今日は朝風呂に入りに「富士八景の湯」まで4キロ自転車で登っていった。「乙女峠」への坂の途中だからかなりの勾配で最後は歩くしかない。「乙女キャンプ場」の広場で紙袋をもって何かを探しているオバサンに声をかけると、「フキノトウよ。そろそろ出る頃と目をつけていたの。」だって。
10時開店なのでまだ客もすくなく、露天風呂には一番に入ったから気持ちのいいこと。真正面の白銀の富士山に対峙して、裸で朝日を浴びるのは何とも幸せ。スマホでオペラを聞きながら・・・。
KI君は前回、和文英訳問題がほぼ合格だけど数カ所で減点だった。「彼はその事故と無関係だと言った。」では動詞の「無関係だ」と「言った」に注目。この「言った」は told us to・・とやっては「・・するように命じた」となるから不可。said that・・・とかtold us that とやればOK。「〜と無関係だ」はHe has nothing to do with〜 または He is not concerned with〜を使う。今日は「比較」をやった。来週の前期試験でも「比較」が出題されるかもしれないが、整序問題も文法問題もほぼ正解だった。落ち着いて実力が出せるといいね。
EC君は来週がいよいよ前期試験なので、今日が最後の出席になった。「仮定法」の整序問題は「基礎」は完璧だったが「発展」でいくつかケアレスミスをやった。英作文では「仮定法」の動詞の形が少々怪しかったね。「昔」の話には「過去完了形」を使い、その帰結にも助動詞の後に「完了形」を用いるよ。今の勉強法を維持して「前期試験」では実力が100%発揮できるといいね。
MIさんは「名詞節」をやった。整序問題はすべて正解。「筑波大」「上智大」などの和文英訳問題5題もほぼ正解だった。今日も「テーマ作文」をやった。「クローン人間の研究に賛成?」で、生命科学の難しい問題だから、真正面にとらえて解答するには無理がある。科学的にあまり深入りせず反対意見を単純に率直に述べることで英文をまとめよう。「クローン羊」の成功の話を聞いたときの気持ちを描いておけばいいのだ。
2年生のTA君は前回、「仮定法」の英文和訳はほぼ正解だった。「白百合女子大」の「一番幸せな人とは」が難しかった。 The happiest men I know are those who approach their work as if it were their hobby, something to be done for the sheer fun of it, not for the money involved. 「・・まるで趣味であるかのように自分の仕事に取り組む人たちのことだ。(趣味とは)つまり関わるお金のためではなく、全くの楽しみでやるような事のことだが。」
大学生のSUさんが出席。もう春休み中かな。前回やったTOEICの過去問の続きをやった。見慣れない単語 Caucasian は「コーカサス人」「カフカス人」のことで、普通は「白人white」を指す。中央アジア、ロシアのカスピ海と黒海の間にある山岳地帯をコーカサス地方とよび、ここが自分たちのルーツだと思っている。欧米の白人たちは人類学上自分たちを「コーカソイド」に分類している。ちなみに私たちアジア人は「モンゴロイド」に属し、モンゴルがルーツだよ。 尾上
(追記)「リハビリ病院」に家内を連れて東京・浅草に出たついでに、上野の「国立博物館」に閉館までの1時間だけ寄る時間があった。「平成館」で開催中の特別展「始皇帝と兵馬俑」展ではなくて右手の「東洋館」の方に初めて入った。地下の「シアター」に行ってみたら、「日本工芸の名宝」が最終回を上映するところだった。大画面にデジタル映像で美しく細部まで映し出してくれた。「無声映画」時代の「弁士」のような男性が画面に向かってガイド役をしてくれた。
野々村仁清の「色絵の茶壺」と尾形光琳の国宝「蒔絵の硯箱」の2点を立体的な解説を交えながらじっくり楽しむという趣向だ。本物は隣の「本館」に展示中なのだが、それを実際に見る以上に面白いアプローチだった。壺の中、硯箱の中にカメラが入ったら外の世界がどう見える?それをバーチャル・リアリティで見せてくれた。とても美しい。
光琳の「硯箱」は黒地の漆の箱蓋に銀色の八つ橋を渡して、金箔の「かきつばた」の葉に並ぶように、花が貝殻の螺鈿(らでん)ではめ込まれてなんとも美しい。箱の中は全面黒地に金の水の流れが描かれている。一方、仁清の「茶壺」は重要文化財だ。真っ白な下地に塗り重ねた銀色の満月と、その下に咲き誇る紅梅・白梅の大枝と金色の雲を壺一杯に描ききっていて美しい。この京焼の名工はナゾに包まれた人らしいが素晴らしいね。
