「花の都公園」に行けば大好きな「アイスランドポピー」の花畑が見られると思い山梨県の「忍野」に向かって車を走らせた。着いてみるとアレレ?耕地したままで花も花芽もない。そうか、ここは標高1000mだっけ。まだフジの花が見頃で御殿場より半月も遅いから、ポピーもまだまだこれからだった。
「山中湖」に戻って長池公園で休憩していると富士山が雲海の上に姿を見せた。まるで墨絵のように神々しく美しい。湖岸の波間に揺られて近づいてきたのはハクチョウの親子。生まれたばかりのグレーのヒナが4羽、両親に挟まれて懸命に泳いでいるよ。餌付けされているせいか北国に帰って行かない。もう「渡り鳥」ではないのかな・・・。
2年生のMIさんは「独立分詞構文」の慣用用法を10個以上も覚えた。主文の主語とは異なるから「独立〜」と言うけれど、「(一般に)われわれが・・」の意味で、-ingの前に主語が不要だ。いずれも「〜すれば」のように「条件」を示す場合に使われる。Generally speaking, (一般的にいえば)、Considering his age, (彼の年を考慮すると)のように、後の文を修飾する。和訳では Given that science is progressing toward truth, how close are we to it? が難しかったね。冒頭は「〜という条件ならば」という意味の「独立分詞構文」だ。「科学が真理にむかって進歩しているとすれば、我々は今真理にどれほど近づいているのだろうか?」後半は we are very close to truth. が基本文だね。助動詞の willを使う、易しめの入試英作文はほぼ正しく書けていたね。
SEさんも同じく「分詞」の勉強を終えて、つぎに「動名詞」の構文を始めた。remember to〜 とremember –ingの用法・意味の違いは「未来のことを覚えておく」と「過去のことを覚えている」の違いだね。同じように try to 〜と try –ing の違い、regret to〜 と regret –ing の違いもしっかり覚えよう。後者は「これから〜することが悔やまれて残念」と未来の内容であるに対し、動名詞なら「〜したことが悔やまれる」と過去の内容だ。中間テストが終わってどう?と聞いたら、満足な結果でした、と嬉しい返事。よかった。
尾上
(追記)きのうの朝、NYのFM放送「WQXR」でモーツァルトの「ホルンコンチェルト第4番」をやっていた。ずいぶん久しぶりでとても懐かしかった。4曲ある内の一番構成の立派な協奏曲だ。スイス・アルプスの高原を彷彿とさせる牧歌的なのびやかな音色が大好きだ。アルペンホルンを知ってる?あの長〜いパイプのお化けみたいなヤツ。あれをくるくるとカタツムリのように巻いたのがフレンチホルン。だから元々シンプルな楽器で「ド・ソ・ド・ミ・ソ・・・」という倍音しかでない。それをテクニックを駆使して全音階出しているから無理があるんだ。
ホルンは音程のひっくりやすい楽器で、メロディよりも伴奏で同じ音を長く伸ばしているのが得意。バイオリンのような変化の激しい早いパッセージは苦手だ。ホルンをソロ楽器にして協奏曲を書いたのはモーツァルトが始めて。友人の一人にロイドゲープというずば抜けたホルンの名手がいたため彼に曲を捧げたのだ。この日の録音のソリストはウィリアム・バーミューレンといって高度なテクニックをもった現役のアメリカ、テキサス州の演奏家だった。
私の若い頃のホルン奏者といえば、まずイギリスの伝説的な名手「デニス・ブレイン」をおいてない。その貴公子のような風貌と、父親譲りの高度な演奏テクニックだけでなくかなりの「カーマニア」でもあった。惜しむらくはその趣味が災いしてブレインは36才にして早世した。ロンドンに向かうモーターウエイ(高速道路)で愛車が路傍の木に激突したのだった。1957年だから私が中学生の頃だ。
私は大学時代にオーケストラに入っていてずっとホルンを吹いていたよ。始めはイタリアの「ランポーネ」というメーカーで、その後ドイツの名器「アレクザンダー」のF管をずっと吹いていた。まだヤマハがホルンを作っていない時代で、今の吹奏楽で使う安定したBb管はなかった。モーツアルトのこの曲も楽譜を買って何度も練習したなあ。池袋の「コンサートホール」という「音楽喫茶」でリクエストして聞かせてもらったのが最初の出会いだった。以来ホルンから離れられず、北海道一人旅にも連れていったほどだ。北大の「ポプラ並木」の下で一曲吹いたなあ。









