開園して5年の市民公園「樹空の森」に行ったら「ロボットワールド」が開催中だった。PEPPERという真っ白なおしゃべりロボットを見たことある?こどもたちが夢中になって対話していたよ。クイズを出したり体操したり、くすぐったい箇所を探させたり。手や腕や腰が動くし首も回せる。我が家の玄関に座っている小さな「ロビジュニア」よりさらに進化しているね。
これは「ソフトバンク」が作ったビジネス向けの大きなロボットで、ホテルやレストランの入口で接客をするのにちょうどいいらしい。東京の京浜急行では改札口に英語と中国語も使えるロボットを置いて、道案内をしている。60万円もするけど人件費よりも安く済むからきっと普及しそうだ。もっと安くなればペット代わりに買う家庭もあるかな、と思っていたら今日さっそく東名の「足柄SA」で発見。ドライバー向けの「温泉休憩所」入口で呼び込みをやっていたよ。元気いいなあ・・・。
3年生NIさんは、前回「不定詞」で文法の4択問題はほぼ満点だったね。しかし並べ替えや作文になるとミスが目立った。・・where to take her for sightseeingとか、・・the key to open the door withのように、VとOの配置が崩れてはいけない。特に rob(盗む)の目的語Oは難しく、rob 人(店)of お金、のように書く。
TA君は前回「宮崎大」の和訳が難しかったね。SVがいくつも組み合わさった文はしっかり分析しなきゃいけない。 What people who say such things forget is that what a man earns he usually spends, and in spending he gives employment. 「そのようなことを言う人たちが忘れていることは、人は稼いだお金をたいてい消費していて、消費することで雇用を生み出している、ということだ。」Vをチェックしてみるとsay、forget、is、earns、spends、givesとこんな短い文の中に6つもあって、それぞれがSを持っている。
2年生のENさんは前回「動詞」の整序問題でなかなか難しかったね。今日は「不定詞」の慣用用法(1)「目的」と「程度」の表現、(2)woukd like toや have nothing to do with〜(〜と何も関係がない)を勉強した。特にtoo hot to drink(熱すぎて飲めない)のようなtoo 〜 to構文と似たような〜enough to、so 〜 as toの構文はとても大切なので、しっかり理解しておきたいね。
YO君は前回から「文整序」の入試問題を始めた。第1日の「無生物主語の文」は難しかったね。「その女性が無事に到着したとわかって・・・」の主語にThe knowledge of her safe arrivalと書くのは「名詞構文」といって、As the family knew that she arrives safely のようにSVを2組で平易に書ける部分を名詞化した表現なのだ。今日の「動詞表現」でも整序問題となると難しかったけれど、正解が増えてきて着実に英語力が伸びていることがわかるよ。
中学生のNI君は英文和訳でだいぶ力がついてきたね。笑い話の「次の列車って?」でも、SV〜とSV〜が接続詞でつながっている、と分析できているよ。You said the next train wa for Oldham. はsaidの後に接続詞thatが省略されてるね。今日の文法は「代名詞」で、mine(私のもの)his(彼のもの)ours、theirsなどを確認した。形式主語や形式目的語の働きをする it が難しかったね。 尾上
(追記)「東京外語大オーケストラ」のコンサート通知が届いたので、新座市に住む友人のSA君に電話して誘ってみた。「錦糸町の『すみだトリフォニーホール』でマーラーの1番をやるらしいね。どうする?昨年は創部50周年の記念同窓会にも出席して後輩との繋がりも強く、オケ一期生のSA君は特別招待されてるだろ?」
SA君は兵庫県宝塚市の出身で高校も大学も私の3年後輩になる。ちょっと歌手の「郷ひろみ」似の甘いマスクだ。外語大オケには子供の頃から続けてきたバイオリンで入団したけど私の誘いにすぐ応じて、楽団で買ったばかりのバスーン(ファゴットともいう、一番大きな低音の木管楽器)に転向した。
「母親の世話でなかなか夜の外出が難しくて、今回は止めておきます・・。」との返事。お母様は私の母と同じく『認知症』で95才になるがまだ老人ホームに入所せず同居しているから、夫婦で交替で介護せねばならない。奥様も外語大ドイツ語の出身で1級上のやさしい姉さん女房で、彼女はフルートを今も吹いているそうだ。
SA君はかつては三和銀行の支店長までやったが、ヒマを見ては東京駅でのコンサートにも参加していた。「70の手習いです・・」、という意欲を見せたので2年前に私のチェロを貸してある。「もうじき仲間のコンサートに参加して、チェロでフルートとデュエットするよ。バスーンもまだ小金井市民オーケストラで吹いてます。先日小金井市で串田先生の生誕100周年の記念行事があって、OWさんご夫妻と一緒に演奏してきました。」
エッセイストの故串田孫一先生は元東京外語大の教授で、私も哲学の講座を受けたことがある。小金井市民で私たちの顧問でもあった。同じ市民のOWさんは元「東京フィルハーモニー」の首席フルーティストで、東京芸大の学生時代よく外語大のエキストラに来てくれた。奥様は私と同窓でバイオリン弾き。いまもその楽団のコンサートマスターを勤めている実力派だ。
当時の私はホルン吹きだったがチェロにも憧れていて、33才の時ヨーロッパ旅行してドイツで買ってきた中古のものを20年間弾いていた。「駿河フィル」(現在の「三島フィル」)を退団してから10年以上も弾いていなかったので、そのチェロを貸してあげたらSA君の手元で今も元気に柔らかな音を奏でているようだ。近いうちに「お手並み拝見」に行ってみよう。









