「山形市郷土館」
蔵王温泉で雪見の露天風呂を味わい、ロープウエイの山頂ではスノーモンスターのライトアップに自然の力の不思議さを味わった。翌朝は山を下りて山形市内を観光することにした。駅から近くに「霞城」(かじょう)があるというので雪で白い道を歩いて行った。戦国時代に武将の最上義光が強大な力をもって仙台の伊達政宗と覇を競った城郭だった。お濠と石垣の美しい「二の丸南大手門」から入り博物館と郷土館があったので立ち寄ってみた。そこは三層のオレンジ色の洋風建築で、明治12年市立病院の「済生館」だった木造の優美な建物だった。内科・外科の診察室や待合室が円形の雪の中庭に面して並んで、最上階の展望台に通じる「螺旋階段」も美しく当時にしては珍しいものだった・・・
今日はいつもの日曜日ですが生徒たちの私立大学入試と重なるのでUG会は13日に変更しました。それで「吹奏楽と私」についてお話しします。その11回目です。
沼津東高の顧問になってすぐ「静岡県吹奏楽連盟」の東部理事長に推挙された。翌年1996年は吹連創立35年の節目なので、3度目の海外遠征で吹奏楽部の生徒たちに広く世界を見させてあげよう、と今回はオーストラリアが候補地となった。航空便がシンガポール経由なのでそこの高校生とも親睦を深め、シドニーではあの白亜のオペラハウスでのコンサート、藤枝市と姉妹都市「ペンリス」での地元との合同演奏会、メルボルン近郊のリゾート地「フランクストン」(裾野と姉妹都市)では参加生徒103人のホームステイをお願いすることができた。それはすべて理事の中で英語が堪能の私に白羽の矢が当たり、家内同伴で前年夏に下見の旅行に出かけたのであった。 尾上









