10月に入った。
今日は私の誕生日。
職場の人事異動で新しい人がやって来た。
6か月間、やっと慣れてきたこの雰囲気が
変わった。
決して前が良かったというわけでもなく、
新しい人がやな人というわけでも無いが、
何故だか、心が重い。
疎外感とか、仲間外れとか、
孤独感とか、、そういった過去の経験が
トラウマになっていることを
確認する。
どこかに、人の輪に入れない自分がいる。
そうした負の感情がひたひたと蓄積して
時々こうして自分を苦しめる。
人の心の変化を一つの小説の中に見出して
今、
昔読んだことのある作品を読み返している。
井上 靖の
「しろばんば」
主人公の少年 洪作の
伊豆湯ヶ島での生活。
作者井上靖の私小説。