前回ブログの「トキソウ」を見ると、背景の2羽の「折り鶴」に似ていると思わない?左右に広げた翼とピンと立った尾羽根の姿が。私ならこれを「オリヅルラン」と名付けたいな。特に先月広島の原爆慰霊碑を訪れ、自分で折ったこの美しい和紙の「折り鶴」を「原爆資料館」に寄贈したオバマ米国大統領が、核兵器廃絶と恒久平和を祈った記念すべき年だから・・・。
1年生MU君は前回、笑い話の「ロンドンに帰りたい」を和訳した。・・・and just waiting for the signal to change. は wait for 人 to V 「人が〜するのを待つ」の意味から、「信号が変わるのをちょうど待っている所だった」の意味。今日は「接続詞」を勉強してboth A and B (AもBも両方とも)や either A or B (AかBかどちらか)のような「相関接続詞」を覚えた。5つの「等位接続詞」 and、but、or (あるいは、さもないと)、for (なぜなら)、so (だから) をしっかり覚えておくと役に立つよ。
2年生EN君は前回英作文がほぼ書けていたが、「思っていた以上に込んでいてびっくりした。」 はI was surprised で書いたのはいいけどat名詞 と続けてしまった。ここはさらにSVでthat it was more crowded が続くし、「思っていた以上に」は、than I had expected と書く。 今日は「動名詞」の慣用表現をいくつか勉強した。There is no denying the fact that the telephone is indispensable to modern living. 「電話が現代生活に不可欠である、という事実を否定することは不可能だ。」 the fact that・・で「同格のthat」と呼ぶのは。それ以下の文がthe fact「その事実」と同じ内容を示すから。
KAさんは前回、「分詞」の勉強で have + 物 +過去分詞 の構文がうまく訳せた。He then chose a large section of land and had it planted with potatoes. 「次に王様は大きな区画の土地を選んで、そこにポテトを植えさせた。」 後半は plant the land with potatoes を受動態にしたもので、withが材料を表すからfill the basket with flowers (かごに花を一杯入れる) と同じだね。英文では動詞Vに注目することが肝心で、最後の一文で , just as the king had planned. は過去完了形の動詞に気づけば、「王様が計画したのと丁度同じように」となるね。語句整序の問題はどうも苦手のようだね。これもSVOという文型中心に文を組み立てないといけない。今日はテキストを声に出して読んでもらった。予期せぬ効果がでるから是非家庭学習でも実際に声を出してテキストを読むようにしよう。
大学生のYAさんはTOEICの模試問題をやった。They are thoughtful about everyone and everything involved. 「かれら(ビジネス経営者たち)は、自分と関わりのある人にも関係する物事にもすべてに思いを深める。」この最後の involved はthat are involved in their business の意味で,前の代名詞 everyone and everything を修飾している。Emir Securities inc. mandates (that) its board analyze every aspect of any investment・・「Emir証券会社は、経営会議がいかなる投資の側面もすべて分析するようにと要求している」で、mandateのように「要求・提案」の動詞のあとの節には、原形の動詞が来る、と覚えていたね。文法ではこれを「仮定法現在」と説明する。後半は「奈良女子大」の英作文の続きをやった。なかなか難しいね。 尾上
(追記)「トキソウ」は箱根の仙石原湿原でも自然に咲くラン科の花だけど、「湿生花園」では標高800mでは普通見られないし育てにくい花がたくさん楽しめる。北海道で育てたヒマラヤの「ブルーポピー」とか、礼文島の「レブンソウ」とか、湿原地帯の花を中心に日本全国の花が集められた「植物園」になっている。尾瀬ケ原の「ミズバショウ」はもちろん、高山の女王といわれる「コマクサ」もなんとか咲かせている。先日は、アルプスの名花「エーデルワイス」も咲いていた。
山仲間のON君夫妻がスイス旅行から戻ってメールをくれた。「もう一度行ってみたい。天候がすぐれず肝心のアルプスの山々が余り見えなかったし、花の季節には少々早かったなあ・・・。」40年前に私がスイスを訪れたのは8月だったから花がたくさん見られた。とくに紫色のキキョウの仲間「エンツィアーン」が有名で、急行列車の名前にもなっていた。でも日本人に一番の人気は「エーデルワイス」でしょう。
1965年のアメリカ映画「サウンド・オブ・ミュージク」の中でジュリー・アンドリュース扮するマリアとトラップ大佐一家が歌う合唱で有名になったね。Edelweiss,Bless My Homeland Forever ! 「エーデルワイスよ、我が祖国(オーストリア)に永久の祝福を!」と歌っている。元は独軍兵士が故郷の恋人を思って歌った歌だそうだ。英語で歌ってみようか。
Edelweiss, edelweiss,
Every morning you greet me.
Small and white, clean and bright,
you look happy to meet me.
Blossom of snow, may you bloom and grow,
bloom and grow forever.
Edelweiss, edelweiss,
bless my homeland forever.
花の名はドイツ語で Edel (高貴な) weiss (白)の意味で日本名は「西洋ウスユキソウ」。ふつうの「ウスユキソウ」はキク科の花で意外と身近に仲間がいる。「金時山」でも数本みつけたし、昔家族で登った信州の「車山」の山頂でも群生していたな。茎の先端が緑ではなく白色で綿毛のように見える。これを雪が薄く積もったように見たてて日本では「薄雪草」と名付けたらしい。この歌詞のなかでも「雪の花よ」と歌っているね。
東北の山々にはおおぶりの「深山ウスユキソウ」が群生する。綿毛の部分が特にふわふわで雪のようだ。何年か前に岩手県の遠野にある「早池峰山」(はやちねさん)1917mに家内と登ったことがある。ハアハアいって急斜面を登り切った岩場のかげに大きな白い花を見つけた。日本の仲間では一番大きな花を咲かせる「ハヤチネウスユキソウ」にぎりぎり間に合った。絶滅危惧種でこの山の蛇紋岩にしか育たない貴重な美しい花だ。









