生で、今も続けていらっしゃいます。以下に貴女の大学のHPから引用しました。時折、「三島ゆうゆうホール」に顔を見せて後輩にも大学生活のことを話してください。お元気で。
2月26日 「高校英語UG会」主宰 尾上敏起
参考:上智大学HPより。
「外国語学研究科教授(言語学専攻) 福井直樹
・・・言語学、英語学、日本語学、基盤社会脳科学」
2016/02/28 (Sun) 23:47


人民が人民を統治する体制よ、永遠なれ・・・
人民が人民を統治する体制よ、永遠なれ・・・
2016年2月25日(木)裾野市民文化センターにて 「東京上野文化会館」
 御殿場は昨夜からの雪で今朝は辺り一面うっすらと銀世界になって美しい。静岡では真っ青な晴天だというのにこの500mの高原は一日中粉雪が舞っていた。今日は国公立大学の「前期試験」だったね。KI君、EC君、MIさんの3人がこの裾野教室の出身で、御殿場教室からはYAさん、三島教室からはTACさんも今日、東京、静岡、金沢とそれぞれ遠くの受験会場まで出かけた。みなさんの実力がきっと十分に発揮できたと信じたい。
 結果発表がでるのは7日〜10日後のこと。きっと「卒業式」も終わっているね。さらに3月12日の「後期試験」にむかって今一度気持ちを引き締めよう。まだまだ受験シーズンはこれから本番で20日過ぎまで続く。ここまで伸ばした英語力にさらに磨きをかけ、少なくともダウンさせないように4月に大学の授業が始まるまでは「UG会」に出席してほしいな・・・。

 2年生のTA君は前回「愛知医大」の和訳をやった。「仮定法」の用法で If がない場合も助動詞のwouldやcould、mightがあったら、「文の一部に『仮定』を見つけ『〜ならば』を補え」と覚えよう。For that purpose, it would be better to turn to the natural and the social sciences and history. でも文頭に仮定があると判断し「そういう目的ならば」と訳せば正解だ。「自然科学や社会科学とか歴史学に向かう方がいいでしょう。(哲学よりは)」
 今日は前置詞の toや withをとる「動詞」をやった。「立教大」の英文「未知の単語は文脈で判断せよ」はとても正確に訳せていたね。「東大」の英文和訳が難しかったね。 We fear indifference more than hate; we cannot address those who are indifferent to us. 「憎しみよりも無関心のほうが恐ろしい。なぜなら私たちに無関心の人たちには話しかけられないから。」 addressは「住所」のほかに「演説」。ここでは動詞だ。
 Addressといえば Abraham Lincoln’s Gettysburg Address 1863 が有名だ。「南北戦争の激戦地ゲティスバーグでリンカーンがやった演説」のこと。・・・ that government of the people, by the people, for the people, shall not perish from the earth. 「人民による人民の為の人民統治は地上から滅びさせてはいけない、と・・。」 governmentは動詞 govern(統治する)の名詞で1統治、2政治、3政府、と意味が拡張する。明治の頃の英語の先生が「人民の人民による・・政治」と訳したからとんでもない誤訳で、社会科の授業でもそのまま使われて訂正されるチャンスがない。困ったものだ。
 大学生のSUさんが大学の「言語学」講座でこの1年間使用したテキストとノートを見せてくれた。大阪外語大の「影山太郎」や「日比谷潤子」などの編集だからとても素晴らしい教科書だよ、と保証してあげた。英文の構造理解には最近の「生成文法」から説明するのが一番いいし面白い。この「チョムスキー理論」で日本語の構造もしっかり説明できるんだよ。次回、影山先生の「動詞意味論」という私の愛読書をみせてあげよう。
 今日のTOEIC対策は「大学センター試験」2013の問題をコピーしてやってもらった。どちらも4択問題で問題傾向も難易度もほとんど変わらないし、日本で作成している(らしい)TOEICの問題は、センター試験の作成者集団ときっと同じではないか、と私は勘ぐっている。(勿論、秘密だろうけど)。予想問題が2回分しか載っていなくて3000円もする市販の問題集を買うまでもない。センターで70%とれればTOEICでも同じくらい取れるさ。 尾上

(追記)上野の「東京都文化会館」はなつかしい。大学時代の4年間、両親と千葉県の「南柏」に住んでいたので上野は乗換駅だった。あずき色の「常磐線」を降りて,外語大のある巣鴨までウグイス色の「山手線」に乗っていた。
 公園口の改札を出ると真正面には「地下・リハーサル室」の入り口。愛器ホルンを抱えて厳しい守衛の検問を通って入るのが誇らしかった。世界の著名な指揮者も演奏家も必ず通る楽屋の玄関口だからね。3年生の頃「東京楽友協会」というオーケストラに入団して毎週ここでリハーサルをやった。ショパンのピアノコンチェルトもやったなあ。
 先週「リハビリ病院」のため東京に出て上野の「国立博物館」に寄った後、なつかしの「上野公園」を横切ってJR上野駅まで歩いた。スターバックスのカフェなどができてどこかパリ風のおしゃれな雰囲気になっていたけど、「科学博物館」と「西洋美術館」のあたりは昔のままだし、「上野文化会館」にちょっと入ってみると自分の母校のような「音楽学校」に戻った気分だ。
 1Fの大ホールや小ホールのコンサートには何度も通った。巨大な「NHKホール」が代々木にできるまではオペラもこのホールだった。エレベーターで上の階にいくと小さな「音楽資料室」があって、LPレコードをリクエストするとヘッドフォンで試聴することができた。無料の「音楽喫茶」の代わりになったよ。楽譜も高価なのでここでは図書館のように閲覧させてもらうことがあった。
 1961年の開館だから私が高校3年生の時、「東京オリンピック」の3年前のことだ。それまでコンサートホールと言えば東京には赤レンガの「日比谷公会堂」しかなかった時代、「東京芸大」のある上野の森にこんなクラシック音楽専門の「文化の殿堂」が誕生したのだ。その頃、上野駅地下通路も上野の森も「ルンペン」、つまりホームレスのたまり場だったのに。
 そろそろコンサートが開場するのでチケットをもった音楽ファンがいっぱいだった。そのロビーの隅に小さなショップがある。楽器や楽譜をデザインしたグッズやアクセサリーがたくさん並んでいる。久しぶりに来た記念にかわいい挿絵の「領収書用紙」を買った。UG会のためにね。キリンがアルペンホルン、象がチューバを吹いてライオンがチェロを弾いているよ。
2016/02/25 (Thu) 23:32


せっかくの英語力を維持するために
せっかくの英語力を維持するために
2016年2月22日(月)三島ゆうゆうホールにて 「仏舎利塔」
 運動不足解消によく愛車レイチェルで坂道を登るようにしている。先週箱根に向かって国道を少し頑張って「平和公園」まで行ってみた。駐車場には観光バスが5台。急坂を上り詰めた広場も臨時の駐車場になっていてここにも10台。なんと数百人の観光客がすべて中国人だったよ。
 ここは「富士山」と「御殿場市街」の絶景ポイントだし、日蓮宗の本山で「仏舎利塔」の真っ白な巨大建築と「お釈迦様」の誕生から涅槃までの4態の像には驚くし、「鐘撞き堂」や各国の「獅子」も珍しい。さらに入場無料だから「アウトレット」での買い物のついでに格好の立ち寄りスポットらしい・・・。

 TAYさんは今日でUG会を卒業しいよいよ上智大学での生活が始まる。総合グローバル学部で学び、より大きな国際人を目指す。そこで今日は最後に「大学に入ってやりたいこと」という自由作文を書いてもらった。素直な英文でよく書けていた。前回は入試の英文和訳でほとんど正解だったが「熊本大」が少々難しかった。 The work or study habit is hard to come by. 「仕事や勉強の習慣は身につけにくいものだ。」 hard to〜やdifficult to〜「〜しにくい」easy to〜やcomfortable to 〜「〜しやすい」は英語学では「tough構文」と呼んで特別扱いする。直前の形容詞を修飾する。He is hard to please.は「あいつは気むずかしいヤツだね。」という意味。「喜こばしにくい」から。
 TACさんは、「前期試験」がいよいよ3日後に迫ったね。今日は「仮定法」の文法・整序問題と英作文をやってみた。「今〜なら、今〜なのに」の動詞は「過去形」と「助動詞+原形」。「昔〜だったら、昔〜だったのに」の動詞は「過去完了形」と「助動詞+完了形」という2つを対称的に覚えればよい。「今」か「昔」かだ。整序問題はとても良く出来たね。「早稲田大」の英文和訳は難しかったがA and A' に十分注意が払えて正しい和訳ができた。前期試験に十分な力が発揮できそうだね。
 裾野教室のKI君が出席して同じ「仮定法」をやった。英作文5題では仮定法動詞の形が完璧に正しく使えた。しかし、「前置詞」がダメだった。succeed in 〜、on the way home、be in time for〜など、入試直前まで「イディオム攻略」!英文和訳では「早稲田大」の「バードウオッチング」が難しかったね。・・・many are still deterred from taking it up by the initial difficulty of telling one bird from another. 「鳥を一羽ずつ見分けるのは最初は難しいために、バードウォッチングを始めるのを依然としてためらっている人が多い。」 deter 人 from –ingはpreventの場合と同じだ。このところ英語力が安定していているからきっと前期試験でもいい結果が期待できるね。
 2年生NIさんは「実践力養成問題」をやってさすが入試問題の難問に苦労したね。「名古屋大」は整序問題で「私は、当然あなたが助けてくれるものと思っていました。」はI took it for granted that you would help me. となる。take A for B(AをBと考える)は例えば I took him for an American.「彼をアメリカ人と勘違いした。」のようにmistakeの意味だ。今日は「長崎大」の英文和訳で「リンカーンの学歴」を読んだ。 Americans admire the self–made person ― the one who, with neither money nor family influence, fights his or her way to the top. 「アメリカ人はたたき上げの人を賞讃する。つまり、金もなく係累もなくて、闘いながらトップの地位に上りつめたような人のことだが。」途中の「ダッシュ」が、直前のthe self–made person の注釈であると気づけばいい。make one’s way(進む)のバリエーションでfight one’s way を勉強した。英語学では「way構文」なんて言ってるよ。
 1年生YO君は前回「不定詞」の問題で文法も整序もほぼ正解だった。「〜を有効に使う」が難しかった。イディオムmake use of〜「〜を利用する」は動詞のuseと同じ。「有効な使い方」だからmake good use of 〜とやる。今日は文法で最後の項目「特殊構文」の問題をいくつかやってみた。「無生物主語の文」はさっと解説しただけではとても身につかない項目で、学校では終わっているけど自分でしっかり発展的に学習しないといけない。春休みにじっくり復習しておきたいね。
 中学2年生のNI君は期末テスト前でお休みした。 尾上

(追記)家のキッチンには防水型のラジオがおいてあって,かけておくと水仕事がイヤでなくなる。今朝、朝食の支度中にNHKFMで「ベートーヴェン」の「第5番・運命」が流れてきた。「運命の扉はこうたたく」と言われるように、冒頭の「ンダダダ、ダーン」は有名だね。この次のホルンだけの部分「ンタタタ、ターターターン」に来ると今でも冷や汗がでる。
 外語大学時代に、よその大学のコンサートのエキストラに頼まれて大失敗したのだ。とんでもない音程でソロを吹いたから会場から失笑とざわめきが起こった。有名すぎる箇所だから誰でも間違いがわかる。有名な「日比谷公会堂」での東京電気大のコンサートで今でも思い出すと恥ずかしい。
 「ハ短調」だから弦楽器の楽譜にはフラットが3つで「変ホ長調」と同じ。ホルンの楽譜は吹きやすいように「Eフラット管」用に書いてある。しかし私の使っていたシングル・ホルンは「F管」だから全ての音を一音下げて読まないといけない。いつも「ドレミ・・ド」の音階を「シドレ・・シ」と読み替えていた。冒頭はハ短調に読み替えて「ミミミドー、レレレシ−」といえば歌いやすい。
 「運命」の第2の動機に移るときにホルン2本がソロ(複数だからソリ)でもう一度最強音で「ソソソ・ドレソー」とやる。F管で「ファファファ・シドファー」と吹けば良かったのに別の音が出てしまったのだ。そんなに難しい音域でもなかったので油断した。事前の練習が足りなかったと赤面の至りであった。それでも謝礼はちゃっかり頂いてきたけどね。
 ホルンはトランペット以上に、ドミソドの倍音がピストンを使わずに唇の閉め方と息の強さだけで変えられる。特によく使う高音部はドレミソシドが口先だけで変えられる。だからいきなり吹くと予期しない音がでて赤恥をかく。口や腹のシメ具合で決まるからなんと言っても練習第一だ。吹奏楽では音程の安定した「Bフラット管」が使われている。トランペットと同じで音程の間違いが少ない。
2016/02/23 (Tue) 1:14


倒置の文もいろいろ
倒置の文もいろいろ
2016年2月21日(日)森の腰中央公民館にて 「耕耘機」
 そろそろ春の農作業を開始しよう。先週は「牛堆肥」を2トン車で運んでもらった。足柄の小山高校のすぐ近くに乳牛の牧場があって「丹那牛乳」に納入しているそうだ。ホカホカでとても良質の完熟堆肥だった。昨年仲間で購入した中古の「耕耘機」がとても具合が良い。収穫が終わったダイコン、カブの畑を整理して今年の土作りを始めたよ。
 昨秋2面の畑に1キロだけタネを捲いたコムギが冬の間に少しずつ伸びてきたので皆で先週は「麦踏み」をやった。「いじめる」ことで生き延びようという力を引き出し風や雨に強い根を作る。農村の初春の風物詩だなあ・・・。

 SEさんは前回「現在分詞」を用いた英文を正確に読みとれたね。上司にDid you get up late? (寝坊したの?)と問われたのに Did you get a plate? (お皿買ったの?)とトンチンカンに聞き取ってしまった米国在住の韓国人女性のお話だった。文法も整序問題もすべて正解だったね。明日から期末テストなので早めに切り上げようと、今日は難しめ入試英作文と「特殊構文」の文法問題をやってみた。
 EN君は大学入試の英作文をやってみた。「福島大」の「数多くの外来語が日本語に含まれ、私たちの日常生活の中で用いられている。」は、1年生の今でも十分に書くことができる。「含まれ」は受動態でbe includedと書いたね。もしこの単語を知らなかったなら能動態に直して「日本語は数多くの外来語を含んでいる→持っている」と言い換えすれば簡単だよ。2文つなぐには必ず「接続詞」を忘れないこと。Because Japanese has a lot of foreign words, they are used in our daily life. 今日は文法では「分詞」が中心でよく理解できていたね。今週末から期末テスト。いい結果がだせるといいね。
 YAさんは今週いよいよ「前期試験」だ。センター試験の失敗を繰り返さずに持っている力が落ち着いて発揮できるように祈ってます。今日は「前置詞」の文法・作文をやった。In the direction of〜、insist on –ing、be independent of〜、be sure to〜、speak ill of othersなどのイディオムを忘れかけてたね。もう一度復習しておこう。読解問題はかなり正確に訳せていた。神戸外語大の Those books which have made a lasting contribution to man's quest for truth, we call great books.は動詞 callを中心にSVOCになっているのが判読しにくかった。これは「倒置の文」で前半全部が目的語になっているから、「人間の真理の探究にたえず貢献してきたようなそういう本のことを私たちは偉大な本と呼んでいる。」those〜 which・・ は such〜 as・・と同じ働き。make a contribution(貢献する) は動詞1語で contribute と言い換えできる。make a promise(約束する) が動詞の promiseと同じであるように。   尾上

(追記)三島教室のTU君は、世界を股にかける飛行機のパイロットを目指している。センター試験でも英語が80%も得点出来たから、あと面接にパスすれば「桜美林大学」にきっと合格だろう。来月の結果発表が楽しみだね。このユニークな名称の大学は、米国オハイオ州のOberlin Collegeに因んで名付けられたそうだ。東京・町田市にあるこの大学はliberal Arts「文芸学部」とManagement「経営学部」をもち、全員が海外に留学することが推奨されているグローバルな視野のミッション系の大学だ。
 この経営学部のなかの「航空経営学」のコースに「パイロット」養成講座があるのが実にユニークだよ。4年間の学業の間にパイロットの資格が取得できて、卒業すればすぐに航空会社に就職できる。在学中に一年半も米国アリゾナ州に渡って操縦の訓練を受けるそうだ。来年の秋にはグランドキャニョンの上空を飛んでいるのか。いいなあ!英語の運用能力がますます求められるね。
 かつてパイロットは4年制大学を卒業した後で、宮崎県の「航空大学校」に入校し2年間の訓練を受けなければいけなかった。それもかなりの難関らしい。しかし企業規模がますます巨大化する航空業界の、パイロット養成の要望に応えて法令を改正し、東海大や法政大などでも4年間の在学でパイロットの資格が取れるようになった。
 航空自衛隊でもその資格が取れるが、甲子園の高校野球大会に山梨県代表で出場して有名になった「日本航空高校」では、高校在学中に自家用飛行機の操縦資格が取れるそうだ。新聞社が空からの取材に小さな飛行機で現地に向かったり、大規模な農業では飛行機で「殺虫剤」の散布や「種まき」をやることもあるからね。私が仲間と楽しんでいる小さな「たんぼ」でも昨年、周囲の農家と共同で農協が空から「殺虫剤」を散布してくれたよ。こういう仕事の職場もあるんだね。
2016/02/21 (Sun) 23:18


白人はコーカサス人種?
白人はコーカサス人種?
2016年2月18日(木)裾野市民文化センターにて 「上野国立博物館にて」
 今日は朝風呂に入りに「富士八景の湯」まで4キロ自転車で登っていった。「乙女峠」への坂の途中だからかなりの勾配で最後は歩くしかない。「乙女キャンプ場」の広場で紙袋をもって何かを探しているオバサンに声をかけると、「フキノトウよ。そろそろ出る頃と目をつけていたの。」だって。
 10時開店なのでまだ客もすくなく、露天風呂には一番に入ったから気持ちのいいこと。真正面の白銀の富士山に対峙して、裸で朝日を浴びるのは何とも幸せ。スマホでオペラを聞きながら・・・。

 KI君は前回、和文英訳問題がほぼ合格だけど数カ所で減点だった。「彼はその事故と無関係だと言った。」では動詞の「無関係だ」と「言った」に注目。この「言った」は told us to・・とやっては「・・するように命じた」となるから不可。said that・・・とかtold us that とやればOK。「〜と無関係だ」はHe has nothing to do with〜 または He is not concerned with〜を使う。今日は「比較」をやった。来週の前期試験でも「比較」が出題されるかもしれないが、整序問題も文法問題もほぼ正解だった。落ち着いて実力が出せるといいね。
 EC君は来週がいよいよ前期試験なので、今日が最後の出席になった。「仮定法」の整序問題は「基礎」は完璧だったが「発展」でいくつかケアレスミスをやった。英作文では「仮定法」の動詞の形が少々怪しかったね。「昔」の話には「過去完了形」を使い、その帰結にも助動詞の後に「完了形」を用いるよ。今の勉強法を維持して「前期試験」では実力が100%発揮できるといいね。
 MIさんは「名詞節」をやった。整序問題はすべて正解。「筑波大」「上智大」などの和文英訳問題5題もほぼ正解だった。今日も「テーマ作文」をやった。「クローン人間の研究に賛成?」で、生命科学の難しい問題だから、真正面にとらえて解答するには無理がある。科学的にあまり深入りせず反対意見を単純に率直に述べることで英文をまとめよう。「クローン羊」の成功の話を聞いたときの気持ちを描いておけばいいのだ。
 2年生のTA君は前回、「仮定法」の英文和訳はほぼ正解だった。「白百合女子大」の「一番幸せな人とは」が難しかった。 The happiest men I know are those who approach their work as if it were their hobby, something to be done for the sheer fun of it, not for the money involved. 「・・まるで趣味であるかのように自分の仕事に取り組む人たちのことだ。(趣味とは)つまり関わるお金のためではなく、全くの楽しみでやるような事のことだが。」
 大学生のSUさんが出席。もう春休み中かな。前回やったTOEICの過去問の続きをやった。見慣れない単語 Caucasian は「コーカサス人」「カフカス人」のことで、普通は「白人white」を指す。中央アジア、ロシアのカスピ海と黒海の間にある山岳地帯をコーカサス地方とよび、ここが自分たちのルーツだと思っている。欧米の白人たちは人類学上自分たちを「コーカソイド」に分類している。ちなみに私たちアジア人は「モンゴロイド」に属し、モンゴルがルーツだよ。 尾上

(追記)「リハビリ病院」に家内を連れて東京・浅草に出たついでに、上野の「国立博物館」に閉館までの1時間だけ寄る時間があった。「平成館」で開催中の特別展「始皇帝と兵馬俑」展ではなくて右手の「東洋館」の方に初めて入った。地下の「シアター」に行ってみたら、「日本工芸の名宝」が最終回を上映するところだった。大画面にデジタル映像で美しく細部まで映し出してくれた。「無声映画」時代の「弁士」のような男性が画面に向かってガイド役をしてくれた。
 野々村仁清の「色絵の茶壺」と尾形光琳の国宝「蒔絵の硯箱」の2点を立体的な解説を交えながらじっくり楽しむという趣向だ。本物は隣の「本館」に展示中なのだが、それを実際に見る以上に面白いアプローチだった。壺の中、硯箱の中にカメラが入ったら外の世界がどう見える?それをバーチャル・リアリティで見せてくれた。とても美しい。
 光琳の「硯箱」は黒地の漆の箱蓋に銀色の八つ橋を渡して、金箔の「かきつばた」の葉に並ぶように、花が貝殻の螺鈿(らでん)ではめ込まれてなんとも美しい。箱の中は全面黒地に金の水の流れが描かれている。一方、仁清の「茶壺」は重要文化財だ。真っ白な下地に塗り重ねた銀色の満月と、その下に咲き誇る紅梅・白梅の大枝と金色の雲を壺一杯に描ききっていて美しい。この京焼の名工はナゾに包まれた人らしいが素晴らしいね。
2016/02/18 (Thu) 23:52


仮定法の動詞は「今」か「昔」か
仮定法の動詞は「今」か「昔」か
2016年2月15日(月)三島商工会議所にて 「富士山と黄色い家」
 最近イヤホンを突っ込んでスマホからオペラを聞きながら自転車を走らせるのが楽しい。気がつくと一緒に歌っている。NYのラジオ放送がインターネットで日本でも同時に聴けるようになった。太平洋の海底ケーブルのおかげだし、ブロードバンドの技術革新のおかげだね。
 NYにはFMとAMが6局もあって、クラシック専門、オペラ専門、ジャズ専門でそれぞれのチャンネルが24時間DJのお話と共に音楽を流してくれる。どこがスポンサーになっているのかわからないが、つまらないCMがなにも入らず素敵な曲が次々と流れてくる。米国は企業の寄付「ドネイション」が盛んな歴史がある。
 御殿場市内では極力自転車レイチェルで移動するようにしている。車のガソリンを節約し足腰を強めていい汗をかく。我が家の前の道路は「農免道路」で、「時の栖」まで6キロにわたって信号が何もないから走りやすい。この別名「ロマンチック街道」の坂道を下っていくと田園風景の中に「富士山」が大きな姿を見せてくれる・・・。

 TAYさんは「助動詞」の文法問題と和文英訳をやった。無理せず平易な英文で書けている点がとてもいい。英文和訳は「準否定」の形容詞や副詞を用いた文をやった。パラグラフ問題で「私の第一の関心は宗教だった。」がとてもしっかり読み取れていたね。十分な読解力がついたね。4月からの上智大でも自信をもって授業に臨めるよ。
 TACさんは「比較」をやった。整序問題や文法はほぼ完璧だった。英作文では「学習院大」の「もっと重要なのは、彼が他の者たちを助けようとしたことだ。」で、主語をa more important thing と「名詞」を使って書くのなら「代名詞」にしてsomething more important のほうがすっきりするし、「関係詞」を使って what is more important のほうがよく見かけるだろうね。実はこの構文「・・のは〜だ」は例の「強調構文」に似ているね。Whatで始まる文を英語学では「疑似分裂文」と呼ぶよ。It is 〜that is more important.ならいわゆる「分裂文」だけど、ここでは無理だね。
 2年生NIさんは前回から「イディオム動詞」の勉強を始めた。「姫路獨協大」の Some people describe American society as a salad bowl while others see it as a melting pot. は 接続詞whileが「〜の一方で」と対比を表すことに気づかなかった。「カンマ」がないし、「人種のるつぼ」という見方は昔から言い古されているから、後半を先に訳して前半に主眼を置くといい。「アメリカ社会を人種のるつぼ(その中で溶け合っている)と見ている人もいる一方で、それは「サラダボウル」だ(混ざり合っているだけ)と表現する人もいる。」
 1年生YO君は「仮定法」で「書き換え」や「作文」問題をやってみた。「もっとたくさんの本をよんでいたらなあ。」は I wish I had read more books. と、「昔」の事に対しては条件文の動詞「過去完了形」で仮定の気持ちが表せる。帰結文の would have read(読んでしまっただろうに)を使ってはいけない。「今」と「昔」の2つを軸に動詞の形で見分けるようになっている。学校では終わってしまったけど今一度「仮定法」は確実に復習しておいたほうがよい。部活休みを利用して。
 中学2年生のNI君は前回、英文「ある音楽家のエピソード」が少々難しかったけど、「手塚治虫の決断」の方がうまく訳せたね。共に「動詞」の時制や文型の力が必要だった。今日は「助動詞」can、may、mustを中心に勉強した。学校で勉強したことに加えて、上級編に進んで「助動詞+have –ed」も勉強した。「〜したに違いない」「〜したかもしれない」のように、昔の事柄に推量を加える表現だ。 尾上

(追記)「連盟」の活動のおかげで私も中学・高校や大学・職場の吹奏楽団の指導者たちとも親しく交流した。昭和45年「島田商業高校」に赴任して2年目に「吹奏楽部」の顧問になった。コンクールの運営など「連盟」の仕事をする中で、同じ島田市内の「島田二中」の顧問SU先生とのおつきあいは長かった。私よりずっと先輩になるが、部活動で生徒にかける情熱には尊敬の念を持ち勉強させていただいた。
 SU先生はそれまで中学では珍しい「オーケストラ」活動を熱心にやってこられて、「吹奏楽」に切り替えたばかりだった。最初はファリヤのバレエ曲「三角帽子」を指揮して県予選を勝ち抜き、東海大会で3位以内に入賞して「全国大会」に駒を進めた。その当時のコンクール会場は東京・中野の「普門館」で5000人収容の巨大ホールで私も感動した。その後も「全国コンクール」に何回か連続して出場し「島田二中」を全国に知らしめた。
 私は高校時代に、野球応援のブラスバンドを指揮したくらいの経験しかなかったが、ほかの音楽科の先生たちにまじって「自分もバンドの指揮者になりたい・・」と思うようになった。SU先生が発起人で市民吹奏楽団のSI君も誘って3人で「指揮法の勉強会をやろう」、ということになった。東京から指揮の専門家を招いて月一で勉強会を開いた。
 そしてはじめてステージで指揮棒を振ることになった。デビューの曲はストラビンスキー作曲「火の鳥」だったなあ。静岡の「駿府公園」の中にあった「旧・駿府会館」でのコンテストで、成績はなんと1位だった。練習熱心な生徒たちの素晴らしい演奏のおかげだった。それ以来、吹奏楽活動に夢中になって教師生活を定年まで過ごしたのです。
2016/02/16 (Tue) 0:28


英作文は1年生の内から
英作文は1年生の内から
2016年2月14日(日)御殿場市民会館にて 「フクジュソウ」
 昨日あたりから朝の寒さがゆるんできて春めいてきた感じ。昨夜の激しい風雨は春一番だったらしい。根雪もすっかり消えた裏庭の花壇にフクジュソウが今年も10輪咲いた。漢字では「福寿草」と書いて春の訪れを告げるおめでたい花だ。野山で見かける黄色い「ウマノアシガタ」とよく似ている。「キンポウゲ科」の特徴をもち英語ではButter cup(バターカップ)と呼ぶ。バターのように丸い黄色い花弁に光沢があってキラキラ反射するから、西洋の習慣では家族や友達の顔にこの花をかざして「きれいだね」と言うそうだよ・・・。

 SEさんは前回「話法」の書き換え問題をいくつかやってみた。直接話法を間接話法に書き換えるとき、まずは代名詞の変化、つぎに伝達動詞の選択 told か asked か、伝達内容の動詞の「時制」にも十分な注意が必要だ。「未来」の内容なら、will をwould に変えねばならない。今日はまず「英作文」から始めた。「神戸大」「千葉大」「福島大」の入試問題だからかなり高いレベルだけれど、それでも日本語がちゃんと解釈できれば、なんとか易しい英文を組み立てられることがわかって自信につながったね。英作文はやはり1年生の内から始めなくては。
 EN君は「現在分詞」の用法を勉強した。 The baby who is sleeping on the sofa is my sister's daughter. と「現在進行形」でいう部分を The baby sleeping 〜と言い換えられる。現在分詞のsleepingが形容詞のように直前の名詞babyを修飾できるのだ。「関係詞+be」who isの「省略」と見てもよい。「否定」の項目はまだ学校で未習だったので難しかったね。中学でやったnot always は「いつも〜するわけではない」、つまり「100%じゃないよ」の意味で「部分否定」という。not every、not both、not all も同じように訳すのだ。
 YAさんは前回「比較」の英作文がすこしずつ失敗して惜しい解答ばかりだった。「武庫川女子大」の「朝早く散歩することほど楽しいことはありません。」は There is nothing more pleasant than walking early in the morning.「楽しい」に more funとやってしまった。fun は名詞だから for fun(おもしろ半分に)とか make fun of 〜(〜をからかう)などのイデオムがある。 greater fun ならまだいいけど。今日は文法・作文で「仮定法」をやった。「今」と「昔」の仮定法動詞はしっかり理解できていたね。「仮定法未来」が少々あやしかった。「条件文」に助動詞のshould またはwere to を加えることで「万一〜したら」とか「仮に〜であるとしたら」の「仮」の気持ちを表すのだったね。 尾上

(追記)小山高校のMU先生が私の沼津東高校での教え子で、「吹奏楽連盟」の役員をやっていることを前回書いたね。毎年夏の「吹奏楽コンクール」の企画運営が一番大きな仕事だ。実は私もかつて「連盟」の理事や理事長を何年も勤めていたが、その間に「特別企画」として「オーストラリア」と「シンガポール」に演奏旅行を実施したのが思い出深い。
 1996年の夏、県内の高校生から選抜した103名の編成で「シドニー」などの都市で演奏を披露した。当時勤務していた沼津東高から4名、前任校の御殿場南高からも4名が参加した。実施するに当たりその前年に、英語教師の私が代表で下見に行くことになった。各地の高校バンドと合同演奏の段取りをしたり、「メルボルン」近郊の「フランクストン市」でのホームステイを交渉したり、大きな責任を果たせて安堵した。翌年の実施に当たっては私が案内役になって無事にこの企画を成功させることができた。
 今ではブラスバンドのない中学・高校はめったにないよ。「所ジョージ」のテレビ番組で特集する機会も増えたため、文化系の部活ではダントツの人気を誇っているね。しかし歴史はまだとても浅いのだ。ほとんどは50年くらい前、つまり「1964東京オリンピック」の頃から急に普及しだした。県内では東京・横浜に近いせいで、東部地区の沼津が発祥の地といってもいい。もっと具体的には「沼津三中」「沼津工業高校」「沼津商業高校」などに戦後しばらくして「ブラスバンド」が誕生した。が昭和30年を過ぎ経済が復興し始めて、学校で楽器を買う予算が取れるようになってからだ。まずは「高校野球」の応援のためだった。
 その頃沼津地区が中心になっていくつかの中学・高校の合同音楽祭やコンテストが始まった。それが発展して東部地区に「吹奏楽連盟」が発足した。後を追うように静岡に「中部地区」浜松に「西部地区」の「連盟」ができて、県全体の活動へとつながった。それがさらに「東海吹奏楽連盟」に所属し「全日本」の一員になっている。わたしもかつて「連盟」の役員だった時、「連盟30年史」の編集に携わったので事情には少々くわしい。
 毎年9月、名古屋の「国際会議場」で開催される「全日本吹奏楽コンクール」に出場できるのは、東海地区・5県で3位以内に入賞した団体のみだから、ちょうど高校野球の「春の選抜大会」に似たような激戦だ。高校では「浜松工業高校」や「東海大第一高校」がかつて有名だったが、やはり愛知県勢の力が勝って最近は静岡県の代表が全国大会に出られないこともよくある。MU先生はまだ32歳の若さでこの「東海吹奏楽連盟」の役員も兼ねているよ。静岡県からまた代表が出られるように頑張って欲しいな。(つづく)
2016/02/14 (Sun) 22:57


いよいよアタマをフル回転
いよいよアタマをフル回転
2016年2月11日(木)裾野市民文化センターにて 「富士見茶屋」
 今日は祝日「建国記念の日」だった。沼津東高校時代の教え子MU君を「かつ栄」に誘って一緒に昼食を食べた。今は小山高校の先生で音楽の授業を担当している。吹奏楽部の指揮者・顧問なので休日も部活動のために出勤だ。今週末のアンサンブルコンテストに出場する生徒の指導を午前中やってきた。
 金管楽器のユーフォニウムが専門で、私と同じ「東京学芸大」の大学院を出た。彼の恩師は私が音楽「編曲」を教わったのと同じ山本先生。私は大学院時代、英語の授業の合間に別棟の「音楽科」に出かけて音楽の単位も取った。その影響か東高時代の吹奏楽部の教え子が2人も学芸大に進学した。
 MU先生は浜松西高や小山高校での指導力を評価されて、最近「静岡県吹奏楽連盟」の重要な役員に選ばれた。MU君は私が東高吹奏楽部をアメリカ遠征に連れて行ったときの32人の内の一人。「自分も、尾上先生のようにいつか生徒たちに海外演奏旅行を経験させたいと思ってます。」だって・・・。

 EC君は「比較」をやった。基礎も発展もどれも正解が出せて私もホットしたよ。先々週は解答に間違いが多くてどうなることやら、と少々ハッパをかけたらしっかり回復したね。これなら安心して受験できる。2週間後の国公立2次まで、気を緩めずにアタマをフル回転させていこう。英作文はまだまだ練習の余地が残っているがずいぶん素直な英文が書けるようになった。「横浜市立大」の「すっかりハワイが気に入って、予定よりも1週間長くそこに滞在した。」
I liked Hawaii so much that I stayed there one week longer than I had planned.とso 〜 that 構文を使ったり、理由の as で繋がないといけない。接続詞SV、SV〜 とか SV〜接続詞SV の複文構造を守ること。
 MIさんは「前置詞」の文法、整序問題をやってすべて正解だった。英作文も少々のミスを除けば合格だ。今日は久々に「テーマ作文」を書いてみた。「広島大」の「母校の校長になったらやってみたいこと」という面白い題だ。東の旧「東京教育大」(今の筑波大)と西の「広島大」は、かつて日本の教員養成大学の双璧と云われた。きっとその名残だね。論旨が明快に提示されてスッキリした英文でとてもいい解答だった。冠詞や名詞の扱いだけはなかなか難しくて結局読書量に比例して理解が深まるから今後の課題だね。TACさんに続いてMIさんも「日本女子大」に合格していた。おめでとう!
 KI君、2年生のTA君は都合でお休みした。 尾上

(追記)先日「新宿西口」に出た折に、東口の映画街の「ピカデリー」まで足を伸ばして「METライブビューイング2015−2016」のパンフレットを買った。夏はオペラやコンサートがオフ・シーズンだから2015年9月から16年5月までということ。映画のパンフレットだから書店には置いてない。ほしければ映画館の売店に行くしかない。年間10作品ほどのステージが映画化されて世界中で上映されている。その映画鑑賞のお供にすぎないのだが。
 1年間に上演される24演目のうち、今年のプログラムも「オテロ」「タンホイザー」「蝶々夫人」「トゥーランドット」など10演目が選ばれて、札幌から福岡まで17の映画館で上映される。静岡県には来ないので東京か横浜に行くしかない。今週は12日(金)までビゼーの「真珠取り」が上映中だ。有名な「カルメン」ではなくてこういうマイナーな演目にも出会えるのが嬉しい。
 名前の通り本来は「ライブ」で「ビュー」できる。アメリカ・カナダの映画館ではオペラ劇場の上演と「同時」に見ることができるから。つまり東部時間なら夜の8時に上映開始。アメリカでも西海岸だと時差の関係で夕方5時とか6時で少々早めになる。日本では録画したものに日本語の字幕を加えて編集し、約1ヶ月遅れで1週間、新宿や銀座・横浜など日本全国の映画館で朝10時から上映される。つまりNYの前夜8時のことだ。
 最近アメリカから日本に帰化したドナルドキーン博士もファンの一人。名門コロンビア大学の先生だったからMETオペラの上演される「リンカーンセンター」は大学帰りに歩いて行ける距離だ。セントラルパークの北端「ハーレム」にあるコロンビア大学の前のブロードウェーを50ブロックほど南下すれば「リンカーンセンター」に着く。
 2006年、METオペラの総裁P・ゲルブ氏の始めた「オペラ舞台の同時上映」(ライブビューイング)が今年10周年を迎えた。野球や相撲の中継と同じように、10台のカメラで撮したステージを、屋外の中継車の中で瞬時に調整して映画館に送るのだ。シナリオ通りに行かないこともあるだろうに。
 御殿場を朝7時に出て、10時の上映開始に間に合うにはつらいものがあるが、何度か私も観客席に座ったことがある。しかし、最近はすべて自宅のネットで楽しんでいる。上演から約3ヶ月後には、英語の字幕入りで有料会員対象に配信するから自分のパソコン上でオン・デマンドで見ることができる。月額15ドルで見放題というのはありがたい。3幕や4幕もあって3時間以上の長い作品も多いから、1幕ごとに日をかえて見たりしている。
 この会員にはリクエストに応じてNYからパンフレットが送られてくる。年間スケジュールや作品紹介、出演者の紹介などの概略を英文で読むことができる。それをさらに詳しく日本人のファン向けに編集してくれるのが冒頭のパンフレットだ。その都度新宿のピカデリーまで買いに行く。これで9冊も並んでちょっとしたオペラ大辞典になった。
2016/02/12 (Fri) 0:26


仮定法の動詞は「今」か「昔」か
仮定法の動詞は「今」か「昔」か
2016年2月8日(月)三島ゆうゆうホールにて 「時の栖から富士」
 今日は大学生のSUさんが参加した。TOEICテストを受けるために準備したいというのでお手伝いすることにした。さっそく過去問をいくつかやってみたら結構難しい。広告文や表・グラフを見ながら4択に答えるのだけど、よほどじっくり読まないとうっかり引っかかるね。今日は早々とマクシムの「バレンタイン・チョコ」を頂いた。若返るなあ・・・!
 
 TAYさんは「比較表現」のmight as wellを用いる英文和訳の入試問題をやった。「中央大」「青山学院大」はとてもうまく訳せていた。「岐阜大」の「同時代の作家になるには」が難しかったね。 The pen can be used for different purposes: for instance, either in support of prevailing tendencies or in opposition to them. 「ペンは様々な目的に使うことができる。たとえば、主流になっている傾向に賛同する書き方か、それに反対する書き方か、というように。」different は複数名詞を修飾するときには「様々な」と訳す。A or A’ に注意してin support〜と in opposition〜が並列して共に動詞usedを修飾する形で、追加説明されていることにも注意するといい訳ができるよ。
 TACさんは前回「関係詞」の整序問題をやったら80%正解だった。「理科大」の「マリーだとケイトが思った女性は全く別人であることがわかった。」が難しかった。「動詞」が thoughtと wasと turned out to be〜(〜だと判明する) が使えるから、SV〜は Kate thought that she was Maryと The lady turned out to be a complete stranger の2文を組み合わせればいい。つまり she を who に置きかえてThe lady の後に引きずってきて「埋め込み」すればいい。The lady who Kate thought was Mary turned out to be a complete stranger.
 先週は入試で東京に行ってきた。「今日はそろそろ発表かな」と云っていると、この授業の最中におうちから「日本女子大に合格!」の連絡が入った。「よくやったね。名門ポンジョ合格おめでとう!」
 2年生NIさんは前回、「同格」はよく理解できていた。「名詞節」の整序問題がかなり難しかったね。英作文もまだまだ努力がほしい。ねばりづよく勉強しよう。今日からは「重要構文101シリーズ」のイデオム編を始めた。第87・88課は regard A as B や deprive A of B など前置詞の as、from、into や of、to、with を取る動詞を中心に勉強した。4頁にわたるプリントをほぼ全部仕上げるスピードと精神力がすばらしい。
 1年生YO君は前回、文法で「文型1・2・3」については申し分のない正解だった。次の「関係代名詞」の特殊な用法が難しかったね。高校で一気に習ったからまだ身についていないのだ。「文法参考書」でしっかり自分学習しておかないと学校では面倒見てくれないよ。今日は第4文型と第5文型」を勉強して無事クリア。しかし「仮定法」のまとめ問題の方はずっと難しくて、「仮定法・動詞」の形をまだしっかり覚えきっていなかったね。 If S V〜, S would/could V 〜の文型で、「今〜なら、今〜なのに」なら、Vは「過去形」と「原形」。「昔〜だったら、昔〜だったのに」なら、Vは「過去完了形」と「完了形」と理解し覚えればいいのだ。
 中学2年生のNI君は「中学英語の総まとめ」のシリーズで、「動詞と時制」を勉強した。動詞には「現在形」と「過去形」があって、「今」と「昔」に使う。「未来」にはwill やshall を加える、ということ。「進行形」というのは「動作が続いていること」を意味し be+―ing で表す。「〜ている」という動詞も「今だけ」ならこの「進行形」でいいが、「いつも〜している」なら「進行形」にしないし、「もうすでに〜している」なら「完了」の意味になるから have+―edで表す。 尾上

(追記)朝日新聞の隅に「世界てんかんの日」の第1回フォーラムの案内を見つけたので、昨日は新宿西口にある「明治安田生命ホール」に行ってみた。今日2月8日がその日だそうだ。テンカンは英語で「エピレプシー」epilepsyといって、昔は子供のかかる難病の一つと云われ、社会から隔離されることもあった。高齢化社会になった今日は高齢者にも多くみられるようになった。
 テンカンで子供さんを5歳で亡くしながらも前向きに啓蒙活動に励むあるお母さんの呼びかけや、テンカンを抱えながら読売新聞の「医療部」で取材執筆に活躍している現役記者の前向きなすばらしい講演を聴いた。文豪「ドストエフスキー」もてんかんだった、といわれている。病気と上手につきあっていくことで健常者となにも変わらない生活ができるようになっている。
 「テンカン学会」の基調報告によると、この医療の強化が2015年のWHOの最重要課題のひとつに採択された。世界的に医薬の研究・開発が長足の進歩をとげて、社会復帰がしやすくなった現状をもっと世界に認知させようという取り組みだ。「テンカン発作」で死ぬ危険も少なくなったし「こころ」の病気でもないから、医薬の力で病を克服できる時代になったことを、世界に訴えようというフォーラムだった。
 私が教員になりたての昭和42年秋、英語の授業中にいきなり気を失って椅子から倒れた女子がいた。保健室に運び安静にさせてもらったら回復した。どうも心身共に成長過程にある人間にも時として起こりうる病状のようだ。
子供でなくても事故によるケガや脳卒中のように大脳に受けた傷で、神経が異常を来すケースがおおいらしい。しかし、日進月歩でいまは医薬の力で不治の難病が克服できる時代になったのだ。ありがたい。
2016/02/09 (Tue) 0:45


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