りとる ぼう ぴーぷ |
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サーファーが波を待ってた 彼が振り返ってくれるのをこっそり待ってたのに、夕陽が落ちて暗くなっても彼は波が来るのを待ち続け、振り返ってはくれなかった 砂浜に座ってたあの子に彼は気づいたかな 海風に吹かれながら、ずっと君を待ってたんだよ
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15/07/20 23:57
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いつの間にかお腹いっぱいになって、お腹苦しくて寝てた ら 勝手に誕生日が来てた 誕生日ってなんか 毎年定期的に異界から馴れ馴れしく訪ねて来るような感じがする いつもとそっくりそのままだけど昨日とは確実に違う日 何しよう 変な色のケーキ気持ち悪くなるまで食べたい とりあえず文化は食生活から
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15/07/01 2:37
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自分の価値を判断するのが誰なのか判断できない 地球の人口のうち、天文学的な数字のうち、星の数ほど居る女のうち、奇跡的な出会いののち、海を漂う流木に衝突、そして産まれた命がうじゃうじゃ ぜんぜん価値がわからない 有機物でできたただの星屑 宇宙が生まれるときに地球になりそこねたもの 俺たちはいつか死ぬ それまで、オレンジジュースでナパーム弾をつくる ミルクティーでミサイルをつくる 君を吹き飛ばす ショックを与える ズタズタにして、爪痕をつける 自分が生きていることを実感するために どーん 人生なんて一瞬だ やりたいことだけしよう もう誰かに価値を判断させることなんてやめよう もともと誰にも価値なんてない
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15/06/30 5:58
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今日は雨が降った 帰れなくなる前にとバイクに乗ったら、小雨の中、川を渡る橋の上でチョコレートの甘い匂いがした 雨が降るといつもそう 重く湿った風に混ざって、甘い香りが漂ってくる 近くにチョコレート工場があって、何故か雨の降ったあと、少し濡れた風の吹く時にだけ甘い匂いがやってくる チョコだ、と気づけば満たされたような、幸せな気持ちになる 銀色の大きな貯蔵タンクに、とろとろであつあつのチョコレートが満たされているのを想像したりもする あの香りを嗅ぐたびに誰かに教えてあげようと思うけど、それは本当に一瞬で、いつも家に帰り着く頃には忘れてしまう
だからみんなに教えておこう 雨の日の匂いは甘い 妖精が見せる幻のように、憂鬱な気分を一瞬で掻き消す そしてそれは記憶に残らない いつの間にか風とともに消える 工場ももうすぐ、街から消える チョコレートの香りがちゃんとこの街に染み込んで、毎年憂鬱な雨の季節に、香りますように |
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15/06/27 4:15
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水槽の魚は多分 覗かれることに慣れてるでしょ だけど外の世界には興味ないよ 上からご飯が降ってくる サービスだよ 美しい姿を見せる代わりにご飯を貰う 外の世界なんか知らないよ きみだれ?
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15/06/24 3:25
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本来人のこと気にしながら生きるっていうのは心によくないっていうのが通説っぽいんだけど お前はお前だっていう風におそわったけど 他人を気にしながら生きることが良心って説も 誰かに嫉妬したり 焦ったり 自分を卑下したり ストレスは時に人を成長させるって どうかな 嘘じゃね 知らないけど 苦しいのは嫌だ こころのもちよう ネガティブメガネを外し、ハッピーメガネをかけて街を歩くのだ 若者よ バカであれ 適当にでも生きれば、たぶん やるべきことは見えるんだと思う 嫌になっちゃうなあ もっと根本的に変えられないの 性格的に無理なことは 一生無理だよ
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15/06/24 3:23
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