ずっとまえ、おしゃれな街で外国人に道を聞かれた　たぶんあっちかなあって答えてたら、maybeじゃ困るよ　って言われた　そりゃそうだよな　アイムソーリー、メイビー。　私のクソみたいな人生も、たぶんそうだよって自分を無理やり納得させてきたんだ　ごめんね　たぶんじゃダメなのにな　でも不確定なことってしあわせだよ　曖昧なことには安心感があるの　残念ね　それでもたぶんしあわせになるよ　絶対じゃないけど　めいびーめいびー　都合よく自分を信じる　きっとそうだといいなという　祈りの呪文です　たぶんね

悲しみポイントカードがあったらポイントを貯めてポイントマスターになれる　ポイント履歴で今年一年の絶望感を数値化しましょう　3年前と比べてどうですか？　一目瞭然です　貴女は特別泣き虫会員だからポイントを少し加算しましょう　ネガティブな性格と自己過小評価、感受性の高さも評価しましょう　貴女の悲しみポイントはトップクラスですね　たくさん貯めたポイントは何に使いますか？　人生に一度の一発逆転のチャンスに変える人も、一生分のケーキに変える人も、過激な革命行為に変える人も、勇気や、自信に変える人もいます　貴女は何に使いますか？　わたしは一生覚めない夢に閉じこもるために必要なポイント数がたまるまで、泣き続けることにします

夏至祭に行ってきた　冬はほとんど陽の光が差さない北欧の地域では、長く暗い冬を経験しているからこそ、太陽の光に喜びと感謝と祈りを捧げる夏至祭は盛大に行われるのだと、お兄さんがティーフーズのサンドイッチを頬張りながら教えてくれた　もちろんティーパーティーだけじゃなくて、ダンスも行われる　皆で手をつなぎ、輪になって踊って、神さまに感謝する　朝から晩まで、沈まない太陽の下で　北欧の自然信仰に根付く文化は、その荘厳な雰囲気も含めてとても好きだなあ

これは日本の話だけど、むかしの人たちは、お祭りの時、特別な何かが自分たちの知らない場所からやってくると考えていたんだって　人混みに紛れ、異形の者がやってくる　それは幸せを呼ぶことも、不幸を呼ぶこともできる特別な存在なんだって　だから自分たちも普段とは違う格好をして、自分を自分と分からせないようにする　夏祭りでは浴衣を着たり、笠を被って盆踊りを踊ったりして、彼らをもてなしたんだって

盆踊りなんかはたくさんの人と一緒に踊るから、神さまとかが紛れてても気づかないよね　特に自然信仰の厚い北欧地域では、森の奥からひょっこり神さまが現れそうだし　お祭りに参加するときは、普通の人に紛れて楽しんでいる神さまを探してみるのもいいかも知れない　もしかしたら、音楽のあるところでいつも見かける彼こそが神さまかもね

…ところでさっきまでサンドイッチ食べてたお兄さん、どこいった？

もうだめだ　僕は宇宙に帰りたい　第526惑星　ゆらめく光とあたたかな黒い静寂　妹たちとかわいいペットが待っているあの美しい星に　僕は帰るぞ　次の満月の晩だ　僕は帰る　地球なんかとはもうおさらばだ　誰にも見つからないうちに、作戦を決行するよ　君はどうするの？　まだここに残るの？　僕は行くよ　もう戻っては来ないとおもう　君に会えなくなるのは寂しいけど、手紙を書くよ　きっと届く　それじゃあね　君は僕が地球で見つけた中でいちばん特別な人間だ　大好きだよ　ずっと宇宙の向こうから君を見てる　忘れないでね

「酒が強いのだけが取り柄」みたいな三十路手前のスーツが似合う人がほしいな〜〜ってずーーっとおもってるんだよ　酔っ払ってんだけどね　はは　彼女居ないんだよ　酔いどれに近づきたい欲ある　酔っぱらいトロンボーンが好きなんだよ　男は酒と女と音楽って思い込んでるから　クズの典型だから　それはね　朝眠って午後に起きて頭寝ぐせだらけのものすごく不機嫌なやつがキッチンにいるからね　ピーナツバターたべたい　でもスプーンをさぁ、なくした…

宇宙っていう響きが好きだ　スタイリッシュで、規則的で、神秘的、かつ、美しく遠い　宇宙　ロマン　宇宙　長靴　レストラン　宇宙ジャズ　宇宙サンバ　宇宙パンツ　宇宙…パンツ…

宇宙人の友達ができたら、地球の音楽をたくさん聞かせてあげたい