細々と開設している 拙HP
「 Message from Jacaranda 」
に、今はリンク切れして閲覧ができなくなっている
コンテンツ 「Novel 」
に掲載していた私小説がある。
私が、実際アフリカのマラウイ赴任中に出会った
” その人 ”
との恋の思い出を軸に小説化した長編ものだ。
結局のところ、小説は未完のまま放置状態で
今は、私の頭の中にラストまでのストーリーが
封印されているままだ。
その小説の中で描いている ”その人 ”は、
実在する人物であり、
おそらく、私の生涯で最も愛した人であろう。
私は、夢をよく見る。
しかも、その夢は、ドラマ化するとすばらしい‼
と思えるような展開の
とてもドラマチックなものが多い。
夢は、日本にとどまらず、否
海外の街や自然の中を舞台に繰り広げられる。
目覚めた後は、
今さっきまでドキドキしながら
自分が言ったり動いたりしていたので、
ちょっとぐったりするくらい、
その余韻にしばらく浸る。
その夢に登場するのは、もちろん私が中心だが、
ほとんどは、”その人 ”が出てくる。
今朝も、”その人 ”が出てきた。
実際の彼とはもうすでに30年近く会っていないし、
その人自身の中に、
私という存在すら
消え去ってしまっているやら知れない。
人は、一回しか生きることができず、
その中で経験することも一度限り。
「あの時こうしていれば。。。」
という後悔があったとしても
取り戻すことのできない
時の流れのいたずらだ。
しかし、私の人生の中に
こうした 強い存在感を残してくれた
” その人 ”
に、私の前に現れてくれて感謝する。
そして、
その人のために流した涙や悲しみだけではない、
こうした豊かな人生の思い出として
私の中に残してくれた
「 その存在 」
に、感謝する。




