予報が外れて快晴の真っ青な空になった。これは暑くなるぞ、と午後から「箱根」に逃げた。「芦ノ湖・桃源台」の船着き場からキャンプ場までは木陰の散歩道だ。湖から吹く風が気持ちよくて、いつもの「あづまや」まで自転車を押して行くと、通りがかった外人女性がひとり私のレイチェルをなんども振り返る。「私もこれと同じ折りたたみで英国製を持ってる。もっと小さくなるのよ。」
「折りたたみ式」は英語で foldable という。日本の「折り紙」を folding paper というでしょ。「ベルジャムから来てコテージに泊まってます。」あの北欧のベルギーから来た旅行者できれいな英語をしゃべった。後でネットで調べたらベルギーといえば小国ながら自転車王国だった。自転車競技が「国技」にもなっているそうだ。「メルクス」「リドレー」がベルギー自転車のトップメーカーだそうだ・・・。
3年生NIさんは前回、文法・作文で「譲歩」を勉強した。「〜だけど」とか「〜しても」のように「逆接」でつながる文のことで範囲が広い。For all the fact that ・・「・・という事実があるにもかかわらず」とか、seldom, if ever, V〜「もし仮にあったとしても、めったに〜しない」など、覚えるべき慣用表現がたくさんある。それでも語句整序問題には80%の正解が出せた。記述になるとミスが目立つから正確に書けるよう見直しを心がけることだね。
TA君は昨日のプリントで、「原因・理由」の文法問題が難しかったね。 That is why SV〜は「それが〜の理由だ」だから、「そういうわけで〜なのだ。」とほぼ同じだ。副詞句で言えば for that reason といえばよい。玉川大の「風やら雨やらで・・」はwhat with the wind and what with the rain という。「〜やらで」とは「いやな理由」の時に with の前に感嘆的に what を添える,副詞のようなもの。二つ目のwhat withは省略してもよい。
2年生のYO君は前回「関係詞」の語句整序問題をやったらほぼ全問正解だった。「岩手大」の英文和訳では You learn only when things mean something to you. が易しそうなのに訳せなかったね。「物事があなたにとって何か意味を持つときにのみ、あなたは学習していることになる。」つまり、ただの暗記物は世の中に出たときには役立たない、ということ。英作文は「富山大」「山学院大」など難関校の問題で、社会問題を扱った深い内容をいかに平易に書くか、が大切。長い日本文では最後の部分に注目して欲しい。そこから書き始めるといい英文の構成になるよ。
中学生のNI君は前回、ためになる話「生きていることば」を全訳した。「ことばの起源はわからない。しかし、とてもたくさんの言語が昔からあったことを知っているし、どんどん変化していることも知っている。・・・」 英文はSVの前に接続詞や疑問詞、関係詞をつけることで、前後の文に接続させて長い文になっていくのです。一歩ずつ積み重ねて大きな構文を読み取る練習をしていこう。今日は先週やった「関係代名詞」を復習してから次の「句と節」を勉強した。 尾上
(追記)東京の「研究社」で編集長として長年辞書作りに人生を捧げてきたON君から,高校生の英語辞書について問い合わせるメールが届いた。大学の同期生で10年来のハイキング仲間でもある。現在発売中の研究社の高校生・大学生用「新英和中辞典」も、私の愛用している「ルミナス」もかつてベストセラーだった「ライトハウス英和」もON君が主幹で完成した。どれも4000円以下で買えるのだが。
中学校の英語の教科書には、該当の単元ごとに単語集がついていて、生徒は「辞書を引く」という習慣がないしほとんど持っていない。高校に入って始めて英和辞典や和英辞典を買うことになるのだ。わたしも高校現場から離れて10年も経つから多少変化しているかもしれないけど、次のように返事を書いた。
生徒は男子も女子も皆「電子辞書」だよ。どのレベルの生徒でも同じこと。鉛筆の先でツンツンとやって最初に出た意味で片付ける。こんな早くて便利な物はない。ていねいに「発音」とか「例文」「語源」「反意語」なんか見ない。ページをめくるのはシンドイから。でもどんどん苦労せず辞書を引くのはいいことだ。大学受験も楽になってその程度でも良いような時代になってしまったね。
よく見ると「カシオ」の製品で「エクスワード」とかいうのが一番人気。たいてい大修館の「ジーニアス英和」にプラスいろんなおまけの辞書がついて、家電量販店の値引きでも3万5千円もする。親御さんも大変だなあ。ペーパーの10倍の値段だよ。1万円くらいのもあるけど。英語も国語も辞書は新入生の「オリエンテーション」の時に、付き添いのお母さんが教科書販売コーナーで買ってたなあ。出張販売の書店がそこで「電子辞書」も一緒に展示しているから親は子供のため、と高い投資を覚悟するようだ。
時折「ペーパー辞書」を先生から強制されている1年生がいてかわいそうになる。高校にはたまに変な教師がいて「電子辞書」を見つけると取り上げたりする。そんな教師自身は「電子辞書」の便利さを知らないのだ。人間誰でも便利な物のほうを選ぶのに決まっているのに。ペーパーを使わせたいなら、よくよく説明して教師全員で一致して指導しなきゃ。
そんな素直な生徒は結局「ペーパー辞書」も引かなくなってしまう。だから英語も伸びない。時代は変わったよ。猫も杓子も皆忙しいのだ。時間に追いかけられている。昔「英英辞典」をひけ、とウルサイ教師がいたけどもう化石だね。時折、百科辞典的に参考にすればいい。意欲の問題だよ。「ペーパー辞書」もそういう存在でしょ。大学生や教師の私たちにも。
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