*固有名詞をバリバリ使ってるので、作品を知らない人にはさっぱり理解出来ない感想文になるかと。
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ブラスターブレードに重ねたイメージは、やっぱり櫂くんの姿だろう。
明確に出たことはないけど、根底には男のプライドがあるんだよ。主人公のアイチには多分。
だから、強さを求めて闇落ちする。
女々しい奴なら泣いておしまいだけど、アイチは負けても泣かない男だから。
何故、櫂ではなくアイチが主人公の器足り得るのか。
それは、最後に総取り出来るポジションに居るからだ。
ブラスターブレードは櫂の化身で、ブラスターダークはレンの化身だ。
では、覚醒したアイチの行き着く姿は何か。
マジェスティ・ロード・ブラスターだろう。ブラスターブレードとブラスターダークの剣を一つずつ受け継いで生まれる姿。
ある意味、櫂は覚醒していない。素直になったけど。
レンは覚醒してるけど素直じゃない。
二人とも、本心を隠してるんだ。
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カードファイトヴァンガードという作品は、トレーディングカードゲーム(少年向け)の系譜的に、遊戯王の流れを組む。
暫く遊戯王のアニメを見てると、遊戯王のキーワードは「相棒」なんだな、と思った。
無印は裏人格としてエジプト王な相棒がいて、GXはカードの精霊。5Dはバイク。自分の潜在意識→他者→無機物。
大雑把だけどそんな感じ。ゼアルはまだよくわかんないけど、初代に雰囲気近いかなあ。裏人格なんてもんじゃなく相棒は幽霊で、赤の他人みたいだけど。
まあ、時代を反映してることに変わりない。
で、あんまり深く調べられてはいないから勘で物を言ってるんだけど。
ヴァンガードの漫画版は特に遊戯王を越えたいという意志があるように思う。
作者さんの前歴を見たら、遊戯王のスピンオフ作品描いてたらしい。で、遊戯王のアシスタントもやってたらしい。
どこまでがこの人のアイディアかわかんないけど、企画持ち込みしてたりとブシロードとは対等な感じっぽいのよね、権力的に。
コミックスの一巻で当初の企画は達成してしまって、さてどうしようとラジオで言っていた。
で、二巻の帯には「カードゲームはファイトからデュエルへ」と書かれていたのが印象的だった。
あと、初見で見た敵キャラが「アンタどこの遊戯王の刺客だ」っていう。絵柄的に。
ブシロードの社長は「ヴァンガードはデュエルじゃない、ファイトなんだ。ファイトは勝負だけど、ファイトって応援するときも言うでしょ」って強調していた。凄く大事なコンセプトだ。
だから多分、二巻目からは描いてる人的には師匠を超える為に設計した舞台だと思う。
新時代を牽引するのは俺だ、っていう。
まあ、色々と野心的なタイトルだと思います。カードファイトヴァンガードというタイトルは。
声優さんの野心が出るネットラジオではSMだぁ百合だぁBL妄想ご自由にしやがれ、な感じで凄いし。売り込みを頑張り過ぎてて、後で黒歴史になると解ってて突き進む姿に合掌したくなる。
声優ってアイドル業なんだなあ、とラジオ聴いてて思いました。肉食系指向だなあ、皆さん。
フレッシュさを売りに一年目は奮起して、どうやら世間に定着したようだ。
二年目以降は老舗としての地位固めをどう図っていくんだろう。
まあ、惑星クレイ編になったら興味失せるんだろうけど。
カードのユニットと会話するのが当たり前になったら、最早遊戯王の二番煎じでしかない。そんなら遊戯王だけ見れば良いって話になる。
二年目も楽しみたいので、ヴァンガードがファイトの範疇に収まっていますように。
デュエルとかバトルとかになっちゃったら、他人ごと過ぎるのでね。感情移入出来ない。
別世界の住人なんだよなあ、遊戯王とかデュエマって。
ファイトなら、まだどうにか「ごっこ遊び」の範囲だから。「あいててて」と呟きながらも、見ていられる。
こんな中2病、自分も発症してたからなあ。という感じに他人事じゃなく、見ていられる。
んー、「妖逆門」はカードゲームっていうより、妖怪封印モノって印象が強かったから、ファンタジーだけど現実世界と地続きって感じ。夢の中で冒険してました、的な。
妖逆門はアニメ・漫画として優秀だった。二年目がないあたり、玩具としては根付かなかったようだけど。
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うん、これで言いたいことは言えた。
感想を書くべきじゃないけど書きたいと悩んで来たけど。
やっぱり、自分の命題としてヴァンガードは語っておきたいから。
これ以上のことは、感想専門の別サイトを立てて語るべきだ。
この日記帳は、オリジナル小説書きとしての日記だから、他人様の作品についてだらだら語ってちゃいけない。自分で書いた作品で勝負をしないと。
……語りたいっていえば、ガンダムAGEもちょこちょこ、つつきたいけど。
まあ、ヨイショ出来ない作品については語らないほうが得策だろう。
こっちはチラシ裏に感想書いてれば満足出来るレベルなので。
良くも悪くも、ゲーム会社の企画したガンダムシリーズなんだよなって感じです。キャラの頭身と言い、脚本と言い。
シナリオとして、ゲームであれば足りるボリュームなんだろうなと思います。アニメとしては情報量が過疎してるけど。
全体の感想として、そんな感じ。まあ、録画して視聴なのでこのまま最後まで見て、任天堂系列でゲームが出たら買うんじゃないかな、笹木さん。
ゲーマーとして食いついたタイトルだからねぇ。ガノタとは違うのです。